
キャッシュレス決済とは
キャッシュレス決済とは、現金を使わずにクレジットカードや電子マネー、QRコード決済などで支払いを行う決済方法のことです。
近年、政府の推進政策もあり急速に普及が進んでおり、2024年の日本のキャッシュレス決済比率は42.8%に達し、政府目標の4割を達成しました※1。しかし、韓国の93.6%や中国の83%と比較するとまだまだ低い水準にあります。政府は将来的に世界最高水準の80%を目指しており※2、今後さらなる普及が期待されています。
お客様にとってのキャッシュレス決済を導入する3つのメリット
キャッシュレス決済は、お客様に支払い時間の大幅な短縮、ポイント還元によるお得感、現金持参の煩わしさからの解放という3つの明確な価値を提供し、顧客満足度向上と再来店促進に直結します。

1. 支払い時間の短縮で待ち時間が減る
キャッシュレス決済により、現金決済と比較して約16秒の時間短縮が実現でき、お客様の待ち時間ストレスを大幅に軽減できます。
株式会社ジェーシービーの実証実験※4によると、現金決済が約28秒かかるのに対し、キャッシュレス決済は平均16秒短縮できます。最も速い非接触型決済では約8秒、QRコード決済でも約17秒と大幅にスピーディーです。お客様の「待たされる」ストレスが軽減され、店舗への満足度向上と再来店意欲の向上が期待できます。
2. ポイント還元やキャッシュバックでお得に利用できる
多くのキャッシュレス決済サービスでポイント還元制度があり、お客様にとって現金では得られない付加価値を提供します。
多くのキャッシュレス決済サービスが基本還元率0.5%〜1%を設定しており、お客様は利用金額に応じて確実にメリットを享受できます。期間限定キャンペーン時には10%〜20%という高還元を実現することもあり、「支払いながらお得になる」という現金では得られない付加価値を提供します。
3. 現金の持参や小銭のやり取りが不要になる
スマートフォンやカード一枚で支払いが完了し、重い財布や現金持参の心配から完全に解放され、より身軽で安心な買い物体験を提供できます。
消費者庁の調査※5では、「現金を用意して持ち歩かなくていい」と回答した人が6割を超えています。お客様はスマートフォンやカード一枚で支払いを完了でき、重い小銭で膨らんだ財布を持ち歩く必要がなくなります。特に高額商品購入時には、多額の現金を持参するリスクから解放され、より安心して買い物を楽しめます。
お店側にとってのキャッシュレス決済を導入する5つのメリット
キャッシュレス決済の導入により、売上向上や業務効率化など多くのメリットを得ることができます。

1. 客単価が向上する
キャッシュレス決済を導入することで、現金決済と比較して客単価が大幅に向上します。
調査によると、雑貨・文房具店でキャッシュレス決済を利用した顧客の客単価は現金決済の2.54倍、飲食店では1.7倍になることが分かっています※3。これは、手元に現金がなくても購入できることや、支払額が目に見えにくいことが影響していると考えられます。
特に高額商品の購入時には、現金を持ち歩く必要がないため、顧客の購買意欲を高める効果があります。また、分割払いやリボ払いなどの支払い方法も選択できるため、さらなる単価向上が期待できます。
2. 新規顧客を獲得できる
キャッシュレス決済の導入は新規顧客の獲得に直結します。
日本クレジットカード協会の調査では、一般消費者の32%、家計簿アプリ利用者の54%が「キャッシュレス決済に対応していない店舗を避けることがある」と回答しています※3。つまり、キャッシュレス決済未対応の店舗は、これらの顧客を逃している可能性があります。
特に若年層や外国人観光客の間では、現金を持ち歩かずにキャッシュレス決済のみで生活する人が増えています。これらの顧客層を取り込むためには、キャッシュレス決済の導入が必要不可欠です。
また、キャッシュレス決済は24時間いつでも利用でき、ATMでの現金引き出しが不要なため、顧客の利便性が大幅に向上します。
3. レジ業務の効率化
キャッシュレス決済により、レジ業務の大幅な効率化が実現できます。
現金決済では、お金の受け渡し、お釣りの計算・準備、レシートの手渡しなど多くの作業が必要でした。キャッシュレス決済では、これらの作業が大幅に削減され、平均的な会計時間を2分30秒から45秒まで短縮できます。
特にタッチ決済やQRコード決済では、カードやスマートフォンをかざすだけで決済が完了するため、サインや暗証番号の入力も不要です。これにより、レジ前の行列解消や顧客の待ち時間短縮につながります。
従業員の負担軽減効果も大きく、より多くの顧客対応が可能になります。また、感染症対策の観点からも、現金の授受を避けることで安全性が向上します。
ORENDが実施したアンケート調査では、キャッシュレス導入店の39%が業務効率が向上したと回答しています。
4. 現金管理業務の削減
キャッシュレス決済の導入により、現金管理に関する業務負担が大幅に軽減されます。
現金決済では、レジ締め作業、銀行への入金、両替、釣り銭の準備など多くの現金管理業務が必要でした。キャッシュレス決済では、これらの作業時間を従来の30分から10分程度まで短縮できます。
また、現金管理にかかるコストも月5万円から月1万円程度まで削減可能です。売上データは自動的に記録されるため、帳簿作成や売上集計作業も効率化されます。
釣り銭の計算ミスや現金の紛失リスクもなくなるため、経理面での正確性も向上します。
5. 盗難リスクを減らせる
キャッシュレス決済の導入により、店舗の盗難リスクを大幅に軽減できます。
現金を大量に保管する必要がなくなるため、強盗や窃盗の標的になりにくくなります。万が一、不正アクセスや盗難が発生した場合でも、キャッシュレス決済では利用停止や取引の追跡が可能です。
また、従業員による現金の不正使用リスクも軽減されます。現金の取り扱いが減ることで、内部統制の強化にもつながります。
売上金の銀行への持参も不要になるため、移動中の盗難リスクも解消されます。
キャッシュレス決済を導入する3つのデメリット
キャッシュレス決済には多くのメリットがある一方、導入時に検討すべきデメリットも存在します。

1. 導入費用と手数料負担
キャッシュレス決済の導入には初期費用と継続的な手数料が発生します。
初期費用として、決済端末の購入・レンタル費用(0円~10万円)、各種手続きの登録料、通信環境の整備費用などが必要です。また、決済ごとに売上の約3%の手数料が発生するため、利益率への影響を考慮する必要があります。
月額利用料も0円~5,000円程度かかる場合があり、通信費として月3,000円~5,000円が継続的に発生します。これらのコストが売上向上効果を上回るかどうかの検証が重要です。
ただし、IT導入補助金や小規模事業者持続化補助金などの支援制度を活用することで、初期負担を軽減できる場合があります。
2. 売上金の入金が遅くなる
キャッシュレス決済では、現金決済と異なり売上金の入金にタイムラグが発生します。
現金決済の場合は決済と同時に現金が手元に入りますが、キャッシュレス決済では決済会社の締日に応じて後日まとめて入金されます。入金サイクルは月1回から週1回程度と決済会社により異なります。
特に資金繰りが厳しい小規模事業者の場合、この入金遅れが経営に影響を与える可能性があります。複数の決済会社を利用している場合、それぞれ異なる入金日となるため、資金管理が複雑になります。
対策として、入金サイクルの短い決済会社を選択したり、運転資金を十分に確保したりすることが重要です。
3. 災害・停電時に使えない
キャッシュレス決済はインターネット接続や電力供給に依存するため、災害や停電時に利用できなくなるリスクがあります。
東日本大震災や台風などの自然災害時には、停電や通信障害により決済端末が使用できなくなる事例が報告されています。このような緊急時には、現金決済のみでの対応が必要になります。
また、決済会社のシステム障害により、一時的に決済サービスが停止する可能性もあります。これらのリスクに備えて、常に一定の現金を準備しておくことが重要です。
対策として、複数の通信手段(Wi-Fi、モバイル通信)を確保したり、災害時の対応マニュアルを整備したりすることが推奨されます。
キャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済の種類(支払い方法別)
キャッシュレス決済は大きく4つの種類に分けられます。
クレジットカード決済は最も普及している決済手段で、キャッシュレス決済額の82.9%を占めています※1。Visa、Mastercard、JCBなどの国際ブランドが代表的で、後払い方式のため高額決済にも対応できます。
電子マネー決済は決済額の4.4%を占めており、Suica、PASMO、nanacoなどが代表的です。事前にチャージして利用する前払い方式で、少額決済に適しています。
QRコード決済は決済額の9.6%と急速に普及しており、PayPay、LINE Pay、楽天ペイなどが代表的です。スマートフォンアプリを使用し、QRコードを読み取って決済を行います。
デビットカード決済は決済額の3.1%を占め、銀行口座と連動し、決済時に即座に口座から引き落とされる即時払い方式です。
支払いタイミング別のキャッシュレス決済の種類
キャッシュレス決済は支払いのタイミングによって3つの方式に分類されます。
前払い方式(プリペイド)は事前にお金をチャージして利用する方式で、電子マネーやQRコード決済が該当します。チャージした金額以上は使用できないため、使いすぎを防げるメリットがあります。
即時払い方式(リアルタイムペイ)は決済と同時に銀行口座から引き落とされる方式で、デビットカードが代表的です。現金に近い感覚で利用でき、口座残高以上の支払いはできません。
後払い方式(ポストペイ)は利用後に請求される方式で、クレジットカードが代表的です。利用限度額の範囲内で支払いができ、ポイント還元などの特典も豊富です。
キャッシュレス決済の導入費用と手数料
キャッシュレス決済の導入を検討する際は、初期費用と継続的な手数料を正確に把握することが重要です。
キャッシュレス決済の導入費用・手数料の相場
キャッシュレス決済の導入にかかる主な費用は以下の通りです。
導入するときだけにかかる初期費用の相場は以下の通りです。
- 端末購入・レンタル費用:0円~10万円
- 登録料:0円~3万円
- 設置工事費:1万円~5万円
- 通信環境整備費:1万円~3万円
毎月かかる運用費用(ランニングコスト)の相場は以下の通りです。
- 決済手数料:売上の2.5%~4.0%
- 月額利用料:0円~5,000円
- 通信費:月3,000円~5,000円
決済手数料は決済手段により異なり、クレジットカードは3.0%~4.0%、電子マネーは2.5%~3.5%、QRコード決済は2.5%~3.5%程度が一般的です。
事業規模や契約条件により手数料率は変動するため、複数の決済会社から見積もりを取得して比較検討することが重要です。
キャッシュレス決済導入に使える補助金制度
キャッシュレス決済の導入費用を支援する各種補助金制度が利用できます。
IT導入補助金では、ITツールの導入費用の1/2以内(最大450万円)が補助対象となります。キャッシュレス決済システムも対象となる場合があります。
小規模事業者持続化補助金では、設備・システム導入費用の2/3以内(最大50万円)が補助されます。機器のリース・レンタル料も補助対象となります。
自治体独自の支援制度も多数あり、地域の商工会議所や自治体に確認することをおすすめします。観光振興や地域活性化を目的とした補助金も存在します。
これらの補助金を活用することで、導入費用を大幅に軽減できる可能性があります。
キャッシュレス決済の導入方法
キャッシュレス決済の導入には、直接契約と決済代行会社を利用する2つの方法があります。
1. 直接契約

直接契約は、クレジットカード会社や電子マネー事業者と個別に契約を結ぶ方法です。
この方法のメリットは、決済手数料が比較的安く抑えられることと、各社の特典やサービスを直接受けられることです。大手のクレジットカード会社と直接契約することで、ブランド力の活用や独自のマーケティング支援を受けられる場合があります。
一方でデメリットは、複数の決済手段を導入する場合、それぞれの会社と個別に契約手続きが必要になります。売上金の入金日も会社ごとに異なるため、資金管理が複雑になります。
直接契約は、特定の決済手段に絞って導入したい場合や、取引規模が大きく手数料削減効果の高い事業者に適しています。
2. 決済代行会社

決済代行会社は、複数の決済手段を一括して提供するサービスです。
この方法の最大のメリットは、一度の契約で複数の決済手段を導入できることです。クレジットカード、電子マネー、QRコード決済などを統一された端末で利用でき、売上金も一括で入金されます。管理画面も統一されているため、売上データの確認や分析が容易になります。サポート体制も充実しており、トラブル時の対応も迅速です。
デメリットとしては、直接契約と比較して決済手数料がやや高くなる傾向があります。また、決済代行会社の経営状況によるリスクも考慮する必要があります。
決済代行会社は、複数の決済手段を導入したい場合や、管理業務を簡素化したい小規模事業者に適しています。
おすすめのキャッシュレス決済代行サービス9選
サービス名 | 端末イメージ | おすすめ評価 | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 入金手数料 | 入金サイクル | 導入目安 | 契約条件 | 端末費用 | 周辺機器 | 電子マネー | QRコード | 対応OS | 屋外決済 |
stera pack | ![]() | 4.63 | 0円 | 初年度:0円 2年目以降:3,300円(税込) 直近1年間キャッシュレス売上 累計3,000万円以上で永年無料 | クレカ:1.98%~ 電子マネー:3.24% QRコード:3.24% | 三井住友銀行口座: 0円 その他金融機関: 220円(税込) | 毎日締め(2営業日後払い) 月6回締め(2営業日後払い) 月2回締め(2 営業日後払い) 月2回締め(15日後払い) | 最短約2週間 | 契約期間:3年間 違約金:無料※ ※ 解約申請から45日以内に 端末の返却が条件 | 0円 ※レンタル | レシートプリンター内蔵 電子サイン対応 |
交通系ICカード iD/楽天Edy nanaco/WAON QUICPay タッチ決済 |
PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ/ゆうちょPay | iOS Android | ✕ |
Square 決済 | ![]() | 4.69 | 無料アカウント登録 0円 | 固定費全て0円 | クレカ:2.5% 電子マネー:3.25% QRコード:3.25% | 0円 | 最短翌日 | 最短翌日 | 契約期間:なし 違約金:無料 | 0円 | POSレジアプリ タブレット不要 レシートプリンター内蔵 電子サイン対応 電子レシート発行 | 交通系ICカード Apple Pay iD QUICPay タッチ決済 | PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ Alipay+/WeChat Pay | iOS Android | 〇 |
Square リーダー | ![]() | 4.60 | 0円 | 固定費全て0円 | クレカ:2.5% 電子マネー:3.25% QRコード:3.25% | 0円 | 最短翌日 | 最短翌日 | 契約期間:なし 違約金:無料 | 4,980円(税込) | スマホ・タブレット | 交通系ICカード Apple Pay iD QUICPay タッチ決済 | PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ Alipay+/WeChat Pay | iOS Android | 〇 |
Square Terminal | ![]() | 4.59 | 0円 | 固定費全て0円 | クレカ:2.5% 電子マネー:3.25% QRコード:3.25% | 0円 | 最短翌日 | 最短翌日 | 契約期間:なし 違約金:無料 | 39,980円(税込) | タブレット不要 レシートプリンター内蔵 電子サイン対応 電子レシート発行 | 交通系ICカード Apple Pay iD QUICPay タッチ決済 | PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ Alipay+/WeChat Pay | iOS Android | 〇 |
STORES 決済 | ![]() | 4.57 | 0円 | プランによる 0円〜3,300円 | クレカ:1.98%~ 電子マネー:1.98%~ QRコード:3.24% | 0円 | 最短翌々日 | 最短3営業日 | 最低契約期間: スタンダード:1年 フリー:なし 違約金: 契約満了月分の月額費用 | 19,980円 ※スタンダードプランで0円 | プリンター、ドロアーなど ネットショップで購入可 | 交通系ICカード iD QUICPay など | PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ/ゆうちょPay Alipay+/WeChat Pay FamiPayなど | iOS Android | 〇 |
スマレジ・PAYGATE POS | ![]() | 4.55 | 0円 | 3,300円(税込) ※その他プランあり | クレカ:1.98%~ ※割引キャンペーン 電子マネー:3.24% QRコード:2.00~ | 問合せ | ・月2回 末締め翌15日払い 15日締め当月末払い | 1~1.5か月 | 最低契約期間: 1年間 違約金: 契約満了月分の月額費用 | 39,600円 ※キャンペーンで0円 | 不要 レシートプリンター内蔵 | 交通系ICカード iD/楽天Edy WAON/nanaco QUICPay | PayPay 楽天ペイ d払い/au PAY メルペイ AliPay/WeChat Pay | Android | 〇 |
JMS | ![]() | 4.53 | 0円 | 0円 ※無料 | クレカ:2.48%~ 電子マネー:3.24% QRコード:3.24% | 0円〜198円 | ・月2回 無料 ・月6回 198円(税込)/振込毎 | 約4~6週間 | 最低契約期間:なし 違約金:無料 | 0円 | タブレット不要 | 交通系ICカード Apple Pay/Google Pay iD/楽天Edy nanaco/WAON QUICPay タッチ決済 |
PayPay d払い 楽天ペイ Alipay+/WeChat Pay Smart code | iOS ※J-Mups II Pocket | 〇 |
PayCAS Mobile | ![]() | 4.36 | 0円 | →1,980円 | クレカ:2.48%(非課税)~ 電子マネー:2.95%(税別)~ QRコード:2.8%(税別)~ | 0円 | ・月2回 15日締め当月末払い 当月末締め翌月15日払い | 1カ月 | 最低契約期間:4年 違約金:問い合わせ | 78,800円 ※特別セットプランで0円 | 不要 レシートプリンター内蔵 Android™ OS採用で 業務アプリ搭載可能 | 交通系ICカード Apple Pay/Google Pay iD Waon/nanaco QUICPay | PayPay d払い/au PAY 楽天ペイ メルペイ/J-Coin Pay AliPay/WeChat Pay ユニオン(銀聯)ペイ/JKOPAY | iOS Android | 〇 |
Airペイ(エアペイ) | ![]() | 4.40 | 0円 | 0円 ※無料 | クレカ:2.48%~ 電子マネー:3.24% QRコード:1.08%~ | 0円 | ・月6回 ・月3回 | 1週間~1ヶ月 | 最低契約期間:1年間 違約金:なし | 20,167円 ※キャンペーンで0円 | iPad:0円 カードリーダー:0円 ※条件を満たすと0円 レシートプリンター:別売 ※2万円~ |
交通系ICカード Apple Pay iD QUICPay タッチ決済 |
PayPay d払い/au PAY LINE Pay/J-Coin Pay Alipay/WeChat Pay ユニオン(銀聯)ペイ | iOS | △ 申請時に 書類必要 |
キャッシュレス決済端末の比較表について
※おすすめ評価は、以下の10項目(使いやすさ、決済手数料、持ち運びやすさ、対応ブランド、初期費用、月額費用、入金サイクル、入金手数料、導入スピード、契約期間)について、0~100点で個別に評価。各項目に設定された重みに基づいて重み付き幾何平均を計算し、算出されたスコア(0~100)を100で割って0〜1の範囲に正規化。そのうえで、5点満点スケールに換算しておすすめ評価としています。(最終更新日:2025/6/25)
stera pack
- 初期月額0円でQRコード/電子マネー/クレジットなど30種以上の決済手段を1台で
- 決済手数料1.98%~/周辺機器が不要のオールインワン端末
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- 個人おすすめ入金毎日締め(2営業日後払い)&振込手数料0円/飲食/美容/小売の複数店舗も利用
- レシートプリンター内蔵/電子サインで紙伝票が不要/VISA世界水準のセキュリティ
stera packは三井住友カード・GMO・VISAといった大手金融・決済企業が提供する、手数料1.98%~・QRコード/電子マネー/クレジットなど30種以上の決済手法に対応した初期0円のオールインワン決済端末です。
プラン | スモールビジネス | スタンダード |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額費用 | 初年度:0円 ※無料 2年目以降: 3,300円(税込) / 端末1台 または、条件※1達成で永年無料 | 初年度:0円 ※無料 2年目以降: 3,300円(税込) / 端末1台 または、条件※1達成で永年無料 |
手数料 | 1.98%~ ※2 | 2.70%~ |
入金サイクル | 毎日締め(2営業日後払い) 月6回締め(2営業日後払い) 月2回締め(2 営業日後払い) 月2回締め(15日後払い)の選択制 | 上記と同様 |
対応決済 | ・クレジット Visa・Mastercard ・電子マネー ID/楽天Edy/Nanaco/Waon/交通系 ・QRコード PayPay/Rpay/d払い/LINE Pay メルペイ/auPay/ゆうちょPay | 上記と同様 |
初期費用 | 0円 |
---|---|
月額費用 | 初年度:0円 ※無料 2年目以降: 3,300円(税込) / 端末1台 または、条件※1達成で永年無料 |
手数料 | 1.98%~ ※2 |
入金サイクル | 毎日締め(2営業日後払い) 月6回締め(2営業日後払い) 月2回締め(2 営業日後払い) 月2回締め(15日後払い)の選択制 |
対応決済 | ・クレジット Visa・Mastercard ・電子マネー ID/楽天Edy/Nanaco/Waon/交通系 ・QRコード PayPay/Rpay/d払い/LINE Pay メルペイ/auPay/ゆうちょPay |
※2:新規契約の小規模事業者向けの手数料率です。その他条件があります。






















Square リーダー
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Square Reader(スクエアリーダー)は月額0円でスマホ・タブレットに接続するだけで簡単に利用可能なマルチ決済端末です。EMVおよびPCI準拠の基準をクリアしているのでセキュリティ面も安心です。
最短翌日入金・振込手数料0円・月額・解約費用など面倒な費用は全て無料。明確でわかりやすい料金体系も特徴です。
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Squareターミナル
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Square Terminal(スクエアターミナル)はレシートプリンターが一体となった、暗証番号入力も可能なオールインワン決済端末です。
クレジットカード・QRコード・電子マネー・タッチ決済など様々な支払いに対応しています。1日充電が持つためテーブル決済や屋外決済にもおすすめで、タッチパネルでPOSレジの操作や、電子レシートの送付も可能です。
月額・初期費用が0円表記の他社様のサービスはありますが、実際は端末代金に加えてレシートプリンター・スマホやタブレットなどの周辺機器が必要なため別途導入費用が発生する場合もあります。
















STORES 決済
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初期費用 | 端末代金19,800円が 今なら0円 ※条件あり |
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月額費用 | 0円〜3,300円 |
手数料 | 1.98%〜 |
初期費用 | 端末代金19,800円が 今なら0円 ※条件あり |
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月額費用 | 0円〜3,300円 |
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スマレジ・PAYGATE POS
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初期費用 | ・端末費用
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手数料 | 1.98%~ |
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初期費用 | ・端末費用
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月額費用 | プレミアム3,300円 ※その他プランあり |
手数料 | 1.98%~ |
対応決済 | クレジット (VISA/Mastercard他) 対応電子マネー (ID/交通系IC/QUICPay他) QRコード (PayPay/楽天Pay/au PAY Wechat Pay/ALIPAY他) |







(ユニオンペイ)














JMSおまかせサービス Webプラン
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応援プログラム




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初期費用 | 0円 ※無料 |
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月額費用 | 0円 ※無料 |
手数料 | 2.48%~ |
対応決済 | ■クレジット VISA/Mastercard/American Express/JCB/Diner/Discover ■電子マネー 交通系ICカード/ID/Apple Pay/Quic Pay ■QR決済 d払/PayPay/LINE Pay/au Pay/WeChat Pay/union Pay/Ali Pay |




















楽天ペイ ターミナル
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月額費用 | 2,200円 ※キャンペーンで0円 キャンペーンの条件はHPで確認 | 0円※無料 |
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キャッシュレス決済代行会社を選ぶときのポイント
決済代行会社を選択する際は、以下の4つのポイントを重視することが重要です。
1. 初期・月額費用と決済手数料
最も重要なポイントは、コスト面での比較です。
初期費用無料のサービスが増えていますが、決済手数料や月額利用料を含めた総コストで比較することが重要です。決済手数料は0.1%の違いでも年間では大きな差額になります。
また、最低月額料金や振込手数料の有無も確認が必要です。取引量が少ない場合は、月額固定費の負担が大きくなる可能性があります。
長期的な取引を見据えて、売上規模に応じた手数料体系を提供している会社を選ぶことが賢明です。
入金サイクルの短さ
資金繰りの観点から、入金サイクルの短さは重要な要素です。
月1回入金の会社から、翌営業日入金の会社まで幅広く存在します。入金サイクルが短いほど資金効率が良くなりますが、一般的に手数料が高くなる傾向があります。
最低振込金額の設定も確認が必要です。小規模事業者の場合、最低振込金額が高いと入金が大幅に遅れる可能性があります。
対応決済手段の幅
顧客のニーズに対応するため、幅広い決済手段に対応している会社を選ぶことが重要です。
クレジットカード各社、主要電子マネー、人気のQRコード決済に対応しているかを確認しましょう。特に訪日外国人が多い地域では、海外発行のクレジットカードや中国系QRコード決済への対応も重要です。
新しい決済手段が登場した際の対応スピードも、将来を見据えた選択基準となります。
サポート体制の充実度
決済システムのトラブル時には、迅速なサポートが必要です。
24時間365日のサポート体制があるか、電話・メール・チャットなど複数の連絡手段があるかを確認しましょう。また、導入時の設定サポートや従業員向けの操作研修があるかも重要です。
システム障害時の対応方針や、補償制度の有無も事前に確認することが推奨されます
キャッシュレス決済に関するよくある質問
Q. どの決済方法がおすすめ?
最も決済額の多いクレジットカード決済から導入することをおすすめします。
決済額の82.9%がクレジットカード決済で※1、客単価向上効果も高いため、まず導入すべき決済手段です。その後、客層や事業形態に応じて電子マネーやQRコード決済を追加検討しましょう。
コンビニや駅周辺などの立地では交通系電子マネー、若年層の多い店舗ではQRコード決済(決済額の9.6%)の導入効果が高くなります。複数の決済手段を一括導入できる決済代行会社を利用することで、効率的に対応できます。
Q. 高齢者客が多いエリアでも効果ある?
高齢者でも交通系ICカードの利用率は高く、段階的な導入で効果を期待できます。
高齢者層でもSuicaやPASMOなどの交通系ICカードの利用は一般的になっており、これらの決済手段から導入することで徐々に慣れてもらえます。
また、キャッシュレス決済の利用方法を丁寧に説明し、操作に不安がある顧客には現金決済も併用することで、顧客満足度を維持できます。長期的には、高齢者のデジタル化も進むため、先行投資として導入する価値があります。
まとめ
キャッシュレス決済の導入は、店舗運営の効率化だけでなく、売上の拡大や顧客満足度の向上にもつながる大きなメリットがあります。現金管理の手間が省けるだけでなく、会計スピードの向上、データ管理の効率化、セキュリティの強化など、多岐にわたる効果が期待できます。また、若年層や外国人観光客といった新しい顧客層の取り込みにもつながり、店舗の成長を加速させます。
参考文献
※1「2024年のキャッシュレス決済比率を算出しました」経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2024/03/20250331005/20250331005.html
※2「キャッシュレス・ビジョン」経済産業省 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/image_pdf_movie/cl_vision.pdf
※3「キャッシュレス社会に向けた調査報告書」日本クレジットカード協会 https://www.jcca-office.gr.jp
※4「決済速度に関する実証実験結果」https://www.global.jcb/ja/press/00000000162855.html
※5「第1部 第2章 第2節 (5)キャッシュレス決済に対する意識」https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2021/white_paper_130.html