キャッシュレス決済が普及する中で、店舗が最も気にするのは「手数料」の存在です。クレジットカードやQRコード決済、電子マネーなど、さまざまな決済手段が増える中で、そのコストが店舗運営に与える影響も無視できません。特に、どのような種類の手数料が存在し、誰がその費用を負担するのかを理解することは、店舗の利益を守るためにとても大事です。
キャッシュレス決済の手数料とは?負担は誰が?
この章では、手数料の内訳や店舗と顧客の負担割合について詳しく解説していきます。
手数料の内訳と店舗が負担するコスト
キャッシュレス決済を導入する際に重要なのが「手数料」です。多くの店舗が現金からキャッシュレスへと移行していますが、その一番の課題がこの手数料の存在です。
キャッシュレス決済の手数料には大きく分けて下記の3つがあります。
- 決済手数料
- 振込手数料
- 月額利用料
まず「決済手数料」は、顧客が店舗で支払いを行う際に、決済代行会社やカード会社へ支払う費用です。例えば、顧客が1万円の商品をクレジットカードで購入した場合、3%の決済手数料であれば300円が引かれ、店舗には9,700円が振り込まれます。この手数料は店舗側の負担となり、特に小規模店舗では利益を圧迫する要因となります。
次に「振込手数料」です。これは決済代行会社が店舗の口座に売上金を振り込む際に発生する費用です。例えば、毎月の振込が複数回ある場合、そのたびに数百円の手数料が発生することもあります。また、振込の頻度が高いほど手数料も重なり、年間では大きな金額になります。
最後に「月額利用料」です。決済端末の利用やPOSシステムの運用にかかる費用として、毎月固定で発生するものです。AirペイやSquareのように月額無料のサービスもありますが、システムの高度な機能を使う場合はそのための費用が発生することがあります。
これらの手数料は、店舗が負担することが一般的ですが、一部の業態では顧客に転嫁するケースもあります。例えば、特定のクレジットカード利用時に手数料を上乗せする店舗もありますが、これは加盟店規約に違反する場合があるため注意が必要です。最適な決済サービスを選ぶことで、手数料負担を軽減し、店舗の利益を最大化することが求められます。
決済手数料は誰が払う?店舗と顧客の負担割合
キャッシュレス決済の手数料は、店舗側が負担します。顧客が決済する際、例えばPayPayやクレジットカードを使った場合、手数料は自動的に差し引かれ、店舗への入金額は手数料分を差し引いた金額になります。店舗側は、この手数料をあらかじめ利益率に含めて価格設定を行うことが必要です。
一方で、海外では手数料を顧客側が一部負担する仕組みも一般的です。例えば、アメリカでは「クレジットカード利用時に手数料を上乗せする店舗」が多く見られます。日本では、原則としてカード会社の加盟店規約により、店舗側が手数料を負担することが求められています。
この負担割合は店舗の利益に直結するため、適切な決済サービスの選定が重要です。手数料の低いサービスを選ぶことで、年間の経費を大幅に削減することが可能になります。また、入金サイクルの早いサービスを選ぶことでキャッシュフローも改善され、経営の安定化にもつながります。
キャッシュレス決済導入のメリット・デメリット
キャッシュレス決済の導入は、店舗運営に大きな変化をもたらします。会計がスムーズになり、売上データがデジタルで管理できるなど、多くのメリットがあります。しかし、一方で手数料の負担や初期導入のコストといったデメリットも存在します。導入前にそれぞれのメリット・デメリットを理解し、店舗の状況に合わせた最適な選択をすることが重要です。
キャッシュレス決済導入のメリット
キャッシュレス決済を導入する最大のメリットは、店舗運営の効率化です。現金のやり取りが不要になるため、会計処理がスピーディーになり、顧客の待ち時間も短縮されます。また、売上データがデジタルで管理されるため、帳簿の作成や在庫管理も簡略化できます。特に、POSシステムと連携することで、売上データがリアルタイムで更新されるため、経営判断が迅速になります。
さらに、現金管理のリスクも軽減されます。大量の現金を店舗に保管する必要がないため、盗難や紛失のリスクが減り、セキュリティ面でも安心です。加えて、顧客が持つスマートフォンを活用したQRコード決済や電子マネー決済も増えているため、幅広い顧客層に対応できるのも魅力です。
キャッシュレス決済の導入により、顧客の利便性が向上し、リピーターの獲得にもつながります。特に若年層や外国人観光客は現金を持たずに支払いを行う傾向があるため、集客力の向上も期待できます。
キャッシュレス決済導入のデメリット
一方で、キャッシュレス決済にはデメリットも存在します。代表的なものは「決済手数料の負担」です。現金決済では発生しない手数料が、キャッシュレス決済では都度発生するため、利益率が圧迫されることがあります。特に、単価の低い商品を扱う業態では、この手数料負担が経営に影響する場合もあります。
また、ネット環境への依存もデメリットの一つです。インターネット接続が不安定な場合、決済が行えず、顧客の支払いが滞るリスクがあります。さらに、初期導入費用が発生する場合もあり、小規模店舗や個人事業主にとっては導入ハードルが高くなる場合もあります。これらのデメリットも踏まえたうえで、最適な決済手段の選定が重要です。
詳しくは、「キャッシュレス決済導入のメリット・デメリット」
【比較表あり】キャッシュレス決済の手数料一覧
キャッシュレス決済の手数料は、利用する決済手段やサービスによって大きく異なります。クレジットカード、QRコード決済、電子マネーなど、それぞれの決済方法には独自の手数料体系が存在し、店舗のコストに影響を与えます。ここでは、主要な決済手段ごとの手数料を比較表で整理し、どの決済サービスが最も効率的かを確認していきましょう。
クレジットカード決済の手数料を比較
クレジットカード決済は、国内外で非常に広く利用されている決済方法です。特にVISA、Mastercard、JCB、American Express、Diners Clubなどの主要ブランドが存在し、それぞれ手数料率や入金サイクルに違いがあります。クレジットカードは高単価の商品やリピーターの多い業態では非常に有効であり、店舗の売上拡大に大きく寄与します。
カードブランド | 決済手数料率 | 入金サイクル | 特徴 |
VISA | 推定3%代 | 最短翌日月6回/5営業日後 | 国内外で利用率No.1 |
Mastercard | 推定3%代 | 月1回 | 海外利用も安定 |
JCB | 一律3.25% | 月2回 | 国内での認知度が高い |
American Express | 推定3.5%〜4.0%個別 | 個別 | 富裕層向けの利用多い |
Diners Club | 推定3.5%〜4.0%個別 | 月2回 | 高級店舗での利用が多い |
VISAとMastercardは、国内外問わず広く利用されているため、特に観光客が多いエリアでは必須の決済手段です。また、入金サイクルが最短で翌日となっている点も魅力的です。
JCBは日本国内での利用率が高く、特に日本人顧客向けの店舗では外せない選択肢です。入金は週次ですが、国内利用の信頼度は非常に高いです。
一方、American ExpressやDiners Clubは、手数料が若干高めですが、高所得者層の利用が多い傾向があります。特にホテルや高級レストラン、ブティックなどでの利用が多いため、ターゲット層が明確な場合は導入する価値があります。
- 観光客が多いエリア:VISAとMastercardの導入は必須
- 日本人顧客がメイン:JCBが効果的
- 高単価商品の販売:American ExpressやDiners Clubを追加
手数料の違いが年間の利益に大きく影響するため、導入前にはシミュレーションを行うことをおすすめします。
QRコード決済の手数料を比較【PayPay、楽天ペイ、d払い】
QRコード決済は、スマートフォンを使って簡単に支払いができる手段です。主なサービスにはPayPay、楽天ペイ、d払いがあります。それぞれ手数料やサービス内容に違いがあり、店舗の業態や顧客層に合わせて選ぶことが重要です。
各サービスの手数料比較
決済サービス | 初期費用 | 月額費用 | 決済手数料 | 入金サイクル | 入金手数料 |
PayPay 無料プラン | 無料 | 無料 | 1.98% | ・月末締め翌日 ※PayPay銀行 ・月末締め翌々営業日 ※その他金融機関 ・早期振込サービス | 月1回無料 早期振込サービス: 0.38%+ PayPay銀行:20円 その他金融機関:200円 |
PayPay マイストア ライトプラン | 無料 | 1,980円 | 1.60% | ・月末締め翌日 ※PayPay銀行 ・月末締め翌々営業日 ※その他金融機関 ・早期振込サービス | 月1回無料 早期振込サービス: 0.38%+ PayPay銀行:20円 その他金融機関:200円 |
楽天ペイ | 無料 | 無料 | 2.95%~ 新規加盟店は2.20%~ | ・毎日 (翌日入金) ※楽天銀行 ・月1回 (末日締め翌月25日入金) ※その他銀行 | 楽天銀行:無料 その他銀行:330円/回 |
d払い | 無料 | 無料 | 2.6% (メルペイとの 共通QRコードの場合) | ・月1回 ・月2回 (1~15日分:当月25日入金 16~末日分:翌月10日入金) | 無料(1万円以上) 1万円未満の場合:200円 |
au Pay | 無料 | 無料 | 2.6% | ・月1回 ・月2回 (1~15日分:翌月15日入金 16~末日分:翌月末入金) ・早期振込サービス | 無料(1万円以上) 早期振込サービス: 210円 |
クレジットカード | 端末代など初期費用が必要 | 月額費用が発生する場合あり | 2.0%~5.0%(業種による) | 契約内容による | 契約内容による |
PayPayは全国展開されており、利用者数も7000万人と圧倒的に多いため店舗への集客効果が高いのが特徴です。マイストアプラン(初期費用1,980円、月額1,980円)に加入すると手数料は1.60%と格安で、トライアルキャンペーン実施中(2025年5月時点)で初期費用と月額費用2ヶ月無料です。このプランに未加入でも1.98%と手数料は最安水準です。
楽天ペイは、楽天市場やポイント経済圏と連携しているため、楽天ユーザーの取り込みがしやすいのが特徴です。キャンペーンも多く、リピーターを獲得しやすいです。また楽天銀行を指定すると売上金が翌日入金で手数料も無料とお得です。
d払いは、NTTドコモのユーザー基盤を持ちます。通常月一回の入金ですが、月2回に変更もできます。ただ、翌日入金などはないため、キャッシュフロー管理には少し注意が必要です。新規加盟店向けキャンペーンを実施中で、6ヶ月間決済手数料がゼロとなるのは魅力です。
- 幅広い年代の顧客:PayPayが有力
- 楽天ポイントの利用者:楽天ペイが最適
- ドコモユーザーが多い:d払いが効果的
月額が無料のサービスも多いため、使っていきながら、使われないものは解約していくのもおすすめです。
各サービスの入金スピードやポイント連携、利用店舗の多さを比較することで、最適な選択が見えてきます。
電子マネー決済の手数料を比較【Suica、PASMO、楽天Edy、nanaco、WAON】
電子マネー決済は、主に交通機関や日常の買い物で広く使われているキャッシュレス手段です。特に、Suica、PASMO、楽天Edy、nanaco、WAONが代表的です。これらは非接触型の支払い方法であり、会計処理が非常にスムーズです。
サービス | 決済手数料 | 入金サイクル | 特徴 |
Suica | 3〜4% | 月2回 | 交通機関との連携が強み |
PASMO | 3〜4% | 月1回 | 首都圏での利用が多い |
楽天Edy | 2.95% | 最短翌日 | 楽天ポイントの付与が魅力 |
nanaco | 3〜4% | 月1回 | セブンイレブンでの利用が多い |
WAON | 3〜4% | 月1回 | イオングループで強力 |
SuicaやPASMOは公共交通機関との連携が強く、通勤・通学の顧客層を取り込めます。特に首都圏ではPASMOの利用者も多いため、導入することで利便性が向上します。
楽天Edyは、楽天ポイントが貯まるため、楽天ユーザーの囲い込みに適しています。また、月2回の入金サイクルに対応しているため、キャッシュフローも良好です。
nanacoは、セブンイレブンやイトーヨーカドーでの利用が多く、地域密着型の店舗には有効です。
WAONは、イオングループとの連携が強く、地方のショッピングモールなどでの導入が進んでいます。
- 交通機関利用者が多い:Suica、PASMO
- 楽天ポイントユーザー:楽天Edy
- セブンイレブンが多い地域の店舗:nanaco
- イオンが近い店舗:WAON
主要キャッシュレス決済サービスの手数料比較
キャッシュレス決済を店舗に導入するために、各ブランドに個別にコンタクトして、必要な機器や導入方法、決済手数料を確認して審査を受けるのは時間と労力がかかります。
ただ、お客様はクレジットカード、QRコード、電子マネーをそれぞれ複数利用していることは一般的ですし、多くのブランドに対応できないようでは、店舗としてのサービスが悪いと判断され、集客や売上に大きな影響を及ぼします。
このような観点から実際にキャッシュレス決済を導入するには、これから紹介するキャッシュレス決済サービスを利用するのが最適だと思われます。
ここからは主要なキャッシュレス決済サービスの手数料やその他費用、特徴を比較していきましょう。
主要なキャッシュレス決済サービスとして「Square」「Airペイ」「STORES決済」「PAYGATE」「楽天Pay」「stera pack」「JMSおまかせサービス」が挙げられます。
これらのサービスは、それぞれ手数料や入金サイクル、月額費用、振込手数料などが異なり、導入する店舗の業態やニーズによって最適な選択が変わってきます。
ここでは、それぞれのサービスの特徴を比較表で確認し、導入コストの違いを見ていきましょう。
stera pack | Square | スマレジ (PAYGATE) | STORES決済 | JMS | PayCAS Mobile | Airペイ(エアペイ) | 楽天Pay | |
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クレジットカード | 1.98~2.48% | 2.50% | 1.98〜2.48% | 1.98~2.38% | 2.48% | 2.30%〜3.24% | 2.48~3.24% | 2.20~2.48% |
Visa Mastercard | ○ (1.98%) | ○ | ○ (1.98%) | ○ (1.98%) | ○ | ○ (2.30%) | ○ (2.48%) | ○ |
JCB AMEX Diners Discover | ○ (2.48%) | ○ | ○ (2.48%) | ○ (2.38%) | ○ | ○ (2.48%) | ○ (2.48%) | ○ |
UnionPay (中国銀聯) | ○ (3.24%) | ○ (2.90%) | ○ | ○ (3.24%) | ○ (2.48%) | |||
電子マネー | 3.24% | 2.50% | 3.24% | 1.98~3.24% | 3.24% | 2.95〜3.24% | 2.95% | 2.95%〜3.24% |
交通系電子マネー | ○ | ○ | ○ | ○ (1.98%) | ○ | ○ (2.95%) | ○ | ○ (2.95%) |
QUIC Pay | ○ | ○ | ○ | ○ (3.24%) | ○ | 〇 (3.24%) | ○ | ○ (3.24%) |
iD | ○ | ○ | ○ | ○ (3.24%) | ○ | 〇 (2.95%) | ○ | ○ (3.24%) |
nanaco waon | ○ | ○ | ○ | ○ (2.95%) | ○ (2.95%) | |||
楽天ペイ | ○ | ○ | ○ (2.95%) | ○ (2.95%) | ||||
QRコード | 3.24% | 2.50% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 2.80〜3.24% | 2.95% | 2.00〜3.24% |
楽天ペイ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (2.95%) | ○ | ○ (2.00~2.254%) |
PayPay | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (2.80%) | ○ | ○ (3.24%) |
d払い | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (2.95%) | ○ | ○ (3.24%) |
au PAY | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ (2.95%) | ○ | ○ |
ゆうちょpay | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
Smart Code | ○ | ○ | ○ | |||||
J-Coin Pay | ○ | ○ (2.95%) | ○ | |||||
COIN+ | ○ (0.99%) | |||||||
Wechat Pay | ○ | ○ | ○ (2.0%) | ○ | ○ | ○ (3.24%) | ○ | ○ |
AliPay | ○ | ○ | ○ (2.0%) | ○ | ○ (3.24%) | ○ | ○ | |
UnionPay QR | ○ | ○ (2.0%) | ○ (3.24%) | ○ | ○ |
それぞれのサービスの対応ブランドと決済手段ごとの手数料やキャンペーンなどのプランの詳細は下記の表です。
stera pack | Square | スマレジ (PAYGATE) | STORES決済 | JMS | PayCAS Mobile | Airペイ(エアペイ) | 楽天Pay | |
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おすすめ プラン | スモールビジネスプラン | 新規加盟店向け | 新規加盟 中小事業者プラン | スタンダードプラン | JMS中小企業 応援プログラム | 中小事業者限定プラン | 決済手数料 ディスカウント プログラム | 新規加盟店向け スタンダード |
初期費用 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 | ¥0 |
月額費用 | 1年目 0円(1台無料) 2年目以降 3,300円(税込)/月 | ¥0 | ¥3300/月 | ¥3300/月 | ¥0 | ¥1,980/月 (通常¥4,000~) | ¥0 | ¥0(キャンペーン中) (通常2,200円) |
端末料金 | ¥0 月額利用料に含まれる | スマホ利用:¥0 Squareリーダー:¥4,980 Squareターミナル:¥39,980 Squareレジスター:¥84,980 | 1台:¥0 (通常¥39,600) | 1台:¥0 (通常19,800円) | ¥0 マルチ決済端末VEGA3000 またはモバイル端末J MupsIIPocket ※iPadまたはiPhone必要 | ¥0 オールインワン端末 Paycas Mobile (通常¥78,800円) *電子マネー利用は +¥1,020円/台追加 | カードリーダー:¥0 (通常¥20,170) ※新規加盟キャンペーン ※iPadまたはiPhone必要 | ¥0 楽天ペイターミナル (¥34,800) 楽天ペイカードリーダー (¥19,700円) ※導入0円キャンペーン |
クレジット カード | 1.98%〜2.48% | 2.50% | 1.98%〜2.48% | 1.98~2.38% | 2.48% | 2.30%〜3.24% | 2.48% | 2.20% |
電子マネー | 3.24% | 2.50% | 3.24% | 1.98%~3.24% | 3.24% | 2.95〜3.24% | 2.95% | 2.95~3.24% |
QRコード | 3.24% | 2.50% | 3.24% | 3.24% | 3.24% | 2.80〜2.95% | 2.95% | 2.00〜3.24% |
入金 サイクル | 2営業日 | 最短翌日 | 月1〜2回 | 月6回 | 月2回 | 月2回 | 月6回 | 最短翌日 |
振込手数料 | 無料 | 無料 | 問い合わせ | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
条件 | 新規加盟 小規模事業者 対象外業種でない | 対面 年間キャッシュレス決済3,000万円未満 新規加盟者 | 新規加盟 中小企業 対象外業種でない 年間Visa/Mstercard決済が2,500万円以下 | 新規加盟 中小事業者 年間キャッシュレス決済 総額3,000万円未満 | 新規加盟 中小企業 対象外業種でない | 新規加盟 中小企業 対象外業種でない 年間Visa/Mstercard決済が2,500万円以下 | 新規加盟 中小企業 対象外業種でない *カード毎に条件異なる | 新規加盟 中小企業 |
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対応決済 | ・クレジット Visa・Mastercard ・電子マネー ID/楽天Edy/Nanaco/Waon/交通系 ・QRコード PayPay/Rpay/d払い/LINE Pay メルペイ/auPay/ゆうちょPay |
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初期費用 | 0円 |
月額費用 | 初年度:0円 ※無料 2年目以降: 3,300円(税込) / 端末1台 または、条件※1達成で永年無料 |
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キャッシュレス決済サービスは何がいい?選ぶ時のポイントは?
数多くのキャッシュレス決済サービスが存在する中で、自店舗に最も適したサービスを選ぶことは簡単ではありません。手数料や導入コスト、入金サイクル、さらには顧客層の特性まで考慮する必要があります。この章では、キャッシュレス決済サービスを選ぶ際の重要なポイントを分かりやすく解説し、あなたの店舗に最適な選び方を紹介していきます
自店舗の利用者層
キャッシュレス決済サービスを選ぶ際、まず重要になるのが「自店舗の利用者層」です。例えば、若年層の多い店舗では、PayPayや楽天ペイといったQRコード決済が人気です。一方、年配層の多い店舗や高単価商品の販売が多い店舗では、クレジットカード決済が主流です。また、外国人観光客が多いエリアでは、VISAやMastercardの国際ブランド対応が求められます。
年齢層ごとの最適な決済手段
- 10代〜20代:スマートフォンを利用した決済に慣れているため、PayPayや楽天ペイが人気です。また、ポイント還元を重視する傾向があるため、PayPayポイントや楽天ポイントが貯まるサービスは特に好まれます。
- 30代〜40代:クレジットカード決済の利用頻度が高く、特にVISAやMastercardが多く使われます。子育て世代では、手間のかからない電子マネー決済(Suica、PASMO、WAON)も人気です。
- 50代以上:現金を使う習慣が根強いものの、近年はクレジットカードや電子マネーへの移行も進んでいます。特にWAONやnanacoは日常的な買い物で多く利用されており、地域密着型の店舗では効果的です。
地域特性による違い
また、地域によっても最適なキャッシュレス手段は異なります。例えば、観光地では外国人観光客が多いため、VISAやMastercardの導入は必須です。また、首都圏ではSuicaやPASMOの交通系電子マネーが圧倒的に多く利用されています。地方のショッピングモールではWAONの利用者が多いことから、地域に合わせた対応が求められます。
- 顧客層の把握
- POSデータや来店者アンケートを活用して、どの年齢層が多いかを確認しましょう。
- 地域特性の理解
- 例えば、駅近くの店舗であればSuicaやPASMOの対応は必須です。逆に地方の大型スーパーであればWAONの導入が効果的です。
- 顧客ニーズへの対応
- 若年層の利用が多い店舗では、QRコード決済を充実させることで利便性が上がります。年配層が多い場合は、クレジットカードや電子マネーに重点を置くと良いでしょう。
自店舗の顧客層や地域特性に合わせた決済手段を選ぶことで、顧客満足度の向上だけでなく、店舗運営の効率化も実現できます。最適なキャッシュレス決済を選定するために、事前のリサーチが重要です。
手数料とその他の費用を洗い出す
キャッシュレス決済を選定する際には、「決済手数料」だけでなく、「月額費用」や「振込手数料」などのコストも把握しておく必要があります。特に、長期間の利用を考えると、これらの積み重ねが年間の経費に大きな影響を与えます。
月額費用がかからないSquareやAirペイは、ランニングコストの面で優れていますが、stera packに比べると決済手数料は高いです。stera packは月額費用3,300円がかかりますが、初年度1年間は無料です。また、月額費用はかかりますが、決済手数料が低いので、売り上げが増えると総費用は安くなる可能性もあります。
こうした費用は、決済回数や月間の取引額によっても影響が出るため、導入前にシミュレーションを行うことが重要です。特に、月間の取引が多い店舗では、手数料の差が大きなコスト負担となるため、慎重な検討が必要です。
入金サイクルも重要
キャッシュレス決済を導入する際に、見落としがちなポイントが「入金サイクル」です。入金サイクルとは、顧客が決済を行ってから店舗の口座に売上が振り込まれるまでの期間のことを指します。この期間が長ければ長いほど、店舗のキャッシュフローに影響が出るため、スムーズな資金繰りを行うためには重要な要素です。
Squareや楽天ペイ、stera packは、最短翌日に振り込まれるため、売上金がすぐに手元に届きます。特に小規模店舗や現金の回転率が求められる業態では、この迅速な入金は大きなメリットです。
入金サイクルが遅いサービスを利用する場合、資金計画をしっかり立てておく必要があります。例えば、家賃や仕入れの支払いが毎月固定で発生する店舗では、入金のタイミングが遅れると一時的な資金不足が起きる可能性があります。
- スピーディな入金を求める店舗
- 日々のキャッシュフローを重視する場合は、Square、楽天ペイ、stera packが最適です。
- 安定した入金管理が求められる店舗
- 売上が一定で週単位の管理をする場合は、AirペイやStores決済も選択肢になります。
- 計画的な資金管理が可能な店舗
- 月単位のまとめて入金が可能なPAYGATEも、計画的な運用ができる店舗では有効です。
入金サイクルの長短はキャッシュフローに直接影響するため、店舗の運営スタイルに合わせて最適なものを選びましょう。
オールインワン型か、複数サービスも検討すべき?
キャッシュレス決済の導入時には、オールインワン型と複数サービス併用型のどちらを選ぶかも重要です。それぞれにメリット・デメリットがあるため、店舗の業態や規模に応じて選択しましょう。
オールインワン型のメリット
- 1台の端末でクレジットカード、電子マネー、QRコード決済が対応
- 管理がシンプルで運用負担が少ない
- 入金サイクルや手数料の把握が容易
SquareやAirペイは、オールインワン型の代表格です。スマートフォンやタブレットに専用の端末を接続するだけで、あらゆる決済手段が完結します。stera packもオールインワンの専用ターミナルがあり30種類以上の決済手段に1台で対応できます。特に小規模店舗では、会計業務の効率化に役立ちます。
複数サービスを併用するメリット
- 特定の決済手段で手数料が安いものを使い分ける
- キャンペーンやポイント付与を最大限活用できる
- 顧客の要望に細かく対応可能
例えば、QRコード決済はPayPay、クレジットカードはSTORES決済、電子マネーは楽天Edyといった使い分けを行うことで、手数料を最適化できます。ただし、複数のサービスを管理する手間が増えるため、POSシステムと連携することで自動化を行うと効果的です。
- 運用をシンプルにしたい場合
- オールインワン型のSquareやstera pack、Paygateが向いています。
- 手数料を抑えたい場合
- 決済手段ごとにサービスを使い分けることで、コスト削減が可能です。
- 多様な決済ニーズに応えたい場合
- QRコード、電子マネー、クレジットカードをフル活用したい店舗では、複数サービスの導入も検討しましょう。
補助金や助成金は使えるか?
キャッシュレス決済の導入において、補助金や助成金を活用することで、初期費用の負担を軽減できます。特に中小企業や個人事業主向けに、自治体や国が提供する補助金制度があります。
利用しやすい補助金は下記のようなものがあります。
補助金制度 | 対象 | 補助内容 |
IT導入補助金 | 中小企業、個人事業主 | 導入費用の1/2を補助、5万円〜450万円 |
小規模事業者持続化補助金 | 小規模店舗 | 導入費用の2/3を補助、50万円〜200万円 |
IT導入補助金は、POSシステムや決済端末の導入にも使えるため、初期費用を大幅に削減できます。また、小規模事業者持続化補助金は、店舗の改装や機器の導入費用も含まれるため、キャッシュレス対応に向けた負担が軽減されます。
- IT関連の設備をまとめて導入したい場合
- POSやキャッシュレス決済端末も含めて導入できるIT導入補助金が有効です。
- 小規模店舗の負担を軽減したい場合
- 小規模事業者持続化補助金を活用することで、店舗全体の改装も支援されます。
補助金や助成金を活用することで、キャッシュレス導入のハードルが下がり、コスト負担を抑えながら最新の決済システムを導入することが可能です。補助金、助成金は上記の2つ以外にもありますので、その内容を確認して利用できるかどうかを確認しましょう。
詳しい補助金については:【2025最新】キャッシュレス決済導入に使える補助金・助成金の徹底解説 | OREND(オレンド)
【徹底解説】手数料と運用費用を抑えるためのポイント
キャッシュレス決済の導入にあたって、毎月の手数料や運用コストはできるだけ抑えたいものです。複数のサービスを利用することで無駄な手数料が発生するケースも少なくありません。そこで、手数料をできる限り削減し、運用費用を最小限にするための具体的なポイントを徹底解説します。導入コストを減らし、利益を最大化するためのヒントをチェックしてみましょう。
複数契約せず、オールインワン型でコスト削減
まず、手数料や運用コストを抑える最もシンプルな方法は、オールインワン型の決済サービスを利用することです。オールインワン型とは、1台の端末でクレジットカード、電子マネー、QRコード決済など複数の決済手段に対応できるものを指します。
メリット
- 管理が一元化:複数のサービスを契約する場合、それぞれの振込サイクルや手数料の確認が必要になりますが、オールインワン型では1つの管理画面で全て確認できます。
- 初期費用の削減:端末が1台で済むため、複数台の購入コストがかかりません。
- 手数料の一括管理:サービスごとの手数料差異がなく、シンプルな料金体系です。
Squareやstera packは、専用の端末さえあればすぐに利用可能で、複数の決済手段に対応しています。特に、初期費用が無料のキャンペーンを実施していることも多く、導入時のハードルが低いのが魅力です。
キャンペーン利用で初期費用をゼロにする
次に、ャンペーンを活用する方法もあります。新規導入の店舗向けに初期費用をゼロにするキャンペーンを行っている場合が多いです。これを利用すれば、端末費用やシステム導入費を抑えることができます。
先ほどの表に合った通り、期間限定で端末を無料配布するキャンペーンが行われています。特に、オンラインで申し込みをするだけで適用されるため、余計な手間もかかりません。また、AirペイではiPadのレンタルが無料となるため、POSレジとしても活用できます。
これらのキャンペーンを活用することで、初期導入コストを大幅に削減できるため、導入ハードルが大きく下がります。
入金サイクルの早いサービスを選ぶ
キャッシュフローの改善には、入金サイクルの早さも重要なポイントです。多くの決済サービスでは、売上金が振り込まれるまでに数日〜数週間かかることがありますが、Squareや楽天ペイは最短で翌日入金が可能です。
入金サイクルの比較
サービス | 入金サイクル | 特徴 |
Square | 最短翌日 | 振込手数料が無料で、スピーディな入金が魅力 |
楽天ペイ | 最短翌日 | 無料で翌日入金、キャッシュフローが安定 |
stera pack | 2営業日 | 毎週振込が行われるため、安定した入金管理が可能 stera finance申込で最短翌日入金 |
Squareや楽天ペイは特にスピード感のある入金が特徴で、日々の売上が即座に店舗の口座に反映されます。これにより、仕入れ費用の支払いや経費の捻出がしやすくなり、経営の安定化につながります。
決済手数料の交渉術|決済代行会社との取引を有利に進める方法
決済代行会社との契約において、手数料の交渉を行うことは、長期的なコスト削減に非常に有効です。多くの店舗は提示された手数料で契約を結びますが、実際には交渉によって手数料を下げられるケースもあります。
交渉のポイント
- 複数社の見積もりを取得する
- 他社の手数料を比較材料として提示することで、値下げ交渉がしやすくなります。
- 取引実績を示す
- 月間の決済額が大きい場合や、長期契約の意志を示すことで、手数料の引き下げ交渉が有利になります。
- キャンペーンの有無を確認する
- 新規契約の場合、期間限定のキャンペーンで手数料が安くなるケースがあります。
- 他社の手数料を引き合いに出す
- 「他社は2.5%だが、こちらは3.0%なので検討中」と伝えることで、再考してもらえることがあります。
決済手数料は年間の売上に大きな影響を与えるため、しっかりと交渉を行うことで経費の削減が期待できます。
Q&A|キャッシュレス決済の手数料に関するよくある質問
キャッシュレス決済を導入する際、店舗のオーナーやスタッフが抱える疑問は少なくありません。「手数料の相場は?」「交渉はできるのか?」「複数サービスを使っても大丈夫?」など、実際に導入してから気づく点も多いです。ここでは、よくある質問をピックアップし、分かりやすく解説します。疑問を解消することで、安心してキャッシュレス決済を活用できるようになります。
手数料の相場はどれくらいですか?
キャッシュレス決済の手数料は、決済手段によって異なります。一般的な相場は以下の通りです:
決済手段 | 手数料の相場 |
クレジットカード決済 | 3%〜4% |
QRコード決済 | 1.6%〜3.24% |
電子マネー決済 | 1.98%〜3.24% |
例えば、クレジットカード決済は3%〜4%程度が標準的です。
特にVISAやMastercardは3%前半が一般的ですが、American ExpressやDiners Clubなど一部のカードは手数料が若干高くなることがあります。
一方、QRコード決済は、PayPayでは1.60%から、楽天ペイは2.20%と他の決済手段に比べて低いです。
電子マネー決済の場合、3%〜4%程度が標準です。
各ブランドの決済手数料は個別に問い合わせて確認する必要があります。
しかし、実際の導入には、キャッシュレス決済サービスを利用することになりますので、それぞれのサービス会社から提示されている決済手数料を比較していけば良いでしょう。
キャッシュレス決済の振込手数料は発生しますか?
振込手数料は、ほとんどの決済サービスで無料になるケースがあります。Squareは振込先の金融機関に限らず無料ですが、楽天ペイは、楽天銀行であれば無料で他行では振込手数料がかかります。また、通常の入金サイクルであれば無料としていると事もあります。
振込サイクルもサービスによって異なり、日次、週次、月次とあります。特に振込手数料が発生する場合、振込の頻度を減らすことで年間のコスト削減が可能です。
店舗のキャッシュフローに大きく影響するため、手数料だけでなく、入金スピードも考慮してサービスを選びましょう。
複数の決済サービスを使う場合の注意点は?
複数のキャッシュレス決済サービスを併用することで、顧客の支払い手段に幅広く対応できますが、いくつかの注意点があります。
- 手数料の把握が複雑になる
決済サービスごとに異なる手数料体系があるため、毎月のコスト計算が複雑になります。管理の手間が増えるため、POSシステムで一元管理することをおすすめします。 - 入金サイクルがバラバラ
サービスごとに入金のタイミングが異なるため、資金管理が複雑化します。例えば、Squareは最短翌日ですが、STORES決済は週次振込、PAYGATEは月1回です。これらのタイミングが重複しないよう、事前に調整が必要です。 - 顧客対応の複雑化
QRコード決済、クレジットカード、電子マネーと多岐にわたる場合、スタッフの対応も複雑になります。特に、レジでの操作がスムーズでないと、顧客の待ち時間が発生し、満足度が下がる恐れがあります。
複数のサービスを利用する場合、POSシステムと連携することで効率化が図れます。Airレジやスマレジなどは、複数の決済手段を一括管理できるため、手数料の確認や入金サイクルの調整がスムーズに行えます。また、会計ソフトとの連動もできるため、帳簿の作成や売上管理も効率的です。
まとめ|キャッシュレス決済の手数料比較で最適なサービスを選ぼう
キャッシュレス決済の手数料を理解し、店舗に最適なサービスを選ぶことで、コスト削減と業務効率の向上が実現します。これまで解説してきたように、手数料の比較、入金サイクルの確認、サービス選びのポイントを押さえることで、店舗経営にプラスの効果をもたらします。最後に、最適な決済サービスを見つけるためのまとめとして、重要なポイントを再確認していきましょう。