Squareでは、PayPayを含む7種類のQRコード決済を受け付けられます。初期費用と月額固定費は無料で、PayPayの決済手数料は3.25%です。
PayPayだけでなく、クレジットカード、電子マネー、現金の売上もSquareでまとめて管理できます。複数の決済サービスを個別に管理する必要がなく、店舗の会計業務を一本化できる点が大きな特徴です。
この記事では、SquareでPayPay決済を導入する際の費用、審査、申込方法、決済手順、注意点を解説します。

SquareでPayPayは使える?
SquareはPayPayに対応しており、Square POSレジからPayPay決済を受け付けられます。PayPayのほか、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、WeChat Pay、Alipay+を含む7つのQRコード決済に対応しています。
Squareが対応するQRコード決済7ブランドや各ブランドの手数料については、「Squareの対応QRコード決済一覧」で詳しく解説しています。
SquareでPayPayを使うときの費用と手数料
SquareでPayPay決済を使えるようにするための追加費用は不要です。
Squareは初期費用・月額費用は無料で、決済手数料のみで利用できます。手持ちのスマホやタブレットがあれば、端末費用もなしで今すぐ始められるのが大きな特徴です。
| 項目 | 料金 |
| Squareアカウント作成 | 無料 |
| 初期費用 | 無料 |
| 端末費用 | 0円~ ※スマホアプリは無料。決済端末は4,980円~。 |
| 月額利用料 | 無料 |
| PayPay決済手数料 | 3.25%(非課税) |
| 入金手数料 | 無料 ※入金サイクルはみずほ・三井住友銀行は翌営業日に入金。その他は週1回。即時入金時は1.5%かかる。 |
| 解約金 | なし |
SquareとPayPay直接契約の料金を比較
PayPayと直接契約する場合、PayPayマイストア 制限プランの決済システム利用料は1.98%(税別)です。月額1,980円/店舗(税別)のPayPayマイストア ライトプランを契約し、所定の条件を満たすと1.60%(税別)まで下がります。
決済手数料だけを見ると、PayPayとの直接契約のほうが低いです。一方、SquareはPayPayに加えて、クレジットカード、電子マネー、楽天ペイやd払いなどのQRコード決済にも対応しています。
| 項目 | Square | PayPay 制限プラン | PayPay ライトプラン |
| PayPay決済の手数料 | 3.25%(税込) | 1.98%(税別) | 1.60%(税別) |
| 月額固定費 | 0円 | 0円 | 1,980円/店舗(税別) |
| 対応決済 | クレジットカード・電子マネー・PayPayを含む7種類のQRコード決済 | PayPay | PayPay |
| 通常の振込手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
PayPayだけを導入するなら、決済手数料の低いPayPayとの直接契約がおすすめです。一方、クレジットカードや電子マネー、PayPay以外のQRコード決済もまとめて導入するなら、Squareがおすすめです。
Squareなら複数のキャッシュレス決済をSquare POSレジでまとめて管理できるため、決済サービスごとに売上管理を分ける必要がありません。
SquareでPayPayを設定・申し込みする方法
SquareでPayPayを利用するには、事前に申し込みと審査が必要です。申し込みは、店舗情報や決済設定を管理するWeb管理画面「Square データ」から行います。
ここでは、申し込み前に確認する内容から、実際の申請手順、審査状況の確認方法まで解説します。
申込み前に確認する条件と必要な写真
PayPayを含むQRコード決済を申し込むには、Squareアカウントを開設し、クレジットカード決済の利用審査が完了している必要があります。
まだSquareを利用していない場合は、先にアカウントを作成して事業者情報などを登録し、カード決済を利用できる状態にします。その後、PayPayを含むQRコード決済を別途申し込みます。
また、PayPayの審査では店舗の営業実態を確認するため、以下のような写真を提出します。
- 事業名または店舗名が確認できる店舗外観や看板
- 店舗内の様子が分かる写真
- 会計や決済を行う場所
- QRコード決済を受け付ける場所
写真はJPG、JPEG、PNG、PDF形式で提出できます。複数のファイルを提出する場合は、1つのPDFにまとめます。
注意点として、複数店舗でPayPayを導入する場合は、店舗ごとに申し込みが必要です。1回の申し込みで複数店舗をまとめて申請することはできません。
Square データからPayPayを申し込む手順
PayPayの申し込みは、Square データから以下の手順で進めます。
- Square データにログインする
- 「設定」から「アカウントと設定」「加盟店さまの事業」「店舗」の順に進む
- PayPayを導入する店舗を選択する
- QRコード決済の「未申込」を選択する
- 「申し込む」を選択する
- 店舗情報や必要事項を入力する
- 店舗写真など必要な資料を提出する
- 入力内容を確認して申し込みを完了する
1回の手続きで、PayPayを含む7つのQRコード決済ブランドへ申し込めます。申し込み後は各決済事業者による審査が行われ、通常の審査には最長30日かかります。
審査が完了したブランドから順次利用できるようになるため、7ブランドすべての審査完了を待つ必要はありません。
PayPayの審査状況を確認する方法
PayPayの審査状況は、Square データの店舗設定から確認できます。
| ステータス | 状態 |
| 未申込み | 申し込みが完了していない |
| 審査中 | 申し込み内容を審査している |
| 要対応 | 追加情報の提出などが必要 |
| 審査の遅延 | 審査処理に遅れが発生している |
| 非承認 | PayPayの利用が承認されなかった |
| 利用可能 | 審査が完了し、PayPayを利用できる |
審査が完了すると、結果はメールやSquareのアプリ内通知でも確認できます。
「要対応」や「非承認」と表示されている場合や、PayPayが決済画面に表示されない場合の原因は、後半の「PayPayが表示されない・申込不可になる主な原因」で詳しく解説します。
SquareでPayPay決済するやり方
PayPayの審査が完了すると、Square POSレジからPayPay決済を受け付けられます。
Squareでは、店舗側の端末に会計金額とQRコードを表示し、お客様がPayPayアプリで読み取って支払います。
Square POSレジでPayPay決済を受け付ける手順
実際のPayPay決済は、以下の流れで行います。
- Square POSレジで商品や会計金額を入力する
- 「お会計」を選択する
- 支払方法から「QRコード」を選択する
- 画面にQRコードを表示する
- お客様がPayPayアプリでQRコードを読み取る
- お客様がPayPayアプリで支払いを確定する
- Square側で決済完了を確認する
Squareでは、タブレットやスマートフォン、Squareの決済端末にQRコードを表示できます。お客様がPayPayアプリでQRコードを読み取り、支払いを確定すると決済完了です。
SquareのPayPayは動的QRコードのユーザースキャン方式
SquareのPayPay決済では、会計ごとに異なるQRコードを発行する「動的QRコード」を利用します。
PayPayと直接契約した店舗で見かける、レジ横などに固定QRコードを設置してお客様が金額を入力する方法とは仕組みが異なります。
Squareでは会計金額を入力すると、その取引専用のQRコードが自動で表示されます。そのため、お客様が支払金額を入力する必要はありません。金額の入力間違いを防ぎながら、Square POSレジ上で売上を管理できます。
レシート発行と返金の方法
PayPayの決済が完了した後は、ほかのSquare決済と同様にレシートを発行できます。紙のレシートのほか、メールやSMSで電子レシートを送ることも可能です。
返金する場合は、Square POSレジの取引履歴から対象のPayPay決済を選び、払い戻しを行います。全額返金だけでなく、一部返金にも対応しています。
SquareでPayPayが表示されないときの原因と対処法
PayPayの審査が完了しているのに、Square POSレジの支払方法にPayPayが表示されない場合は、店舗設定やアプリ、通信環境を確認します。
PayPayが利用可能になっているか確認する
まず、Square データでPayPayの申込状況を確認します。ステータスが「利用可能」になっていない場合は、まだPayPay決済を受け付けられません。
「審査中」「要対応」「審査の遅延」などの場合は、審査完了または必要な対応を済ませる必要があります。
QRコード決済が有効になっているか確認する
PayPayが「利用可能」になっていても、QRコード決済を無効にしていると支払方法に表示されません。
Square データで対象店舗を開き、QRコード決済が有効になっていることを確認します。また、Square POSレジの「その他」から「設定」「支払い」と進み、QRコード決済を非表示にしていないかも確認します。
Squareアプリとインターネット接続を確認する
設定に問題がない場合は、Squareアプリと利用端末を確認します。
- Squareアプリを最新版に更新する
- 端末を再起動する
- Squareアプリから一度ログアウトして再ログインする
- Wi-Fiやモバイル通信が接続されているか確認する
QRコード決済はオフラインでは利用できないため、安定したインターネット接続が必要です。
SquareでPayPayが申込不可・非承認になる主な原因
PayPayの申し込みで「要対応」や「非承認」となった場合は、店舗情報や提出書類、業種などが審査条件を満たしていない可能性があります。
店舗写真・事業証明・住所情報に不備がないか確認する
Square公式では、QRコード決済の申し込みで問題となる代表例として、以下を挙げています。
- 店舗写真が不鮮明または必要な範囲を確認できない
- 事業を証明する書類が不足している、または内容に誤りがある
- Squareに登録した住所と確認書類の住所が一致していない
- QRコード決済の対象外となる業種に該当している
「要対応」と表示された場合は、Square データに追加で必要な情報が表示されます。内容を確認し、申込情報や提出書類を修正します。
店舗名や住所などの登録情報を確認する
申し込み前に、Square データへ登録している店舗情報が最新か確認します。
特に住所は、提出する確認書類と一致している必要があります。また、QRコード決済事業者側の制限により、屋号や店舗名に「株式会社」「合同会社」などの法人格を含めることはできません。
非承認後は同じ店舗で再申請できないので注意
PayPayを含むQRコード決済の申し込みが「非承認」になった場合、同じ店舗で再度申し込むことはできません。
SquareサポートやQRコード決済事業者へ問い合わせても審査結果を変更することはできません。各決済事業者は独自の審査基準を設けており、詳細な非承認理由が開示されない場合もあります。
SquareでPayPayを使う前の注意点
SquareでPayPayを利用する場合は、決済方法や利用できる場面にいくつか制約があります。
固定QRコードを店頭に置いて決済することはできない
PayPayとの直接契約で使われるような固定QRコードを店舗に設置し、お客様自身に金額を入力してもらう運用はできません。
Squareのオンライン決済ではPayPayを利用できない
SquareでPayPayを受け付けられるのは、店舗での対面QRコード決済です。
Square オンラインビジネスやSquare リンク決済などのオンライン決済では、PayPayは支払方法として提供されていません。オンライン販売では、クレジットカードやApple Pay、Google Payなどが利用できます。
PayPay決済はオフラインでは利用できない
Squareのクレジットカード決済にはオフラインで受け付けられる機能がありますが、PayPayを含むQRコード決済はインターネット接続が必須です。
QRコードの生成から決済完了まで通信が必要になるため、Wi-Fiやモバイル通信が利用できない環境ではPayPay決済を受け付けられません。
イベント出店や屋外販売などで利用する場合は、事前に通信環境を確認しておく必要があります。
特定継続的役務ではPayPayの支払方法に制限がある
エステ、語学教室、学習塾、結婚相談所など、特定継続的役務に該当するサービスではPayPay利用時にも制限があります。
Squareでは、特定継続的役務に該当するサービスでPayPayを受け付ける場合、お客様が事前にチャージしたPayPay残高で支払う必要があり、PayPayクレジットは利用できません。
該当する業種では、通常の店舗よりも決済条件が細かく設定されているため、申し込み前にSquareとPayPayの利用条件を確認する必要があります。
SquareのPayPay決済に対応している決済端末
Square Reader、スタンド、ターミナル、レジスターなど、どの端末でもPayPayに対応しています。スマホやタブレットを使った小型端末から、据え置き型のモデルまで、環境に応じて選べます。

どの端末でも、決済時にはQRコードが画面に表示されます。お客様はそのコードをスマホで読み取るだけ。決済の流れはとてもシンプルです。
| 決済端末 | スマホでタッチ決済 | Squareリーダー | Squareターミナル | Squareレジスター | Squareハンディ | Squareスタンド | Squareキオスク |
| イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| おすすめなお店 | ・無料でSquareを試したい店舗・固定の店舗を持たない業態(イベント出店、キッチンカーなど) | ・コストを抑えたい店舗・場所を取らない小さな端末がいい店舗 | ・テーブル会計の機会が多い飲食店・キッチンカーなどイベント出店が多い業態 | ・これからPOSレジを導入する店舗・店頭でスタッフが注文を受け付ける店舗・お客様に注文内容・金額を確認してほしい店舗 | ・在庫管理がしたい小売店・テーブル決済したい飲食店 | ・iPadをPOSレジとして使いたい店舗・お客様に注文内容・金額を確認してほしい店舗 | ・セルフオーダー、セルフレジが必要な店舗・iPadをPOSレジとして使いたい店舗 |
| 価格 | 0円 | 4,980円 | 39,980円 | 99,980円 | 44,980円 | 29,980円 | 29,980円 アプリ利用料 月5,000円 |
| メリット | ・スマホにアプリをインストールするだけ・スマホだけで0円で導入できる・持ち運びしやすい | ・コンパクトな決済端末・安価で導入しやすい | ・コンパクトかつプリンター、モニター搭載・持ち運び可能でテーブル会計やイベント出店でも | ・スタッフと顧客用の2画面式で見やすい・スマートなデザインで、お店の雰囲気を壊さない | ・スキャナーで在庫管理可能・持ち運んで決済も可能・スマホくらいのサイズで持ちやすい | ・iPadだけでレジスタンドになる・画面を回転して、お客様に注文内容の確認・LightningコネクターとUSB-Cに対応 | ・お客様のみで注文から決済まで完結・iPadの接続だけでセルフオーダー、セルフレジに |
| デメリット | ・電子マネー非対応 | ・モニターなし・スマホ・タブレットとの接続が必須 | ・SquareレジスターやSquareスタンドより画面が小さい | ・他端末に比べて価格が高い | ・レシートプリンターは別途購入が必要 | ・据え置き型なら2画面のSquareレジスターの方が使いやすい | ・iPadを取り付けるため、持ち運びはしづらい |
| 対応決済 | タッチ決済(スマホ・クレジットカード)QRコード | クレジットカードタッチ決済(スマホ・クレジットカード)電子マネーQRコード | |||||
| 必要機器 | ・iPhone(XS以上で最新バージョンのiOS)・Androidスマホ(9以上でNFC搭載)※お店が用意 | ・iPhone・iPad・Androidスマホ・Androidタブレット※お店が用意 | 不要 | ・iPad※お店が用意 | |||
| 持ち運び | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × |
| レシートプリンター | 必要なら追加購入なしでもOK※メール・SMS送信可能 | 〇端末内蔵 | 必要なら追加購入なしでもOK※メール・SMS送信可能 | ||||
| 保証 | 端末がないため、なし | ・支払い日から30日以内の返品で全額返金・安心の1年保証 | |||||
| 導入までの時間 | 申し込みから最短15分 | 申し込み当日~3営業日 | |||||
| 詳細 | |||||||















