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掛け払い決済代行サービス比較27選!企業間後払い&請求代行のメリット・選び方のアイキャッチ画像

掛け払い決済代行サービス比較27選!企業間後払い&請求代行のメリット・選び方

更新日:
目次
掛け払い決済代行サービスとは
掛け払いとは
掛け払い決済サービスの6つの機能|できること
おすすめ掛け払い決済代行サービス比較7選(初期費用/月額/手数料)
RP掛け払い - 初期/月額0円/手数料~3.4%/与信~消込/BtoB後払い集金代行/サブスク対応
オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証) - 売掛金100%保証!与信審査~督促まで代行
請求まるなげロボ - 手数料1%&郵送0円/与信~督促/口座振替/コンビニ集金/債権保証
請求管理ロボ - 与信/集金/消込/督促&請求代行/未入金100%保証/前受金もAPIで自動化
Paid
ソニーペイメントサービス
インフォマートの掛売決済
マネーフォワード 掛け払い
NP掛け払い|企業間後払い決済サービス
GMO掛け払い|請求書発行から督促業務代行
SAGAWA B2B決済サービス(SG掛け払い)
掛け払い決済代行サービスの選び方|3つの比較ポイント
1. 手数料・利用コストの比較
2. 未払い保証の有無と補償範囲
3. システム連携や業務効率化機能
掛け払い決済代行サービスを導入する3つのメリット
1. 与信審査や請求業務の自動化
2. 督促・回収業務の代行による負担軽減
3. キャッシュフロー改善と資金繰りの安定化
掛け払い決済代行サービスを導入する3つのデメリット・注意点
1. サービス利用料・手数料の発生
2. 対応可能な取引先や金額の制限
3. 導入やシステム連携にかかるコストや工数
おすすめ掛け払い管理システム比較6選|債権管理・入金消込
請求管理ロボ - 与信/集金/消込/督促&請求代行/未入金100%保証/前受金もAPIで自動化
Bill One債権管理 - オンラインで一括発行/入金消込業務の自動化/スムーズな債権回収
BtoBプラットフォーム請求書
V-ONEクラウド
債権奉行iクラウド
掛け払いとは
掛け払い(請求書払い)の業務の流れ
掛け払い(請求書払い)の課題・デメリット
もっと見る
Pickup!おすすめのBtoB決済代行サービス
RP掛け払い
RP掛け払い
初期/月額0円/手数料~3.4%/与信~消込/BtoB後払い集金代行/サブスク対応
オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)
オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)
売掛金100%保証!与信審査~督促まで代行
請求まるなげロボ
請求まるなげロボ
手数料1%&郵送0円/与信~督促/口座振替/コンビニ集金/債権保証
請求管理ロボ
請求管理ロボ
与信/集金/消込/督促&請求代行/未入金100%保証/前受金もAPIで自動化
Paid
Paid
初期・月額費用0円/保証料0.5%~/継続取引に強い/導入企業数No.1
ソニーペイメントサービス
ソニーペイメントサービス
初期月額0円/手数料2.24%/最短14営業日導入
インフォマートの掛売決済
インフォマートの掛売決済
初期/月額0円~/売掛金の未回収ゼロ/請求・掛売りの効率化

今回はBtoB・企業間取引での経理業務を効率化できる掛け払い決済代行サービスのできることやメリット・デメリットについて解説していきます。

また、おすすめの掛け払い決済代行サービスも比較表を交えて紹介していきます。

掛け払い決済代行サービスとは

掛け払い決済代行サービスとは、企業に代わって請求書の発行、代金回収、未回収リスクの保証などを代行するサービスのことです。

従来、売り手側が自社で行っていた請求業務や与信管理を代行会社に任せることで、業務効率の改善や未回収リスクの軽減が可能になります。特にオンライン取引や新規取引先との契約において導入が進んでおり、近年はクラウド型の掛け払いサービスも普及しています。

掛け払いとは

掛け払い(かけばらい)とは、商品やサービスを購入した後に代金をまとめて支払う取引方法のことです。つまり、請求書による後払いの仕組みです。主に法人間取引(BtoB)で利用され、「RP掛け払い」「オリコ」「NP掛け払い」などのサービスが代表的です。

この仕組みの流れは次の通りです。

  1. 購入者が商品やサービスを受け取る
  2. 販売者が請求書を発行する(例:月末締め翌月末払いなど)
  3. 購入者が期日までに代金を支払う
項目買い手側売り手側
メリット・資金繰りの調整がしやすい
・支払いの手間が減る
・代行サービスで未回収リスクを軽減
・新規顧客とも安心して取引
デメリット・支払い期日を守らないと信用に影響・入金まで時間がかかる
・支払い遅延や滞納のリスクあり

つまり掛け払いは、信頼関係を前提とした後払いの決済方法であり、取引の効率化と資金管理の柔軟性を両立できる仕組みです。

掛け払い決済サービスの6つの機能|できること

掛け払い決済サービスは、以下の6つの機能によって、請求業務の負担を大幅に削減できます。

機能内容・メリット
1. 与信管理取引先企業の信用調査を代行し、支払い能力や信用度をチェック。
新規取引時のリスクを軽減し、安心して取引開始が可能。
2. 請求代行(作成・発行)請求書を作成し、取引先へメールや電子発行。
請求業務の手間削減と電子化による効率化を実現。
3. 代金回収・集金代行発行した請求書に基づく代金回収を代行。
回収業務の負担を軽減し、資金繰りの安定化につながる。
4. 入金管理・消込入金確認と請求データの照合作業を自動化。
会計ソフトや基幹システムとの連携により業務効率アップと管理ミス防止を実現。
5. 未払い企業の対応支払い期日を過ぎた取引先に督促メールや通知を送付。
スムーズな入金促進と未回収リスクの低減に寄与。
6. 督促業務の代行電話や書面による督促を代行。
取引先との関係悪化リスクを抑えつつ、確実な資金回収をサポート。

おすすめの企業間決済代行サービス

RP掛け払い 集金業務全て代行!売掛金100%保証

  • 初期/月額/請求書発行費用が0円・手数料は最安水準~3.4%
  • 与信管理/請求書作成&送付/集金/入金消込など集金業務全て代行
  • 請求書払い/クレカ/コンビニ決済/口座振替/銀行振込の支払い方法に対応

早期払いオプション利用で最短5営業日入金!

資料ダウンロード・お問合せはこちら

おすすめ掛け払い決済代行サービス比較7選(初期費用/月額/手数料)

サービス名イメージ初期費用月額費用決済手数料請求書発行費用与信限度額審査時間未入金保証
(売掛金)
定期請求
サブスク
早期入金末締め以外
個別請求書
支払い
期限延長
個人事業主連携カート
RP掛け払い0円~ ※無料0円~ ※無料~3.4%0円~ ※無料問い合わせ問い合わせ問合せ問合せキャムマックス
Salesforce
オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)0円~0円~14,800円2.50%0円※無料問い合わせ問い合わせ問合せ問合せ問合せ問合せ
請求まるなげロボお問合せお問合せ
※請求数で変動
1.0%~0円問い合わせ問い合わせ問合せキャムマックス
Salesforce
GMO掛け払い0円※無料0~1.4万円0.5~3.4%150~180円1,000万円~1週間ebisumart
NP掛け払い0円※無料お問合せ1.2~3.6%190円300万企業与信:3営業日
取引与信:~2時間
問合せBcart/makeshop BtoB
ebisumart/楽楽B2B
掛払い.com0円※無料お問合せ 1.2~3.6%190円上限なし企業与信:当日
取引与信:即時~2時間
問合せ問合せ 楽楽B2B
クロネコ掛け払い0円※無料お問合せ 2%~5%0円60万円~1営業日問合せ問合せ問合せBcart/ebisumart
Paid(ペイド)0円 ※無料 0円 ※無料 0.5~3.1% 125円1,000万円最短即時~3営業日程度 Bカート/makeshop 
ECBB/ebisumart  
EC-CUBE/One’s Closet/EverCart 

RP掛け払い

注目RP掛け払いの特徴


  • 初期/月額/請求書発行0円~手数料最安水準の~3.4%代金回収/売掛金100%保証
  • 与信管理/請求作成&送付/集金/入金消込/督促業務集金業務全て代行/利用上限枠なし
  • キックオフMTGで要件定義など専任支援 決済情報アップのみで76時間/月削減
  • クレカ/サブスク/コンビニ決済/口座振替/銀行振込/請求書払い豊富な支払対応
  • 決済システム上でリアルタイム入金状況確認審・査落ち企業も同システムで債権管理

RP掛け払い決済初期/月額/請求書発行費用が0円から利用でき、手数料は最安水準~3.4%のBtoB後払い・掛け払い決済/請求代行サービスです。

請求管理/決済システムも提供しており与信管理/請求作成/代金回収/入金消込/督促も全て代行が可能で、利用上限枠もなく審査通過企業は100%入金保証を行っています。早期払いオプションを利用すれば、締日から最短5営業日で入金されます。

初期費用

0円~ ※無料

月額費用

0円~ ※無料

手数料

~3.4%

請求書発行料金

PDF/電子請求書:無料

請求書発行:0円~

限度額

なし

オプション

継続課金/集金代行

請求管理システム

審査落ち企業対応

早期払い

オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)

注目オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)の特徴
  • 導入企業1,400社超・30年以上の取り組み実績
  • 売掛金を100%保証、与信から入金まで請求業務を0にできる
  • 建材・電材卸、食品卸、燃料販売など幅広い業界の企業が利用
  • 70年の信販業で培ったノウハウで調査が困難な個人事業主等の与信審査にも対応
  • 商慣習に合わせて複数のプランから選択可能

オリコのB2B決済サービス(売掛金決済保証)は、貴社のお取引先さまに対する売掛金の回収を保証するサービスです。

売掛金100%保証はもちろん、与信・請求・回収・入金管理・督促まで掛売りに必要なすべての業務をオリコが一手に引き受けます。

企業間取引における業務負荷・コスト削減、リスク軽減などあらゆる課題に対して、1つのサービスですべて解決することができます。

初期費用

0円~

月額費用

0円~14,800円

決済手数料

~2.50%

請求書発行費用

0円

請求まるなげロボ

注目請求まるなげロボの特徴
  • 業界最安水準の手数料1%~/請求書郵送費0円
  • 与信審査/請求書発行/入金消込/催促まで全て代行
  • 銀行振込/口座振替/コンビニ/クレジット決済など幅広い支払い方法に対応
  • キックオフ/要件定義MTGが最大3回まで無料(90分/回)
  • 入金遅延・貸し倒れ100%債権保証 ※審査で適格債権と判断され与信通過に適用

請求まるなげロボは与信審査から督促までの請求業務を全てアウトソースができ、手数料は業界最安水準の1.0%~・請求書郵送費は0円の法人向け請求・集金代行サービスです。 

初期費用

お問い合せ

月額費用

料金表を見る

決済手数料

1.0%~

売掛金保証

あり(100%)

請求書郵送費

0円 ※無料

最低郵送枚数

問合せ

請求管理ロボ

注目請求管理ロボの特徴
  • 脱エクセル・与信審査/請求作成/消込/督促業務を一括管理で決済業務80%削減
  • "RP掛け払い"で法人決済&請求業務も全て代行/最安水準手数料~3.4%/郵送費0円
  • SFA/CRM/会計ソフトもAPI連携で手間の多い入金消込/契約管理も効率化
  • 豊富なテンプレート/カスタマイズで自動作成・請求電子化も可能
  • サブスク/継続課金に強く明細単位のスケジュール/繰越金/前受金も自動処理

請求管理ロボは毎月発生する与信審査/請求作成/集金/消込/督促などの決済業務を80%削減が可能なクラウドサービスで、ダッシュボードで開封状況/入金履歴も一括管理できます。

独自の決済管理システムでエクセルや紙の脱却で請求業務の自動化・会計ソフト/SFA連動で債権管理も効率化・与信~回収/督促まで請求業務のまるなげできる「RP掛け払い」も提供しています。

初期費用

お問合せ

月額費用

20,000円~ ※請求件数で変動

手数料

■請求郵送料金

150円/枚~

債権保証

1.0%~

機能/オプション

IP制限/請求期限通知/催促メール

SFA/CRM/会計ソフト/API連携

RP掛け払い/郵送代行 ※0円

Paid

Paid紹介画像の1枚目
注目Paidの特徴
  • 初期費用・月額費用0円/保証料0.5%~ ランニングコストなしで導入可能
  • 与信審査/請求書発行/入金確認/督促/代金回収 集金業務すべて代行!
  • メールと電話で丁寧な督促&万が一未払いがあっても代金100%保証
  • 口座振替で面倒なお客様への書類の送付・回収、返送対応などの手続きも代行
  • 審査のプロが与信を判断!情報が少ない中小零細企業や個人事業主でもOK
初期費用

無料

月額費用

無料

手数料

0.5~3.1%

詳細はお問い合わせから

事務手数料

請求1件につき¥125

支払い条件

月末締め/翌月末払い

または

月末締め/翌々月5日(保証料0.2%値引き)

ソニーペイメントサービス

ソニーペイメントサービス紹介画像の1枚目
注目ソニーペイメントサービスの特徴
  • 決済手数料~2.24%のみ!初期・月額費用0円で導入時・利用中のコスト軽減
  • 導入まで最短14営業日!買い手企業のクレジットカード支払ニーズに即対応可能
  • 複雑な開発は不要!「安全」かつ「手軽」に利用可能なメールリンク型を採用
  • 最短10日・最大4回/月の入金!キャッシュフローを改善し、事業成長を加速
  • 外部機関により、国際標準で最高ランク評価を受けた窓口が導入後もサポート
初期費用

0円

月額費用

0円

手数料

~2.24%

インフォマートの掛売決済

インフォマートの掛売決済紹介画像の1枚目
注目インフォマートの掛売決済の特徴
  • 入金100%保証/入金期限当日にお振込み
  • 与信通過率99%、与信審査は最短数秒
  • サービス利用料率は債権金額(税込)の0.5~3.5%
  • 自社名義のまま請求書発行でき、取引先からの高い賛同率
  • 決済代行以外の請求もまとめて電子化できて、電簿法にも完全対応
初期費用

0円 ※無料

月額費用

0円(無料)〜

手数料

0.5%〜

売掛金保証

あり

与信通過率

99%

マネーフォワード 掛け払い

マネーフォワード 掛け払い紹介画像の1枚目
注目マネーフォワード 掛け払いの特徴
  • 業界最安水準の手数料0.5%~/メール送付※電子請求書&請求書の郵送も対応
  • 与信通過率は99%&最短数秒で審査完了/入金保障100%でキャッシュフロー安定
  • 請求発行/入金管理/代金回収/未払い督促も全て代行
  • 請求/入金状況はクラウド上でリアルタイムにステータス確認
  • 口座振替/LINE payなど豊富な決済/会計ソフトやCRMなど基幹システム連携
初期費用

0円 ※無料

月額費用

0円~ ※無料

手数料

手数料:0.5%~3.5%

請求書発行料金:0円 ※手数料に含む

内容

■限度額

~1,000万円

■オプション

IPアドレス制限

SAML認証

早期入金

保証なし請求書発行

与信審査の1営業日以内に返却

NP掛け払い|企業間後払い決済サービス

  • 未回収保証型BtoB決済
  • 与信債権保証・請求代行
  • 業界最安水準の料金設定

NP掛け払いは未回収保証型の企業間後払い決済サービスです。与信債権保証、請求書発行、代金回収、入金管理、督促、問い合わせ対応まで一括で代行し、請求書払いの手間と不安から解放します。2023年度年間取扱高でBtoB決済代行サービス市場で実績があり、基本的に月末締め翌々月10日払い(40日サイト)での入金となります。業界最安水準の料金設定で導入いただけます。

項目内容
初期費用0円
月額費用システム利用料固定:12,000円〜
手数料債権買取手数料:0.2〜0.5%(非課税)
システム利用料変動:1.0〜3.1%
成約サポート手数料:0〜252円
売掛金保証あり(未回収保証型)
※料金は税別

公式ホームページ:https://np-kakebarai.com/

GMO掛け払い|請求書発行から督促業務代行

  • リアルタイム与信審査
  • 未回収リスク負担
  • 購入企業様ごとに変更可能

GMO掛け払いは、企業間取引における与信管理、請求書発行、入金確認、督促業務を代行し、未回収リスクをGMO-PSが負担する掛け払いサービスです。リアルタイム与信を導入することで利用者様をお待たせすることなく取引が完了し成約率の向上が期待できます。新規お取引先様の与信審査から既存のお取引先様への請求書発行、入金管理、再請求等の業務負荷が高い業務をお任せいただけます。

項目内容
初期費用0円
月額費用〜14,000円
手数料〜3.4%(個別相談)
請求書発行費用:ハガキ208円、封書242円、PDF 0円
売掛金保証あり(与信審査通過・正常完了取引対象)

公式ホームページ:https://www.gmo-ps.com/feature_kb-lp01/

SAGAWA B2B決済サービス(SG掛け払い)

  • 信用調査の代行
  • ビジネスチャンスを逃すことなく新規取引先を拡大
  • 販売機会を逃さない

SAGAWA B2B決済サービス®は月額費用は無料です。信用調査の代行してくれるため、業務の手間を省くことが可能です。またビジネスチャンスを逃すことなく新規取引先を拡大することができます。更に販売機会を逃さないようにすることできるため、売上を伸ばせます。

項目内容
初期費用問合せ
月額費用問合せ
手数料問合せ
売掛金保証あり

詳細はこちら:https://www.sg-systems.co.jp/service/sg-kakebarai/

掛け払い決済代行サービスの選び方|3つの比較ポイント

1. 手数料・利用コストの比較

掛け払い代行サービスを利用する際に最も気になるのがコストです。多くの場合、取引金額に応じた決済手数料や月額基本料が発生します。例えば、売上が増えれば手数料も比例して増えるため、長期的に見て負担がどの程度になるかをシミュレーションすることが重要です。サービス導入前に「自社の取引規模に対してコストが適正かどうか」を確認することが選定の第一歩です。

2. 未払い保証の有無と補償範囲

未払いリスクにどこまで対応できるかはサービス選びの大きなポイントです。保証付きのサービスでは、取引先が支払い不能となった場合でも代行会社が一定額を補填してくれます。ただし、保証の範囲や上限金額はサービスごとに異なるため、以下の項目を事前に確認することがリスク回避に直結します。

  • 保証対象の範囲:すべての取引か、一部条件付きか
  • 保証金額の上限:1社あたり・年間あたりの保証限度額
  • 適用条件:倒産のみ対象か、延滞も対象か、何日後から適用されるか
  • 保証割合:100%補填か、一部(例:90%)補填か
  • 対象外取引:保証されない業種・商品・取引条件の有無

3. システム連携や業務効率化機能

掛け払い代行サービスは単に請求や回収を代行するだけでなく、会計ソフトや販売管理システムとの連携によって業務全体を効率化できます。請求データの自動連携や入金消込の自動化ができれば、人的作業の削減やミス防止につながります。「自社の既存システムとスムーズに連携できるかどうか」は運用効率を左右する大きな比較ポイントです。

掛け払い決済代行サービスを導入する3つのメリット

1. 与信審査や請求業務の自動化

掛け払い代行サービスを導入すると、取引先ごとに必要な与信審査を自動で行えるため、社内で信用調査を行う手間が大幅に削減されます。さらに、請求書の発行や送付、入金確認、消込作業までをシステム化できるため、担当者の業務負担を軽減できます。特に取引件数が多い企業や成長フェーズの企業では、バックオフィスの人員を増やさずに業務を効率化できる点が大きなメリットです。

2. 督促・回収業務の代行による負担軽減

支払い期日を過ぎても入金が確認できない場合、代行サービスが督促を行ってくれます。電話やメール、書面といった段階的な督促を外部に委託できるため、自社が直接取引先に催促する必要がありません。結果として、取引先との信頼関係を維持しながら、未回収リスクを抑えることができます。未払い保証付きのサービスを選べば、貸倒れが発生しても一定額が補填される仕組みを利用でき、資金の安定確保につながります。

3. キャッシュフロー改善と資金繰りの安定化

請求から回収までを代行サービスが担うことで、入金のタイミングが安定し、キャッシュフローが改善します。特に、サービスによっては「早期入金オプション」や「立替払い機能」を提供しているものもあり、資金が必要な時期に柔軟に現金化できる点も魅力です。これにより、仕入れや運転資金の確保がしやすくなり、売上拡大に向けた投資を積極的に行えるようになります。

掛け払い決済代行サービスを導入する3つのデメリット・注意点

1. サービス利用料・手数料の発生

代行サービスの利用には、決済手数料や月額費用が発生します。例えば、取引金額に対して数%の手数料がかかるケースが一般的です。取引量が多い企業にとっては大きなコスト負担となる可能性があるため、導入前に「費用対効果」をしっかり試算する必要があります。

2. 対応可能な取引先や金額の制限

掛け払い代行サービスは、すべての企業・業種に対応できるわけではありません。サービス提供会社ごとに「利用できる業種」「最低・最高取引金額」「取引先の規模」に制限が設けられている場合があります。自社の主要取引先や取引金額にサービスが対応しているかを確認することが重要です。

3. 導入やシステム連携にかかるコストや工数

サービス導入には初期設定やシステム連携が必要です。自社の会計ソフトや販売管理システムとスムーズに連携できない場合、かえって手間が増える可能性もあります。さらに社内フローを見直したり、担当者に利用方法を周知・教育したりする必要があるため、導入時には一定の工数と準備が求められます。

おすすめ掛け払い管理システム比較6選|債権管理・入金消込

掛け払い代行はせずに、掛け払いの管理と入金消込が自動でできるシステムを紹介します。

請求管理ロボ

注目請求管理ロボの特徴
  • 脱エクセル・与信審査/請求作成/消込/督促業務を一括管理で決済業務80%削減
  • "RP掛け払い"で法人決済&請求業務も全て代行/最安水準手数料~3.4%/郵送費0円
  • SFA/CRM/会計ソフトもAPI連携で手間の多い入金消込/契約管理も効率化
  • 豊富なテンプレート/カスタマイズで自動作成・請求電子化も可能
  • サブスク/継続課金に強く明細単位のスケジュール/繰越金/前受金も自動処理

請求管理ロボは毎月発生する与信審査/請求作成/集金/消込/督促などの決済業務を80%削減が可能なクラウドサービスで、ダッシュボードで開封状況/入金履歴も一括管理できます。

独自の決済管理システムでエクセルや紙の脱却で請求業務の自動化・会計ソフト/SFA連動で債権管理も効率化・与信~回収/督促まで請求業務のまるなげできる「RP掛け払い」も提供しています。

初期費用

お問合せ

月額費用

20,000円~ ※請求件数で変動

手数料

■請求郵送料金

150円/枚~

債権保証

1.0%~

機能/オプション

IP制限/請求期限通知/催促メール

SFA/CRM/会計ソフト/API連携

RP掛け払い/郵送代行 ※0円

Bill One債権管理

注目Bill One債権管理の特徴
  • あらゆる入金消込を自動化する
  • 債権と入金の情報を一元管理できる
  • 社内の連携がスムーズになる

Bill One債務管理では登録した請求先ごとに固有のバーチャル口座番号を割り当て、その口座を振込先とした請求書の作成・発行が行えます。

確実に入金元が特定できるようになることで、複数の請求分を一括した合算入金、債権の名義と振込人名義が一致しない入金など、いま使っている基幹システムは利用したまま、入金消込の対応を限りなく自動化することができます。

初期費用

問い合わせ

月額費用

問い合わせ

BtoBプラットフォーム請求書

BtoBプラットフォーム請求書紹介画像の1枚目
注目BtoBプラットフォーム請求書の特徴
  • 利用企業合計116万社以上
  • 請求書発行だけでなく受け取り業務も対応
  • 会計販売システムと連携可能
初期費用

100,000円

月額費用

5,000円

会計・販売管理システム連携

あり

V-ONEクラウド

V-ONEクラウド紹介画像の1枚目
注目V-ONEクラウドの特徴
  • 導入企業数No1
  • 請求フローや会計システムを変えずに導入可能
  • 豊富な学習機能で高い照合率を実現
初期費用

問合せ

月額費用

問合せ

債権奉行iクラウド

債権奉行iクラウド紹介画像の1枚目
注目債権奉行iクラウドの特徴
  • Excelの手作業からの解放
  • 債権回収を徹底強化・未回収リスクを軽減
  • 満足度98%の導入支援サービス
初期費用

50,000円~

月額費用

12,500円~

掛け払いとは

掛け払いとは、商品やサービスを購入した際に、すぐに代金を支払うのではなく、一定の支払期日まで代金の支払いを猶予できる決済方法です。

企業間取引(BtoB)で広く利用されており、売り手が買い手に商品を提供した後、請求書を発行し、定められた期日までに代金を回収します。一般的には「月末締め・翌月末払い」といった形で運用されることが多いです。掛け払いにより、買い手側は資金繰りを調整しやすく、売り手側は新規顧客の獲得や大口取引につながりやすくなるできるメリットがあります。

掛け払い(請求書払い)の業務の流れ

企業間取引における掛け払い(請求書払い)は、以下の5つのステップで進められます。

1. 与信審査チェック:取引先企業の支払い能力や信用度を確認し、貸倒れリスクを回避します。与信調査は取引を開始する前に欠かせない工程です。

2. 請求書確定・発行:商品やサービスの提供内容を基に請求書を作成し、社内承認後に取引先へ送付します。最近ではメールやシステムを使った電子発行が一般的です。

3. 代金回収:請求金額の支払いが期日通りに行われているかを確認し、入金があった場合は回収処理を行います。回収状況のモニタリングが資金繰り管理に直結します。

4. 入金管理・確認・消込作業:入金された金額を会計ソフトや基幹システムに反映し、請求データと照合して消込作業を実施します。この工程により、入金状況を正確に把握できます。

5. 未払い企業への督促業務:期日を過ぎても入金が確認できない場合、取引先に対して督促

掛け払い(請求書払い)の課題・デメリット

1. 未払い・貸倒れリスク
請求書払いは後払いの仕組みであるため、取引先が期日までに入金しない、あるいは倒産して回収不能となるリスクがあります。特に新規取引先や信用力が低い企業との取引では注意が必要です。

2. 資金繰りへの影響
入金までにタイムラグが発生するため、企業のキャッシュフローに負担がかかります。売上が伸びても現金化が遅れれば、仕入れや運転資金の不足を招く可能性があります。

3. 業務負担の増加
請求書の発行、入金確認、消込、督促といった一連の業務は手間と時間がかかります。特に取引先が多い場合は担当者の業務負担が大きくなり、管理ミスや遅延を引き起こすリスクもあります。

企業間決済・BtoB後払いの課題・種類についてはこちらの記事で詳細を解説しています。

この記事の著者

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

「OREND」は飲食店や小売業界・ネットショップに関する業界トレンドを図解・解説しながらツール紹介を行う専門メディアです。 キャッシュレス決済や予約管理システム・ネットショップ作成ソフトなど、店舗の効率化やECサイトの立ち上げに必要なツールの仕組みや機能・トレンド背景を解説します。

この記事の監修者

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

慶応義塾大学商学部卒業後、フロンティア・マネジメント株式会社で経営計画の策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社で事業企画、2022年にステップ・アラウンド株式会社にて店舗ビジネス向けメディア「OREND」を監修。

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