スマホ注文・モバイルオーダーシステムとは|比較11選・メリット・飲食店の人手不足解消で注目

最終更新日:
2019/11/03

モバイル(スマホ)オーダーシステムとは

モバイル(スマホ)オーダーシステムとは、事前にアプリなどで注文予約を行い店舗で商品やサービスの受け取りができる注文管理システムです。利用者にはポイントの付与も可能で、行列回避や売上アップのメリットも期待されています。

たとえば、牛丼チェーンの松屋フーズが提供している「松弁ネット」というアプリでは、あらかじめ利用する店舗へ注文することで指定した時間にできたてのお弁当を取りに行くことが可能です。

マクドナルドやスターバックスが導入したことでも注目を集めているスマホによる注文予約。今回は注目される背景やメリットについて解説しながら、おすすめサービスを紹介していきます。

注目の背景(1)70%が利用、スマホの普及

総務省 – 我が国の情報通信機器の保有状況の推移(世帯)

2010年のiPhone発売以降、急速にスマホ利用者が増え70%程度の普及率となっています。10人に7人はスマホを利用しており、IT端末を日常的に持つユーザーをターゲットとすることは非常に可能性を秘めているといえます。

飲食店に限らずO2Oオムニチャネルといったデジタル活用は、さまざまな場面で聞くようになりました。

注目の背景(2)政府も推進、伸び続けるキャッシュレス決済

一般社団法人キャッシュレス推進協議会 – キャッシュレス・ロードマップ 2019

CMなどでも目にする機会が増えPayPayLINE Payに代表されるように、ここ最近電子マネーサービスも浸透しはじめています。これらはスマホを活用した電子決済手法で、財布を持ち歩かなくてもスマホがあれば簡単決済が可能です。

またクレジットカードも発行している業者は多数あり、利用できる店舗数を増やすために、カードリーダーやPOSシステムを簡易化したものを貸し出し、販売をしているケースもあります。

こうした電子決済の普及は、国が推進しているキャッシュレス決済の推進の結果でもあり、現金決済でなくクレジットカードや電子マネーのキャッシュレス決済が、今後さらに加速していくと予想されます。

電子マネーの中にはSuicaのような、交通系電子マネーも含まれており、訪日観光客でも交通費の支払いと一緒に利用ができるためインバウンド(訪日観光客)需要の拡大をねらいとした施策でもあります。

消費者のスマホ・モバイルオーダーシステムの3つメリット

ではスマホオーダーシステムは顧客視点ではどのようなメリットがあるのでしょうか。

(1)待ち時間がなく、行列に並ぶ必要がない

顧客がスマホを使ってモバイルオーダーシステムを活用できれば、行列に並ぶ必要もなく、待ち時間も最小限で商品を受け取ることができます。

ただし、待ち時間は店舗の状況によるため、必ずしもゼロにすることはできませんが、店舗に行ってから注文をするよりも、早く提供される頻度は増えることでしょう。

店内利用ではなく、テイクアウトを希望する消費者にとっては効率的な時間となります。

(2)時間指定による隙間時間で注文完了

先にも挙げている松屋の松弁ネットの例のように、隙間時間に注文をして時間指定をして受け取りするようにすることも可能です。

注文してから「すぐに」受け取りする必要があれば不便ですが、時間指定ができるため、顧客は好きなときに注文をして、目的の時間に取りに行くことが実現します。

(3)自動でスタンプ・ポイントが貯まる

スマホで注文をするシステムであるため、自動的に店舗が用意したスタンプやポイントがたまり、次回以降の割引や交換に利用できる独自サービスを導入することも可能です。

たとえば、とあるカフェに行って紙のスタンプカードを出してスタンプを毎回押してもらうのと、注文して決済が終われば自動的にスマホにスタンプが押されているのとでは、モバイルオーダーシステムを使った方が顧客は楽に管理ができます。

店舗側のスマホ・モバイルオーダーシステムの3つメリット

次はモバイルオーダーシステムの店舗側へのメリットについて紹介します。

(1)レジ・会計業務の効率化

スマホで簡単に注文ができるモバイルオーダーシステムを利用すれば、店舗側はあらかじめ顧客に「いくら」支払いが必要なのか把握してもらうことも可能であり、現金決済の店舗でも会計業務が効率化できます。

またクレジットカードや電子マネーで先払いしておくシステムを導入しておけば、店舗でのレジ会計は不要です。注文した商品を受け取るだけになるため、レジの混雑を大幅に減らすことが可能となります。

(2)クーポン配信によるリピート率向上

スマホアプリを使ってもらうメリットとして、クーポン配信によるリピート率向上が挙げられるでしょう。

たとえば、店舗で注文をしたら700円の商品を、スマホアプリを利用することで50円の割引クーポンを適用し650円で購入できるのであれば、購買のメリットを提供できます。

通常のオンラインキャンペーンでは、確実に顧客に届けることは難しいですが実際に来店した消費者にポイントやクーポン配信が可能です。

(3)顧客単価・売上のアップ

スマホオーダーを利用した消費者に、クーポン配信を工夫することができれば、セットメニューの提案も可能になります。

DM(ダイレクトメール)送付やポスティングといった手法よりも、確実に消費者に届けることが可能なため、工夫次第で売上アップの効果も期待できるでしょう。

スマホ・モバイルオーダーシステムの注意点とデメリット

スマホアプリから行われるモバイルオーダーシステムには、メリットだけでなくデメリットや注意点もあります。

たとえば、お昼の12時30分受け取りとして、昼食用のお弁当4人前の注文がモバイルオーダーシステムを介して行われているとします。ですが、お昼どきには店内もにぎわうことが想定され、作り置きでもしておかないと、なかなか通常の注文の間に作業がしにくくなってしまうデメリットがあります。

通常のオーダーと並行して注文が増えることも想定する必要があるため、店舗のオペレーションは検討しましょう。

モバイル・スマホオーダーシステム&注文アプリ比較11選

スマホを使ったモバイルオーダーシステムは自社で開発するものと想像するかもしれませんが、それは違います。大企業であれば自社開発のシステムを導入しやすいですが、中小企業では、なかなか自社開発は難しいです。ここから紹介する注文アプリを比較し、最適なアプリ導入とシステムを構築するといいでしょう。

O:der(オーダー)

●特徴

  • モバイルオーダーシステムの導入実績No.1
  • 従業員向けUIがわかりやすい
  • 待ち時間の目安が表示できる

O:der(オーダー)は、モバイルオーダーシステムの中でも導入実績が豊富で、多数のメディア掲載されています。

またUIのわかりやすさも魅力で、従業員もスマホからのオーダーに合わせて操作をしなければならないため、UIのわかりやすさは大切です。

待ち時間の目安を表示して掲示することもできるため、行列のできるお店で特に活躍することでしょう。

詳細はこちら:https://www.oderapp.jp/store/

Okageシリーズ

●特徴

  • ハンディレジ機能がある
  • 店内モバイルオーダー機能が使える
  • 多言語に対応している

Okageはクラウドサービスのモバイルオーダーシステムで、常に最新の状態で利用することもできます。

店内モバイルオーダー機能や多言語対応のメニュー、があり、店員を呼ばずとも簡単に注文が可能です。ほかにもハンディレジ機能があるため、POSレジにこだわることなく、その場で会計処理を済ませることも可能です。

詳細はこちら:https://okagekk.com

SelfU

●特徴

  • 席のバーコードを読み取ってスマホが店内モバイルオーダー機能を持つ
  • 会員登録不要で使ってもらえる
  • 忙しくてもクレームが減る

顧客のスマホが店内モバイルオーダーシステムを持った端末になるのが、SelfU(セルフ)の特徴です。バーコードを読み取り会員登録不要で、スマホで注文操作をするだけなので、注文を聞きに行くスタッフは不要となります。

詳細はこちら:https://www.oderapp.jp/product/lp/selfu-201909/

スマホオーダー

●特徴

  • 別々の会計が簡単に可能
  • 多言語対応のメニュー
  • 個別注文も可能

複数人で飲食店に行くとよくある別会計。レジでそれぞれの注文を聞きながら個別に対応をしている店舗もありますが、それだけ労力がかかってしまいます。

スマホオーダーを使えば別々の会計も個別の注文も、簡単にスマホから行うことができるよう設計されています。多言語対応もしているため、外国人のニーズに応えるためにも、導入を検討したいシステムです。

詳細はこちら:http://www.sposcm.jp

Putmenu(プットメニュー)

●特徴

  • 12言語に対応
  • アンケート機能付き
  • 席や部屋でそのままお会計可能

Putmenu(プットメニュー)が優れているのは、12カ国に対応している多言語機能です。英語はもちろん、訪日観光客が増えている中国語や韓国語にも対応しているため、安心して利用が可能です。

ほかにも特色として、注文とともにアンケートを採ることも可能です。顧客の声を収集しメニューや接客改善につなげることが可能です。

詳細はこちら:https://putmenu.com

PayMine(ペイマイン)

●特徴

  • レジ打ちが不要になる
  • カードリーダーなくクレジットカード利用可能になる
  • メニュー作成が簡単

飲食業で大変なのは、魅力的なメニュー作成です。PayMineを使えば、写真を使いながら、簡単な操作でメニュー作成が可能です。

また、PayMineを使うことでレジ打ちが不要になるだけでなく、本来必須のカードリーダーがなくとも、クレジットカード決済が可能となるため、キャッシュレスでスムーズな会計が可能です。

詳細はこちら:https://paymine.jp/lp/

Linktoモバイルオーダー

●特徴

  • OES連動で厨房の混乱が防げる
  • アプリのダウンロードは不要
  • ブランドイメージに合わせて運用が可能

Linktoモバイルオーダー for テイクアウトは、MONSTERAと呼ばれているOESと連動させることで、最大限の能力を発揮します。連動させることで、スマホからのオーダーがテイクアウトとして、印字・表示されるため厨房の混乱を防ぐ役割を果たします。

またWebアプリであり、わざわざアプリケーションをダウンロードしてもらう必要がなく簡単に誘導が可能です。

詳細はこちら:https://www.seiko-sol.co.jp/products/link-to/link-to_takeout/

PLATFORM

●特徴

  • WEBアプリのためPCでも利用可能
  • クレジットカード利用可能
  • WEBアプリでもプロモーションが作成可能

PLATFORMもWebアプリで提供されており、スマホのみならずPCからの注文にも対応しています。つまり、PCサイトとスマホサイト、まったく別の2つの注文サイトを用意する必要がありません。

ほかにも、割引クーポンやポイントなど、プロモーションを組むことも可能であるため、リピート率向上も狙えるでしょう。

詳細はこちら:https://pltfrm.jp

SMASEL(スマセル)

●特徴

  • 初期費用が無料
  • 高額なレンタル費用がいらない
  • お代わり機能で追加注文を狙える

SMASELは顧客のスマホを利用してもらうタイプのモバイルオーダーシステムの代名詞でもあり、専用のモバイルオーダーシステム端末を必要としないため、初期費用を取られません。

また高額なレンタル費用や修理費なども発生しない特徴があります。ほかにも、お代わり機能をつけられるため、スマホから気軽に追加オーダーを取り付けることも可能です。

詳細はこちら:https://smasel.com

Waiter(スマレジ・ウェイター)

●特徴

  • 在庫数管理ができる
  • 手動で注文停止にできる
  • 外にいてもお店の状況を把握できる

Waiterはクラウドサービスとして提供されており、店内はもちろん、店舗の外にいても売り上げ状況の確認が簡単にできます。

また、飲食店ではよくある在庫切もリアルタイム把握が可能で、オーダーできないよう、注文停止処理も店舗側でコントロールが可能です。

詳細はこちら:https://waiter.smaregi.jp

ダイニー

●特徴

  • テイクアウトだけでなくイートインにも対応
  • スマホとPCどちらにも対応のWEBアプリ
  • 注文伝票が専用機器から自動印刷される

ダイニーはテイクアウトはもちろんイートインにも同時に対応できるWEBアプリです。テイクアウトの際にはPCから、イートインの際にはスマホから、といった使い分けを顧客がすることも可能です。またWebアプリを通した注文は、専用端末から自動印刷されるため、混乱しにくい設計になっています。

詳細はこちら:https://www.dinii.jp

キャッシュレス決済で飲食店の人手不足解消・効率的なマーケティングを実現

飲食サービス業では、人手不足で機会損失をしていることも多いです。かといって、従業員を無作為に増やすと人件費がかさみ、利益が少なくなってしまうでしょう。

最小限の従業員でも顧客満足度を向上させ、リピート率も向上させるにはシステム活用による効率化が重要となります。

キャッシュレス決済の導入と合わせて、スマホ・モバイルオーダーシステムも検討してみてはいかがでしょうか。

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