オーダーエントリーシステム(OES)とは|価格比較12選・スマホアプリで飲食店の注文管理のメリット

最終更新日:
2020/01/18

オーダーエントリーシステム(OES)とは

オーダーエントリーシステム(OES)は、伝票など手書きで行われていた注文や連絡をデータ化するシステムです。POSレジ・システムや会計ソフトと連動しリアルタイムに情報を更新することで、売上集計や在庫管理の効率化が実現できます。

今回はオーダーエントリーシステムの機能や種類、メリットについて解説しながら、おすすめのオーダーシステムを紹介します。

手書き伝票の課題・問題点

手書き伝票にはいくつかの課題や問題点があります。手書きである以上、顧客から受けた注文を書き間違える可能性はないと言い切れません。

伝票自体もホールからキッチンへ届けなければならないため、その間のタイムラグなど作業効率も落ちます。会計時においても、伝票を見ながらのレジ打ちが発生するため、打ち間違う可能性も出てしまいます。

手書き伝票であるというだけで、各工程でのリスクをはらんでしまうことになり、繁忙期に入るにしたがってミスの可能性は高くなってしまいます。

注文~会計・在庫データの連動で一括管理

オーダーエントリーシステムを導入することで、注文から調理、会計といった一連の流れを一括管理しミスを防ぐことができます。

注文をハンディーターミナルで受けることで、タッチボタンによるメニュー選択します。この時点で手書きによる書き間違えは、物理的に起こりようがありません。

さらに入力されたデータはキッチンへ送信され、最終的には会計データや在庫データとしても蓄積されます。オーダーエントリーシステムは、一度の注文受付で全てのデータへ反映するため、データの一括管理が期待できます。

注文管理の効率化、ハンディーターミナル・スマホ連携

注文受付の際には手元のスマートデバイスやハンディーターミナルを使ってオーダーを受けます。上述のとおり、スマホやハンディーから注文されたデータはPOSシステムに連携しているため、会計時には自動的に処理が可能です。

また近年ではタブレット端末をテーブルに設置し、顧客自身で直接メニューを入力するセルフオーダーシステムも増えています。

顧客が直接入力することで、店員へ伝える手間が省けるだけでなく、店側による注文の受付間違いが発生しません。注文を待たれている焦りもなくなるため、顧客側にもメリットがあるといえます。

テーブル設置型のセルフオーダーシステムの詳細はこちら。

オーダーエントリーシステムの3つの種類

オーダーエントリーシステムを導入するにあたって、お店の仕組みを考えながら「どのようなフローにするのか?」を検討する必要があります。

オーダーエントリーシステムは、大きく分けて3つの種類に分けられます。どのシステムが当てはまるのかを考えるために、3つの種類について紹介します。

ハンディーターミナル

ハンディーターミナルは、ファミリーレストランや居酒屋チェーンなど多くの飲食店で導入されているシステムです。

スタッフが注文を聞いて該当するメニューと数量を選択して送信するハンディーターミナルでは、キッチンへ迅速なデータ連携ができます。

スマートデバイス(アプリ型)

アプリ型のスマートデバイスでは、注文を受けるだけでなく座席状況や在庫切れなどの確認機能も搭載されています。

導入コストもアプリ型のため、通常のハンディーターミナルと比べると安価で、アプリインストールで簡単に導入が可能です。

ハンディーターミナルでは注文以外の情報に関して提供されていないため、想定外の質問をされた店員は店長などの責任者を呼ぶケースが多いです。

単純な受け応えだけで注文受付が成り立つお店であれば、前述のハンディーターミナルで十分ですが凝ったお店になればアプリ型のスマートデバイスが活躍します。

テーブル設置型(タブレット型)

設置型システムは、専用端末型とタブレット+アプリの2つのパターンがあります。

居酒屋や回転寿司などの店舗では、1度の注文で終わることがなく追加注文をする傾向が強いです。これを全て従業員が対応してしまうと、何度も注文を伺うことになります。

しかし、テーブル設置型のタブレットでは顧客自ら注文するため好きなタイミングで何度でも注文受付が可能です。

タブレットPOSレジのメリットや業界別のおすすめ商品一覧はこちら。

オーダーエントリーシステムの4つの機能

オーダーエントリーシステムには、注文を受けるだけでなくデータをもとにした、さまざまな機能が搭載されています。どのような機能があるのかを詳しく解説していきます。

(1)飲食店を効率化するオーダー・テーブル管理

  • リアルタイムに注文状況の把握 
  • セルフオーダー

飲食店を効率化させるためには、オーダーを徹底的に管理する必要があります。

どのテーブルでどんなオーダーが通っているか?注文前か?注文後なのか?をきちんを把握して、その情報がリアルタイムで共有されていることが重要です。

メニューの品切れ設定やおすすめ商品といった、店舗の運営管理業務も行うことも可能です。

(2)注文から売上データまでを繋ぐ会計・レジ連動

  • 販売・注文のレジ管理
  • クレジット・オンライン決済対応
  • 税率設定機能
  • レシート・プリンター

オーダーエントリーシステムでは、注文を受付したと同時に販売情報としてデータ蓄積します。注文の都度レジの管理下へデータが移行するため、集計することなくそのまま会計処理へ持っていくことが可能です。

クレジットやオンライン決済でも、あらめて金額を入力する必要がないため人的なミスも防ぐことができます。

(3)来店履歴から売上・店舗管理まで各種分析・管理

  • 来店履歴・ポイント管理
  • 複数店舗の権限管理
  • スタッフ管理・在庫管理
  • 予算・予実管理
  • 売上分析

システムを導入することで顧客管理も可能です。会員登録してもらうことで、来店履歴データを蓄積することもできます。

来店履歴によって「どれぐらいの頻度で来店しているか?」「どの時間帯か?」「何を注文しているか?」などのデータを分析し売上につなげることができます。

また来店が集中する時間帯があれば、人員を厚くするなどの店舗管理にも生かすことが可能です。来店履歴1つをとっても、見る視点によっては店舗経営全体のヒントになることが考えられます。

加えて注文データは会計・POSシステムと連動するためリアルタイムに売上や予実分析も可能です。

(4)各種システム連携

  • 各種会計ソフト連携
  • API機能によるERP連携
  • API機能によるCRM連携

単に店側だけのシステムに止まらず、他のシステムとの連携が図れるのもオーダーエントリーシステムの魅力です。

APIと呼ばれるシステム間の接続ロジックを使い、他の基幹システムや顧客管理システムとの連携が図れます。

システム連携を行うことで売上、購買データなどさまざまなデータを組み合わせて分析を行うことで、高度なマーケティング施策も実施が可能になります。

オーダーエントリーシステムの3つのメリット

紹介しているように、ハンディーターミナルなどを使ったオーダーエントリーシステムの仕組みが最も適しているのは飲食店です。ここでは具体的に、飲食店でシステム導入した際のメリットについて説明していきましょう。

回転率アップによる効率化・売上増加

システム導入しない場合の注文受付では、厨房とテーブルを往復するため多くの時間を使います。満席の場合は、はじめに注文を聞いた席へ料理が届く時間は長くなります。

一方でハンディーターミナルを使った注文では、聞いた瞬間にキッチンへデータが送信されているため、上記のような状態は起こらず自然と回転率がアップします。

人件費の削減・スムーズな商品提供

メニュータブレットをテーブルへ設置する方法を採用すれば、大幅な人件費の削減が期待できます。注文受付する人員が必要ないことに加えて、確認の復唱や取り間違いがなくスムーズな商品提供が可能です。

加えて、これまで伝票などの紙での注文を受けていた場合は会計システムへの入力の手間も発生していましたが、自動的にデータが連携されるため大きなコスト削減につながります。

オーダーミスの防止

加えて注文をシステムで取るため、店員のオーダーミスを限りなく無くすことができます。

セルフオーダー(設置型)の場合は注文自体を顧客自身で行うため、間違いと言う概念がなくなり、外国人スタッフの場合に懸念する調理ミスも減ることでしょう。

おすすめのオーダーエントリーシステム価格比較7選

オーダーエントリーシステムは、各社さまざまな機能を搭載したものがあります。どのシステムが適しているかは、仕様と店側の運用を鑑みて検討する必要があり、その材料としてこと前に各サービスをチェックするこが必要です。

ここでは7つのおすすめシステムについて、価格やプランを比較しながら紹介します。

スマレジ・ウェイター

●特徴

  • 無料から利用可能
  • メニュー登録ではカスタムオーダーの設定も可能
  • 注文入力ではランチとディナーに自動切り替え

豊富な機能とシンプルな操作で無料から使える「スマレジ・ウェイター」は、クラウドを利用した画期的なシステムです。メニュー登録から注文入力に対応し、テーブル管理まで機能が揃っています。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
無料0円〜10,000円あり

詳細はこちら:https://waiter.smaregi.jp/

Orange Handy

●特徴

  • 商品や在庫管理も可能
  • レシート印字プリンタへワイヤレス接続が可能
  • オフラインでも利用可能

タブレットを最大限に利用した「Orange Handy」では、注文受付など基本機能に加えて商品や在庫の管理まで行うことができます。

レシートの印字に関してもワイヤレスでのプリントが可能なため、すっきりした店舗内となります。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
要問い合わせ9,800円〜あり

詳細はこちら:http://orange-tablet.jp/oes/

tenposAir

●特徴

  • オプション付きオーダー機能
  • セレクト機能
  • 端末ごとの多言語切り替え機能
  • オフライン利用可能

安心安全設計のtenposAirは、飲食店専用のiPadPOSとして抜群の操作性を誇っています。

多言語にも対応しているため、外国人が多い店舗でも十分に活用することが可能です。また万が一インターネットに繋がらなくなっても、オフライン環境でも利用できるため、店舗内のデータ連携には支障が出ません。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
380,000円〜10,000円なし

詳細はこちら:https://tenposair.com

FlickOrder

●特徴

  • スマホとタブレットのみの運用が可能
  • 安心の無料トライアルあり
  • ユビレジアカウントに登録しての利用開始

FlickOrderはスマホとタブレットだけで、注文受付からの一連の流れを確立させることができるシステムです。テーブル利用状況の把握や注文受付をスマホで行い、会計や注文伝票の送信は全てタブレットのみで行うことができます。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
無料3,500円あり

詳細はこちら:https://www.flickorder.com/

Order4U

●特徴

  • 直感的でシンプル操作
  • 注文情報をデータ化
  • 拡張性は高いがコストは低い

Order4Uは、直感的でシンプルな操作性が特徴です。注文情報をデータ化し、さまざまな視点で分析し店舗経営に役立てることができます。

加えて他のシステムとの連携や拡張性が高く、状況に合わせて幅広いデバイスで利用可能です。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
50,000円〜8,000円〜なし

詳細はこちら:https://order4u.4uapplications.com/

Easy Booklet

●特徴

  • 業界初のブックレット型ハンディターミナル採用
  • ハンディターミナルのボタンを大型化できる
  • テーブル状況を確認するためのリマインダー機能搭載

CASIOが提供する「Easy Booklet」は、ブックレット型のハンディターミナルを利用した簡単操作のシステムです。

本のようにページをめくってメニュー選択することができるため、場所に迷ったりすることがありません。新人スタッフでも安心して操作方法を覚えることができる操作性に優れたオーダーシステムです。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ

詳細はこちら:http://arch.casio.jp/ecr/products/oes/qf-r10/

FoodFrontia(フードフロンティア)

●特徴

  • セルフ会計POSシステムが使える
  • セルフオーダーシステムが使える
  • 1つのパッケージでどんな業種でも対応可能

NECが提供するFoodFrontiaは、オーダーエントリーシステムと経営支援システムをトータルで連携させています。どのような業種運用でも対応可能で、売り上げアップとCS向上にも特化したサービス提供が可能です。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ

詳細はこちら:https://www.necplatforms.co.jp/solution/food/foodfrontia/index.html

POSレジ付随型のオーダーエントリーシステム4選

POSレジ付随型のオーダーエントリーシステムは、注文データとの連携によって会計処理の効率化やクレカ決済の導入にも役立ちます。

ここではPOSレジとセットになっているオーダーエントリーシステムについて4つの製品を紹介します。

ユビレジ

●特徴

  • POSレジによる商品管理と在庫管理の自動化
  • さまざまなキャッシュレス決済が連携可能
  • 勤怠管理や予実管理もできる

ユビレジはPOSレジ導入によって注文管理だけでなく、商品管理や在庫管理など経営に関する全てのサポートを行います。人員稼働に関わる勤怠管理に加え、予実管理も可能で店舗経営には最適な管理会計が可能です。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
無料6,900円あり

詳細はこちら:https://ubiregi.com

スマレジ

●特徴

  • 0円からスタートできる
  • どんな業種や規模にもフィットする販売設定
  • 高品質の在庫管理が実現

無料プランから利用できるスマレジは、どのような業種や規模でも豊富な販売設定でフィットさせることができます。

在庫管理についてはアパレル系でも通用するほど高品質で、複数店舗を管理する場面でも豊富な機能が備わっておりさまざまな業界で利用されています。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
無料0円〜12,000円あり

詳細はこちら:https://smaregi.jp

Okage レジ

●特徴

  • 全端末リアルタイム連動
  • ハンディ端末で会計ができる
  • 直感的な操作が可能

スマホタブレットを駆使した「Okage レジ」は、クイック操作で直感的に使えるPOSシステムです。契約ごとにクラウドデータベースが設置されているため、基幹システムとの連携も容易にできます。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
無料5,000円〜あり

詳細はこちら:https://okagekk.com

Orange Operation

●特徴

  • 高次元な機能カスタマイズ
  • 台数が多いほどコスパが良くなる料金体系
  • 豊富なPOSアプリ機能と緻密な管理機能搭載

「Orange Operation」は、基本的なPOSシステムの機能に加えて「生産・点検・受注管理・会員管理」などの豊富な機能を搭載しています。

外部サービスとの連携も可能で、基幹システムや決済システム導入がスムーズに行えます。

初期費用月額費用無料トライアルの有無
要問い合わせ要問い合わせ要問い合わせ

詳細はこちら:https://orange-pos.jp

オーダーエントリーシステムで店舗の注文管理を効率化

オーダーエントリーシステムを使えば、オペレーションが煩雑になっている店舗でも円滑に回すことができます。

飲食店においてはホールがどれだけ余裕を持って接客し、キッチン側へ指示を出せるかが店舗経営のポイントといえます。

店舗の状況を常に把握して、ただ業務に追われるだけの経営から脱出するきっかけに、ぜひ導入検討をしてみてはいかがでしょうか。

この記事にはタグがありません。