予約カレンダーは、お客様が空いている日時や予約枠を確認して申し込み、店舗や事業者が予約状況をカレンダー形式で管理するシステムです。
予約カレンダーには、無料で始められるサービスもあります。
この記事では、無料で使える予約カレンダーを含むおすすめサービスを比較し、選び方や作成方法、Googleカレンダー連携、無料プランの違いまで解説します。
自社の予約方法に必要な機能と、どのサービスを選べばよいかが分かります。
予約カレンダーとは?3つの機能を分けて考える
「予約カレンダー」は、予約者が見る画面だけを指すものではありません。サービスを比べる際は、予約者向け、管理者向け、外部カレンダー連携の3つに分けると違いが分かります。
| 機能 | 主な利用者 | できること |
| 予約者向けカレンダー | お客様・申込者 | 空き日時や予約枠を確認して日時を選択する |
| 管理者向け予約カレンダー | 店舗・事業者・スタッフ | Web・電話・店頭などから入った予約をまとめて管理する |
| 外部カレンダー連携 | 店舗・事業者 | Googleカレンダーなどと予約・予定を同期する |
予約者向けカレンダーは、予約フォームの中で日時や予約枠を選択する部分にあたります。日時を選んだ後に、氏名や連絡先、予約内容などを入力して申し込みを完了するのが一般的です。
予約フォーム全体の作り方や入力項目については、別記事でも詳しく解説しています。
予約カレンダーを選ぶ6つのポイント
予約カレンダーは、料金だけでなく、自社の予約方法を再現できるか、日々の予約管理に必要な機能がそろっているかを基準に選びます。
1. 必要な予約枠を作れるか
予約カレンダーによって、設定できる予約枠は異なります。主な予約方法は次のとおりです。
- 営業時間内の空いている時間から選ぶ
- 開始時間と定員を決めた予約枠から選ぶ
- スタッフを指名して予約する
- 施設や設備の空き時間を予約する
美容室ならスタッフとメニュー、スクールなら開始時間と定員、施設なら設備の空き状況など、自社の予約方法に必要な条件を設定できるサービスを選びます。
2. 予約状況を管理しやすいか
管理者向けカレンダーでは、Web予約だけでなく、電話や店頭で受けた予約もまとめて管理できることが重要です。
複数の受付経路から入った予約を1つのカレンダーで管理できるサービスがおすすめです。
日・週・月ごとの表示、予約の手動登録、日時変更、キャンセル、休業日の設定など、日常的に行う操作を確認します。
3. スタッフ・設備・定員を予約枠と連動できるか
スタッフ・設備・定員の空き状況と予約枠が連動するサービスを選ぶことで、重複予約を防げます。
美容室では担当スタッフ、整体院では施術者とベッド、スクールでは講師と定員、施設では部屋や設備などを予約と連動させます。
たとえば、スタッフに予約が入った時間を自動で受付不可にしたり、設備が使用中の時間は別の予約を受け付けないようにしたりできます。グループレッスンやイベントでは、予約数に応じて残りの定員を反映できる機能も必要です。
4. Googleカレンダーと必要な範囲で連携できるか
Googleカレンダー連携には、予約システムの予約をGoogleカレンダーへ反映する一方向連携と、Google側の予定も予約システムへ反映する双方向連携があります。
Googleカレンダーで既存の予定を管理している場合は、Google側の予定を予約不可時間として反映できるかまで確認します。
また、Googleカレンダー連携は有料プランのみの場合もあるため、対応する料金プランも確認が必要です。
Googleカレンダーを使った予約受付や設定方法は、別記事で詳しく解説しています。
5. URL共有とホームページ埋め込みに対応しているか
予約ページは、URLをホームページやSNSへ掲載する方法と、予約カレンダー自体をホームページ内に表示する方法があります。
URL共有は多くのサービスで利用できますが、ページ内に表示するにはiframeなどの埋め込み機能が必要です。
ホームページ内で予約まで完結させる場合は、埋め込み対応の有無と対象プランを確認します。
具体的な埋め込み方法や設置時の注意点は、別記事で詳しく解説しています。
6. 必要な機能を使える料金プランか
無料プランでも予約受付を始められるサービスはありますが、予約件数、予約ページ数、スタッフ数、受付期間、外部連携などに上限が設定されている場合があります。
月額料金だけではなく、実際の運用に必要な機能を使えるプランの料金で判断します。
【無料あり】予約カレンダーおすすめサービス比較
予約カレンダーには、無料で始められるものから、スタッフ・設備・顧客情報までまとめて管理できるものまであります。
まずは、料金や無料プラン、予約機能を比較して、自社の予約方法に必要なサービスを確認できます。
ここからは、予約カレンダーを利用できるおすすめの予約システムを詳しく紹介します。料金だけでなく、予約枠の設定、管理カレンダー、スタッフ・設備との連動などもサービスごとに異なります。
- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 0円~
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ◎
STORES予約は、顧客がメニュー、日時、スタッフを選び、1ページで予約を完了できるWeb予約システムです。複数人が参加する定員制レッスンと、1対1の施術・相談などの予約の両方に対応しています。
予約ページはLINE、InstagramなどのSNS、自社ホームページに掲載できます。事前決済の設定もでき、予約ページ内で支払いまで完了できます。
無料で2種類の予約ページを公開でき、月50件まで予約を受け付けられます。スタッフ指名、回数券・月謝による予約受付、Zoom連携などの機能もプランをアップすることで追加できます。
Web・SNSから予約を集め、レッスン予約と1対1の施術・相談予約を一つのサービスで管理する店舗におすすめです。
- 初期費用
- 33,000円~
- 月額費用
- 22,000円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
ChoiceRESERVEは、来店予約、施設予約、スクール予約、イベント予約などに合わせて予約ページを構築できる法人向け予約システムです。顧客はメニューと日時を選び、設定した必要事項を入力して予約できます。
スタッフ、会議室、座席などを予約対象として登録することで、空き状況や定員に応じて予約を受け付けられます。予約ページを自社サイトに埋め込めるほか、予約時の事前アンケートも設定でき、業務ルールに合わせた予約受付が可能です。
スタッフ・設備・定員を細かく管理し、自社の運用に合わせた予約ページを構築したい法人におすすめです。
- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 12,800円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
Gym'sは、会員がアプリからパーソナルやグループレッスンを予約でき、非会員の体験予約にも対応するパーソナルジム・フィットネス向け予約・顧客管理システムです。会員はアプリから変更やキャンセルまで行えます。
予約はトレーナーごとの空き状況と連動し、パーソナル、セミパーソナル、グループレッスンなど複数の予約形式に対応しています。回数券の残数や月ごとの予約回数に応じて予約を制限する設定も可能です。
非会員向けには専用の体験予約ページを発行でき、店舗のホームページや公式LINEから案内できます。体験予約で入力された顧客情報はシステムへ自動登録されるため、体験後の入会手続きや会員管理にもつなげられます。
会員のレッスン予約から新規顧客の体験予約まで一元管理し、回数券や契約プランに応じた予約ルールを設定したいパーソナルジムにおすすめです。
- 初期費用
- 150,000円~
- 月額費用
- 10,000円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
Smart Helloは、会員はスマホアプリ、会員ではない人の体験予約はWebサイトから予約できるジム・スクールなどの会員制施設向けシステムです。定員が決まったレッスン予約と、スタッフやスタジオの空いている時間を選ぶ予約の両方に対応しています。
会員向けアプリでは、レッスンやパーソナルトレーニングの予約に加え、欠席の連絡や振替予約、追加受講の申し込みも行えます。体験者向けには専用のWeb予約サイトを作成でき、会員と同じ予約枠を使って体験予約を受け付けられます。
コースごとに同時に予約できる件数や月間の予約回数、未使用分を翌月へ持ち越せる回数を設定でき、契約内容に応じて予約条件を細かく管理できます。会員予約と体験予約で同じ空き状況を参照するため、予約枠をまとめて管理できます。
会員のレッスン予約から非会員の体験予約までまとめて受け付け、契約内容に応じた予約回数や定員を細かく管理したいジムやスクールにおすすめです。
- 初期費用
- 0円
- 月額費用
- 0円〜29,800円(税抜)
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ○
formrunは、申込フォームと日程調整ツールbookrunを連携し、顧客が空き日時を選べる予約フォームを作成できるサービスです。フォーム送信と同時に日程を確定し、カレンダーへ登録できます。
Googleカレンダーから空き時間を抽出してダブルブッキングを防ぎ、ZoomやGoogle MeetのURL、予約詳細、リマインドも自動通知できます。フォーム受付と日程調整を一つの流れにまとめられます。
商談、面談、相談予約など、一対一の日程調整におすすめのサービスです。
問い合わせや申込フォームから商談・面談の日程確定まで自動化したい事業者におすすめです。
- 初期費用
- 要問い合わせ
- 月額費用
- 要問い合わせ
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
WTEは、生徒が講師、コース、空き枠を選んでオンラインレッスンを予約できるスクール向けシステムです。個別レッスンとグループレッスンの両方に対応しています。
予約確定後はZoom URLの発行、確認メール、前日・当日のリマインドを自動化できます。受講履歴や講師情報も予約データと連動するため、予約・受講履歴・講師情報を一元管理できます。
画面構成と予約ルールはスクールごとにカスタマイズできます。そのため、導入費用は個別見積もりで確定します。
講師数やコースが多く、個別・グループレッスンの予約運用を自社仕様で構築したいスクールにおすすめです。
- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 0円~
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ○
Square予約は、サービス、スタッフ、日時を選べる専用予約サイトを無料で公開できる予約システムです。店舗のロゴ、営業時間、キャンセルポリシーも設定できます。
予約サイトのリンクは自社サイト、Instagram、Googleに設置できます。顧客は予約確認メールから変更・キャンセルでき、スタッフのカレンダーにも即時反映されます。
フリープランは1店舗で月額0円です。複数店舗、キャンセル保証、高度なスタッフ管理はプラスまたはプレミアムの対象です。
無料の予約サイトをInstagramやGoogleへ掲載し、1店舗の予約受付をまとめたい事業者におすすめです。
- 初期費用
- 9,800円~
- 月額費用
- 1,980円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ◎
リピッテは、顧客がLINEでメニュー、スタッフ、日時を選んで予約できるLINE連携型の予約システムです。最大200メニューまで登録でき、スタッフ別の対応メニューやシフトも予約枠へ反映できます。
指名予約に加え、指名なし予約を空いているスタッフへ自動で割り振れます。前日のリマインドと予約通知もLINEまたはメールで自動配信できます。
LINEを使わない顧客向けのWeb予約は有償オプションです。個人利用と店舗利用で同時間帯の受付数や月額料金が異なります。
LINE予約を中心に、スタッフ指名と指名なし予約の割り振りまで自動化したい店舗におすすめです。
- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 0円~
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ○
freee予約は、プロフィールとサービスを設定するだけで専用のWeb予約ページを作成できる予約システムです。顧客はメニューと空き日時を選び、事前質問に回答して予約まで完了できます。
予約ページのURLはLINE、Instagram、自社ホームページに掲載できます。予約受付後はプッシュ通知とメールが届き、予約カレンダーと顧客カルテへ自動反映されます。
Starterプランは月額0円で、予約サイト作成、予約管理、SNS導線、事前決済を含みます。スタッフ管理や高度な店舗運用機能は有料のBusinessプランが必要です。
シンプルな予約ページを低コストで公開し、SNSから予約を集めたい個人事業主や小規模店舗におすすめです。
- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 0円~
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ○
EDISONE予約は、店舗、サロン、施設、スクール、飲食など業種別テーマから予約ページを作成できる予約システムです。商品やメニュー、画像を登録すると受付画面を公開できます。
スタッフのシフト、設備や席の在庫、定員、所要時間を予約枠へ反映できます。既存サイトへの埋め込みと、電話・メール予約の一元管理にも対応しています。
フリープランは予約画面1件、月間予約30件、顧客台帳150件までです。複数ページ、事前決済、多言語表示はベーシックプラン以上が必要です。
業種別テーマを使って簡単に予約ページを用意し、スタッフや設備の空き枠まで管理したい店舗におすすめです。

- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 0円~
- 無料プラン
- ○
- LINE連携
- ○
SELECT TYPEは、サロン、スクール、イベント、施設などのテンプレートから予約ページを作成できる予約システムです。空いている日時を選ぶ予約、定員制のイベント予約、施設・設備の予約、担当スタッフを選ぶ予約などに対応しています。
作成した予約ページは専用URLで公開でき、自社サイトへの埋め込みやLINE・Instagramなどから予約ページの案内もできます。顧客による予約変更・キャンセル、事前決済、会員限定メニューも設定できます。
フリープランは期間制限なく利用できますが、広告表示、予約フォーム数、予約を受け付けられる期間は7日後まで、予約データの保存件数などに上限があります。利用規模によっては有料のベーシック以上が必要です。
業種に合わせた予約ページを作成し、自社サイトやSNSから予約を受け付けたい事業者におすすめです。
掲載情報は公式サイト・提供情報をもとにしています。料金や条件は変更される場合があります。
Googleカレンダーでも予約受付ができる
専用の予約システムを導入せず、Googleカレンダーの「予約スケジュール」で予約を受け付ける方法もあります。
空いている時間を設定すると予約ページが作成され、お客様は公開された日時から予約できます。予約が入った日時はGoogleカレンダーへ追加され、既存の予定がある時間を予約対象から外すことも可能です。
予約ページはURLで共有できるほか、ホームページへの埋め込みにも対応しています。
1対1の面談などシンプルな予約受付ならGoogleカレンダーでも対応できます。スタッフ指名、定員管理、顧客管理、決済などが必要な場合は、専用の予約システムがおすすめです。
無料の予約カレンダーはどこまで使える?
無料プランでも、予約ページの公開や基本的な予約管理まで使えるサービスは複数あります。無料で使える範囲や上限はサービスごとに異なります。
- STORES予約は、フリープランで予約受付や予約管理ができ、月間予約50件・予約ページ2件まで利用できます
- Airリザーブは、フリープランでも予約受付・管理ができ、月間予約件数は無制限です
- freee予約は、Starterを0円で利用でき、予約ページの作成や予約管理に対応しています
- Square予約は、フリープランで1店舗の予約受付・管理を始められます
- SELECT TYPEは、フリープランでも予約受付や予約管理ができますが、予約受付期間や保存件数、広告表示などに制限があります
無料で選ぶ場合は、予約件数だけでなく、予約ページ数、スタッフ数、受付期間、Googleカレンダー連携、顧客管理など、実際の運用に関係する上限まで確認することが重要です。
予約システム全体を無料プランから比較する場合は、別記事で詳しく紹介しています。
予約カレンダーを導入するメリット
予約カレンダーを導入すると、予約受付から管理までの作業を効率化できます。
- お客様が空き日時を確認して予約できるため、電話やメールでの日程調整を減らせる
- Web、電話、店頭などから入った予約を管理カレンダーへまとめられる
- 予約枠とスタッフや設備を連動させることで、重複予約を防げる
- 予約ページをホームページやSNSで案内し、営業時間外も予約を受け付けられる
特に、空き状況の確認から予約受付、予約管理までを一つのシステムで行えることが大きなメリットです。
予約カレンダーを導入する際の注意点
予約カレンダーは設定しただけで運用を始めず、実際の予約と同じ条件で動作をテストしてから公開することが重要です。
複数のカレンダーやスタッフ予定が予約枠へ反映されているか
仕事用と個人用など複数のカレンダーを使っている場合、すべての予定が予約枠へ反映されていないと、すでに予定がある時間へ予約が入ることがあります。
複数スタッフで運用する場合も同様です。予約不可にする必要がある予定が、どのカレンダーやスタッフから登録されても予約枠へ反映される状態にします。
予約・変更・キャンセル後の反映をテストする
予約確定時だけでなく、日時変更やキャンセルが発生した後の動作も重要です。
予約を変更したのに元の時間が埋まったままになっていないか、キャンセルした枠が再び予約可能になるか、スタッフや外部カレンダーへ変更内容が反映されるかまでテストします。
新規予約、変更、キャンセルを1件ずつ実際に操作してから公開します。
直前キャンセルや無断キャンセルへのルールを決める
Web予約は営業時間外でも受け付けられる一方、予約者が日時を忘れたり、直前にキャンセルしたりすることもあります。
予約前日や当日のリマインド通知、キャンセル受付期限、キャンセル料、事前決済など、必要な対策を決めておきます。
特にスタッフや設備を長時間確保するサービスでは、予約受付だけでなくキャンセル時の運用まで決めておくことが重要です。
スマートフォンから予約完了まで操作する
予約ページがホームページに表示されていても、途中で別ページへ移動したり、予約日時を選ぶまでに何度も操作が必要だったりすると、予約者の負担が増えます。
PCだけでなくスマートフォンから、予約ページを開く、日時を選ぶ、情報を入力する、予約を確定するまで一連の操作を確認します。
ホームページへ埋め込む場合は、予約カレンダーの表示幅やスクロール、別ページへの遷移も確認しておきます。
まとめ|予約カレンダーは「予約者画面・管理画面・外部連携」で選ぶ
予約カレンダーは、予約者が空き枠を選ぶ画面、店舗側が予約状況を管理する画面、Googleカレンダーなどとの外部連携を分けて考えると選びやすくなります。
1対1の面談などシンプルな予約受付なら、Googleカレンダーの予約スケジュールでも対応できます。スタッフ指名、定員管理、顧客管理、事前決済などが必要な店舗では、専用予約システムを選びます。
無料プランを利用する場合も、月額0円だけで判断せず、予約件数、予約ページ数、スタッフ数、受付期間、外部連携などの上限まで見ることが重要です。
予約システム全体の機能や料金を比較する場合は、総合比較の記事をご覧ください。






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