メールリンク型決済比較おすすめ14選！仕組みやメリット・注意点解説

メールリンク型決済サービスとは？

メールリンク型決済サービスとは、販売者が発行した決済用URL（リンク）をメールやSNSで顧客に送信し、オンライン上で支払いを受け付ける仕組みです。
顧客は送られてきたリンクをクリックすると、専用の決済ページが開き、クレジットカード情報や電子マネーなどの支払い情報を入力して決済を完了します。

ネットショップや専用システムを構築する必要がなく、初期費用を抑えてキャッシュレス決済を導入できるのが大きな特徴です。
特に、法人にも個人事業主にもおすすめの決済方法で、店舗を持たない事業者・オンライン講座・イベント主催者・コンサルタント・ハンドメイド作家など、幅広い業種で活用されています。

また、取引ごとに決済リンクを発行するだけでなく、月謝制・会員制・サブスクリプションサービスなどの継続課金にも対応できるサービスも多く登場しています。
都度払いから定期課金まで柔軟に設定できるため、オンラインレッスン・サロン・コンサルティング・定期販売など、さまざまなビジネスモデルに適しています。

メールリンク決済サービスの仕組み｜事業者と顧客の利用の流れ

メールリンク決済サービスの仕組みを顧客や事業者が利用する流れを解説します。

ステップ	内容
①決済リンクを作成する	担当者：販売者 決済サービスの管理画面で商品名・金額・説明文を入力し、決済リンク（URL）を発行。商品販売・サービス代金・チケット販売など、幅広い取引に対応できます。
②リンクを送信する	担当者：販売者 発行したリンクをメール・LINE・SNSのDMなどで購入希望者に送信。顧客はURLをクリックするだけで、安全な決済ページにアクセスできます。
③商品やサービスを選ぶ	担当者：購入者 リンク先ページで商品内容・金額・数量を確認。必要に応じてオプションやコースを選択し、内容を確かめた上で購入を確定します。
④支払い・決済を行う	担当者：購入者 希望するクレジットカード・電子マネー・QRコード決済などの支払い方法を選び、決済を完了。決済完了後には販売者・購入者の双方に確認メールが送信されます。
⑤入金を確認し、商品やサービスを提供	担当者：販売者 決済完了後、販売者の管理画面に入金情報が反映。商品発送やサービス提供を行い、取引を完了します。売上管理や入金スケジュール機能を利用できるサービスもあります。

メールリンク型決済が対応している決済方法

使える支払い方法はとても幅広く、以下の決済方法に対応しています。

• クレジットカード
• 銀行振込
• コンビニ決済
• 口座振替
• キャリア決済
• 電子マネー

ネット販売だけでなく、イベントや店舗での集金・月謝の支払いなど、さまざまなシーンで活用できます。

メールリンク型決済サービスの活用方法

メールリンク型決済は、リンクを送るだけで支払いが完了するため、さまざまな業種で活用できます。

• スクールやオンライン教室：月謝やレッスン料の集金を自動化
• 飲食店：デリバリーやテイクアウトの事前決済に利用
• アパレル・雑貨販売：SNSで商品を紹介し、購入希望者に決済リンクを送るだけで販売可能
• イベントやセミナー：参加費の事前決済に活用
• 美容・サロン業：予約金や施術後の支払いをスムーズに

このように、「リンクを送るだけ」で集金や販売ができるため、オンライン・オフラインを問わず幅広いシーンで導入できます。

メールリンク型決済サービスを導入するメリット

メールリンク決済には以下の特徴・メリットがあります。

1. 決済用URLリンクを共有するだけで支払い完了

決済用のURLをSNS・SMS・メール・チャットアプリなどで貼り付けて送るだけで、すぐに支払いを受け付けられます。
ユーザーはリンクをクリックし、クレジットカード情報を入力するだけで決済完了。複雑な登録やログインが不要で、誰でも簡単に支払いを行えます。

2. ECサイトなど専用システムがなくてもオンライン決済を導入できる

通常のオンライン決済と異なり、自社サイトやEC機能を持たなくても決済を受け付けられるのが大きなメリットです。
販売ページを作る手間もなく、リンクを共有するだけでオンライン決済をスタートできます。個人事業主・スクール・オンライン講師・イベント主催者など、幅広い業種で手軽に活用できます。

3. クレジットカードでの継続課金・月謝集金にも対応

最近のメールリンク型決済サービスは、単発の支払いだけでなく、継続課金や月謝集金にも対応しています。
ユーザーが一度クレジットカードを登録すれば、毎月自動で請求・決済が行われるため、支払い忘れの防止や管理の手間削減にもつながります。塾・スクール・オンラインレッスン・会員制サービスなど、定期的な支払いが発生するビジネスに最適です。

4．クレジット情報を保持しないため高いセキュリティを維持できる

メールリンク型決済サービスは、クレジットカード情報を自社サーバーで保持しない仕組みになっています。
ユーザーが入力したカード情報は、決済代行会社の安全なシステム上で処理されるため、事業者側が情報を扱うことはありません。

そのため、情報漏えいリスクを最小限に抑えられ、PCI DSSなどのセキュリティ基準にも準拠しています。
結果として、個人事業主や中小企業でも、高い安全性を確保しながら安心してオンライン決済を導入できます。

メールリンク型決済サービスの種類｜3つの主な利用方法

メールリンク型決済サービスには、ユーザーにどのように決済リンクを送るかによって3つのタイプがあります。それぞれ特徴や活用シーンが異なるため、ビジネスの形態に合わせて選ぶことが重要です。

1. メールアドレス型
   メールアドレスに決済URLリンクの送付で支払いが可能で、Webサイトを持たない方にもおすすめ
2. SMS型（ショートメッセージ）
   スマホや携帯のショートメッセージ宛に、決済リンクを送付するため開封率が高い
3. QRコード型
   メールでQRコードを送付し実店舗で、その場でQRを読み取り、支払いが可能

決済方法・種類	主要サービス	おすすめ業界/シーン
メールリンク・URL決済	サブスクペイ メール決済 VeriTrans4Gメール決済 Squareリンク決済 STORES請求書決済	レッスンスクール ヨガ教室/フィットネス 飲食店/会員制サロン
SMS決済	サブスクペイ メール決済 Squareリンク決済 VeriTrans4Gメール決済 SMS Regi / Paidy/マックスコネクト	月額サービスの滞納・遅延 クレジットを持たない高年齢層
QRコード決済	サブスクペイ メール決済 VeriTrans4Gメール決済 Squareリンク決済 SBペイメント	飲食店/宅配サービス アパレル/オーダー衣類

【比較表】おすすめメールリンク型決済サービス一覧｜料金・手数料を比較

おすすめのメールリンク決済サービスの比較表です。初期費用、月額費用、決済手数料だけでなく、対応している決済手段、サブスク決済が可能かなどあなたのビジネスにあったメールリンク決済を選ぶ参考にしてください。

サービス名	イメージ	初期費用	月額費用	決済手数料	対応決済	QRコード 送信	SMS送信	SNS送信	継続課金 （サブスク）
VeriTrans4G メールリンク決済		問合せ 見積をチェック	問合せ	業界最安水準 1～3％台 ※クレジットカード決済の場合	クレジットカード・コンビニ 電子マネー/ID決済（楽天ペイ・PayPayなど） 後払い/他通貨/ポイント決済	◯	◯	◯	◯
Squareリンク決済		0円 無料アカウント登録	0円 ※無料	3.6％ ※振込手数料、申込手数料 注文キャンセル手数料：0円	クレジットカード デビットカード	◯	◯	◯	◯
サブスクペイ メール決済		問合せ	問合せ	2.5%~ ※口座振替：85円	クレジットカード、口座振替 銀行振込・バーチャル口座 コンビニ決済、メール決済 アプリ決済、タブレット端末決済	◯	◯	◯	◯
formrun メールリンク決済		0円 ※無料	0円~	2.99%~	クレジットカード オンライン決済 （PayPay・Apple Pay・PayPal） コンビニ決済、口座振替	◯	◯	◯	◯
STORES 請求書決済		0円 ※無料 スタンダード：3,300円	0円 ※無料	2.38％~3.24%	クレジットカード	◯	◯	◯	問合せ
makeshopメールリンク		11,000円~	法人：2,000円 個人：1,000円	3.14%~	問合せ	◯	◯	◯	問合せ
PayPal		0円 ※無料	0円 ※無料	3.6％~	クレジットカード デビットカード 銀行口座	◯	✕	問合せ	◯
Stripe Payment Links		0円 ※無料	0円 ※無料	3.6％~	クレジットカード、デビットカード Apple Pay、Google Pay など	◯	✕	問合せ	◯

メールリンク型決済の選び方｜4つの比較ポイント

続いて、メールリンク型決済を選ぶ際の比較ポイントを紹介します。

1. 自社が求める決済方法に対応しているか

まず最初に確認すべきなのは、自社のサービスや顧客に合った決済方法をサポートしているかです。
たとえば、一般的なオンライン販売ならクレジットカード決済だけで十分なことが多いですが、企業向けの取引や幅広い年齢層の顧客を想定する場合は、銀行振込やコンビニ決済にも対応しているかを確認すると良いでしょう。

2. 初期費用や決済手数料などのコストがどれくらいかかるか

サービスによって初期費用・月額費用・決済手数料はさまざまです。
特に取引回数が多い事業では、手数料が収益に大きく影響するため、チェックします。できるだけ固定費が少なく、手数料が明確なサービスを選ぶのがおすすめです。
下記は、メールリンク型決済の決済手数料のランキング表です。

		サービス名	決済手数料
🥇 1位		サブスクペイ メール決済	2.5%～
🥇 1位		VeriTrans4Gメールリンク決済	1～3% （個別見積り）
🥈 2位		formrunメールリンク決済	2.99%~
🥉 3位		STORES 請求書決済	3.24%~3.74%
4位		Squareメールリンク決済	3.6％~

3. 入金サイクル（入金までの日数）

売上がいつ入金されるかは、運転資金に直結します。
入金サイクルは、即日・週1回・月1回などサービスによって異なるため、
資金の流れに合わせて早期入金に対応しているサービスを選ぶと安心です。

		サービス名	入金サイクル
🥇 1位		Squareメールリンク決済	最短翌日 ※みず​ほ銀行・三井住友銀行の​場合
🥈 2位		STORES 請求書決済	最短翌々日 ※銀行問わず

4. 継続課金機能の有無

スクールやサブスク型ビジネスなど、毎月の支払いが発生する業種では継続課金機能が欠かせません。
この機能があれば、月謝や会費の自動集金が可能になり、入金管理の手間を減らせます。
カードの有効期限更新にも対応していれば、決済エラーの防止にもつながります。

おすすめのメールリンク型決済比較14選｜メール・SMS・QRコード対応

メールリンク型決済サービスの2つのデメリット・注意点

最後にメールリンク型決済サービスの2つの注意点を解説します。

1．決済画面へのアクセス期限切れの発生

メールリンク型決済のURLには、アクセス制限があることが多いです。72時間以内にアクセスして決済を完了させないと、その決済URLが無効になる、といった事態がしばしば発生します。

このようなアクセス期限切れが発生してしまうと、購入者に対してURLを再送する手間がかかるため注意が必要です。

2．メール不達時の対応に手間がかかる

メールアドレスにURLを送付する場合、購入者が利用しているメールソフトやキャリア設定の影響で、正しくメールが届かない場合があります。

メールが不達の場合、アドレスを確認して再送したり、購入者に対して迷惑メールや受信設定などを確認してもらったりというような対応が必要になります。それでもメールが届かない場合はSMSやDMなど別の方法で送信することを検討しなければなりません。

セキュリティはどんなものがある？主要セキュリティ機能まとめ

メールリンク型決済は、事業者側がクレジットカード情報を保持せずに決済処理が行えることから、基本的に高いセキュリティ水準が確保されています。
しかし、サービスによって 対応しているセキュリティ対策の範囲や強度には差があるため、以下のような観点も含めて比較検討するのがおすすめです。

セキュリティ	セキュリティ内容
3Dセキュア（本人認証）	決済時にパスワードやワンタイムパスワードを入力させ、本人認証を強化する仕組み
PCI DSS準拠	クレジットカード情報の安全な取り扱いに関する国際セキュリティ基準
セキュリティコード認証	カード裏面（CVV/CVC）のセキュリティコード入力を必須化
不正検知・チャージバック防止	AIなどで不正パターンを検知、またはチャージバック時の補償を行う
通信の暗号化（SSL/TLS）	決済時のデータ通信を暗号化し、第三者による情報盗聴を防止
管理画面のIP制限 / 二段階認証	管理画面のログイン時にIPアドレス制限や二段階認証を設定できる
有効期限付きリンク	決済リンク自体に有効期限を設定して、不正利用を防止

こちらはセキュリティ対策が特にセキュリティ対策を実施しているおすすめのメールリンク決済サービスです。

		サービス名	セキュリティ
🥇 1位		VeriTrans4Gメールリンク決済	PCI-DSS Ver.4.0 完全準拠 ISO/IEC27001認証取得 *情報セキュリティマネジメントシステム プライバシーマーク の継続更新 Visa Registry of Service Providers Program 国内第１号登録
🥈 2位		Squareメールリンク決済	PCI DSS/エンドツーエンド暗号化/機械学習による不正検知 トークン化スキーム PCI DSSレベル１で安全な決済が可能
🥉 3位		サブスクペイ メール決済	セキュリティコード/3Dセキュア Pマーク/PCI DSS トークン/SSL認証
4位		STORES 請求書決済	PCI DSS準拠、SSL通信など

メールリンク型決済サービスの活用シーン・導入事例3選

ネットショップやWebサイトを持たない個人店舗・個人事業主の方向けに、具体的なメールリンク型決済の活用方法や事例をご紹介します。

1．SNS×メールリンク型決済｜月額0円でおすすめTwitter&Instagram上でのオンライン販売

1つ目はSNSを活用した販売方法です。Webサイトを作成したり、ECモール等に出店するにはある程度費用がかかり、集客に手間がかかる場合があります。

TwitterやInstagramアカウントを既に運用している場合は、多くのフォロワーついておりそれ自体が顧客リストとなります。

ただしInstagramショッピング機能を利用する以外には、決済機能を持たせることができず便利ではありますがFacebookのビジネスアカウント連携・申請・審査が必要で、決済手数料も低くはないです。

Facebook – ビジネスヘルプセンター：売上の販売・決済手数料について

そこでメールリンク型決済を利用することで、TwitterやInstagramのDM・投稿に決済URLを添付するだけで簡単にSNS販売が可能になります。

Squareオンラインビジネスの場合は、初期・月額・0円で無料でショップ作成が可能です。加えてメールリンク型で決済を送ることもできるためInstagramを活用したDM販売とも相性がよく、最短翌日入金のため個人の方にもおすすめです。 

Squareリンク決済の場合は初期・月額・販売手数料も無料で最短翌日入金のため個人の方にもおすすめです。会員・ネットショップを持っていなくても、DMや投稿写真にリンクを設置・送付するだけで支払いができるため0円で販売開始が可能です。

2．オンライン接客後の支払い案内｜実店舗の新たな販売チャネルに活用

2つ目はオンライン接客後の支払い案内です。新型コロナウィルスの影響などで実店舗だけでなくオンライン接客するケースが増えてきています。

例えば、SNSでのライブ配信や投稿を通して商品を購入したいというお客様に対して、SNSやビデオ通話で接客を行い、決済手段としてメールリンク決済を活用できます。

メールリンク型決済を活用することで、実店舗での接客が難しい中でオンラインでのシームレスな販売チャネルを開拓できます。

3．月謝・月次の会費徴収｜レッスン教室・会員制エステ・コンサルサービスの集金

3つ目は月謝・月次の会費徴収です。レッスン教室や会員制エステなどで回収業務を効率化したいが、決済端末を導入するのが手間になる場合もあります。

従来は対面での現金決済がメインであったサービスでもメールリンク型決済を用いることで、端末の導入や新たなウェブサイトを構築するなどの手間なく月謝集金・月次の会費徴収することが可能です。

メールリンク型決済サービスを導入して手間とコストを削減しよう

本記事ではメールリンク型決済サービスの比較のため、おすすめのサービス15選を紹介しました。自身に合うサービスが見つかったでしょうか。個人事業主でwebサイトがない方でも、メールリンク型決済サービスを導入すると手間やコストを大きく削減できます。導入を検討する際は、本記事の導入事例や比較をぜひ参考にしてみてください。