美容室では、カット・カラー・パーマなどメニューごとに施術時間が異なり、スタッフの勤務時間や担当可能メニュー、席・個室・設備の空き状況まで含めて予約枠を管理する必要があります。Hot Pepper Beauty、LINE、自社サイトなど複数の予約経路を使う店舗では、媒体ごとの予約情報や空き枠の一元管理も重要です。
本記事では、美容室・美容院・サロンで利用される予約システムを、料金だけでなく、スタッフ予約、顧客カルテ、予約サイト連携、LINE、POS・決済、複数店舗管理まで含めて比較します。
まずは、おすすめサービスの料金・機能の比較表 ▼で自店舗に合う予約システムの候補を確認してみてください。
LINE予約を重視する場合は、美容室・サロン向けLINE予約システムを比較してください。
1人運営・個人事業主・無料プランを重視する場合は、個人サロン向け無料予約システムを比較してください。
美容室・サロン予約システムとは?
美容室・サロン予約システムとは、Web予約の受付や予約枠、顧客情報などをオンラインでまとめて管理するシステムです。
電話や予約サイト、自社サイトなど複数の経路から入る予約をまとめることで、予約管理にかかる手作業を減らし、店舗業務を一元化できます。
美容室・サロン向けの予約システムには、店舗運営に必要なさまざまな機能があります。次に、具体的な機能と確認すべきポイントを解説します。
美容室・サロン予約システムの機能・できること
美容室・サロン予約システムでは、スタッフやメニューに合わせた予約管理、電子カルテ、予約サイト連携、LINE予約、POS・決済連携などができます。
対応する機能や範囲はサービスによって異なるので、比較表などで必要な機能があるか確認しましょう。
| 主な機能 | できること |
| スタッフ指名・シフト管理 | 出勤しているスタッフだけを予約可能にできる。スタッフごとに担当できるメニューを設定し、そのスタッフが対応できる施術だけ予約を受け付けられる |
| メニュー・予約枠管理 | カット30分、カラー90分など、メニューごとの施術時間に合わせて予約枠を確保できる。席・個室・設備の空き状況を予約枠に反映できるサービスもある |
| 顧客管理・電子カルテ | 氏名や来店履歴に加えて、施術内容、カラー履歴、写真、注意事項などを顧客ごとに残せる。担当者が変わっても前回の施術内容を確認できる |
| 予約サイト連携 | Hot Pepper Beauty、楽天ビューティー、minimoなどから入った予約を予約台帳へ自動反映できる。対応サービスでは各媒体の空き枠も同期できる |
| LINE・Instagram連携 | LINEやInstagramから予約ページへ誘導できる。サービスによっては、LINE上でメニューや日時を選んで予約でき、予約確認・変更・リマインドまで行える |
| POS・決済連携 | 予約したメニューや担当スタッフの情報をPOSレジへ引き継げる。会計後の売上をメニュー別・スタッフ別に集計でき、事前決済に対応するサービスもある |
| 複数店舗・権限管理 | 複数店舗の予約状況や売上を本部から確認できる。店舗責任者・スタッフなど、役割ごとに閲覧・編集できる情報を設定できる |
【目的別】おすすめの美容サロン向け予約システム
美容サロン向け予約システムは数多くあります。候補を絞り込むときは、導入する目的に近いものから確認すると選びやすくなります。
気になるサービスは、おすすめサービスの料金・機能の比較表 ▼で気になる予約システムを比較してみるのもおすすめです。
| 目的 | 優先すべきタイプ | おすすめシステム |
| 開業初期・個人サロンで費用を抑えたい | 無料型 | STORES 予約 Square予約 |
| ホットペッパー等の外部予約を一元管理したい | 美容室特化・媒体連携型 | STORES 予約 RE:RE LINEサロン予約 BeautyMerit |
| LINE・Instagramから予約を増やしたい | LINE・SNS予約強化型 | RE:RE LINEサロン予約 STORES 予約 BeautyMerit |
| カルテ・会計・売上分析まで一元化したい | POS・電子カルテ一体型 | Gym’s BeautyMerit |
| 多店舗・本部管理をしたい | 多店舗管理型 | チョイスリザーブ BeautyMerit STORES 予約 |
美容室・サロン向け予約システムを比較|料金/機能/特徴/無料プラン
美容室・サロン向け予約システムの料金と主要機能を比較表にまとめました。
無料プランの有無だけでなく、スタッフ指名、顧客管理、電子カルテ、LINE連携など、店舗運営に必要な機能もあわせて確認できます。
予約システムの評価観点
OREND(オレンド)では、公式サイト・提供情報をもとに、複数の観点で評価しています。広告掲載の有無や広告内容が、評価結果に影響することはありません。
予約システムの評価観点
OREND(オレンド)では、公式サイト・提供情報をもとに、複数の観点で評価しています。広告掲載の有無や広告内容が、評価結果に影響することはありません。
- 料金重み:15%
- 無料プランまたは最安プランの月額料金を評価する。
- 予約機能重み:20%
- 予約枠、メニュー、スタッフ指名など予約受付に必要な機能を評価する。
- 使いやすさと業務効率重み:15%
- 初期設定、管理画面、予約者側の操作性と業務効率を評価する。
- 顧客管理重み:10%
- 顧客情報、予約履歴、来店履歴の管理機能を評価する。
- 決済機能重み:5%
- 事前決済、キャンセル料徴収などの決済機能を評価する。
- 外部連携重み:5%
- 外部サービス、集客サイト、業務システムとの連携を評価する。
- サポート体制重み:10%
- 導入支援、問い合わせ窓口、運用支援を評価する。
- セキュリティと信頼性重み:5%
- 権限管理と第三者認証による安全性と信頼性を評価する。
- 美容室・サロン 業種対応力重み:15%
- 美容室・サロンに必要な予約機能への対応力を評価する。
掲載情報は公式サイト・提供情報をもとにしています。料金や条件は変更される場合があります。
美容室・サロン向け予約システムおすすめ比較12選【無料あり】
数ある美容室向け予約システムの中から、特におすすめのシステムを紹介します。
- 初期費用
- 33,000円~
- 月額費用
- 22,000円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
ChoiceRESERVEは、スタッフ数や店舗数が多いサロンでも予約ルールを細かく設定できる予約管理システムです。指名なしで予約が入った場合は、空き状況をもとに予約システムが担当スタッフを自動で割り当てるため、店舗側で毎回担当者を調整する手間を減らせます。
さらに、お客様ごとに予約できる回数を制限でき、複数枠の仮押さえや過剰な予約を防げます。店舗やスタッフごとに操作できる予約情報の範囲も設定できるため、複数店舗を展開する美容サロンでも本部と各店舗で役割を分けて運用できます。スタッフ配置や予約ルールまで細かく管理したい美容サロンにおすすめです。
- 初期費用
- 50,000円~
- 月額費用
- 20,000円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ◎
BeautyMeritは、Hot Pepper Beautyをはじめ複数の予約媒体を利用する美容院・サロン向けの予約管理システムです。HPBやGoogle、LINEなどから予約が入ると連携中の予約サイトの空き枠も更新されるため、媒体ごとの確認作業を減らし、重複予約を防げます。
スタッフのシフトやクーポン内容もBeautyMerit側で変更すれば各予約サイトへ反映でき、媒体ごとに同じ内容を修正する作業を削減できます。さらに自社専用アプリが作れて、そこから直接予約を受け付けられるため、集客サイトだけに頼らず、自社経由の予約やリピーターを増やせる点も魅力です。
- 初期費用
- 0円~
- 月額費用
- 9,800円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ◎
RE:RE LINEサロン予約は、LINEを予約窓口として、予約受付から決済まで進められるサロン向け予約システムです。Hot Pepper Beautyとの外部予約サイト連携にも対応しており、HPBとLINEの予約情報を手作業で転記する負担を減らせます。
LINE上でオンライン事前決済まで対応でき、LINEのリマインドも送るため、当日のキャンセル対策にも活用できます。さらに電子カルテには施術内容や写真を保存でき、カルテ写真をLINEでお客様と共有することも可能です。LINEを使った予約から施術後の顧客対応までつなげられる点がRE:REの強みです。
- 初期費用
- 150,000円~
- 月額費用
- 10,000円~
- 無料プラン
- ×
- LINE連携
- ○
Smart Helloは、無人・省人運営や月額制サービスを取り入れたい美容サロンにおすすめの予約と会員を1つで管理できるシステムです。スマートロックや顔認証とも連携でき、会員自身でドアを解錠できるため、スタッフを常駐させない無人サロンにも対応できます。
さらに、月会費や年会費を設定したいお店は、クレジットカード決済や口座振替で会費を自動回収できます。会員は専用アプリから予約でき、電子回数券の購入・利用にも対応しています。予約受付だけでなく、入会・予約・決済・入退店までセルフ化できるため、無人脱毛サロンやセルフエステ、会員制サロンなどで特におすすめのシステムです。
掲載情報は公式サイト・提供情報をもとにしています。料金や条件は変更される場合があります。
美容室・サロン向け予約システムの選び方
1. スタッフ・メニュー・設備を予約枠に反映できるか
美容室では、スタッフの勤務時間、担当できるメニュー、施術時間を組み合わせて予約枠を設定できることが重要です。
個室や施術機器などを共用する場合は、スタッフが空いていても設備が使えなければ予約を受けられません。
設備まで含めて予約枠を管理できるシステムなら、実際の店舗運営に近い予約受付ができます。
2. 電子カルテに必要な情報を残せるか
電子カルテの対応範囲はサービスによって異なります。顧客名や来店履歴だけでなく、施術メモ、写真、カラー履歴、カウンセリング内容、注意事項まで残せるサービスもあります。
複数スタッフで顧客を担当する店舗では、前回の施術内容をほかのスタッフが確認できることも重要です。
3. Hot Pepper Beautyなどの空き枠まで同期できるか
Hot Pepper Beauty、楽天ビューティー、minimoなど複数の予約媒体を使う店舗では、予約情報の取込みだけでなく、各媒体の空き枠まで同期できるサービスがおすすめです。
「予約サイト連携」と記載されていても、予約通知を取り込むだけのサービスと、予約台帳や空き枠まで自動で反映するサービスでは機能が異なります。複数媒体を利用している店舗では、どの媒体と何を同期できるかまで見ます。
4. LINEは予約ページへの誘導か、LINE内予約か
LINE対応には、LINEから外部の予約ページへ移動するタイプと、LINE上で予約まで完結するタイプがあります。
無断キャンセル対策を重視したい場合は、LINE上で予約確認や変更、リマインドまでできるサービスが便利です。一方、LINEから予約ページへ移動できればよい場合は、予約ページのURLをLINEのリッチメニューに設定するだけで十分です。
LINE予約を重視する場合は、美容室・サロン向けLINE予約システムで詳しく解説しています。
5. 予約情報をPOSレジや決済まで引き継げるか
予約と会計をまとめて管理するなら、予約時に選んだメニューや担当スタッフの情報を、POSレジの会計画面へ自動で反映できるサービスがおすすめです。会計時に同じ内容を入力し直す必要がなくなり、会計後はスタッフ別・メニュー別の売上も集計できます。
事前決済を利用する場合は、決済手数料だけでなく、キャンセル時の返金や予約変更時の決済処理まで確認が必要です。事前決済を重視する場合は、事前決済付き予約システムで詳しく解説しています。
6. 多店舗運営は本部管理と権限設定に対応しているか
複数店舗を運営する美容室・サロンの場合は、各店舗の予約状況や予約数を本部から確認でき、それを店舗間で比較できることが重要です。
スタッフには自店舗だけ、本部の社員には全店舗の情報を表示するなど、役割に応じた権限設定ができるかにも差があります。
7. 必要な機能を含めた総額で選ぶ
無料プランや低価格プランでも、スタッフ追加、電子カルテ、Hot Pepper Beauty連携、LINE、POS、複数店舗管理などが上位プランや有料オプションになる場合があります。
月額料金だけで決めると、必要な機能を追加した段階で費用が大きく変わることがあります。初期費用、月額料金、オプション料金、決済手数料、予約件数の超過した場合の料金、リマインド配信費用まで含めた総額で選ぶことが重要です。
美容室・サロン予約システムを導入するメリット
美容室・サロン予約システムを導入すると得られる主なメリットは以下のとおりです。
- 営業時間外でもWeb等から予約を受け付けられる。
- スタッフ・メニュー・予約枠の情報を同じシステムで管理できる。
- 顧客情報や来店・施術履歴を予約情報と紐づけられるサービスがある。
- 予約媒体連携に対応するサービスでは複数経路の空き枠調整を減らせる。
- POS・決済連携に対応するサービスでは予約から会計までの二重入力を減らせる。
美容室・サロン予約システムの大きなメリットは、これまで別々に管理していた予約、顧客情報、予約媒体、会計などを一元化できることです。
一方で、こうしたメリットを十分に活かすには、店舗の運用に合わせた設定やルール作りも欠かせません。 その設定やルールについては、次の注意点で詳しく説明します。
美容室・サロン予約システム導入のデメリット・注意点
美容室・サロン予約システムを導入する際は、設定や運用面にも注意が必要です。 特に、予約枠の設定、既存データの移行、電話やDM予約の扱いは、導入前に決めておく必要があります。
1. 予約枠の設定が店舗の実態とずれることがある
予約システムでは、メニューごとの施術時間やスタッフのシフト、席・設備の利用条件などを事前に設定します。
たとえば、実際はカラーに120分かかるのに90分で設定すると、次の予約と施術時間が重なる可能性があります。反対に長く設定しすぎると、本来予約を入れられる時間まで埋まってしまいます。
導入時は、主要メニューの施術時間や準備・片付け時間まで実際の店舗運営に合わせて設定する必要があります。
2. 既存の顧客・カルテデータをすべて移行できるとは限らない
別の予約システムから乗り換える場合、現在保存しているデータをそのまま移せるとは限りません。
CSVで顧客情報を移行できても、施術写真、カルテのメモ、将来の予約、ポイントなどは移行対象外になる場合があります。
乗り換える場合は、顧客情報だけでなく、カルテ・写真・予約情報・ポイントなど、現在使っているデータをどこまで移行できるかを事前に確認する必要があります。
3. 電話・DM・予約変更を含めた店舗内の運用ルールが必要
Web予約を導入しても、電話やInstagramのDM、店頭で予約を受ける店舗はあります。こうした予約をシステムへ登録しないと、システム上では空いているのに実際には予約が入っている状態が発生します。
予約変更やキャンセル、スタッフのシフト変更も同様です。スタッフごとに処理方法が違うと、システム上の予約枠と実際の予約状況がずれてしまいます。
そのため、電話・DM・店頭予約を誰が登録するか、予約変更やキャンセルをどこで処理するかなど、店舗内の運用ルールを統一する必要があります。
まとめ|美容室・サロンは予約受付だけでなく店舗運営全体で比較する
美容室・サロン予約システムは、スタッフ指名、メニュー別所要時間、顧客カルテ、予約媒体連携、LINE、POS・決済、複数店舗管理まで対応範囲が異なります。月額料金だけでなく、現在の予約経路と店舗業務をどこまで一元化するかを決めてから比較してください。
業種を問わず予約システム全体を比較したい場合は、予約システムを総合比較してください。
美容室・サロンの中でも、業種によって必要な予約機能は異なります。ネイル、リラクゼーション、脱毛サロンに絞って選ぶ場合は、業種別の記事で詳しく解説しています。














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