Squareの決済端末6種類を紹介
Squareは現在6種類の決済端末を提供しており、それぞれ異なる特徴と用途に特化しています。小規模店舗から大型店舗まで、あらゆるビジネスニーズに対応できるラインナップが揃っています。
Square決済端末の比較一覧表
決済端末 | スマホでタッチ決済 | Squareリーダー | Squareスタンド | Squareキオスク | Squareターミナル | Squareレジスター | Squareハンディ |
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
価格 | 0円 | 4,980円 | 29,980円 | 29,980円 | 39,980円 | 84,980円 | 44,980円 |
必要機器 | ・iPhone (XS以上で最新バージョンのiOS) ・Androidスマホ (9以上でNFC搭載) ※お店が用意 | ・iPhone ・iPad ・Androidスマホ ・Androidタブレット ※お店が用意 | ・iPad ※お店が用意 | ・iPad ※お店が用意 | 不要 | 不要 | 不要 |
対応決済 | タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード | クレジットカード タッチ決済 (スマホ・クレジットカード) 電子マネー QRコード |
持ち運び | 〇 | 〇 | × | × | 〇 | × | 〇 |
レシート プリンター | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 | 〇 端末内蔵 | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 | 必要なら追加購入 なしでもOK ※メール・SMS送信可能 |
保証 | 端末がないため、なし | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 | ・支払い日から30日以内の 返品で全額返金 ・安心の1年保証 |
導入までの時間 | 申し込みから最短15分 | 申し込み当日~3営業日 | 申し込み当日~3営業日 | 申し込み当日~3営業日 | 申し込み当日~3営業日 | 申し込み当日~3営業日 | 申し込み当日~3営業日 |
メリット | ・スマホにアプリをインストールするだけ ・スマホだけで0円で導入できる ・持ち運びしやすい | ・コンパクトな決済端末 ・安価で導入しやすい | ・iPadだけでレジスタンドになる ・画面を回転して、お客様に注文内容の確認 ・LightningコネクターとUSB-Cに対応 | ・お客様のみで注文から決済まで完結 ・iPadの接続だけでセルフオーダー、セルフレジに | ・コンパクトかつプリンター、モニター搭載 ・持ち運び可能でテーブル会計やイベント出店でも | ・スタッフと顧客用の2画面式で見やすい ・スマートなデザインで、お店の雰囲気を壊さない | ・スキャナーで在庫管理可能 ・持ち運んで決済も可能 ・スマホくらいのサイズで持ちやすい |
デメリット | ・電子マネー非対応 | ・モニターなし ・スマホ・タブレットとの接続が必須 | ・据え置き型なら2画面の Squareレジスターの方が使いやすい | ・iPadを取り付けるため、持ち運びはしづらい | ・SquareレジスターやSquareスタンドより画面が小さい | ・他端末に比べて価格が高い | ・レシートプリンターは別途購入が必要 |
おすすめなお店 | ・無料でSquareを試したい店舗 ・固定の店舗を持たない業態 (イベント出店、キッチンカーなど) | ・コストを抑えたい店舗 ・場所を取らない小さな端末がいい店舗 | ・iPadをPOSレジとして使いたい店舗 ・お客様に注文内容・金額を確認してほしい店舗 | ・セルフオーダー、セルフレジが必要な店舗 ・iPadをPOSレジとして使いたい店舗 | ・テーブル会計の機会が多い飲食店 ・キッチンカーなどイベント出店が多い業態 | ・これからPOSレジを導入する店舗 ・店頭でスタッフが注文を受け付ける店舗 ・お客様に注文内容・金額を確認してほしい店舗 | ・在庫管理がしたい小売店 ・テーブル決済したい飲食店 |
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Square決済端末の特徴や使い方を解説
各決済端末には独自の特徴があり、店舗の規模や業種、使用シーンに応じて最適な選択肢が変わります。ここでは6種類すべての端末について詳しく解説します。
Squareリーダー
Squareリーダーは4,980円で購入できる最もコンパクトな決済端末です。縦横66mm、高さ10mmの小型サイズで、スマートフォンやタブレットとBluetooth接続して使用します。
手のひらサイズで持ち運びが容易なため、移動販売や客席での決済に最適です。iOS・Android両方に対応しており、既存のデバイスを活用できるため初期投資を大幅に抑えられます。ICカードとタッチ決済に対応し、バッテリー駆動で約8時間の連続使用が可能です。

使い方は非常にシンプルで、まずSquareリーダーの電源ボタンを押してバッテリー残量を確認します。スマートフォンにSquare POSアプリをダウンロードし、BluetoothでSquareリーダーとペアリングすれば準備完了です。金額を入力後、お客様にカードをタッチまたは挿入してもらうだけで決済が完了します。
Squareターミナル
Squareターミナルは39,980円のオールインワン決済端末で、5.5インチのタッチディスプレイとレシートプリンターを内蔵しています。追加の周辺機器なしで完結するため、導入が簡単で運用コストも抑えられます。
この端末の最大の特徴は、レシートプリンター内蔵により紙のレシートをその場で発行できることです。Wi-Fi・Bluetooth・USB接続に対応し、全ての読み取り方式(ICカード・磁気カード・タッチ決済)をサポートしています。持ち運び可能なバッテリー駆動のため、屋外イベントやテーブル決済にも活用できます。

使用開始時は電源ボタンを長押しして起動し、Wi-Fi設定とSquareアカウントへのログインを行います。レシート用紙をセットした後、画面で金額入力と決済方法を選択すれば、自動でレシート印刷まで完了します。
Squareレジスター
Squareレジスターは84,980円の最上位モデルで、スタッフ用とお客様用の2画面を搭載した据え置き型POSレジです。大型店舗や本格的なレジ環境を求める店舗に最適な、プロフェッショナル仕様の端末です。

2画面構成により、スタッフは業務に集中しながらお客様に決済画面を提供できるため、スムーズで効率的な会計が実現します。全ての読み取り方式に対応し、有線LAN接続も可能なため、安定した通信環境を確保できます。また、他の端末が1年保証なのに対し、2年間の保証期間が設定されています。
セットアップ時はアクセサリーハブに電源アダプターを接続し、お客様用ディスプレイを設置します。Wi-Fiまたは有線でインターネット接続し、Squareアカウントにログイン後、商品登録と決済処理が可能になります。
Squareスタンド
Squareスタンドは29,980円でiPadを取り付けて使用する決済端末です。既にiPadを所有している店舗なら、コストを抑えてPOSレジ環境を構築できる経済的な選択肢です。

iPad専用設計(第10世代以降対応)で、カードリーダーが内蔵されているため外部ケーブルが少なく、レジ周りをすっきりと保てます。USB・Bluetooth接続に対応し、電源オプションがあるためコンセントがない場所でもiPadのバッテリーで運用可能です。
設置時はUSBハブまたは電源アダプターを接続し、iPadをスタンドにセットします。Square POSレジアプリをダウンロードしてSquareアカウントにログインすれば、必要に応じて画面を回転させながら使用できます。
Squareハンディ
Squareハンディは44,980円の最新モデルで、2025年7月に発売された持ち運び可能なオールインワン端末です。バーコードスキャナーとカメラを内蔵し、在庫管理にも対応する多機能な決済端末です。

バーコードスキャナー内蔵により商品登録や在庫管理が効率化され、小売店やアパレル店での運用に最適です。IP54防塵・耐水性能を備えているため屋外利用も安心で、重量315gの軽量設計により長時間の携帯でも負担になりません。商品撮影用カメラも搭載されており、視覚的な商品管理も可能です。

操作方法は商品をバーコードスキャンまたは手動選択し、決済方法を選択(カード・電子マネー・QRコード)します。お客様にタッチまたは挿入操作を案内し、レシートはSMSまたはメールで送信するため、プリンターレスでの運用が可能です。
スマホでタッチ決済(Tap to Pay)
スマホでタッチ決済は無料で利用できるサービスで、既存のスマートフォンを決済端末として活用します。初期投資を抑えてキャッシュレス決済を導入したい事業者に最適な、最も手軽な導入方法です。

初期費用0円でiPhone・Android両方に対応し、タッチ決済とQRコード決済を受け付けできます。ただし、電子マネーには対応していないため、電子マネー決済が多い店舗では注意が必要です。荷物を最小限に抑えられるため、イベント出店やキッチンカーなど移動が多いビジネスに特に有効です。
導入手順は、スマートフォンにSquare POSレジアプリをインストールし、アプリでSquareアカウントにログインします。設定から「Tap to Pay」または「iPhoneのタッチ決済」をオンに設定し、金額入力後にお客様のカードやスマートフォンをタッチしてもらうだけで決済完了です。
Square決済端末の違いを詳しく比較
Square決済端末は7つの重要な違いがあり、店舗のニーズに応じて最適な端末を選ぶ必要があります。それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
初期費用と必要機器の違い
Square決済端末の初期費用は「端末代」と「必要な周辺機器の購入費用」で決まります。SquareターミナルとSquareレジスターを除く端末には、スマートフォンやタブレットなどの周辺機器が必要です。
端末名 | 端末価格 | 必要な周辺機器 | 周辺機器価格 | 合計初期費用 |
スマホでタッチ決済 | 0円 | スマートフォン | 既存利用:0円 新規購入:10,000円〜 | 0円〜10,000円 |
Squareリーダー | 4,980円 | スマホ・タブレット | 既存利用:0円 新規購入:10,000円〜 | 4,980円〜14,980円 |
Squareスタンド | 29,980円 | iPad | 既存利用:0円 新規購入:49,800円〜 | 29,980円〜79,780円 |
Squareターミナル | 39,980円 | なし | 0円 | 39,980円 |
Squareハンディー | 44,980円 | なし | 0円 | 44,980円 |
Squareレジスター | 84,980円 | なし | 0円 | 84,980円 |
カード決済の読み取り方式の違い
対面でのカード決済では、タッチ決済・ICカード・磁気ストライプカードの3つの読み取り方式があります。Square端末によって対応する読み取り方式が異なるため、来店客の決済手段に応じて選択する必要があります。
端末名 | タッチ決済 | ICカード | 磁気カード |
スマホでタッチ決済 | ○ | × | × |
Squareリーダー | ○ | ○ | × |
Squareハンディ | ○ | ○ | × |
Squareスタンド | ○ | ○ | ○ |
Squareターミナル | ○ | ○ | ○ |
Squareレジスター | ○ | ○ | ○ |
対応可能な決済手段の違い
Squareでは42種類以上の決済手段に対応していますが、「スマホでタッチ決済」のみ電子マネー決済に対応していません。これは技術的な制約によるもので、他の5機種では全ての決済手段を利用できます。
端末名 | クレジットカード | 電子マネー | QRコード決済 |
スマホでタッチ決済 | ○ | × | ○ |
Squareリーダー | ○ | ○ | ○ |
Squareターミナル | ○ | ○ | ○ |
Squareスタンド | ○ | ○ | ○ |
Squareハンディ | ○ | ○ | ○ |
Squareレジスター | ○ | ○ | ○ |
持ち運びの可否
SquareスタンドとSquareレジスター以外の決済端末は持ち運び可能です。持ち運びができることで、屋外イベントでの使用はもちろん、客席まで持参してキャッシュレス決済を行うなど、レジカウンター以外でも会計が可能になります。
端末名 | 持ち運び | 設置タイプ | 通信方式 |
スマホでタッチ決済 | ○ | モバイル | モバイルデータ |
Squareリーダー | ○ | モバイル | モバイルデータ・Wi-Fi |
Squareターミナル | ○ | ポータブル | Wi-Fi |
Squareハンディ | ○ | ポータブル | Wi-Fi |
Squareスタンド | × | 据え置き | Wi-Fi・USB |
Squareレジスター | × | 据え置き | Wi-Fi・有線LAN |
使えるPOSレジ機能の違い
Squareでは3種類のPOSレジサービスを提供しています。
- Square POSレジ:基本的な売上管理・商品管理機能を備えた汎用型
- Square リテールPOSレジ:小売・アパレル業者向けに在庫管理や複数店舗管理機能を強化したもの
- Square レストランPOSレジ:飲食店向けにテーブル管理やキッチン連携機能を搭載したもの
端末によって利用できるPOSレジの種類が異なります。
端末名 | Square POSレジ | Square リテールPOSレジ | Square レストランPOSレジ |
スマホでタッチ決済 | ○ | × | ○ |
Squareリーダー | ○ | ○ | ○ |
Squareターミナル | ○ | × | ○ |
Squareスタンド | ○ | ○ | ○ |
Squareハンディ | ○ | ○ | ○ |
Squareレジスター | ○ | ○ | ○ |
連携できるPOSレジ機能の違い
Squareは他社のPOSレジとの連携にも対応していますが、Square専用端末では他社POSレジアプリをインストールできないため、連携ができません。連携には、それぞれのアプリが同じ端末上にインストールされている必要があるためです。
連携可能なPOSレジ一覧:
- Airレジ
- スマレジ
- Bionly
- Ubiregi
- poscube
- Orange Operation
端末名 | 他社POSレジ連携 |
スマホでタッチ決済 | ○ |
Squareリーダー | ○ |
Squareスタンド | ○ |
Squareターミナル | × |
Squareハンディ | × |
Squareレジスター | × |
保証期間の違い
Square製品は充実した保証制度を提供しており、製品保証に加えて返品保証も用意されています。Squareレジスターのみ本体価格が高額なため、他の端末より長い保証期間が設定されています。全ての端末で30日間の使用後でも無料返品が可能なため、リスクなく導入を検討できます。
端末名 | 製品保証期間 | 返品保証 | 無料返品条件 |
スマホでタッチ決済 | 1年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Squareリーダー | 1年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Squareターミナル | 1年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Squareスタンド | 1年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Squareハンディ | 1年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Squareレジスター | 2年間 | 30日間 | 使用後でも可 |
Square決済端末の初期費用比較
Square決済端末の初期費用は「端末代」と「必要機器の購入代金」によって決まります。以下の3つのパターンに分けて初期費用を比較します。
決済端末のみ購入する場合
既に周辺機器が手元にある場合、初期費用は端末代のみとなります。専用の端末が不要なスマホでタッチ決済は初期費用0円で導入できるため、最も経済的な選択肢となります。
端末名 | 端末価格(税込) | 備考 |
スマホでタッチ決済 | 0円 | 既存スマホ利用 |
Squareリーダー | 4,980円 | 最もコンパクト |
Squareスタンド | 29,980円 | iPad別途必要 |
Squareターミナル | 39,980円 | オールインワン |
Squareハンディ | 44,980円 | バーコード内蔵 |
Squareレジスター | 84,980円 | 2画面POSレジ |
決済端末と必要機器を購入する場合
決済端末とそれを利用するための最低限の周辺機器を購入する場合、端末の種類によって初期費用に大きな差が生まれます。Androidスマートフォンは格安モデルであれば1万円台から販売されているため、比較的安価に抑えられます。
端末名 | 必要機器 | 端末価格 | 機器価格 | 合計費用 |
スマホでタッチ決済 | Androidスマホ iPhone | 0円 ※自分のスマホを使用 | 10,000円〜 | 10,000円〜 |
Squareリーダー | Androidスマホ | 4,980円 | 10,000円〜 | 14,980円〜 |
Squareリーダー | iPhone | 4,980円 | 20,000円〜 | 24,980円〜 |
Squareスタンド | iPad | 29,980円 | 49,800円〜 | 79,780円〜 |
Squareターミナル | なし | 39,980円 | 0円 | 39,980円 |
Squareハンディ | なし | 44,980円 | 0円 | 44,980円 |
Squareレジスター | なし | 84,980円 | 0円 | 84,980円 |
決済端末とプリンターを購入する場合
紙のレシートを印刷する場合、プリンター機能が必要です。決済端末とプリンターを同時に購入する場合の初期費用を比較すると、プリンター内蔵のSquareターミナルの優位性が明確になります。
端末名 | プリンター必要 | 端末価格 | モバイル型プリンター使用 | 据置型プリンター使用 |
スマホでタッチ決済 | ○ | 0円 | 20,000円 | 47,000円 |
Squareリーダー | ○ | 4,980円 | 24,980円 | 51,980円 |
Squareスタンド | ○ | 29,980円 | 49,980円 | 76,980円 |
Squareターミナル | × | 39,980円 | 39,980円 | 39,980円 |
Squareハンディ | ○ | 44,980円 | 64,980円 | 91,980円 |
Squareレジスター | ○ | 84,980円 | 104,980円 | 131,980円 |
※Squareターミナルはプリンター内蔵のため追加費用なし
Squareの決済端末別におすすめのお店・シーン
各Square決済端末には最適な使用シーンがあります。店舗の規模、業種、使用環境に応じて選択することで、最大限の効果を得られます。
業種別の選び方
業種によって決済の頻度、客層、店舗環境が大きく異なるため、それぞれの特性に合った端末選びが重要です。飲食店では客席での決済かレジカウンターでの決済かで選択肢が変わり、小売店では商品数や在庫管理の必要性、サービス業では出張の有無などが判断基準となります。
業種 | 推奨端末 | 理由 | 注意点 |
飲食店(テーブル決済重視) | Squareターミナル Squareハンディ | 持ち運び可能 客席での決済対応 | Wi-Fi環境の確保 |
飲食店(レジカウンター中心) | Squareターミナル Squareレジスター | レシート発行 高機能POS | 設置スペースの確保 |
小売店(商品数少) | Squareターミナル | レシート発行 オールインワン | – |
小売店(商品数多) | Squareハンディ | バーコード対応 在庫管理 | バーコード商品の準備 |
大型店舗 | Squareレジスター | 本格POS機能 2画面構成 | 高い初期費用 |
美容室・サロン | Squareスタンド Squareターミナル | 大画面操作 固定設置 | iPad購入費用(スタンド) |
治療院・クリニック | Squareリーダー スマホでタッチ決済 | 小型でレジスッキリ 出張便利 | 電子マネー対応の確認 |
イベント・移動販売 | スマホでタッチ決済 Squareハンディ | 荷物最小限 防塵防水 | ネット環境の確保 |
シーン別おすすめ端末
使用シーンによっても最適な端末は変わります。荷物を最小限にしたい移動販売では軽量性が、レシート発行が必須の店舗では印刷機能が、屋外利用では防塵防水性能が重要な選択基準となります。
使用シーン | おすすめ端末 | 選択理由 |
荷物最小限にしたい | スマホでタッチ決済 Squareリーダー | 追加機器不要 |
レシート発行必須 | Squareターミナル 他端末+プリンター | プリンター内蔵 |
iPad活用したい | Squareスタンド | iPad専用設計 |
屋外利用が多い | Squareハンディ Squareリーダー | 防塵防水性能 |
本格POS機能必要 | Squareレジスター Squareスタンド | 2画面・高機能 |
バーコード管理必要 | Squareハンディ 他端末+スキャナー | バーコード内蔵 |
初期費用最重視 | スマホでタッチ決済 Squareリーダー | 無料導入 |
Squareの決済端末をお得に購入する方法
Square決済端末をできるだけ安く購入するための方法をご紹介します。タイミングによっては大幅な割引を受けることができます。
お得に購入する方法
1. 決済端末無料キャンペーン(※現在は実施されていません)
過去にSquareでは決済端末無料キャンペーンが実施されていましたが、現在はしばらく開催されていません。今後のキャンペーン再開については公式サイトで最新情報をご確認ください。
2. 決済端末割引キャンペーン
定期的に20%割引などの割引キャンペーンが実施されます。購入前にクーポンコードの有無をチェックしましょう。
3. 紹介プログラム
紹介で新規加入すると、対象端末の2,000円割引または180日間の決済手数料無料特典があります。
4. ネットショッピングサイト
AmazonなどではSquareターミナルが約29,000円(正規価格39,980円)で販売されている場合があります。ただし、保証条件は事前確認が必要です。
5. 家電量販店
ビックカメラやヨドバシカメラでは購入当日入手可能で、ポイント還元によるメリットもあります。
購入の流れ
Square公式サイトからの購入手順は以下の通りです:
1. 端末選択とカートに追加 Square公式サイトにアクセスし、購入したい端末のページで「購入する」をクリック後、製品オプションを選択して「カートに追加」します。
2. アカウントログインと情報入力 Squareアカウントにログイン(未登録の場合は新規作成)し、発送・連絡先情報を入力します。
3. 配送・支払い設定 配送方法を選択(自宅・店舗受け取り)し、支払い方法を指定後、注文内容を確認して決済完了します。
4. 端末受け取りと設定 2〜3日で端末が到着したら、開封して充電し、初期設定とペアリングを行い、テスト決済で動作確認します。
Squareの決済端末と合わせて揃えたい周辺機器
Square決済端末の機能を最大限に活用するためには、適切な周辺機器の導入が重要です。店舗の業種や規模に応じて必要な機器を選択しましょう。
レシートプリンター
Squareターミナル以外の端末を使用する場合、レシート印刷用のプリンターを用意すると顧客満足度が向上します。ただし、Squareターミナルはレシートプリンターを内蔵しているため、別途プリンターを購入する必要がありません。レシートプリンターには大きく分けてモバイル型と据置型があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

プリンター種類 | 価格 | 特徴 | 適用シーン | メリット | デメリット |
モバイル型 | 約20,000円 | 持ち運び可能 コンパクト バッテリー駆動 | 移動販売 屋外利用 イベント出店 | 携帯性抜群 電源不要 設置場所自由 | 印刷速度が遅い 用紙容量が少ない |
据置型 | 約47,000円 | 高速印刷 大容量用紙 高耐久性 | 固定店舗 大型店舗 高頻度印刷 | 印刷品質高い 連続印刷可能 業務用仕様 | 設置場所固定 電源必要 高価格 |
キャッシュドロワー
キャッシュドロワーは現金とキャッシュレス決済を併用する店舗では、現金管理が大幅に効率化されます。レシートプリンターと直接接続でき、現金決済時に自動で開閉する仕組みになっています。
鍵付きのドロワーを使用すれば営業中でも現金を安全に保管でき、セキュリティ面での不安を軽減できます。内部には仕切りが設けられており、お札や硬貨を種類別に整理して収納できるため、会計時の取り違えやミスを防げます。
バーコードスキャナー
商品数が多い店舗や小売業では、バーコードスキャナーの導入で業務が大幅に効率化されます。ただし、Squareハンディはバーコードスキャナーを内蔵しているため、別途バーコードスキャナーを購入する必要がありません。商品コードの手動入力が不要になることで、会計ミスの削減と会計時間の短縮を実現し、結果として顧客満足度の向上につながります。
Squareハンディ以外の端末でもSquare決済端末と直接接続可能なバーコードスキャナーを利用すれば、バーコードスキャン後に即座に商品情報が画面に表示されます。他社製の周辺機器とも互換性があるため、既存の機器を活用することも可能です。
Square決済端末のよくある質問
決済手数料は端末によって変わる?
Square決済端末の決済手数料は、使用する端末による違いはありません。どの端末を選んでも同じ手数料が適用されます。対面クレジットカード決済が2.5%〜3.25%、電子マネー・QRコード決済が3.25%です。
Squareと一緒に使うのにおすすめのタブレットは?
Square端末に対応しているおすすめタブレットはiPadです。特にSquareスタンドは第10世代以降のiPad専用設計となっています。Square POSレジアプリはiPadの大画面を活かした直感的な操作が可能で、他社POSレジとの連携も豊富です。
人気のSquare決済端末は?
最も人気が高い※1Square決済端末はSquareリーダーです。4,980円という低価格、コンパクトサイズ、iOS・Android両対応の汎用性が人気の理由です。既にスマートフォンやタブレットを持っている事業者なら、端末代のみで導入できるため初期投資を大幅に抑えられます。
※1:OREND内でのアクセス数やクリック数から算出
トラブルが起きた時の対処法は?保証はある?
基本的な対処法として、インターネット接続状況とバッテリー残量の確認、端末の再起動・再ペアリングを行います。注文日から1年間の保証(Squareレジスターのみ2年間)と、30日以内の使用後でも無料返品保証があります。ヘルプセンター、メール・電話サポート、コミュニティ機能でのサポートも充実しています。
まとめ
Square決済端末は6種類のラインナップで、あらゆる店舗のニーズに対応できる決済ソリューションです。初期費用0円のスマホでタッチ決済から、本格的なPOSレジ機能を搭載したSquareレジスターまで、店舗の規模と用途に応じて最適な選択肢があります。
選択のポイントとして、初期費用を最重視する場合はスマホでタッチ決済(無料)、コンパクトさと汎用性を求める場合はSquareリーダー(4,980円)、レシート発行とオールインワン機能を重視する場合はSquareターミナル(39,980円)、iPad活用と大画面操作を求める場合はSquareスタンド(29,980円)、バーコード管理と在庫管理が必要な場合はSquareハンディ(44,980円)、本格POSレジと大型店舗運営を目指す場合はSquareレジスター(84,980円)が最適です。
重要なのは、決済手数料が端末によって変わらず、充実した保証制度があることです。30日間の返品保証もあるため、まずは店舗のニーズに最も近い端末から始めて、事業成長に応じて端末を変更することも可能です。契約期間の縛りがないSquareなら、リスクなく最適な決済環境を構築できます。
参考文献 ※1「年間キャッシュレス決済総額による手数料優遇制度」Square公式サイト https://squareup.com/jp/ja/pricing