クリニック予約システムとは|基本機能/仕組み/種類/費用比較
クリニック予約システムとは、病院・クリニックの予約をネット上で受け付け、顧客情報を管理するシステムです。受付業務の簡略化、予約の平均化、待合室の密集解消など導入のメリットは多岐にわたります。
また患者側も自分の好きなタイミングで予約が可能、待ち時間が減るといったメリットがあるため、利用時の満足度が向上するでしょう。
今回はクリニック予約システムの機能や導入のメリット・デメリット、自店舗に合うシステムの選び方などを紹介します。
クリニック予約システムの基本6機能
クリニック予約システムには次の基本機能が備わっています。
- 予約管理:予約情報の一元管理
- 予約枠設定:受付枠の設定
- メール送信:予約・リマインド・キャンセル情報の送信
- 顧客管理:個人情報や来院・治療履歴などの管理
- 顧客分析:蓄積データを基にした顧客情報の分析
- 決済端末/外部システム:キャッシュレス決済やSNSなどとの連携
クリニック予約システムの仕組み
クリニック予約システムには「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
<クラウド型>
患者の受付情報や電子カルテなど、各種情報をクラウド上で保存・管理するタイプです。自社サーバーが不要なため初期費用を抑えられますが、クラウドセキュリティが求められます。
<オンプレミス型>
「オンプレ型」とも呼ばれ、自社サーバーを必要とするタイプです。サーバーの構築が必要なため初期費用は数百万円と高価ですが、強固なセキュリティ環境を構築できます。
なお、現在のトレンドはクラウド型で、多くのクリニック・病院、各種店舗で導入が進んでいます。
クリニック予約システムの種類
クリニック予約システムには、順番制・時間制・時間帯制の3つがあります。
順番制 | 来院順に予約を受け付け、番号が早い順に診察をしていく |
時間制 | 予約日時を「〇月〇日の△時」と指定する |
時間帯制 | 順番制と時間制が複合したもので、「〇時〜〇時に△人受付」と予約枠を指定し、来院順に診察をしていく |
病院/クリニックおすすめ予約システム – 初期/月額費用/機能比較15選
クリニック予約システムの種類は豊富ですが、その中でもおすすめの15個をピックアップしました。初期費用・月額費用の比較表は以下の通りです。
アプリ/システム名 | イメージ | 初期費用 | 月額費用 | 発券方法 | 呼出方法 | 多言語対応 |
Air Wait | 0円 ※無料 | 無料 ベーシック:11,000円 スタンダード:22,000円 | ・店頭発券 ・スタッフ代理発券 ・WED | ・LINE ・メール ・SMS ・モニター | 英語・中国語(簡体、繁体)・韓国語 | |
EPARK | 問い合わせ | 問い合わせ | ・店頭発券 ・WED | ・メール | 問い合わせ | |
My junban | 0円 ※無料 | トライアル:0円 ※30日無料 有料プラン:5,980円 | ・iPad | ・LINE ・電話 ・メール | 問い合わせ | |
ネコの目システム | 問い合わせ | 問い合わせ | ・タッチパネル | ・LINE ・SMS ・メール | 問い合わせ | |
順番くん | 5万円 | 9,800円 | 問い合わせ | 問い合わせ | 〇 | |
ilist | 問い合わせ | 問い合わせ | ・QRコード ・LINE ・WED | ・LINE ・電話 | 英語・中国語・韓国語 | |
Vango | 問い合わせ | 問い合わせ | ・タッチパネル | ・モニター ・呼出タグ | 問い合わせ | |
外来患者呼出システム | 問い合わせ | 問い合わせ | – | – | 問い合わせ | |
OiNET | 問い合わせ | 問い合わせ | – | – | 問い合わせ | |
ワンタッチコール | 問い合わせ | 問い合わせ | – | – | – | |
Doktor Oyobii | 問い合わせ | 問い合わせ | ・店頭発券 | ・メール | – |
次に、各システムの機能を比較したものが以下の表です。
システム名 | 専用端末 | インストール | 会員登録 | オンライン決済 | LINE連携 |
Air Wait | 不要 | あり | AirIDの登録が必要 | 〇 | 〇 |
EPARK | 必要 | なし | 不要 | 〇 | 〇 |
My junban | 不要 | あり | 不要 | × | 〇 |
matoca | 不要 | なし | 不要 | × | 〇 |
ネコの目システム | 不要 | なし | 不要 | × | 〇 |
クリニック予約システムの4つの主要機能
病院・クリニック向けのクリニック予約システムには、ネット予約やLINE連携、非接触の来院受付などの患者側にも便利な機能や、電子カルテとレセコンとの連携といったクリニックの業務効率向上に役立つ機能が搭載されています。
1. ネット予約
ネット予約機能とは、クリニックの予約受付をオンライン上で行う機能です。予約・キャンセルの情報を一元管理するため、予約時間の間違えやダブルブッキングなどのミスを防げます。
また、パソコン・スマホ・携帯電話から24時間好きなタイミングで予約できるため、患者の利便性も向上します。
2. LINE連携機能
多くのクリニック予約システムには、LINE連携機能が備わっています。連携すると予約完了やリマインド、呼び出しなど各種情報をLINEで患者に通知できます。
また、リンクやQRコードを利用すると簡単な操作で友だち登録が可能です。クリニックの休診や定期健診などに関するお知らせを通知できるため、患者の来院を促進できます。
3. 電子カルテとレセコン連携機能
電子カルテとレセコンを連携すると「予約→受付→診療→会計」を一元管理できます。各種情報の紐づけにより、診察室では電子カルテに自動送信された患者の来院履歴を、受付では患者の予約状況や来院履歴をスムーズに確認できます。
4. 非接触の来院受付機能
クリニック予約システムでは、再来受付機や患者のスマホによって非接触の来院受付が可能です。再来受付機では、患者自身の画面操作で受付が完了します。
患者のスマホを利用する方法は、ネット予約の受付完了を知らせるメールに添付されたQRコードや、デジタル診察券が表示された画面をリーダーにかざすだけです。
どちらの方法も診察券の受け渡しがなく、スタッフにかかる受付業務の負担が軽減されます。
クリニック予約システムの導入メリット
クリニック予約システムを導入すると、多くの病院・クリニックが抱える課題の解決が期待できます。ここでは「待ち時間」「待合室の密集」「予約の波」に焦点を当て、導入のメリットを解説します。
待ち時間 – 約6割の患者が抱える不満の解消
2022年3月に行われた『クリニック「待ち時間」実態調査』の結果を見ると、診察や会計で患者が「長い」と感じる待ち時間は平均13分でした。
加えて、約6割が待ち時間が長いことで来院をためらう、または他のクリニックに切り替えたいと考えることも分かっています。
予約システムが導入されていると、患者は待ち時間の目安を把握できます。その範囲で買い物や用事を済ますことができれば、待ち時間に関する不満は軽減されるでしょう。
コロナ感染 – 約7割が不安に感じる密集の解消
2020年7月、⽇本医師会は「第7回 日本の医療に関する意識調査」を行い、その中に「医療機関の待合室などで感染症に感染する不安」という項目を設けました。
<結果>
- 不安:33.2%
- やや不安:36.1%
- 合計:69.3%
「不安」「やや不安」を合計すると、実に7割近くの人が待合室で不安を抱いていることが分かりました。感染への不安は、受診控えの要因になっていると考えられます。
クリニック予約システムによって待ち時間の目安が分かれば、患者は待合室以外の場所でも待機できるため、密集の解消につながります。通院している患者が安心できる他、受診を控えていた患者の再来院も期待できます。
予約の波 – 曜日/時間帯によって異なる患者数の平均化
時間帯や曜日によって、予約数や患者数のムラが生じる病院・クリニックも少なくないでしょう。予約が取れないと患者の不満が溜まり、予約の波は医師・スタッフに負担がかかります。
クリニック予約システムでは、ネット予約の画面で予約・混雑状況を確認可能です。混雑していない日にち・時間帯を選択する患者が増えれば、来院する患者数が自然と平均化されるでしょう。
予約業務の手間 – 患者が都合の良い日程を選択可能
クリニック予約システムを導入すると、予約業務の手間を大幅に削減できます。従来の予約業務では、受付での対面や電話での日程調整に時間がかかることが多く、特に受付の従業員数が少ない場合は、予約調整だけで多くの時間を費やしてしまうこともありました。
株式会社peerNISTの調査によると、患者がストレスに感じることの第2位が「予約の取りづらさ」です。
※出典:PR TIME|病院やクリニックで最もストレスを感じる瞬間は「待ち時間」!約9割が「診療予約システム」はストレス緩和に効果的だと回答
クリニック予約システムを導入すれば、システム上で簡単に予約業務を進められます。患者は24時間いつでも、自分の都合に合わせて予約を取ることができ、クリニック側は、電話対応による予約受付業務の負担を軽減できるでしょう。
さらに、患者が都合の良い日程を選択できるため、予約確認の手間も省けます。ダブルブッキングなどのミスも防ぎやすく、予約管理全体の効率化と正確性の向上が期待できます。
従業員の稼働 – 受診予定の人数を事前に把握でき業務が効率化
クリニック予約システムを導入すると、受診予定の人数を事前に把握できるため、従業員の稼働を効率的に管理できます。システムの管理画面で日別の受診予定人数が表示されるため、忙しいときでもスピーディーに確認可能です。
受診予定人数を把握することで、従業員の稼働人数などを調整しやすくなります。例えば、予約が少ない日は、受付スタッフの人数を減らしたり、診療時間を短縮したりするなどの対応が可能です。逆に、予約が多い日は、スタッフを増員したり、診療時間を延長したりすることで、患者対応の遅れや従業員の負担増加を防ぐことができます。
効率的に稼働できるようになると、従業員のストレス緩和にもつながるでしょう。株式会社peerNISTの調査によると、従業員の実に9割が「受付業務を改善したい」と考えています。
※出典:PR TIME|【診療予約に関する調査】約9割が受付業務の改善をしたいと回答
従業員のストレスを緩和できれば、人材の定着や風通しの良い職場づくりにも役立ちます。
カルテ – 電子カルテと患者情報を連携
クリニック予約システムとともに、電子カルテの導入を検討することも大切です。株式会社ヘンリーの調査によると、20代・30代の医師・看護師の96%が電子カルテを使いたいと回答しています。
一部のクリニック予約システムは、電子カルテと患者情報を連携できる機能を備えています。予約情報と電子カルテを連携することで、予約が入った時点で患者情報がシステム上に表示されるため、紙カルテをめくって過去の診療履歴やアレルギー情報などを探す手間が省けるでしょう。
ただし、電子カルテの連携に対応していない予約システムもあるため、導入時に機能を確認することが重要です。
予約忘れ – オンライン上でいつでも予約日時を確認
受付での予約は、患者がうっかり忘れてしまうこともあります。特に高齢の患者が予約日時を忘れるケースが多く、クリニック側も再確認の電話をかけるなど、対応に追われることがありました。
オンライン予約システムでは、スマートフォンやパソコンからいつでも予約状況を確認できるため、予約忘れのリスクを大幅に減らすことができます。予約システムによっては、予約日前日にリマインダーメールやSMSを送信する機能も備わっており、患者への注意喚起を促すことも可能です。
クリニック予約システムのデメリット
ここまでクリニック予約システムの機能や導入のメリットを見てきましたが、導入前に知っておきたい注意点も存在します。「費用」「操作に不慣れな人への対応」「クレームの発生」「キャンセル時の対応」といった4つのデメリットを紹介します。
初期/月額費用が発生するシステムもある
クリニック予約システムの費用はシステムによって異なり、主に次の3パターンがあります。
<一例>
- 初期費用・月額費用ともに無料
- 初期費用は無料だが月額費用が発生する
- 初期費用・月額費用ともに有料
初期費用・月額費用が無料のものは、使用できる機能が制限されることが多いため、お試しに向いています。
月額費用が発生するシステムでは、複数のプランが用意されていることが多いです。費用と機能面のバランスが良い、自院に合うものを選べるでしょう。
導入時は見積もりを依頼する、資料を取り寄せるなど複数の予約システムを比較検討することをおすすめします。
患者の中にはスマホ/タブレットの操作が苦手な人もいる
スマホ・タブレットを所有している患者であっても、操作に慣れているとは限りません。
高齢の患者が多い病院・クリニックが予約システムを導入すると、ネット予約ができない、QRコードを表示できない、アプリの起動ができないといったトラブルが発生するかもしれません。
今までスムーズにできていたことが難しくなると、患者の不満が蓄積して受診控えにつながる恐れがあります。クリニック予約システムを導入する際は、操作に不慣れな人や端末を持っていない人のことも考えて、電話予約も並行して行うと親切です。
時間通りに呼ばれないことでクレームが発生する恐れがある
病院・クリニックでは、状況によって診療時間が前後することもあります。しかし、順番制または時間帯制の予約システムの場合、時間通りに呼ばれない患者によるクレームが発生する恐れがあります。
<対処法の例>
- 時間制:15分刻みから30分刻みにする
- 時間帯制:1時間に7人のところを5人にする
このように、予約可能な人数を無理のない範囲に設定し、少し余裕を持たせると大幅な狂いが生じにくくなるでしょう。
キャンセル時の対応に手間/負担がかかることもある
クリニック予約システムは、患者自身がネット上でキャンセル可能です。患者側からすると便利な機能ですが、病院側からすると忙しくてキャンセルしたのか、具合が悪くてキャンセルしたのか、患者側の状況が分かりません。
緊急度によっては早急な診察が必要になるため、病院側から電話連絡をして状況の確認や予約変更の案内をする必要が出てくるでしょう。
ネット予約は受付の簡略化ができる便利な機能ではありますが、キャンセル時の対応に手間や負担がかかることもあります。
クリニック予約システムの市場規模/注目される背景/トレンド
予約システムの普及率は高まっていて、今後も多くの病院・クリニック、各種店舗に導入されると予測されています。ここでは予約システムの市場規模と普及率、導入時に活用できる補助金制度を紹介します。
拡大する市場規模 – 2023年度の国内医療ICT市場規模は1.28倍の予想
2022年7月に矢野経済研究所が発表した調査結果では、2023年度の国内医療ICT市場規模(事業者売上高ベース)が、2021年度比1.28倍の211億4,000万円になると予測されています。
クリニック予約システムは3密(密閉・密集・密接)回避に役立つことから、新型コロナウイルス感染症の蔓延以降、市場拡大が進んでいます。
高い普及率 – 新規開業クリニックの6割以上が導入済み
同じく矢野経済研究所が2020年に行った「新規開業クリニックに関する法人アンケート調査」では、予約システムの導入率は62%と発表されています。半数以上が導入済みという結果は、予約システムへの注目度の高さを示しています。
IT導入補助金 – 制度の拡大、対象額は最大2年分まで引き上げ
クリニック予約システムの導入には「IT導入補助金2022」が使えます。今年度は「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」に名称が変更され、サービス利用料の対象額は最大1年分から2年分まで引き上げられるなど、補助の範囲が広がりました。
<対象になるもの>
- 予約システム
- 電子カルテ
- POSレジ本体機器
- POSレジ周辺機器
- バーコードリーダー
- Wi-Fiルーター
- 配送設置費
- クラウド利用料 など
制度について、詳しくは公式ホームページをご確認ください。
クリニック予約システムの選び方
クリニック予約システムで調べるとさまざまなシステムが表示されるため、どれが良いか悩んでしまうかもしれません。そんな時は「予約種別」「カスタマイズ性」「外部サービスとの連携」に着目してみましょう。
診療科目に適した予約種別を選ぶ
科目によって、順番制・時間制・時間帯制のどれが適しているか異なります。
<順番制:皮膚科や耳鼻科など>
基本的に来院順で診察するため、一人当たりの診察時間が長いと他の患者を待たせてしまいます。皮膚科や耳鼻科など、診察時間が比較的短い科目が適しています。
<時間制:診療時間に差がない科目>
「〇月〇日の△時」と予約日時を指定するため、診察時間に差がない科目に適しています。診察が長引くと、指定の時間に呼ばれない患者からクレームが発生する恐れがあるため注意しましょう。
<時間帯制:患者によって診察時間に差がある科目>
「11時~12時」と予約時間に幅があるため、患者によって診察時間に差がある科目に適しています。仮に診察が11時50分に始まったとしても予約時間の範囲内のため、「時間通りに呼ばれない」といった不満は生まれにくいでしょう。
作業効率や患者の満足度を向上させるには、自院に適した種別の選択が必要です。
カスタマイズ性に優れたシステムを選ぶ
クリニック予約システムを選ぶ際は、デザインや予約種別などのカスタマイズ性にも着目しましょう。
<デザインのカスタマイズ>
予約画面を病院・クリニックのイメージカラーに変更できます。院内のディスプレイや診察券、ホームページ、予約画面などのカラー・デザインが統一されているとブランドイメージが強くなり、自院のブランディングにつながります。
<予約種別のカスタマイズ>
予約種別を変更できるシステムは、診療内容や医師に合わせてカスタマイズできます。
他システム/外部サービスとの連携機能で選ぶ
クリニック予約システムは、製品によって連携できる外部サービスが異なります。
<例>
- 電子カルテ
- キャッシュレス決済
- POSレジ
- 会計ソフト など
外部サービスとの連携によって、病院・クリニックの運営はスムーズになります。予約システムを導入する際は、連携可能な外部サービスを確認し、費用の有無や使い勝手の良さなど細かい部分も見ていきましょう。
自動音声応答(IVR)の有無で選ぶ
自動音声応答とは、着信時に登録済みの音声を再生し、問い合わせ内容を振り分けたり、予約案内を手伝ったりする自動応答機能です。自動音声応答機能を活用すると、スタッフが直接対応せずに電話で自動的に予約を受付けられます。
特に、受付スタッフが少ないクリニックや診療時間外にも予約を受け付けたい場合に有効です。患者は24時間いつでも予約できるため、利便性も向上します。
電話の自動応答システムについてご検討中の方は、以下の記事で詳細に比較を行なっておりますので、ぜひご覧ください。
【IVR・AI応答】電話自動応答システム6選|導入メリットや選び方、3段階の自動応答について解説 (orend.jp)
院内表示ディスプレイの有無で選ぶ
予約システムと院内表示ディスプレイの連携機能は、患者満足度向上と業務効率化の両立に貢献できる可能性があります。
患者は待ち時間や受診順序を一目で確認でき、受診前の不安やストレスが軽減されます。クリニック側も患者をスムーズに案内できるようになり、受付業務の効率化につながります。
リマインド機能の有無で選ぶ
リマインド機能があれば、予約した患者に自動でメールやSMSを送信し、予約日時や注意事項などを通知できます。患者は予約を忘れにくくなり、無断キャンセルや遅刻を減らす効果が期待できます。結果として、クリニックの円滑な運営や業務効率の向上につながります。
また、リマインド通知機能によっては、予約日時だけでなく、クリニックへのアクセス方法や持ち物などの情報も記載できるため、患者が安心して来院できるようサポートすることも可能です。
予約管理システム比較9選
STORES 予約
- 初期・月額無料で開始できる予約システム
- 累計導入社数は15万社以上
- 予約・POSレジ・キャッシュレス決済すべて初期費用0円で導入
- 集客メディアからの予約・ LINE予約・インスタグラム連携で予約の最大化を実現
- 予約情報をPOSレジへ自動連携し、顧客・売上データもこれひとつで完結
- 店舗売上・スタッフ別売上もグラフでかんたんに把握
プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|---|
フリー | 0円 ※無料 | 0円 ※無料 | ネット予約システムをいますぐ無料ではじめたい |
スモール | 0円 ※無料 | 9,790円~ | 予約・決済や顧客管理といった基本的な機能を使いたい |
チーム | 0円 ※無料 | 19,690円~ | スタッフの予約管理やアンケートなどより柔軟な設定をしたい |
ビジネス | 0円 ※無料 | 28,600円~ | より多い件数の予約や、たくさんのスタッフを管理していきたい |
エンタープライズ | 0円 ※無料 | 66,000円~ | より強固なセキュリティ対策と大規模な予約の受け付け |
Kalonade(カロネード)
- 初期・更新費用0円/無料デモ実施中/契約期間の縛りなし
- 予約管理・回数券・電子カルテ・シフト管理・会計管理・デジタル問診などこれ一つで完結
- 予約時にスタッフ・リソースを自動最適化/効率的な予約管理で稼働率UP
- LINE予約や顧客データ分析機能の活用で顧客満足度・リピート率UP
- 店舗のニーズに合わせてカスタマイズ/安心安全なセキュリティ
初期費用 | 月額費用 | 手数料 | 内容 |
---|---|---|---|
0円 ※無料 | お問合せ | お問合せ | 無料デモあり |
ワンモアハンド
- 整骨院/鍼灸院/整体院/リラクゼーション/エステサロンのための予約管理システム
- 24H予約受付で予約数140%増!/LINE・Google口コミ連携でリピート率UP
- ホットペッパー予約一元管理/Googleカレンダー連携でWブッキングの心配ゼロ
- 共有型 電子カルテ「カルッテ」連携でカルテ管理も簡単/施術内容の共有で顧客満足度UP
- 面倒な初期設定も無料代行!/最短当日利用も可能
プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|---|
スタンダードプラン | 0円 ※無料 | 10,780円(税込) | LINE連携で顧客フォローをスマートに! |
アドバンスプラン | 0円 ※無料 | 14,080円(税込) | Google・SNS連携で新規顧客を獲得! |
マスタープラン | 0円 ※無料 | 16,280円(税込) | LTV・失客分析で持続可能な経営を! |
RE:RE LINEサロン予約
- 初期費用無料・LINE連携でサロン顧客の予約を自動受付
- 個人・複数店舗のサロン/エステ/美容室で導入実績多数
- 電子カルテ・Instagram・外部予約サイト連携で顧客情報を一元管理
- 物販販売・一斉メッセージ配信など多様な機能を全て使い放題
初期費用 | 月額費用 |
---|---|
0円 ※無料 | 9,800円 |
KAKERU
- 顧客管理から予約管理までLINEで一括管理!まるで自社アプリのような使用感
- 24時間・365日いつでも予約受付。
- キャンセル防止のためのリマインド配信をLINEで送ることができます
- クレジット決済機能で事前決済可能!抽選・クーポン機能でリピート率UPも!
- 外部ツールとのAPI連携が可能!ECサイト、POSレジなど
サブスクペイforエステ
- サブスク×顧客管理で個人&小規模OK 会員制エステの継続課金/定額課金
- 美容サロン/ネイル/整体での月額メニュー販売・クレカ/オンライン決済
- 決済手数料は業界最安値の2.65%(平均3.25~3.74%)で年間コストが大幅に安い
- 紙&エクセル脱却/振込依頼書・口座開設作業も不要で未入金催促も代行
- コンビニ/口座振替/メール決済・課金周期/お試し期間/回数設定など豊富な機能
初期費用 | 月額費用 | 手数料 | 内容 |
---|---|---|---|
お問合せ | お問合せ | 2.65%~ | ・対応決済 クレジット/銀行振込/口座振替/BtoB&企業間決済 コンビニ/CSV/寄付金/メールリンク決済 ・課金方式 自動継続課金(定期/従量)/お試し期間/周期/回数指定 課金日指定/リライト/洗い替え/最大自由設問設置10件 ・セキュリティ PCI DSS 3.2/Pマーク取得/3Dセキュア/SSL通信 |
Square予約
- 初期/月額0円でカレンダー予約サイト作成/最短翌日入金で個人美容室におすすめ
- Instagram/Google連携で簡単ネット予約&販売/キャンセル料を自動徴収
- 無料POSレジで在庫/複数店舗/カルテ管理が可能・賃金管理&シフト管理も可能
- 事前決済/タッチ/ICカードなど多彩なキャッシュレスを1アカウントで無料導入
- 在庫管理・商品販売/サービスや複数スタッフ予約をまとめて1回で支払い
プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|---|
フリープラン | 0円 | 0円 | ■主な機能 キャンセル料自動徴収/複数店舗/カルテ管理 事前決済/ギフト発行/Instagram&Google予約連携 自動リマインド/無料POSレジ/顧客管理/シフト管理 |
プラスプラン | 0円 | 3,000円 | キャンセル料自動徴収/複数店舗/カルテ管理 事前決済/ギフト発行/Instagram&Google予約連携 自動リマインド/無料POSレジ/顧客管理/シフト管理 |
プレミアムプラン | 0円 | 8,000円 | キャンセル料自動徴収/複数店舗/カルテ管理 事前決済/ギフト発行/Instagram&Google予約連携 自動リマインド/無料POSレジ/顧客管理/シフト管理 |
グーペ
- 美容室&サロン・レッスン教室の月謝管理におすすめのクレジット継続課金
- 直感的に簡単予約サイト作成・予約上限数は無制限
- 事前決済でテイクアウト&カレンダー予約・スタッフ紹介ページ・SNSも連携
プラン名 | 初期費用 | 月額費用 | 手数料 | 内容 |
---|---|---|---|---|
ライト | 3,300円 | ・12か月契約 1,100円 ・1/3/6か月契約 1,650円 | ・販売手数料 0円 ・決済手数料 2.9% | 作成・運用に必要な機能がひと揃い。 今すぐホームページをスタートできます。 予約上限数:無制限 テンプレート:37 |
スタンダード | 3,300円 | ・12か月契約 3,300円 ・1/3/6か月契約 3,850円 | ・販売手数料 0円 ・決済手数料 2.9% | ライトプランの機能に加え、 すべての有料オプション利用可能 予約上限数:無制限 テンプレート:無制限 |
formrun(フォームラン)
- formrunは直感的に操作でき、簡単にフォーム作成が可能
- 日程調整ツール『bookrun』と連携し、予約候補日を自動でリストアップ
- 個人情報を扱うフォームだからこそセキュリティーが万全
- 対応状況がひと目でわかる一覧画面で顧客を一元管理
- 顧客満足度アンケートなど予約の受付以外にも様々な場面で活用が可能
初期費用 | 月額費用 | 内容 |
---|---|---|
0円 ※無料 | 0円〜 | ・bookrun連携 0円~ ・オプション EFO機能 ・無料トライアル 14日間 |
受付/予約/順番待ちシステム比較2選
Airウェイト – 初期月額0円~LINE/電話呼出/iPadで順番受付管理&待ち時間表示/クーポン
- 初期/月額0円から利用可能/有料プランの契約期間縛りなし/iPadで順番受付管理
- LINE/電話/SMS/メールで呼出/外部ディスプレイに待ち時間表示も可能
- 小規模な飲食店/病院&クリニック・自治体/大手企業/チェーン店豊富な導入実績
- シンプル操作でアプリ・システムに詳しくなくても簡単利用
- 整理券/クーポン/自動呼出/多言語対応/QRコードで呼出状況をリアルタイム表示
Airウェイトはリクルートが提供する初期費用/月額0円から利用できる受付・順番待ち管理アプリで、LINEや電話/SMSなど多様な呼出が可能です。iPadとプリンターがあれば紙台帳や高価な専用端末不要で導入ができます。
伊勢丹などの大型商業施設・資生堂パーラー・ステーキガストなどの人気飲食店やココカラファインなどの調剤薬局・クリニックまで幅広い業種で導入されています。
簡単な操作で受付・呼出も可能です。呼び出しはLINEやSMS・電話など様々な方法で行えます。受付業務を効率化でき、受付データの分析で業務改善・顧客満足度の向上にも貢献します。
またオンライン順番受付の機能ではお客様は来店せずにスマホからWeb上で混雑状況の確認・呼出状況が確認できます。混雑を解消して案内をシステム化することで、店内や待合室でお客様を待たせることがなくなるため、感染症対策にも役立ちます。
そのほかにも豊富な機能の利用が可能で、外部モニター出力や多言語対応・電子カルテ連携・番号発券時にクーポン発行も可能です。
導入店舗からは「受付スタッフ1人分の人件費を削減できた・前年比大幅客数増で120%売上アップした・混雑の不満や不安が軽減して顧客満足度が向上した」といった声が挙がっています。
問い合わせフォームも6つほどの入力項目で1分で完了するため、まずは営業担当者に無料相談をしてみましょう。
初期費用 | 月額費用 | 機能/オプション |
0円 ※無料 | フリー:0円 ※無料 ベーシック:11,000円 ベーシック:22,000円 | 受付管理/整理券発行/メール呼出 LINE/電話/SNS呼出/Web順番受付/クーポン発行 多言語対応/API/外部ディスプレイ表示 窓口毎の呼出/窓口での音声呼出 |
My junban – ウェイティング・順番待ち予約システム
- iPad・iPhoneでの操作が可能
- 受付はお客様セルフ
- 管理側は自由にカスタマイズ可能
「My junban」は、飲食店だけでなくクリニックやカット専門店などの混雑時に最適な順番待ちシステムです。iPadやiPhoneに対応していて、お客様セルフ受付を導入することもできます。
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアルの有無 |
無料 | 5,980円 | あり |
詳細はこちら:https://myjunban.com
クリニック予約システムで利便性の向上を
患者の予約情報を一元管理でき、外部サービスとも連携できる予約システムは、病院・クリニックの運営をスムーズにしてくれます。高齢者など端末の操作に不慣れな人への対応は必要ですが、ネット予約は病院・患者双方にメリットがあります。利便性向上のため、自院に適したクリニック予約システムを探し始めてはいかがでしょうか。