Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の評判・料金プラン・手数料比較
ネットショップ構築・開設が簡単にできることで注目度が高まっているBASE・Shopify(ショピファイ)などのECサイト作成サービス。
近年はBASEやSTORESといった、専門知識がなくても簡単にショップ構築ができるインスタントECが個人・小規模サイトで活用されてきています。
BASE×STORES徹底比較でも紹介したように、TVCMなども放映され両者ともに90,000ショップを超え利用者数が大きく増えています。
ネットショップ作成ソフトといえば2社ですが、海外に本社を置きこの数年で勢いが増しているShopify(ショピファイ)をご存知でしょうか。
今回は175か国100万ショップ以上で利用されているShopifyについて、国内で知名度が1位であろうBASEとの料金・手数料・評判などを徹底比較してきます。
Shopify(ショピファイ)とは – 料金プラン・シェア・基本情報を解説
海外本社の企業の場合は、あまり特徴などを知らない方も多いのではないでしょうか。まずはShopifyの料金プランや会社概要などもとに基本情報からみていきます。
170万ショップ以上が利用するShopify(ショピファイ)の特徴・概要
- 提供会社名:Shopify Japan 株式会社
- 海外本社所在地:カナダ
- 日本本社所在地:東京都渋谷区神宮前6-12-18 Iceberg
- サービス提供開始時期:2006年(日本:2017年)
- 導入実績(ショップ開設数):全世界100万ショップ※2020年1月時点
Shopify(ショピファイ)はカナダに本社を置き、2017年にShopify Japanを立上げ日本に進出しています。
全世界で100万ショップの利用実績があり、海外で展開していた背景もあり多言語対応など越境ECカートとしての利用も可能です。
Shopify(ショピファイ)の料金プラン・価格表
Shopify(ショピファイ)は基本的には有料での契約体系になっており、規模に合わせて3つのプランで小規模・中規模・中堅向けです。
機能/プラン | ベーシック(個人~中小) | スタンダード(中小) | プレミア(中堅~大手) |
月額料金 | $29(約3,300円) | $79(約9,000円) | $299(約3.4万円) |
商品登録数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
利用アカウント | 2 | 5 | 15 |
ギフト/クーポン/カゴ落ち/ | ◯ | ◯ | ◯ |
無料SSL証明書 | ◯ | ◯ | ◯ |
決済/販売手数料 | 3.4% ※販売手数料0円 | 3.3% ※販売手数料0円 | 3.25% ※販売手数料0円 |
レポート機能 | ー | CVR/キャンペーン効果 集客/在庫レポート | カスタムレポート作成 費用/利益算出/顧客分析 |
高機能レポートや外部アプリとの連携について・中堅中小規模(目安個人〜2桁億円)向けのプランで用意され、オリジナルでカスタマイズを加える場合に向いています。
またサポートはどのプランでも付属、SNS連携などは可能で既にフォロワーが多い企業では集客戦略が立てやすいといえます。
個人~中規模おすすめ/インスタ&モール連携/高画質写真が無料/豊富な拡張アプリ
- 初期/販売手数料0円・世界170万以上の店舗・ショップが利用
- 14日間無料お試し/小規模~中堅(2桁億円)まで成長に合わせて選べる3プラン
- 高画質画像の無料ストック写真/小売/アパレル/化粧品など豊富なテンプレート
- Instagram/Google検索/楽天市場などSNS連携・ECモールと在庫も自動連動
- デザイン/集客/CVR改善/配送設定など豊富な拡張アプリで自由にサイトカスタム
Shopify(ショピファイ)の1番の強みはグローバルでの利用数が多く、それだけ越境ECカートとしての利用実績も豊富です。また、さまざまデザインテンプレートが用意されており、サイト開発などカスタマイズを行う専属パートナーも日本にいます。
BASE(ベイス) の場合は主に個人事業主など小規模向けのショップ構築がメインですが、Shopifyはカスタマイズ性も高く低価格な料金のため、小規模〜中規模まで利用できます。
そのため、小規模向けショップ構築サービスの乗り換えを検討している・新たにECサイトの立上げを考えている方の両方におすすめといえます。
ゴリラの看板で有名なゴーゴーカレーでも既に導入されており、中堅〜大手小売店が海外へ販売していく越境EC戦略としても利用されています。
BASE/STORESなど完全無料サービスと大きく違うのは、規模・成長に合わせたプラン選択・カスタマイズができる点です。豊富なテンプレートからドラッグ&ドロップで簡単デザイン・EC開発を行う専属パートナー企業も日本にも多く存在します。
そのため単純な受け皿としてのECサイトではなく、実店舗の在庫連動・集客拡大・SNS連携などある程度ネット販売で売上計画を検討する小売・飲食店や個人事業主・中小企業におすすめのショップ作成ツールです。
また利用できる素材・画像も無料カートと異なり高画質のストックフォト写真が無料ダウンロード仕放題ができます。
おしゃれなデザインテンプレートも豊富で、飲食/小売/アパレル/インテリア/コスメなど無料と有料を合計で1,000種以上あります。
加えて各種SNS連携・ECモールの在庫連動も強みの1つです。Instagram投稿画像・ストーリーからにタグ付けを行ういアプリ上で直接購入やGoogle検索と連動した無料リスティング掲載・検索結果の上位に商品表示も可能です。
EC集客は自力で行う必要がありショップオーナーが困るポイントの1つですが、楽天市場とも連携しており出品も簡単・在庫も自動連動のため、ECモールの集客力を活用した商品販売が簡単にできます。
上記の集客に加えてアプリマーケットから自社に必要な拡張アプリの利用で、カスタマイズ出来る点も大きな魅力で、毎月さまざまアプリが公開され業務効率化・売上アップにつなげられます。
大きな区分としては販促/リピート集客・デザインカスタム・CVR改善・配送/在庫連携などのバックオフィスの4つがあり、メルマガ・ヒートマップ・ポップアップ・請求書発行・定期/予約販売などさまざまな種類があります。
分析や販売チャネル拡大・業務効率化まで必要な機能は、アプリで補強ができるのがShopifyが選ばれている理由といえます。
14日無料お試しが可能なためぜひ、無料登録で使用感やデザインを試し自社にあったプランを選定しましょう。
BASE(ベイス)とは – 料金プラン・特徴・シェア・基本情報を解説
次はこの数年で知名度も非常に高くなっているBASEについて、特徴や概要など基本情報を見ていきます。
小嶋陽菜CM出演、上場を果たしたBASE(ベイス)の特徴・概要
- 提供会社名:BASE株式会社
- 本社所在地:東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー37F
- サービス提供開始時期:2012年11月
- 導入実績(ショップ開設数):90万ショップ(2020年2月時点)
BASE(ベイス)は2012年にリリースされた無料のネットショップ作成ソフトで、2012年のリリース依頼、大きく導入数を伸ばし90万ショップ以上に導入されています。
これまでの構築手法といえばカートシステムなどを利用し、HTMLやCSSでカスタマイズをすることが一般的でした。
ネットショップ開設はデザイン作成や商品登録、ドメイン取得などさまざまな時間と費用が必要でした。BASEを活用することで豊富なデザインテンプレートで簡単作成、オンライン決済にも対応し、すぐにネットショップ開設ができるようになりました。
元AKB48の小嶋陽菜さん出演のTVCMを実際に見た方も多いでしょう。CM時点の店舗数は80万でしたが、90万ショップが最新の情報です。
600万人のショップファンを集客、無料ネットショップ開設BASEの詳細はこちら
BASE(ベイス)の料金プラン・価格表
BASEの場合は基本的にプランという概念はなく、月額・初期費用などは無料で利用が可能です。
月額費用 | 無料 |
初期費用 | 無料 |
商品登録数 | 無制限 |
手数料 | 販売手数料3.6%+40円 決済手数料3%/注文合計 |
利用料として発生するのは販売手数料・決済手数料(システム料)の2つで、売上金額に応じてのみ料金がかかる仕組みです。
また次の章でも紹介していくとおりデザインテンプレートなども無料で使えるものがあり、誰でも簡単にECサイトの作成が可能です。
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月額無料利用、BASE(ベイス)のメリット・強み
BASEの一番のメリットは無料で豊富なデザインテンプレートから簡単に、ネットショップ開設ができる点です。
これまでショップ構築を行う際は、WordPressを活用するか有料のECカートを利用するかの大きく2パターンでした。
しかし、ECカートの場合は売上が立たなくても月額費用が発生。WordPressの場合はデザインが限られていたり、プラグインなどでカスタマイズをしていく必要がありました。
加えて決済機能まで連携しているため、アカウント発行と商品登録ですぐに売れる状態を作ることが可能です。
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Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の注目度を検索回数で比較
この数年で一気に無料で安くECサイト開設という市場を作ってきたネットショップ作成ソフト。次はそれぞれの注目度を月間の検索回数と検索トレンド上昇率の観点から比較していきます。
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の月間検索数で比較
- 抽出条件
カタカナ・ローマ字表記の複合ワード
Shopifyにつていは「ショピファイ・ショッピファイ」も集計
全世界で100万ショップが利用していますが、2017年に進出したばかりということもあり国内での知名度はBASE(ベイス) が高いようです。
サービス提供開始から7年以上の歴史に加えて、TVCMでの知名度も高くなっていることが伺えます。
Shopifyの検索回数も2020年に入り大きく増加しています。 Shopify(ショピファイ)のニュースリリースを見ていると、2019年12月に100万ショップ突破記念セミナーを実施しています。
1月に上記に関する内容が日経新聞でも取り上げられ、「アマゾンキラー」といった表現でEC作成ソフトといった視点ではなく、ECプラットフォームとして比較されています。
詳細記事はこちら:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54699470S0A120C2TJ2000/
Twitterなどでも非常に拡散され、Shopify(ショピファイ) を現在利用検討している・名前を知った方もこれがきっかけの方も多いのではないでしょうか。
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の検索推移・上昇トレンド比較
次の図はGoogleトレンドで直近5年間の両者の検索推移をグラフ化したものです。
こちらも日本での検索トレンドとしてはBASE(ベイス)の方が現状は優勢のようです。
しかし日経新聞でも取り上げられたように2019年後半から検索も上昇しており、今後はECプラットフォーマーとしも注目度が増していくことでしょう。
今すぐ【Shopify】で無料トライアル!Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の月額料金・販売&決済手数料の比較表
次は両者の月額・初期費用・各種手数料などを比較表にしていきます。
Shopify(ショピファイ) | BASE(ベイス) | |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 約3,200円〜 | 無料 |
販売手数料 | 無料(Shopifyペイ利用時) | 3.6%+40円 |
決済手数料 | 3.25%〜 | 3% |
詳細ページはこちら | ネットショップを無料開設 |
上述のとおりBASEは月額・初期費用は無料で手数料のみの費用が発生し、Shopifyの場合はプランに応じて月額費用は変動します。
各種手数料はプランに応じて変わるため、次の章で細かく見ていきます。
Shopify(ショピファイ)の料金プラン・手数料詳細
ベーシック | スタンダード | プレミアム | |
販売手数料 | 2% Shopify ペイメントで無料 | 1% Shopify ペイメントで無料 | 0.5% Shopify ペイメントで無料 |
国内クレジット | 3.4% + 0円 | 3.3% + 0円 | 3.25% + 0円 |
海外クレジット | 3.9% + 0円 | 3.85% + 0円 | 3.8% + 0円 |
販売手数料はShopifyペイメントを利用する場合は無料となるため、手数料のトータルで比較をするとBASEよりも安くなることがわかります。
コンビニ決済や後払い決済などを選択した場合は、0.5〜2%の手数料がかかりますが、こちらを加えても手数料は低いため出店メリットはあるといえます。
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の決済方法・入金サイクル・振込手数料の比較表
次は両者の対応決済方法や入金サイクルといった料金プラン以外の部分を比較していきます。
Shopify(ショピファイ) | BASE(ベイス) | |
クレジットカード決済 | ◯ | ◯ |
コンビニ決済 | ◯ | ◯ |
銀行振込 | ◯ | ◯ |
キャリア決済 | ◯ | ◯ |
後払い決済 | ◯ | ◯ |
代引き決済 | ◯ | ✕ |
キャッシュレス決済 | ◯ | ✕ |
QRコード決済 | ◯ | ◯ |
振込手数料 | Shopifyペイメントで無料 | 2万円未満:750円 2万円以上:250円 |
入金サイクル | Shopifyペイメントで翌週金曜 | 10営業日 |
詳細ページはこちら | ネットショップを無料開設 |
Shopify(ショピファイ)の決済方法・入金サイクル・振込手数料
クレジットカードや各種決済には全て対応しているのがShopify(ショピファイ)の特徴です。特に海外販売を強みとしているため、ApplePayやGooglePayといったキャッシュレス決済にも対応しています。
特にペイパルは海外でも主流の決済手法のため、越境ECに強みを持っているのがよくわかります。
またShopifyペイメントを利用することで振込手数料が無料になったり、入金サイクルが早まったりという特徴があります。
BASE(ベイス)の決済方法・入金サイクル・振込手数料
BASEの場合も基本的なクレジットカード決済やQRコード決済といったオンライン決済にも対応しています。
また入金サイクルも10営業日と販売から売上のタイミングも遅延することがないのが特徴といえます。
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)のテンプレート数・カスタマイズや機能比較表
Shopify(ショピファイ) | BASE(ベイス) | |
デザインテンプレート数 | 8 | 11 |
有料デザインテンプレート | ◯ | ◯ |
HTML編集 | ◯ | ◯ |
ロゴ変更 | – | ◯ |
文字色・背景変更 | ◯ | ◯ |
スマホ対応 | ◯ | ◯ |
越境EC・多言語対応 | ◯ | ◯ |
シークレット販売 | ◯ | ◯ |
詳細ページはこちら | ネットショップを無料開設 |
Shopify(ショピファイ)のテンプレート数・カスタマイズや機能
Shopifyは無料テンプレートはサイト上を見ると8、有料は60以上が提供されています。他のショップ作成サービスと少し少ない印象もありますが、Shopifyの審査基準をクリアしたデザインのみが登録されています。
そのため高いデザインクオリティのテンプレート素材を活用して、ECサイトの作成ができるが売りです。
BASE(ベイス)のテンプレート数・カスタマイズや機能
BASE(ベイス)の場合は無料でのデザインテンプレートが11種類ですが、おしゃれなデザインは5,000円〜10,000円前後利用することが可能です。
階層やデザイン枚数によりますが、通常HP制作会社へ依頼する場合は30〜50万円前後はかかります。デザイン会社依頼と比較すると1/10以下ほどの価格でおしゃれなデザインが使えるため、非常に安く利用できるといえます。
600万人のショップファンを集客、無料ネットショップ開設BASEの詳細はこちら
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)SEO・集客機能・定期購入の比較表
Shopify(ショピファイ) | BASE(ベイス) | |
SEO対策 | ◯ | ◯ |
独自アクセス解析 | ◯ | ◯ |
GoogleAnalytics | ◯ | ◯ |
メルマガ配信 | ◯ | ◯ |
クーポン発行 | ◯ | ◯ |
レビュー機能 | ◯ | ◯ |
連携SNS | ◯ | ◯ |
定期購入 | ◯ | ◯ |
詳細ページはこちら | ネットショップを無料開設 |
各種集客機能の比較では両者ともに同じようなステータスとなりました。簡易に行う最低限の機能という意味合いではどちらもそろっています。
また化粧品や健康食品などの相性が良い単品リピート通販向けとしても、定期購入カートの機能も付属しているため乗り換えなどにはおすすめです。
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)の評判・口コミを比較
注目度も高まっており、安く簡単にネットショップ作成ができる両者。実際の利用者の評判や口コミはどのようなものがあるのでしょうか。
Twitter上でShopifyやBASEを活用した方の声が出ていたので、ピックアップして紹介していきます。
Shopify(ショピファイ)の評判・口コミ
Shopify(ショピファイ)の評判をみていると「神」といった声も非常に多くあり、月額費用が発生する以外は非常にパフォーマンスが高いという印象です。
また時間はかかっても解決までのサポートの対応も良さそうです。一方で海外から参入してから2年ほどのため、各種規約などが日本語対応してない部分があるとの声もありこれからに期待です。
これは余談ではありますが別の名称と見間違えてしまうといった声もありました。Shopifyの運営サイト側でも記載しされていましたが、音楽ストリーミングサービス「Spotify(スポティファイ)」と言い間違えられることもあるそうです。
BASE(ベイス)の評判・口コミ
BASE口コミや評判を見ていると、やはり簡単に出店ができるといった声が多くあがっています。また紹介したようにショップランキングというものが存在し、上位に入るほど露出効果も高くなり集客に反映されるようです。
EC×SNS活用も大きな効果を上げているようで、SNSフォロワー1〜2万人ほどなど多いほど集客にもつながっています。
600万人のショップファンを集客、無料ネットショップ開設BASEの詳細はこちら
Shopify(ショピファイ)×BASE(ベイス)手数料・料金・評判の徹底比較まとめ
国内に参入して2年ほどが経過したShopifyも徐々に注目度が増してきており、利用検討の方やショップ構築システムの乗り換えを考える方もいるかもしれません。
月額料金でみると気軽に利用ができるBASEがおすすめですが、ECサイトの成長を考慮したり、中小規模ECでの利用の場合は Shopify(ショピファイ) が向いています。
14日間無料利用もできるためトライアル利用を実施し、使用感などをたしかめてみてはいかがでしょうか。