Square(スクエア)のオンライン決済には、「Square 請求書」「Square リンク決済」「Square オンラインビジネス」「Square ブラウザ決済」の4つがあります。決済URLを送る、請求書から支払ってもらう、ネットショップで販売する、事業者側がブラウザでカード決済を処理する、という違いがあります。
Squareの公式情報では、主な決済手数料は、リンク決済3.6%、請求書3.25%(保存済みカード情報・カード情報手入力は3.75%)、オンラインビジネス3.6%(プレミアムは3.3%)、ブラウザ決済3.75%です。
月額固定費0円で使えますが、Square 請求書とSquare オンラインビジネスには有料プランもあります。
この記事では、4方式の違い、料金、対応する支払い方法、設定手順、入金サイクル、セキュリティ、利用前の注意点をSquare公式情報に基づいて整理します。
Square以外のサービスも含めて料金・機能を比べる場合は、オンライン決済システムを比較してください。
個人事業主向けの導入条件やサービスを横断して確認する場合は、個人事業主向けオンライン決済サービスを比較してください。

Squareオンライン決済とは?4種類を比較
Squareオンライン決済は、オンラインで支払いを受け付ける代表的な方法として4方式を案内しています。違いは「顧客にどの画面から支払ってもらうか」と「事業者側でどこまで販売・請求を管理するか」です。
| 決済方法 | できること | 手数料 |
| Squareリンク決済 | 決済ページのURLを作成し、メール、SMS、LINE、SNSで送信 | 3.6% |
| Square請求書 | 請求書を送信し、請求書からオンライン決済を受付 | 3.25% カード情報手入力:3.75% |
| Squareオンラインビジネス | ネットショップや注文ページを作成し、同時にオンライン決済可能 | 3.6% プレミアム:3.3% |
| Squareブラウザ決済 | 事業者がブラウザ上でカード情報を入力 | 3.75% |
結論|Squareオンライン決済は支払いフローで選ぶ
選び方は、顧客にどの画面で支払ってもらうかで決まります。販売チャネル、商品数、請求の有無、電話対応の有無を基準にすると、無駄な設定を減らせます。

| 販売方法や業務内容 | おすすめの決済方法 | 理由 |
| メール、LINE、InstagramのDMで注文を受ける | Squareリンク決済 | URLを送るだけで支払い画面に誘導でき、ネットショップを作らずにオンライン決済を始められます。 |
| 見積書や請求書を送ってから入金してもらう | Square請求書 | 請求書作成、送付、支払い状況の確認まで一体で管理できます。 |
| 商品数が多く、商品ページを見せて販売する | Squareオンラインビジネス | 商品登録、在庫、注文、決済をまとめて管理できます。 |
| 電話注文やリモート接客でカード決済を受ける | Squareブラウザ決済 | 顧客が決済リンクを開かなくても、事業者側でカード情報を入力して決済できます。 |
Squareオンライン決済の手数料と月額費用・対応決済方法
Squareオンライン決済は、初期費用や月額固定費をかけずに使える方法が多く、決済が発生したときに決済手数料が差し引かれます。ただし、請求書の有料プラン、オンラインビジネスの有料プラン、即時入金などを使う場合は追加費用が発生します。
| 決済方法 | 対象の支払い方法 | 決済手数料 | 月額費用 |
| Squareリンク決済 | クレジットカード、Apple Pay、Google Pay | 3.6% | 0円 |
| Square請求書 | クレジットカード、デビットカード、Apple Pay、Google Pay | 3.25% カード情報手入力:3.75% | フリー:0円 プラス:3,000円 |
| Squareオンラインビジネス | クレジットカード、Apple Pay、Google Pay、Square Pay | フリー:3.6% プラス:3.6% プレミアム:3.3% | フリー:0円 プラス:3,375円※ プレミアム:9,180円※ |
| Squareブラウザ決済 | クレジットカードの非対面決済 | 3.75% | 0円 |
オンラインで対応するクレジットカードブランドとして、Square公式はVisa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discoverを案内しています。支払い方法は製品ごとに異なるため、「Squareで使える決済方法」を一括りにせず、利用する製品単位で確認してください。
出典:Square公式「Squareの料金体系」
出典:Square公式「対応しているオンライン決済の手段一覧」

Squareのリンク決済|決済URLを作成して共有する
Square リンク決済は、専用のEコマースサイトを作成せずに決済ページを発行し、そのURLを顧客へ共有して支払いを受け付ける機能です。支払いの受付、商品の販売、イベントやクラスの販売などに使う決済リンクをSquare データから作成できます。
月額固定費は0円、オンライン決済手数料は3.6%です。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 決済手数料 | 3.6% |
| こんな人におすすめ | 商品数が少ない事業者単発販売が中心の人 ネットショップを作らずに決済したい人 |
| サービスの使い方 (利用イメージ) |
Square データから決済リンクを作成する基本手順は次のとおりです。
1. Square データにログインし、「支払いと注文」「支払いと請求書」「支払い」のいずれかから「リンク決済」へ移動する。

2. 「リンクを作成」を選択する。①「リンクを作成します」②「購入ボタンを作成します」どちらかを選択。

3. 「支払いを受け付ける」「商品を販売」「イベントまたはクラスを販売」から用途を選ぶ。

4. リンクのタイトル、必要に応じて支払い頻度・説明、商品情報や価格を設定する。

5. 作成したリンクを共有する。共有方法は決済URLのコピー、QRコード、購入ボタン、メールキャンペーン、SNSなど複数あります。

同じリンクは無効化または削除できます。運用を止めたリンクを公開したままにしないため、販売終了後はリンクの状態も確認します。
リンク決済だけを詳しく確認する場合は、下記記事で作成・共有・売上確認・決済できない場合の確認点まで整理しています。ぜひ参考にしてください。
Square 請求書|請求書とオンライン支払いを一体化する
Square請求書は、請求書の作成・送付とオンライン決済を一体化できるサービスです。請求金額や支払期限を設定した請求書をメールで送信でき、受け取った側は請求書内の決済画面からクレジットカードで支払えます。見積後やサービス提供後の後払いに対応できる点が特徴で、紙の請求書や銀行振込を使わずに支払い業務をオンラインで完結できます。請求管理と入金確認を効率化したい事業者に適しています。
料金プランはフリーが月額0円、プラスが月額3,000円です。通常のオンライン支払いは3.25%、保存済みカード情報やカード情報手入力による決済は3.75%です。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 決済手数料 | 3.25% ※保存済みカード・カード情報手入力は3.75% |
| こんな人におすすめ | サービス業、業務委託業 取引ごとに金額が異なる人 請求管理を効率化したい人 |
| サービスの使い方 (利用イメージ) |
Square データから請求書を作成する基本手順は次のとおりです。
1. Square データにログインし、「請求書と支払い」から「請求書」へ移動する。

2. 「請求書を送信」または「請求書を作成」を選択する。
3. 顧客情報、請求内容、請求頻度、支払いオプションなどを設定する。

4. 内容を確認して請求書を送信し、Square データで支払い状況を管理する。
請求書プラスでは、一括送信、複数パターンの見積もり、承認済み見積もりから請求書への自動変換、カスタムフィールドやテンプレートなど、追加機能が提供されています。必要な機能がフリープランに含まれるかを確認してからプランを選びましょう。
Square オンラインビジネス|ネットショップ・注文ページで販売する
Squareオンラインビジネスは、商品販売用のネットショップを作成・運営できるオンライン販売サービスです。商品登録から決済、在庫管理までを一元管理でき、専門的な知識がなくてもECサイトを立ち上げられます。
物販だけでなく、デリバリー・テイクアウト販売や月額課金(サブスクリプション)にも対応している点が特徴です。継続的に商品やサービスを販売したい事業者や、実店舗とオンライン販売を連携させたい場合に適しています。また、ソーシャルメディア(SNS)との連携販売機能もあるため、SNSを使って販促をしたい人にもおすすめです。
プラスは月額3,375円、プレミアムは月額9,180円で、いずれもSquare公式ページでは「年一括払い」の月額表示です。オンライン決済手数料はフリー・プラスが3.6%、プレミアムが3.3%です。カスタムドメイン接続など、プランによって利用可否が異なる機能があります。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | プラス:3,375円 プレミアム:9,180円 |
| 決済手数料 | フリー・プラス:3.6% プレミアム:3.3% |
| こんな人におすすめ | ネットショップを本格運営したい人 商品数が多い事業者 実店舗とECをまとめて管理したい人 |
| サービスの使い方 (利用イメージ) |
注文ページ作成の基本手順は次のとおりです。
1. Square データにログインし、「チャネル」から「Square オンラインビジネス」へ移動する。

2. 「ウェブサイト」から「サイトの編集」を選択する。

3. ページを追加し、「すべての商品」または「オンライン注文」などの注文ページを設定する。
4. 商品・カテゴリ・注文方法など必要な項目を設定する。
5. サイトを公開し、表示と購入フローを確認する。

Square オンラインビジネスはSquare POSレジと連携し、店頭注文・オンライン注文・在庫数量を同期できます。実店舗とオンラインの両方で同一の商品を扱う場合は、在庫・注文の管理方法も確認しておきましょう。
Square ブラウザ決済|ブラウザから非対面カード決済を処理する
Squareブラウザ決済は、事業者が管理画面上でクレジットカード情報を入力し、非対面で決済処理を行えるサービスです。電話注文やメール注文など、購入者がオンライン操作を行わない取引に対応できます。
専用端末は不要で、パソコンやタブレットのブラウザから利用可能です。通常のオンラインカード決済と同じ手数料が適用されるため、追加コストなく非対面決済に対応できる点が特徴です。
月額固定費は0円で、カード情報手入力による非対面決済の手数料は3.75%です。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 |
| 決済手数料 | 3.75% |
| こんな人におすすめ | 電話注文が多い業種 顧客がオンライン操作に不慣れな場合 柔軟に非対面決済したい人 |
| サービスの使い方 (利用イメージ) |
Square データでの基本的な流れは次のとおりです。
1. Square データにログインし、「注文と支払い」「請求書と支払い」「支払い」のいずれかから「ブラウザ決済」へ移動する。

2. 「支払いを受け付ける」を選択する。
3. 任意の金額を請求する場合は「クイックチャージ」、商品を追加する場合は「商品別売上」を選択する。

4. 必要な取引情報とカード決済に必要な情報を入力し、内容を確認して決済を処理する。

Squareヘルプセンターでは、ブラウザ決済の一部の手順・機能について「2025年7月25日より前に作成されたSquareアカウントにのみ適用」とする注意書きがあります。アカウントによって画面や手順が異なる場合は、Squareの現行ヘルプセンターを確認してください。
Squareオンライン決済の入金サイクル(振込スケジュール)
Squareオンライン決済の入金サイクルは振込先の銀行によって異なります。、また通常振込では振込手数料はSquareが負担します。
| 銀行口座 | 入金スケジュール |
| 三井住友銀行、みずほ銀行 | 翌営業日 |
| その他銀行 | 毎週水曜日に締め、同じ週の金曜日 |
| 即時入金サービス | 最短数分後(手数料:入金額の1.5%) |
Squareは、入金の早さも大きな特徴のひとつです。もっとも早い入金は「即時入金サービス」で通常の入金サイクルとは別に管理画面から「今すぐ入金」をタップすると最短数分で入金されるサービスです。
また通常入金であっても、三井住友銀行、みずほ銀行の場合は最短で翌営業日には登録した銀行口座に入金されます。これにより、現金商売と近い感覚で資金が動くため、キャッシュフローの管理がとても楽になります。その他の金融機関も毎週水曜日締めで同じ週の金曜日には振り込まれますので、毎週入金されます。
なお、入金先は国内のほとんどの銀行口座に対応しており、登録は管理画面から数分で完了します。毎日自動で入金される仕組みなので、手動で申請する必要もありません。
Squareオンライン決済のセキュリティと法令上の確認事項
Square公式のセキュリティページでは、カード処理システムがPCI DSSレベル1に準拠し、ISO 27001認証を取得していることが案内されています。また、データ転送にはSSL/TLSやPGPなどの暗号プロトコル・メッセージ形式を使用するとしています。
3Dセキュアについては、Squareヘルプセンターが、経済産業省の導入義務化への対応として2025年4月1日から日本の全加盟店に対して3Dセキュアを適宜自動有効化すると案内しています。顧客側で追加認証が求められる場合があるため、決済画面の案内も確認しておく必要があります。
通信販売で利用する場合は、特定商取引法に基づく表示も確認が必要です。Square オンラインビジネス、Square リンク決済、サブスクリプション機能は通信販売に該当し、利用に際して特定商取引法に基づく表記を追加する必要があります。これはSquare 請求書とブラウザ決済を通信販売で利用する場合も同様です。
出典:Square公式「セキュリティ」
出典:Square公式「3Dセキュア(3DS)導入義務化」
出典:Square公式「Squareの利用と特定商取引に関する法律について」
Squareオンライン決済を使う前に確認したい注意点
支払い方法は4方式で同じではない
オンラインで利用できるカードブランドは共通していても、Apple Pay、Google Pay、Square Payなどの対応は製品ごとに異なります。決済方法を理由にSquareを選ぶ場合は、導入予定の製品の「対応しているオンライン決済の手段」を確認してください。
無料プランと有料プランの機能差を確認する
Square 請求書とSquare オンラインビジネスには無料プランと有料プランがあります。カスタムドメイン、サイトテーマ、請求書の高度な機能など、利用したい機能が有料プランに含まれる場合があります。月額0円だけを前提にせず、自社に必要な機能のあるプランの金額を確認してください。
カード情報手入力は3.75%の手数料になる
Squareの料金ページでは、カード情報の手入力、保存済みカード情報の入力、Square ブラウザ決済などの非対面決済は3.75%と案内されています。リンク決済やSquare オンラインビジネスの3.6%と同一ではありません。
管理画面の表示は更新される可能性がある
Squareは管理画面や機能を更新しており、ヘルプセンターにもアカウント作成時期による表示差の注意書きがあります。操作手順を確認する際は、記事内の画面だけでなくSquare公式の最新ヘルプも併用してください。
まとめ|Squareの4つのオンライン決済を支払い方法で使い分ける
Squareのオンライン決済は、リンク決済、請求書、オンラインビジネス、ブラウザ決済の4方式で支払いの受け付け方が異なります。専用サイトを作らずURLを共有するならSquare リンク決済、請求書と支払い管理をまとめるならSquare 請求書、商品ページや注文管理を含むネットショップならSquare オンラインビジネス、電話などの非対面注文を事業者側のブラウザで処理するならSquare ブラウザ決済という違いがあります。
料金は「Squareだから一律」ではありません。3.25%、3.6%、3.75%など方式によって異なり、Square オンラインビジネスではプランによって決済手数料と月額費用も変わります。導入前に、利用する製品、支払い方法、必要な管理機能、入金先銀行を確認してください。
Square以外の候補と比較してから決める場合は、下記サービス比較記事を参考にしてください。






