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Squareのオンライン決済のやり方!4つの方法と導入手順を実際の画面付きで徹底解説

更新日:
目次
Squareオンライン決済とは?4種類の特徴を解説
1. Squareのリンク決済|ウェブサイトなしのオンライン販売におすすめ
2. Square請求書|請求書送付が必要な決済におすすめ
3. Squareオンラインビジネス|ネットショップでの販売におすすめ
4. Squareブラウザ決済|電話注文におすすめ
Squareのオンライン決済のメリット
無料で始められる
即日利用できる
スマホで完結できる
販売スタイルに合った決済を見つけらえる
Squareのオンライン決済のデメリット・注意点
クレジットカード決済しか使えない
ネットショップのカスタマイズ性は限定的
機能がシンプルで複雑な販売には不向き
Squareオンライン決済の手数料・入金サイクル・運用コストを解説
Squareオンライン決済の決済手数料は業界最安水準|初期費用は不要
Squareの入金サイクルは最短翌営業日|キャッシュフローの改善にも
他社と比較して安い?高い?PayPal・Stripeとの違い
Squareオンライン決済のやり方を解説
Square リンク決済のやり方|決済リンクの作成と共有方法を解説
Square 請求書決済のやり方|オンラインで請求・回収管理まで
Square オンラインビジネスのやり方|ネットショップを作成して販売開始するまで
Square ブラウザ決済のやり方|端末不要で電話注文にも対応
Squareオンライン決済の業種・業態別活用方法とおすすめの使い方
小売業(物販)事例|Instagram・LINE経由で販売→決済→入金までスムーズに
ネットショップの開設事例|商品販売サイトが専門知識なしで可能に
飲食店|店頭+テイクアウト+デリバリー+オンライン販売を1つの決済管理で対応
オンライン講師・副業クリエイターの事例|リンク決済で1対1のやりとりも簡単に収益化
美容室・サロンの事例|予約金や月謝の支払いも事前決済で自動化
イベント・フリーランス|スマホひとつで決済受付可能に
Squareオンライン決済の導入でよくある疑問・トラブルと対策
リンクが開けない・支払えないときの対処法
カード審査が通らない・設定ができないときは?
領収書や明細書はどう発行する?
まとめ|Squareオンライン決済で“今すぐ売れる仕組み”をつくろう
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今の時代、顧客がお店に来なくてもモノが売れる時代です。でも「ネットでの支払いの仕組みが難しそう」と思っていませんか?

Squareのオンライン決済はパソコンやスマホがあれば、すぐに使いはじめることができます。この記事では、Squareオンライン決済の使い方や選び方を、初めての方にもわかりやすく操作画面付きで解説します。

Squareオンライン決済とは?4種類の特徴を解説

Squareオンライン決済は、お客さまがインターネット上でクレジットカードを使って商品やサービスの支払いができるようにする仕組みです。Squareでは、ビジネスの内容や販売方法に合わせて選べるよう、こちらの4種類のオンライン決済方法が提供されています。

  1. リンク決済
  2. 請求書
  3. オンラインビジネス
  4. ブラウザ決済
種類概要決済手数料入金スピード月額固定費
Squareリンク決済リンクを送るだけでオンライン決済3.6%最短翌営業日
(みずほ/三井住友)
0円 ※無料
Square請求書
(クラウド請求書)
請求書送付と一緒に決済フォームを送れる3.25%最短翌営業日0円 ※無料
Squareオンラインビジネス決済機能付きのネットショップを構築3.6%最短翌営業日0円 ※無料
Squareブラウザ決済電話注文でクレカ情報を聞き入力して決済3.75%最短翌営業日0円 ※無料
Squareオンライン決済の種類

1. Squareのリンク決済|ウェブサイトなしのオンライン販売におすすめ

リンク決済は、Webサイトを持っていない方でも、SNSやメールを通じて商品やサービスを販売できるオンライン決済方法です。Squareの管理画面で商品名や金額を入力するだけで、専用の決済リンクを作成できます。そのリンクをLINEやInstagramのDMで送信すれば、お客さまはそこからクレジットカード情報を入力して支払いを完了できます。

ハンドメイド作家や自宅サロンを運営している方が、SNSにアップした商品について、DMで商品について問い合わせを受けたあと、そのままリンクを送ってスムーズに会計できるという使い方があります。支払い画面には説明文や画像も表示できるため、販売の幅を広げたいけれどWebページを作る余裕がないという方にも最適です。

2. Square請求書|請求書送付が必要な決済におすすめ

サービス提供後にお客さまへ請求書を送って決済してもらいたい場合には、Squareの請求書決済が便利です。これは、作成した請求書をメールで送信すると、お客さまがそのメール内のボタンをクリックしてクレジットカードで支払えるという仕組みです。支払い期限や分割払いの設定も可能で、状況に合わせた柔軟な請求ができます。

たとえば、業務委託で仕事を請け負うフリーランスの方や、教室の月謝を後払いで受け取りたい講師業の方などがよく利用しています。請求漏れや振込忘れのリスクを減らしながら、スムーズに代金回収ができるため、信頼感のあるやりとりを実現できます。

3. Squareオンラインビジネス|ネットショップでの販売におすすめ

ネットショップを開設したい方には、Squareオンラインビジネスが向いています。これは無料で利用できるネットショップ構築ツールで、誰でも簡単に商品ページを作成し、注文受付や決済までをオンラインで完結できるウェブサイトが構築できます。商品一覧やカート機能に加えて、配送方法の設定や特定商取引法の表記も対応済みです。

たとえば、複数商品を扱う小売店や、まとめ買いに対応したい個人事業主が、ショップURLを持って自社の販売チャネルを構築するのに非常に役立ちます。オリジナル商品をECで広めたい方、ネット販売を本格的に始めたい方には非常に心強い機能です。

4. Squareブラウザ決済|電話注文におすすめ

電話や口頭で受けた注文に対して、すぐに決済処理を行いたいという場合には、Squareブラウザ決済が最適です。これは、PCの上でブラウザを使って、お客様とやりとりしながら注文内容を確認して、お客様のカード情報を直接入力し、即時で会計を完了させる方法です。

たとえば、電話でオーダーを受けるフラワーショップや、オーダーメイド商品を取り扱う業者が、注文の際にそのままクレジットカードでの支払いまで受付できるため、後日請求や振込確認といった作業を省略できます。対面なしでも即時決済ができるこの機能は、忙しい現場での会計をとても効率化してくれます。

Squareオンライン決済の選び方

Squareのオンライン決済のメリット

メリット
  1. 無料で始められる
  2. 即日利用OK
  3. スマホで完結
  4. 販売スタイルにあった決済方法が見つかる

無料で始められる

Squareオンライン決済の最大のメリットは、初期費用や月額費用が一切かからないことです。必要なのはSquareの無料アカウントを作成するだけで、申し込みから数分で設定に進めます。

即日利用できる

申し込み当日に審査が通れば、その日からすぐに決済機能を使えるのも大きな魅力です。特別な機材やソフトをそろえる必要もなく、スマホやパソコンがあればそのまま運用を開始できます。たとえば急なイベント出店でも、その日中にカード決済をスタートできるため、個人事業主や副業で小規模に始めたい方に最適です。

スマホで完結できる

Squareは、支払いリンクの作成やネットショップの構築をスマホひとつで完結できます。特定商取引法に基づく表記が必須ですが、その記載方法やページも用意されているため安心。記載漏れを防ぐアラート機能も備わっています。

販売スタイルに合った決済を見つけらえる

さらに、リンク決済・請求書・ネットショップ・ブラウザ決済と複数の販売スタイルに対応しているため、自分のビジネスに合った仕組みをすぐ整えられます。小売業、美容室、教室業、飲食業など幅広い業種で導入が進んでいるのも納得の使いやすさです。

Squareのオンライン決済のデメリット・注意点

デメリット
  1. クレカ決済のみ
  2. ネットショップにはカスタマイズ性に限界あり
  3. 複雑なルールがある場合は機能があるか確認

クレジットカード決済しか使えない

Squareオンライン決済は、クレジットカード決済のみ対応しています。PayPayや楽天ペイ、銀行振込などには対応していません。
そのため「カードを使いたくない」「別の支払い方法を希望している」というお客様がいる場合は、他の手段を併用する必要があります。

ネットショップのカスタマイズ性は限定的

Squareオンラインビジネスで作れるネットショップは、簡単に開設できる反面、デザインやレイアウトの自由度は高くありません
無料テーマはシンプルですが、有料テーマを使えば見栄えを整えることも可能です。
ただし「もっと細かく調整したい」「独自機能を加えたい」と考える場合には、他のECプラットフォームと比べて物足りなさを感じることがあります。

機能がシンプルで複雑な販売には不向き

リンク決済や請求書決済は便利ですが、販売商品が多い場合や複雑な業務ルールを扱う場合には機能がシンプルすぎると感じる場面もあります。

Squareオンライン決済の手数料・入金サイクル・運用コストを解説

Squareオンライン決済を導入する際に、多くの事業者が気にするのが「決済手数料」や「入金までのスピード」、「月額コスト」などの運用コストです。Squareはその点でも非常にシンプルかつ明快な料金体系で、特に個人事業主や小規模店舗にとって導入しやすい設計になっています。この章では、Squareのオンライン決済にかかるコスト面の仕組みを、具体的にわかりやすく解説していきます。

決済手段決済手数料入金スピード月額固定費
Squareリンク決済3.6%最短翌営業日
(みずほ/三井住友)
0円 ※無料
Square請求書3.25%最短翌営業日0円 ※無料
Squareオンラインビジネス3.6%最短翌営業日0円 ※無料
Squareブラウザ決済3.75%最短翌営業日0円 ※無料
Squareオンライン決済の料金表

Squareオンライン決済の決済手数料は業界最安水準|初期費用は不要

Squareオンライン決済の手数料は、とてもシンプルです。リンク決済、請求書決済、オンラインビジネス(ネットショップ)、ブラウザ決済で、3.25%〜3.75%の決済手数料が適用されます。リンク決済やオンラインビジネスでは、3.6%ですので、10,000円の売上があった場合、差し引かれる手数料は360円で、残り9,640円が売上として入金されます。

この3.6%という数字には、カード会社や決済代行会社の手数料などがすべて含まれており、別途月額料金や初期費用は一切かかりません。そのため、「毎月売上があるか分からない」「初期コストをかけたくない」という事業者でも安心して使い始めることができます。

もちろん、アカウントの作成も無料ですし、機能の登録やショップ構築も追加料金なしで可能です。必要な費用は、実際に決済が発生したときだけなので、リスクが非常に低い点が支持されています。

Squareの入金サイクルは最短翌営業日|キャッシュフローの改善にも

Squareは、入金の早さも大きな特徴のひとつです。オンライン決済であっても、三井住友銀行、みずほ銀行の場合は最短で翌営業日には登録した銀行口座に入金されます。これにより、現金商売と近い感覚で資金が動くため、キャッシュフローの管理がとても楽になります。その他の金融機関も毎週水曜日締めで同じ週の金曜日には振り込まれますので、毎週入金されます。

たとえば、イベント出店などで週末にまとめて売上が発生した場合でも、翌営業日にその売上が口座に反映されることで、仕入れや人件費などの支払いにすぐ対応できます。これは、入金までに数日~1週間ほどかかる他社サービスと比べて、大きなメリットといえます。

なお、入金先は国内のほとんどの銀行口座に対応しており、登録は管理画面から数分で完了します。毎日自動で入金される仕組みなので、手動で申請する必要もありません。

他社と比較して安い?高い?PayPal・Stripeとの違い

Squareの決済手数料か安いのかを判断するために、他の有名なオンライン決済サービスと比較してみましょう。PayPal、Stripeとも対応する決済サービスは、リンク決済、請求書、ネットショップとSquareと同じです。

サービス名オンライン決済手数料月額固定費入金サイクル対応決済方法
Squareリンク決済
オンラインビジネス
eコマースAPI
サブスクリプション
:3.60%
請求書:3.25%
ブラウザ決済:3.75%
なし最短翌営業日クレジットカード
PayPal3.60%+40円/件なし最短3営業日クレジットカード
銀行振込
Stripe3.6%なし毎週金曜日クレジットカード
ウォレット
銀行振込

このように、Squareはシンプルかつ明瞭な手数料体系で、入金スピードも業界トップクラスです。PayPalは固定費用40円が追加で発生し、Stripeは開発者向けに優れたAPIを持ちますが、導入までのハードルが高くなる場合があります。

「誰でもすぐに使える」「無料で始められる」「日本語のサポートが手厚い」といった点から見ると、特に個人事業主や小規模店舗にとって、Squareはコストパフォーマンスの良い選択といえます。

Squareオンライン決済のやり方を解説

Squareオンライン決済は、4つの使い方からビジネスに最適な方法を選んで導入できます。それぞれの方法で設定画面や流れは異なりますが、共通して操作がわかりやすく、誰でも簡単にスタートできるよう設計されています。この章では、導入の初期設定から、実際の決済受付・入金確認までを、各方法別に順番にご紹介します。

Square リンク決済のやり方|決済リンクの作成と共有方法を解説

リンク決済は、商品名や価格を入力するだけで、簡単に支払い用のリンク(決済リンク)を作成できる方法です。この決済リンクをお客様などにショートメッセージやその他の方法で共有し、そのリンクに基づいて決済をしてもらいます。

決済リンクの作り方は次のようになります。

Square データの [決済リンク] セクションから、またはSquare POSレジアプリの [決済リンク] のアドオンから作成できますが、ここではSquareデータの「決済リンクから作成する方法」を手順に沿ってご説明します。

1)  まずSquareデータにログインします。左のメニューから「支払いと請求書」を選びます。

2)  すると「支払いと請求書」のメニューが表示されますので、ここで「リンク決済」を選択します。

3)  リンク決済を選択すると、下記のように①「リンクを作成します」②「購入ボタンを作成します」を選択できる画面となります。

①「リンクを作成します」では、商品情報や価格などを必要情報を入力して、決済リンクが作成できますので、そのリンクをお客様などにお送りします。お客様はそのリンクを開いてクレジットカードで支払いを行います。

②「購入ボタンを作成します」では、同様に商品情報や価格など必要情報を入力すると、自社のホームページなどに貼り付けできる「購入ボタン」が作成できます。お客様はこの購入ボタンをクリックすると決済画面が表示されそこでクレジットカードで支払いを行います。

4)  ここで「リンクを作成します」をクリックすると下記の画面が表示されます。

商品販売では2番目の「商品を販売する」で、商品の共有リンクを一度作成すれば、同じ商品を何度も売る場合はその作成済みの共有リンクを使用できますので大変便利です。

そのほか、「支払いを受け付ける」、「寄付金を受け付ける」、「イベントまたはクラスを販売」といったメニューも用意されていますので、物品だけでなく、サービスの提供から寄付金受付まで、さまざまな支払いがカバーされています。

5)  「商品を販売する」を選択してリンクを作成する手順は次のようになります。
リンクを設定の画面では、商品情報や価格を入力し、内容に問題がなければ「リンクを作成」をクリックします。

6)  「リンクを作成」ボタンを押すと下記のようにリンク共有画面に切り替わります。
このリンクをコピーしてショートメッセージ、メール、LINEやInstagramのメッセージなどでお客様にお送りすれば完了です。

またこのリンクをQRコードにする、FacebookやTwitterで共有する、あるいは、購入ボタンに変換できるようにも準備されています。(3)で「リンク作成」を選んだが、「購入ボタン作成」にしておけばよかったとなっても、リンク作成完了後に購入ボタンも選択できるのは大変便利です。

例えばここで「購入ボタン作成」を選ぶと下記のように、ウェッブサイトに追加できるコードが作成されますので、これをコピーして使えば簡単にウェッブサイト上に購入ボタンを追加することができます。

7)  また、リンク決済のメニューの中には「設定」があり、こちらにありますように、取引ごとに受け取る通知メールの送付先ほか設定ができます。

8)  リンク作成後は件名(商品)ごとのリンクと売り上げ状況が表示されるため、簡単に売上の管理を行うことができます。

以上がリンク決済の作成方法ですが、作成はとても簡単で、特別な準備も必要ありませんので、オンライン決済をすぐに始められます。

お客さまがリンクをクリックすると、クレジットカード入力画面が開き、そのまま支払いができ、決済が完了します。シンプルな操作で、対面せずに支払いを受け付けることができるので、少量の商品のSNS販売や個別対応のサービス提供に非常に便利です。

Square 請求書決済のやり方|オンラインで請求・回収管理まで

請求書決済は、取引後に料金を請求したい場合に最適です。請求書を使ってオンライン決済をする手順をご説明します。

1)  Squareデータにログインし、左のメニューから「支払いと請求書」を選択します。

2)  次に「請求書」を選択します。

3)  請求書を選択すると、「概要」ほかのメニューがありますが、「請求書」を選ぶと請求書作成画面となります。

4)  次に請求情報を入力します。

ここで、お客さまの名前やメールアドレス、請求金額、支払い期限を入力します。複数の商品やサービスがある場合は、商品を分けて記載できます。
また、右のメニューから請求書送付のスケジュール、支払いスケジュールを設定することができます。
サブスクリプションサービスを提供している企業にはこの機能は重要になってきます。

送信」ボタンをクリックすれば、お客さまにメールで請求書が届きます。送信されたメールには「今すぐ支払う」ボタンがあり、クリックするだけでカード決済画面へ進めるため、支払い完了までの流れもスムーズです。

また、リマインダーを設定することで入金確認をリマインドしてくれます。
支払い状況はリアルタイムに確認でき、未払いの請求書には自動でリマインドを送る設定も可能です。

(3)の請求書のメニューには、プロジェクト、定期請求書、見積書ほかいくつものメニューが用意されています。Squareでは対象となるサービスに合わせて最適な請求ができるように準備されているのが魅力です。

定期請求書の作成では、請求書の定期送信のスケジュールの設定や頻度が用意されています。

  

また、請求書を作成する前に見積書の作成が必要となるケースも多々ありますので、見積書作成も用意されています。

 

対面不要で代金回収ができるため、フリーランスや講師業など、サービス提供後に請求したい業種に向いています。

Square オンラインビジネスのやり方|ネットショップを作成して販売開始するまで

Squareオンラインビジネスを使えば、ネットショップを誰でも簡単に立ち上げることができます。

1)  まずSquareデータにログインし、左のメニューから「オンラインビジネス」を選択します。

オンラインビジネスから「オンラインストア」を選択します。

2)  画面が切り替わりオンラインストアのセットアップができます。

3)  メニューから「サイトカスタマイズする」を選ぶとサイトデザイン画面になります。

この画面はスマートフォンのイメージになっています。Squareによるとスマートフォンでの購入が80%になっていますので、このスマートフォンで見やすく設定していくことを推奨しています。切り替えてPC画面での表示にすることができます。

ここでは、ヘッダー、メインバナー、おすすめ商品、フッターの設定をしていきます。それぞれの画面は下記のようになりますので、ここで自分の好みに合ったものを選んでいきます。

ヘッダーの設定

メインバナーの設定

おすすめ商品の設定

(登録されている商品からおすすめに表示したいものを選びます)

フッター設定

このほか、配送オプション、支払い方法、特定商取引法に基づく表記など、販売に必要な設定をすべて画面上で整えたら、ショップのURLを決めて「公開」をクリックします。

以上のサンプル画面は無料のテンプレートで使えるものですが、業種別のデザインの素晴らしいテーマも用意されています。こちらは、無料トライアル期間後は「プラス」プランの契約で有料(¥3,375/月)となりますが、デザインを重視する場合はこちらも検討すると良いでしょう。

すぐにネットショップが公開され、URLをSNSやホームページ、名刺などに記載してお客さまを誘導できます。販売、決済、在庫管理をまとめて一つの画面で確認できるので、個人経営でも無理なく運営が続けられます。

複数商品を扱う小売業や、常設型の販売チャネルを作りたい事業者におすすめです。

Square ブラウザ決済のやり方|端末不要で電話注文にも対応

電話注文やリモート決済に活躍するのが、ブラウザ決済です。
ブラウザ決済は、手元にあるパソコン上でクレジットカード情報を入力し、その場で支払いを完了させる決済方法です。

1)  まず、Squareデータにログインし、左側のメニューから「支払いと請求書」を選択します。

2)  「ブラウザ決済」を選択します。

3)  ブラウザ決済の「設定」→「お会計」と進みます。
ここでは取引としてクイックチャージと商品別売上のいずれかをデフォルト設定できます。クイックチャージは取引金額を入力するだけですぐに決済したい場合に便利です。

4)  ブラウザ決済のメニューの概要をクリックするとパソコンで「支払いを受け付け、記録する」という画面が出てきます。

5)  上記中央の「支払いの受付」ボタンをクリックすると、下記取引入力画面が表示されます。

ここに取引金額とお客さまから電話で聞き取ったカード番号、有効期限、セキュリティコード、氏名、金額などを入力します。必要に応じて、明細やメモも記入できます。

上部の「クイックチャージ」の右には「商品別の売上」があり、こちらをクリックすれば、下記の画面に切り替わりるため決済したい商品を選択することで、その金額で決済することができます。

6)  実際に決済を行う必要があり画像はないですが、内容を確認後「決済を完了」ボタンをクリックすると、その場で処理が実行され、即時に会計が完了します。領収書はメールで送ることも、画面から印刷することも可能です。

専用の端末やアプリは不要で、オフィスや自宅からでも操作できるため、電話注文や遠隔対応にとても便利です。特にイベントの申込み、電話予約の内金支払い、リモート販売などに重宝します。

イベント出店や訪問営業、電話での注文受付など、すぐにカード決済を完了させたい現場に適した方法です。

Squareオンライン決済の業種・業態別活用方法とおすすめの使い方

Squareオンライン決済は、個人経営の小売店から飲食店、オンライン講師まで、さまざまな業種で活用されています。この章では、それぞれのビジネスにおいてどの決済方法がどのように役立つのか、具体的な活用事例を交えて紹介します。どの方法を選ぶべきか悩んでいる方にとって、導入のヒントになる内容です。

小売業(物販)事例|Instagram・LINE経由で販売→決済→入金までスムーズに

雑貨やアパレル、ハンドメイド商品などを販売している小売業では、InstagramやLINEを活用した販売が主流になりつつあります。Squareのリンク決済を使えば、商品紹介の投稿にそのまま決済リンクを添えておくことができ、DMでやりとりした後にリンクを送るだけで会計が完了します。

たとえば、ハンドメイドアクセサリー作家が作品を紹介し、「ご注文はDMで」と案内。お客さまとのやり取り後に、商品ごとの支払いリンクを送信すれば、クレジットカードでの決済が完了し、最短で翌営業日に入金されます。これにより、販売から入金までのスピードが格段に上がります。

ネットショップの開設事例|商品販売サイトが専門知識なしで可能に

「自分のネットショップを作りたいけど、難しそう」と思っている方にとって、Squareオンラインビジネスは最適です。テンプレートを選んで商品情報を入力するだけで、販売ページからカート、決済、在庫管理まですべてが1つにまとまったオンライン店舗が完成します。

たとえば、Tシャツや雑貨を複数商品展開している物販店が、イベントや対面販売に加えて、オンライン販売を始めたいというとき、Squareオンラインビジネスを使えば、すぐにECサイトが立ち上がります。しかも、無料で始められるため、リスクなくスタートできます。

飲食店|店頭+テイクアウト+デリバリー+オンライン販売を1つの決済管理で対応

飲食店では、店頭での会計だけでなく、テイクアウトやデリバリー、オンライン注文への対応が求められています。Squareはそれらを1つの管理画面でまとめて対応できるのが強みです。

例えば、カフェがSquareオンラインビジネスを使ってテイクアウト注文専用ページを作成し、事前決済を受け付けることで、現場での待ち時間を削減。さらに、イベント出店の際にはブラウザ決済を使って、その場でカード情報を入力して支払いを完了させることも可能です。さらにオンラインビジネスでネットショップをすばやく開設して、ネット販売もはじめられます。

同じSquareアカウント内で売上を一元管理できるため、売上集計も簡単になり、業務効率が向上します。

オンライン講師・副業クリエイターの事例|リンク決済で1対1のやりとりも簡単に収益化

オンラインでレッスンを提供する講師や、個別相談・制作依頼を受けるクリエイターは、対面での支払いができないケースが多く、リンク決済や請求書機能がとても役立ちます。

たとえば、Zoomで英会話レッスンを提供している講師が、受講生ごとにリンクを発行し、レッスン料金を事前に支払ってもらうことで、無断キャンセルを防げるだけでなく、決済管理もスムーズになります。

また、請求書機能を使えば、複数回の講座や継続サービスに対して、まとめて請求できるので、管理負担も減らせます。

美容室・サロンの事例|予約金や月謝の支払いも事前決済で自動化

美容室やエステ、整体など、予約制のサービス業では、キャンセル対策や現地での会計時間短縮のために、事前決済が重視されています。Square請求書やリンク決済を使えば、予約時に支払いを済ませるスタイルを構築できます。

たとえば、月謝制のネイルサロンでは、毎月1日に請求書を自動送信し、クレジットカードで支払いを受け付けることで、現場での会計が不要になります。これにより、予約受付から会計、入金確認までがオンライン上で完結し、業務の手間が大幅に減少します。

イベント・フリーランス|スマホひとつで決済受付可能に

出張サービスやイベント出店をするフリーランス・個人事業主にとって、手軽なモバイル決済は必須です。Squareブラウザ決済なら、スマホ1台でお客さまのクレジットカード情報をその場で入力し、すぐに決済を完了させられます。

たとえば、写真撮影サービスを出張で行っているフリーカメラマンが、撮影終了後にスマホで支払いを完了させることで、代金回収の手間がなくなります。領収書もその場でメール送信でき、プロとしての信頼感も高まります。

業種ごとに最適なSquareオンライン決済を選べば、販売の幅が広がるだけでなく、現場の効率も大きく改善されます。次の章では、導入後に起こりがちなトラブルや疑問点、そしてその対処法について詳しくご紹介します。安心して使い続けるためにも、ぜひ確認しておきましょう。

Squareオンライン決済の導入でよくある疑問・トラブルと対策

Squareオンライン決済は、導入が簡単で操作もわかりやすいサービスですが、はじめて使う方やネットに不慣れな方にとっては、使い始めに戸惑うことや、運用中に思わぬエラーが発生する場合もあります。この章では、よくあるトラブルや疑問に対して、原因と解決方法を紹介します。安心して導入し、トラブルを未然に防ぐためのチェックポイントとしてご活用ください。

リンクが開けない・支払えないときの対処法

決済リンクをお客さまに送ったにもかかわらず、「リンクが開けない」「ページが表示されない」といった問い合わせがまれに発生します。この原因の多くは、次の3つに当てはまります。

  1. リンクのコピーが途中で切れている
    メッセージアプリやSNSの投稿でリンクを貼ったとき、途中で改行された場合、リンクが正しく読み込めません。リンクを送るときは必ず1行でコピー&ペーストし、テストクリックしてから送信しましょう。
  2. お客さまの通信環境や端末が古い
    インターネットが不安定だったり、古いスマートフォンを使っている場合に、ページが開かないことがあります。その際は「別の端末でお試しください」と案内することで、多くのケースで解決します。
  3. Squareのリンク設定に不備がある
    商品情報を設定していなかったり、非公開のまま保存した場合、リンクが動作しません。リンク作成後は必ずプレビューで確認するようにしましょう。

カード審査が通らない・設定ができないときは?

Squareのオンライン決済を始めるには、クレジットカード決済機能の利用申請が必要です。この審査で落ちる、あるいは設定が進まないケースもあります。

よくある原因は以下の通りです。

  • 登録情報に不備がある
    氏名や銀行口座、事業内容の記入ミスや不足があると審査が通りません。すべての項目を丁寧に確認し、事業の実態がわかるように説明欄を充実させるとスムーズです。
  • 登録ジャンルが規約違反に該当している
    Squareでは利用できない業種(ギャンブル、金融仲介、医薬品など)があり、それに該当すると審査落ちになります。事前に「Square禁止業種一覧」を確認してから申請するのが安全です。
  • 審査結果が届かない
    通常は即日〜1営業日で審査結果がメールで届きますが、まれに迷惑メールに振り分けられることがあります。受信設定を見直し、迷惑メールフォルダもチェックしましょう。

どうしても審査に通らない場合は、Squareサポートにチャットまたは電話で問い合わせれば、再審査や別の対応を案内してもらえます。

領収書や明細書はどう発行する?

Squareでは、オンライン決済のたびに、領収書や明細書を簡単に発行できます。支払い完了時に、お客さまに自動でメール領収書を送信する設定がデフォルトで有効になっています。

メールアドレスを登録していないお客さまの場合も、手動でPDF形式の領収書をダウンロードして、メールに添付したり紙で印刷したりすることが可能です。ダッシュボードから「取引履歴」を開き、該当する決済を選択すると、「領収書を再送信」「印刷」のオプションが表示されます。

また、取引明細書としての利用も可能で、会計処理や確定申告時の記録として保存しておくこともできます。店舗用にレシートプリンターと接続すれば、紙での印刷もスムーズに行えます。

Squareオンライン決済を安心して使い続けるには、こうした基本的なトラブル対策や設定チェックをあらかじめ知っておくことが大切です。次の章では、これまでの内容をふまえて、Squareオンライン決済の魅力と導入のまとめをお届けします。今後のビジネス展開の参考にしていただければ幸いです。

まとめ|Squareオンライン決済で“今すぐ売れる仕組み”をつくろう

Squareオンライン決済は、販売方法や業種の違いに応じて選べる4つの柔軟な決済方法を提供しています。リンク決済・オンラインビジネス・請求書決済・ブラウザ決済、それぞれの特徴を活かすことで、対面販売に頼らない顧客をひきつける「今すぐ売れる仕組み」をスムーズに構築できます。

このサービスが特に優れているのは、無料で始められること、設定がシンプルなこと、そして入金までが非常に早いことです。たとえば、SNSを活用した物販から、リモートサービス、テイクアウトやイベント販売、定期課金まで、幅広いビジネスで活用でき、スマホひとつで管理や受付も完結します。

特別なシステムや専門知識がなくても、少しの設定と情報入力だけでオンライン決済が始められ、売上の拡大やお客さま満足度の向上にもつながります。また、店舗運営とオンライン販売の両方を統合して管理できるのも、Squareの大きな魅力です。

これからオンライン販売に挑戦したい方や、既に事業を始めていてキャッシュレス対応を強化したい方にとって、Squareは非常に信頼できるパートナーになるでしょう。

まずはSquareのアカウントを無料で作成し、自分のビジネスに合った決済方法を選んで、1つだけでも試してみてください。今すぐにでも、あなたの販売スタイルに合った新しい収益の導線が動き出すはずです。

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この記事の著者

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

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「OREND」は飲食店や小売業界・ネットショップに関する業界トレンドを図解・解説しながらツール紹介を行う専門メディアです。 キャッシュレス決済や予約管理システム・ネットショップ作成ソフトなど、店舗の効率化やECサイトの立ち上げに必要なツールの仕組みや機能・トレンド背景を解説します。
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