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収納代行サービスとは?仕組み・メリット・決済代行との違いを解説

更新日:
目次
収納代行サービスとは
収納代行サービスの仕組み・流れ
収納代行サービスの利用料金と費用項目
【比較表】収納代行サービスの利用料金と費用相場
顧客が利用できる支払い方法
収納代行サービスの4つのメリット
1. 多様な決済手段を提供できる
2. 販売機会を広げられる
3. 管理業務を効率化できる
4. 契約や導入の手間を軽減できる
収納代行サービスを選ぶときの3つの比較ポイント
1. 費用対効果を見極める
2. 導入実績や取り扱い店舗数を確認する
3. サポート体制やセキュリティを重視する
おすすめの収納代行サービス12選一覧|費用・手数料
VeriTrans4G - 30種の決済を一括導入/サブスク/後払い/集金代行/スクール&ECおすすめ
サブスクペイ - サブスク管理シェア獲得 No.1 継続課金/月謝集金に特化/最安水準2.65%/教室&サブスク向け
会費ペイ - 初期月額0円/スクール/フィットネスジム/協会おすすめ/カード/口座振替/会員管理
月額パンダ - 初期&月額0円/法人・個人/クレカ/口座振替/月謝,年会費,単発/幅広い業種OK
アプラス集金代行
収納代行と決済代行の違い
収納代行サービスのデメリット・注意点
1. 初期費用・月額費用・手数料が発生する
2. 代金未回収リスク(後払いの場合)
3. 利用できる決済方法に制限がある
4. 審査やセキュリティ対策が必要
収納代行サービスに関するよくある質問
収納代行サービスの安全性はどのように確保されている?
収納代行と資金移動業の仕組み上の違いは何?
収納代行サービスを活用して業務を効率化しよう
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本記事では、収納代行の仕組みや費用、メリット・デメリットをわかりやすく解説し、さらに決済代行との違い選び方のポイントおすすめのサービスも紹介します。

収納代行サービスとは

収納代行とは、企業が顧客から受け取る代金の回収を代行会社がまとめて行う仕組みです。代行会社がコンビニや金融機関などで支払いを受け付け、入金データを企業へ報告・精算します。

中でも最も一般的なのがコンビニ決済で、公共料金やECサイトの支払いなど幅広く利用されています。つまり、収納代行は主にコンビニ決済を指すことが多い代金回収の代行サービスです。

収納代行サービスの仕組み・流れ

下図のように、収納代行サービスでは【事業者】【顧客】【コンビニ】【収納代行会社】の4者が連携して、支払いから入金までを完結させます。主にコンビニでの支払いを軸に、代行会社が入金データの管理と精算を行う仕組みです。
顧客はコンビニで簡単に支払いができ、企業は入金確認や集金業務を自動化できるため、手間の削減と入金漏れ防止の両立が可能になります。

出店:コンビニ代理収納サービスの仕組み – 日本代理収納サービス協会
ステップ名内容
① 払込票の送付担当者:事業者(収納代行利用企業)
顧客に支払い用の払込票やバーコードを送付し、収納代行会社と連携して回収準備を行う。
② 代金の支払い担当者:顧客
送付された払込票やバーコードを持参し、コンビニ店舗で代金を支払う
③ 収納金の集計・送信担当者:コンビニ店舗
顧客から受け取った代金を集計し、収納金と収納データをコンビニ本部へ送信する。
④ 本部での送金処理担当者:コンビニ本部
各店舗からの入金・収納データを取りまとめ、収納代行会社へ送金・報告する。
⑤ 精算・報告担当者:収納代行会社
コンビニ本部からの収納金・データを受領し、事業者へ入金および精算データを報告する。
⑥ 入金確認担当者:事業者(収納代行利用企業)
収納代行会社からの入金を受領し、顧客の支払い完了を確認する。

収納代行サービスの利用料金と費用項目

収納代行の利用には、以下のような費用が発生します。サービスによっては基本料金が不要なプランもありますが、1件あたりの手数料は必ずかかる点に注意が必要です。

費用項目相場の目安内容
初期費用数万円程度サービス導入やシステム設定にかかる費用
月額費用数千円〜数万円サービスを継続利用するための基本料金
取引手数料50円〜200円/件1件の支払いごとに発生する手数料
精算手数料数百円〜数千円/回売上を事業者口座へ振込む際の手数料

事業規模や取引量によって負担額は変わるため、費用対効果を見極めることが重要です。

【比較表】収納代行サービスの利用料金と費用相場

おすすめの収納代行サービスの利用料金の一覧表です。

サービス名イメージ初期費用月額費用決済手数料口座振替コンビニ
決済
クレジット
カード決済
セキュリティサポート内容振替・入金日その他特徴
VeriTrans4G(ベリトランス4G)お問合せ
見積をチェック
お問合せ業界最安水準
1~3%台
※カード決済の場合
PCI-DSS Ver.4.0
ISO/IEC27001
Pマーク
電話
メール
毎月末締め
翌月末払い
銀行振込など多様な決済手段に対応
お店での決済やWebでの決済など相談可能
サブスクペイ0円 ※無料お問合せ85円~セキュリティコード/3Dセキュア
Pマーク/PCI DSS
トークン/SSL認証
電話
メール
フォーム
10(26)日振替
11営業日後入金
口座振替結果をWeb上で一覧確認
最安水準の振替手数料
会費ペイ0円 ※無料0円 ※無料3.5%+100円/1件PCIDSS SAQ Type-D
JIS Q 27001:2014
ISMS
電話
専門フォーム
26日振替
15日入金
月謝・会費の単発課金・継続課金に対応
会員管理と集金が1つのシステムで実現
月額パンダ0円 ※無料0円 ※無料3.5%+100円/1件カード情報非保持化
電話Pマーク
3Dセキュア
電話
メール
27日振替
10日入金
月謝や月会費の決済管理を最短1週間で
集金状況はスマホやPCから簡単に確認
アプラス集金代行お問合せお問合せお問合せ×PCI-DSS/SSL認証
Pマーク/ISS/ISO27001
問合せ27(14)日振替
7(24)日入金
請求件数は1件からOK
リコーリース0円お問合せお問合せ×Pマーク/ISO14001
SSL認証
問合せ問合せ請求件数は1件からOK

顧客が利用できる支払い方法

収納代行サービスを導入すると、顧客は複数の支払い方法を選べるようになります。これにより、顧客満足度が高まり、購買率の向上にもつながります。

代表的な支払い手段は以下の通りです。

  • コンビニ払い(主要な全国チェーンで支払い可能)
  • 銀行振込(ATM・ネットバンキングを利用)
  • 口座振替(毎月自動で引き落とし)

特にコンビニ払いは、日本では最も利用率が高い収納代行手段であり、幅広い年齢層のユーザーに対応できます。

収納代行サービスの4つのメリット

収納代行サービスを導入することで得られる主なメリットを紹介します。

1. 多様な決済手段を提供できる

収納代行を利用すると、コンビニ払い・口座振替・クレジットカード・電子マネーなど幅広い決済方法を顧客に提供できます。
支払い方法の選択肢が多いほど、顧客が「自分に合った支払いができる」ため、購入をためらう理由を減らせるのが大きな強みです。

2. 販売機会を広げられる

支払い方法が限定されていると、購入を断念する顧客も出てきます。例えば「クレジットカードを持っていない顧客」「現金主義の顧客」にも対応できるため、幅広い層に販売チャネルを拡大できます。
結果として、売上アップや顧客層の拡大につながります。

3. 管理業務を効率化できる

収納代行を利用すれば、入金確認や消込作業を事業者が直接行う必要がなくなるため、経理や管理部門の負担を大幅に減らせます。
特に取引件数が増えてくると手作業での確認は非効率になりやすく、収納代行を導入することで少人数体制でもスムーズな運営が可能になります。

4. 契約や導入の手間を軽減できる

収納代行業者を利用すれば、事業者は銀行やコンビニと個別に契約を結ぶ必要がなくなります。通常であれば複雑な契約・システム開発が必要ですが、収納代行を通じて一括でまとめられるため、導入コストや時間を削減できます。

収納代行サービスを選ぶときの3つの比較ポイント

収納代行サービスは一見どれも同じように見えますが、提供会社ごとに料金体系・対応範囲・サポート品質に大きな差があります。導入を失敗しないためには、以下の観点をしっかりと比較することが重要です。

1. 費用対効果を見極める

収納代行には必ずコストがかかります。特に注意すべきは以下の3点です。

  • 初期費用:システム接続や契約関連のコスト
  • 月額費用:サービス利用の基本料金
  • 取引ごとの手数料:支払い発生時に必ず課金される

例えば「1件あたりの手数料が安くても、月額費用が高いプラン」や「小規模なら固定費ゼロだが1件ごとの手数料が高いプラン」など、事業規模によって最適なプランは変わります。
年間の取引件数をシミュレーションして、総コストを比較することが重要です。

2. 導入実績や取り扱い店舗数を確認する

収納代行の強みは「どこで支払いができるか」です。大手コンビニチェーン・主要銀行・オンライン決済網をどれだけカバーしているかで、顧客の利便性は大きく変わります。

  • 全国の主要コンビニチェーンに対応しているか
  • 地方銀行や信用金庫など地域性の強い金融機関に対応しているか
  • 口座振替や電子決済にも広く対応しているか

また、導入実績の豊富さは安心材料となります。公共料金や大手通販企業の実績を持つ会社は、安定性や信頼性が高い傾向があります。

3. サポート体制やセキュリティを重視する

収納代行は顧客のお金を扱うサービスであるため、トラブル対応力が非常に重要です。

  • 入金データの反映スピード(リアルタイムか翌営業日か)
  • 未入金時の督促サポートの有無
  • 問い合わせ対応時間(平日のみか、土日祝や夜間もカバーしているか)
  • セキュリティ認証(PCI DSS、ISO27001など)※1を取得しているか

こうした体制が整っていないと、入金遅延や顧客からのクレームに直結する可能性があります。信頼できる業者を選ぶことが、中長期的なリスク回避につながります。

※1「PCI DSS」:国際的なクレジットカード業界のセキュリティ基準

おすすめの収納代行サービス12選一覧|費用・手数料

以下に主な収納代行サービス12社の特徴を比較表でまとめました。

VeriTrans4G

注目VeriTrans4Gの特徴
  • クレカ/コンビニ/電マネ/ID/後払い/他通貨/キャリア/30種以上の決済を一括導入
  • 都度課金/サブスクで定期購入/ジム/スクール/塾/レンタル事業
  • メールリンク/SMS決済/トークン型でHP不要/修繕/訪問販売/電話注文
  • 本人確認/3Dセキュア/不正検知/国際基準のPCI DSS準拠で高いセキュリティ
  • 高セキュアで東急ハンズ/MORINAGA/ルミネなど大手小売/越境ECで実績多数

VeriTrans4G上場企業の株式会社デジタルガレージ子会社のDGフィナンシャルテクノロジー提供の30種以上の決済対応の総合決済サービスで、ECサイトやスクール・小売業界での実績も豊富です。

クレカ/コンビニ/電マネ/ID/キャリア/後払い/他通貨などの豊富なオンライン決済に加えて、IVR決済やメールリンク決済などニーズに合わせたキャッシュレス決済手法を一括導入ができます。

初期費用

お問合せ

月額費用

お問合せ

手数料

業界最安水準

1~3%台

※クレジットカード決済の場合

対応決済

クレカ/コンビニ/電マネ/ID/後払い

他通貨/メールリンク/ポイント決済

セキュリティ

本人認証/3Dセキュア

セキュリティコード認証

不正検知/チャージバック防止

PCI DSS/Pマーク/ISO/IEC27001取得

サブスクペイ

注目サブスクペイの特徴
  • サブスク管理シェア獲得 No.1 継続課金/会費徴収/定期通販/月謝集金おすすめ
  • 決済手数料は業界最安値の2.5%(平均3.25~3.74%)で年間コスト大幅に削減
  • 業界唯一データアップ不要で自動課金/レッスン教室/レンタル/月額サイトに強い
  • 課金周期/金額変更/お試し期間や課金回数設定など豊富な機能/メール決済対応
  • 個人事業主~大企業まで1.4万社の導入実績/コンビニ/口座振替/銀行振込も可能

ROBOT PAYMENT(ロボットペイメント) はレッスン教室やレンタル事業/月額課金サイトなど毎月の継続支払いが発生する業界で実績が豊富なサブスク決済に強い代行サービスです。

毎月発生する月謝集金・会費徴収などは独自の決済管理/自動課金システムで、面倒な請求作業不要となり業界では唯一ファイル・データアップロード不要で自動課金が可能です。

初期費用

お問合せ

月額費用

お問合せ

手数料

決済手数料

2.5%~

対応決済

クレジット/銀行振込/口座振替

BtoB&企業間決済/コンビニ/電話注文

CSV/寄付金/メールリンク決済

課金方式

自動継続課金(定期/従量)/ワンクリック

お試し期間/周期&回数指定/課金日指定

リライト/洗い替え/最大自由設問10件

会費ペイ

注目会費ペイの特徴
  • 初期月額0円の月額サービス向け会員管理・決済システム
  • クレジットカード・口座振替(振替依頼書不要)・コンビニ決済に対応
  • 入会申込WEBフォーム・会員管理・請求管理・決済を1つのシステムで導入可能
  • コース別金額設定/未納の自動催促/加盟店任意のタイミングで単発課金
  • 導入最短6日/開発不要/豊富な外部連

会費ペイはフィットネスジムやスクールなどの月額制サービスを中心に10,000以上の加盟店様で導入されている会員管理・決済システムです。

決済だけでなく、新規入会時の入会申込WEBフォームや、毎月の請求データの自動生成・未収金の自動催促機能があり月額制サービスの省人化を実現できます。

毎月発生する支払いはクレジットカード・口座振替は紙を必要とせずをスマホ上で登録ができ、支払い履歴や契約状況は管理画面上で全てステータス管理が可能です。

初期費用

無料

月額費用

無料

手数料

3.5% + 100円/1決済

対応決済

口座振替/クレジットカード(VISA/JCBなど)

コンビニ決済(ローソン/ファミリーマートなど)

課金形式

自動日割り計算/単発課金

月謝集金/未収金催促

請求管理

その他機能

利用規約設定

QR会員証/メルマガ

会員管理/入会受付

月額パンダ

注目月額パンダの特徴
  • 幅広い業種!個人事業、スクール、ジム、年会費、PTA、結婚相談所、等
  • お好みの決済スケジュールで集金可能!毎月、2カ月毎、年1回、等
  • 顧客登録~決済までスマホで完結!顧客登録は5分あればOK!
  • 初期費用・月額費用0円でクレジットカード・口座振替対応
  • シンプルな管理画面で運用後の管理が簡単!サポート体制あり!

月額パンダは、クレジットカードや口座振替を利用して、月額利用料や年会費、イベント費用などの決済管理ができる自動集金システムです。子供の学習塾やスポーツ教室、大人のスクール、習い事、PTA会費の徴収など、多様なシーンで利用できます。初期費用、月額費用は無料で、使わない月は料金が発生しないため、安心して利用できます。

初期費用

0円 ※無料

月額費用

0円 ※無料

手数料

3.5% + 100円/1決済

対応決済

口座振替(ネット登録※一部書面登録)

クレジット(VISA/Mastercard

AmericanExpress/JCB/Diners/Discover)

未収時決済、Paypay決済、コンビニ決済

課金形式

定額集金/従量課金集金

年額課金/〇ヶ月課金/単発課金

未収金催促/一斉メール送信

顧客管理/領収書発行

アプラス集金代行

アプラス集金代行紹介画像の1枚目
注目アプラス集金代行の特徴
  • 初期0円/口座振替/コンビニ収納/家賃回収/最低件数無し個人&小規模企業おすすめ
  • 信頼のSBI新生銀行グループ会社提供/8,000社以上で導入の豊富な利用実績
  • 学習塾/サブスク/保守/介護&クリニック/不動産の家賃回収/フィットネスジム
  • 収納代行はコンビニ/郵便局/PayPay請求書払いなど22種の決済方法に対応
初期費用

無料

月額費用

お問合せ

(プランにより変動)

手数料

お問合せ

(1件~でも可能)

内容

口座振替/コンビニ収納

ペイジー決済

各コンビニチェーン/郵便局

PayPay請求書払い

au Pay(請求書支払い)

収納代行と決済代行の違い

どちらもお金のやり取りを代わりに行うサービスですが、「どこで・どう支払うか」が大きな違いです。
収納代行はコンビニでの現金払い
が中心、決済代行はキャッシュレス決済をまとめて扱う仕組みです。

比較項目収納代行サービス決済代行サービス
主な決済方法コンビニなどでの現金払いクレジットカード
電子マネー
QRコード など
支払いイメージ顧客が払込票を持ってコンビニで支払う顧客がオンライン上で決済を完了
手数料の負担者顧客または販売側(どちらも可能)基本的に販売側
おすすめの場面現金支払いを希望する顧客が多い場合キャッシュレス決済を導入したい場合

収納代行サービスと決済代行サービスの最大の違いは、支払い方法と利用目的にあります。

収納代行は、顧客がコンビニなどの店頭で現金を支払い、代行会社が入金を回収・精算する仕組みです。公共料金や通信販売など、現金払いが主流の取引で広く利用されています。
一方、決済代行はクレジットカードや電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済を一括で提供・管理する仕組みで、ECサイトやオンラインサービスなどネット上の支払いに対応しています。

また、手数料の負担者にも違いがあります。収納代行では顧客が手数料を負担するケースもありますが、決済代行では販売側(企業)が負担するのが一般的です。

収納代行サービスのデメリット・注意点

収納代行サービスには多くの利点がありますが、同時にコストやリスク、制約といった注意点も存在します。導入前にデメリットを把握しておくことで、適切なサービス選定につなげられます。

1. 初期費用・月額費用・手数料が発生する

収納代行サービスを導入する際には、初期設定費用・月額利用料・取引ごとの手数料がかかります。小規模事業者にとっては負担になる場合もあり、費用対効果を検討する必要があります。

2. 代金未回収リスク(後払いの場合)

後払い方式を利用する場合、顧客が代金を支払わない可能性があります。収納代行業者が督促や与信管理をサポートするケースもありますが、未回収リスクをゼロにすることはできません

3. 利用できる決済方法に制限がある

収納代行業者によっては、利用可能な決済手段が限られていることがあります。たとえば、特定の電子マネーやQRコード決済に対応していない場合、顧客の利便性が下がる恐れがあります。

4. 審査やセキュリティ対策が必要

収納代行サービスを導入する際には、業者による審査が行われることがあります。また、個人情報や決済情報を取り扱うため、事業者自身もセキュリティ対策を意識する必要があります。信頼できる業者を選ばなければ、情報漏えいリスクにつながる可能性もあります。

収納代行サービスに関するよくある質問

収納代行は多くの事業者に利用されていますが、導入を検討する際に不安を感じる声も少なくありません。ここでは特によく寄せられる質問を整理しました。

収納代行サービスの安全性はどのように確保されている?

収納代行サービスは、金融庁や関連省庁の登録・監督を受けた事業者が提供しています。多くの会社は以下のような安全対策を講じています。

  • 情報セキュリティ認証(ISO27001、PCI DSSなど)の取得
  • 顧客情報や入金データの暗号化通信(SSL/TLS)
  • 不正利用や架空請求を防ぐための取引モニタリング

これらの仕組みにより、事業者と顧客の双方が安心して利用できる環境が整備されています。もちろん導入にあたっては、公式に登録された信頼できる代行業者を選ぶことが不可欠です。

収納代行と資金移動業の仕組み上の違いは何?

収納代行は「代金回収の委託業務」であり、顧客からの入金を一時的に預かり事業者に渡す仕組みです。
一方で、資金移動業は「送金サービス」で、銀行を介さずに資金を移動させることが可能です。

つまり、収納代行はあくまで「売上代金の回収を便利にするサービス」であり、資金を移動させるライセンス業務ではありません。これを混同すると誤解につながるため、導入時は明確に区別して理解することが大切です。

収納代行サービスを活用して業務を効率化しよう

収納代行サービスは、入金管理の効率化・顧客満足度の向上・販売機会の拡大に大きく貢献します。特に、取引件数が増えて管理が煩雑になっている事業者や、幅広い顧客層に対応したい企業にとっては、導入効果が非常に高い仕組みです。

ただし、費用体系や対応できる決済方法、セキュリティやサポート体制などは提供会社によって差があります。導入を検討する際は、自社の事業規模や顧客層に合った収納代行会社を選ぶことが成功の鍵となります。

キャッシュレス化が進む日本市場において、収納代行サービスは今後ますます重要性を増していくと考えられます。今のうちに最適なサービスを導入し、「入金にかかる手間を最小化し、売上拡大に注力できる体制」を整えていくことが、企業の成長戦略にも直結するでしょう。

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この記事の著者

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

「OREND」は飲食店や小売業界・ネットショップに関する業界トレンドを図解・解説しながらツール紹介を行う専門メディアです。 キャッシュレス決済や予約管理システム・ネットショップ作成ソフトなど、店舗の効率化やECサイトの立ち上げに必要なツールの仕組みや機能・トレンド背景を解説します。

この記事の監修者

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

慶応義塾大学商学部卒業後、フロンティア・マネジメント株式会社で経営計画の策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社で事業企画、2022年にステップ・アラウンド株式会社にて店舗ビジネス向けメディア「OREND」を監修。

藤田 豪人(株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員)

藤田 豪人(株式会社ROBOT PAYMENT 執行役員)

2019年当社に入社、執行役員に就任。当社に入社以前は株式会社カオナビにてコーポレート本部長、複数の情報IT企業にてCMOなどを歴任。現在は、当社のフィナンシャルクラウド事業及びマーケティング全般を統括。

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