決済代行とは|サービスの仕組みと役割・6つのメリット・5つの選び方・代行会社一覧比較10選

最終更新日:
2019/12/28

決済代行とは

決済代行会社・サービスとは加盟店とカード会社の間に入り、多様な決済手段の一括契約・システム管理を行うサービスを提供する会社です。

各カード会社と個別に契約する場合は入金サイクルや契約管理といった事務作業が複雑になりますが、決済代行を利用することで一元管理を行うことが可能です。

決済代行サービスを検討しているEC事業社も多いのではないでしょうか。今回は決済代行会社の役割やサービスの仕組み、選び方について解説しながら、おすすめの決済代行サービス会社を紹介します。

決済代行会社の仕組み・カード会社の直接契約と代行利用時を比較

ECサイトを利用するユーザーによってさまざまな決済方法を使うのが当然になっています。そのためECサイトを運営している企業はクレジットカード決済やコンビニ決済など、多様な決済手法に対応する必要があります。

対応している決済手段がない場合は利用を避けてしまうこともあるため、顧客獲得の面でも豊富な決済方法に対応することは重要です。

上図のように決済代行会社を活用してないければ、それぞれに契約や審査が発生し時間もかかります。決済代行会社はEC事業者とカード会社の間に入りさまざまなカード会社との契約・システム管理などを代行してくれます。

EC業界におすすめ!決済代行会社が必要な理由・業界

店舗・EC業界では上記のような複数の決済手段に対応する必要があり、決済代行会社が必要な理由は大きく2つです。

1つ目は業務の効率化です。上記で紹介をしたように、自社の社員で対応をすることで業務に影響を与え、人的コストもかかります。

2つ目は自社では実現できない決済方法を実現することが可能です。コンビニ決済やキャリア決済などは決済システムを導入しなければ実現することができません。そういった問題を解決することができるため、決済代行会社が必要です。

多くの年代が利用し、さまざまな端末・決済方法が広がるEC業界ではそれらに対応しなくては顧客を逃してしまうことにつながります。EC事業の立上げ時にはサイト構築と合わせてセットで検討しましょう。

決済代行会社の3つの役割

(1)決済機関との契約締結を代行

クレジットカード会社と契約をするためには、審査のための書類を提出したり、英語で契約締結をしなければいけません。そうした契約締結に対応可能な人材が居れば問題ありませんが、できればコア業務に集中したいのが事業者の本音でしょう。

上記のような決済機関によって異なる審査基準や手続きを代行し、処理を引き受けてくれるのが役割の1つです。

(2)決済手法に応じたシステム構築

また各機関の導入する決済システムは異なり、それぞれにシステム要件をすり合わせた開発が必要です。代行会社を利用することで、専用の決済環境を構築して簡単に決済の利用をすることが可能です。

(3)決済処理・入金管理の実行

ECサイトの運営面ではユーザーの多様な決済処理や、入金管理の実行などを行わなければいけません。

そうした業務を決済会社と契約することで任せることができるため、業務の負担を減らすことが可能です。また複数の決済手法を直接契約した場合、処理方法が異なるため、手間とコストがかかります。

導入検討時の決済代行サービス会社の活用メリット

決済代行サービス会社の役割について紹介してきましたが、次に利用のメリット深堀りをしていきます。


決済会社と直接契約決済代行会社の利用時
導入検討時多くの決済機関から情報収集が必要代行会社から一覧で比較可能
契約時各社の審査経て個別契約必要な審査や契約はまとめて可能
システム構築各社に合わせた要件定義が必要で、導入時の負担が大きい代行会社の要件に合わせることで、導入負荷は小さい
料金・手数料各社と料金交渉が必要代行会社がまとめて代行提案

上記の比較項目をもとに、導入・契約・システム構築・料金の4つの観点でメリットをみていきます。

情報収集や比較検討の時間を削減

各社クレジットカード会社と直接契約を結んだ場合は、さまざまな決済機関から契約の情報や条件、処理方法など多くの情報を収集する必要があります。

決済代行会社を利用すれば一覧で比較をすることが可能なため、導入もしやすく時間の削減につながります。

決済機関との契約・交渉を軽減

企業が直接クレジットカード決済を導入する場合、決済機関と個々で契約をしなければいけません。その場合は契約締結を行ったり、手数料の交渉をする必要があります。

決済代行会社を利用すれば、そういった契約や交渉を軽減し審査状況の確認や事務処理も効率的に行うことができます。

システム構築の要件負荷が小さい

決済代行会社を導入せずに直接契約を行う場合、自社の社員がクレジットカードに対応するシステム構築をする必要があります。また上述のとおり各契約機関でシステムの要件は異なりそれぞれに開発が必要です。

しかし、決済代行会社を利用すれば、システム構築の要件負荷が小さくなり、代行会社の要件に合わせることが可能です。

契約後の運用で決済代行サービス会社の活用メリット

決済代行サービスの利用は、比較検討・契約処理手続きだけでなくECサイトの運営面でも効率化につながります。


決済会社と直接契約決済代行会社の利用時
決済時の事務作業複数決済システムで管理が煩雑になり、経理ミスが起きる1つの決済管理システムで一元管理できる
入金・売上管理入金サイクルや各社の管理が必要入金や売上を1つの決済システムで一元管理できる
システム面アップデート対応などを各社毎に対応する必要がある代行会社が更新管理を行い、追加も容易にできる

各社の決済管理ツールを一元化

決済代行会社と契約をすることで、各社の決済管理ツールを一元化することができます。各社のクレジットカード会社によって決済システムが異なり、それぞれの契約管理システムで運用を行うことになります。

個別契約の処理となれば経理ミスが起こる可能性が高くなるだけでなく、事務処理も煩雑になりコストも発生します。決済代行ではそうしたシステムも一元管理が可能なためミスも軽減ができるでしょう。

各社で異なる入金・売上管理の一括管理

各決済会社では支払日や入金のサイクルが異なり、売上管理もバラバラになってしまうこともあります。こちらも決済管理と同様にそれぞれの売上管理を行う場合は、ミスが発生したり処理作業も煩雑になります。

決済代行会社を利用すれば、入金や売上などの決済システムを一括管理しているため、入金や支払確認は一覧で見ることが可能です。

アップデート管理も可能で開発工数も削減

自社で契約している場合は各社のアップデートに自社で対応をしなければいけません。ほとんどの場合は決済代行会社の利用で更新も代行してくるため、手間とコストの削減が可能です。

決済代行会社の利用は導入時だけでなく、契約後の運用面でも非常にメリットがあります。

決済代行サービスで対応している決済方法の種類・属性マップ

紹介したとおり決済代行サービスのメリットはさまざまな決済手法に対応している点です。ここでは対応している主な決済手法の種類と特徴をマッピングし解説します。

年代や決済手法によって利用者属性が異なるため、決済代行を利用する際には検討ポイントにしましょう。

決済代行会社が対応する主な10個の決済方法

  • クレジットカード決済
  • コンビニ決済
  • ネット銀行決済
  • 電子マネー決済
  • 代引決済
  • キャリア決済
  • 後払い決済
  • プリペイド決済
  • 海外・多通貨決済
  • 銀行決済・口座振替

決済代行会社が対応をしている決済方法は上記のように主に10種類あります。多様な決済手段に対応することで、自社にあった顧客属性の利用者をしっかりとカバーすることにつながります。

また決済サービス以外にも、セキュリティや配送などオプションも付けることも可能な場合もあります。

決済手法別の属性マップ

決済方法の利用でもっとも多いのがクレジットカード決済で、カード会社も増え利用が一般的になりつつあり、幅広い年代から利用されています。

コンビニ決済や代引決済の場合もついで利用者が多いですが、利用年齢層としては高い年齢から利用されています。キャリア決済や電子マネーはキャッシュレスで話題になっていますが、若年層での利用にとどまっていますが今後の浸透に注目です。

決済代行でクレジットに対応していないサービスはありませんが、その他の決済方法については対応してない場合もあります。ターゲットとしている年齢層や属性が多い場合は、それぞれに対応している決済代行会社を利用しましょう。

※総務省 – 平成29年度情報経済白書を参考に作成

決済代行サービス会社の選び方・5つのポイント

決済代行のメリットや特徴について紹介していきました。実際に導入検討する際はどのような点を確認すれば良いでしょうか。ここからは決済代行サービスの5つの選定ポイントを紹介します。

希望の決済手法に対応しているか

解説してきたとおり、ユーザーによってさまざまな決済方法があるため、ECサイトを構築する際は希望する決済手段に対応しているかは重要なポイントです。

上記で紹介をしたように主に10種類の決済手法があり、決済代行会社によって取り扱っている種類も異ります。そのため、取り扱っている種類が多い決済代行会社を選ぶことをおすすめします。

同業界での導入実績

さまざまな決済代行会社がありますが、導入している実績があるかを確認してください。導入実績が多いことで、決済代行会社が得たノウハウを活かすことが可能です。また実績が多いことで安心して任せることができるため、確認をする必要があります。

費用や手数料の妥当性

決済代行会社と契約をする際に、導入する決済サービスによって費用や手数料が異なります。

他社の決済代行会社と比較をして、費用や手数料の妥当性を確認する必要があり、同じ導入するサービスでも安く質の良いサービスを受けられるかなどの総合的に判断をする必要があります。

決定する際は複数の代行会社を比較しながら進めましょう。

自社システムとの連携・仕様

企業によって使用しているサーバーの環境が異なるため、決済代行会社と自社システムと連携が可能かを確認する必要があります。また希望をしているシステムの仕様にすることが可能かを事前に確認しましょう。

セキュリティ対策

取り扱っている個人情報を漏洩させてしまうと、企業の信用や売上を大きく落としてしまいます。そうならないためには決済代行会社が提供をしているシステムのセキュリティ対策が万全であるかを確認して選ぶ必要があります。

おすすめ決済代行サービス会社比較10選

ここからはおすすめの決済代行サービス会社を紹介します。選定ポイントを意識しながら、選定していきましょう。

SBペイメントサービス株式会社

●特徴

  • 20以上の豊富なオンライン決済サービス
  • 事業に最適なソリューションをご提案
  • 安心のセキュリティ対策

SBペイメントサービス株式会社の特徴は20以上の豊富なオンライン決済サービスを持っており、業界の中でもかなり多いです。事業に最適なソリューションを提案してくれるため、費用をおさえることができて、ユーザーにとっても便利に利用をすることが可能です。セキュリティも高いため、安心して運営をすることが可能です。

詳細はこちら:https://www.sbpayment.jp/

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

●特徴

  • GMO-PGのセキュリティ対応
  • BtoB EC向け決済パッケージ
  • 消費者に安全なカード決済環境を提供

GMOペイメントゲートウェイ株式会社の特徴はGMO-PG専用のセキュリティで対応をしてくれるため、個人情報が漏れる可能性が低いです。さらにBtoB EC向け決済パッケージがあり、企業に必要な機能やシステムを低価格で利用することが可能です。

詳細はこちら:https://www.gmo-pg.com/

ウェルネット株式会社

●特徴

  • バスIT化ソリューション
  • 請求のペーパーレス化、収納情報のリアルタイム取得が可能
  • 送金のラインナップが豊富

ウェルネット株式会社の特徴は、バスIT化に特化をしており、請求のペーパーレス化、収納情報のリアルタイム取得が可能です。また決済や送金のラインナップが豊富で、運営もしやすくユーザーも使いやすいです。

詳細はこちら:https://www.well-net.jp/

ベリトランス株式会社

●特徴

  • 業界最多の多彩な決済手段
  • 事業環境でのクレジットカード情報の取扱い不要
  • 充実したセキュリティオプション

ベリトランス株式会社の特徴は、業界最多の多彩な決済手段があり、企業が求めている決済を提供することが可能です。さらに事業環境でのクレジットカード情報の取扱い不要なため、リスクを軽減することだけではなく事業の負担を最小限におさえることが可能です。

詳細はこちら:https://www.veritrans.co.jp/

株式会社ペイジェント

●特徴

  • 豊富な決済手段
  • 導入しやすいシステムと多様な利用方法
  • 効率的・安全な売上・情報管理の提供

詳細はこちら:https://www.paygent.co.jp/

ソニーペイメントサービス株式会社

●特徴

  • 処理スピードと安定性でビジネスチャンスを拡大
  • 独自の認証サービスでセキュリティを強化
  • 自社のビジネスを安心して任せられる信頼性の高いサービス基盤

ソニーペイメントサービス株式会社の特徴は、処理スピードと安定性でビジネスチャンスを拡大をすることが可能です。また代行会社を選ぶ時のポイントになるセキュリティですが、独自の認証サービスでセキュリティを強化することが可能なため、利用をしてみてはいかがでしょうか。

詳細はこちら:https://www.sonypaymentservices.jp/

PayPal

●特徴

  • 海外通販も安全に使える
  • お支払い情報はPayPalが保護
  • ソーシャルメディアでの販売に最適

PayPalの特徴は、越境ECサイトにも利用することが可能な決済手法です。お支払い情報はPayPalが保護してくれるため、セキュリティも安心です。またソーシャルメディアでの販売に最適で、使い勝手も良いためおすすめです。

詳細はこちら:https://www.paypal.com/jp/home

株式会社ラクーンフィナンシャル(Paid)

●特徴

  • 導入企業 3,500社
  • 限度額の見直しを実績に応じてUP
  • 利用状況をリアルタイムに反映

株式会社ラクーンフィナンシャル(Paid)の特徴は、既に3,500社以上の企業が導入をしており、限度額の見直しを実績に応じてUPすることが可能です。さらに利用状況をリアルタイムに反映することができるのが特徴としてあります。

詳細はこちら:https://paid.jp/

ヤマトクレジットファイナンス株式会社

●特徴

  • 1,200社以上の導入実績
  • ヤマトグループがビジネスを支援
  • 導入しやすい価格

ヤマトクレジットファイナンス株式会社の特徴は1,200社以上の導入実績があり、安心して利用をすることが可能です。さらにヤマトグループがビジネスを支援してくれるため、事業を拡大化することが可能です。決済サービスを導入しやすい価格で提供をしているため、小規模の企業にもおすすめです。

詳細はこちら:http://www.yamato-credit-finance.co.jp/

株式会社ゼウス

●特徴

  • 国内14,000サイト以上に選ばれている安心・安全の決済システム
  • 売上向上・業務軽減を強力にバックアップ
  • 設立25年以上の信頼

株式会社ゼウスの特徴は、国内14,000サイト以上に導入されています。日本トップクラスの決済システムなので、決済代行会社を迷っている企業は株式会社ゼウスを利用してみてはいかがでしょうか。また売上向上・業務軽減を強力にバックアップしてくれるため、売上に大きく貢献をしてくれます。

詳細はこちら:https://www.cardservice.co.jp/

商品ターゲットも意識した決済代行会社の選定で店舗・EC業務を効率化

決済代行会社を導入するメリットは豊富にあります。決済代行会社の利用で店舗・EC業務を効率化することが可能で、上記で紹介をしたように決済代行会社によって特徴も異なります。

導入する決済取手法や商材のターゲットなども意識しながら、契約する決済代行会社を決めてみてください。

この記事にはタグがありません。