居酒屋のレジは、会計機能だけで選ぶと失敗します。注文内容、テーブル状況、厨房への伝達、キャッシュレス決済、売上集計までつながっていないと、混雑時の会計ミスや注文漏れが起きます。だからこそ、居酒屋には注文管理と売上管理まで対応できるPOSレジが必要です。
この記事では、居酒屋で導入候補になるレジ、POSレジを比較しながら、必要な機能、費用、選び方を整理します。
居酒屋におすすめのPOSレジ13選比較
居酒屋向けのレジを比較する場合は、月額料金だけでは判断できません。レジ本体の料金が安くても、キッチンプリンター、注文用端末、決済端末、サポート費用を加えると総額が変わります。まずは候補ごとの特徴を一覧で確認しましょう。
| サービス名 | イメージ | こんな人におすすめ! | 初期費用 | 月額費用 | 端末タイプ |
|---|---|---|---|---|---|
![]() | コスパ重視・セルフオーダーもしたい | 問い合わせ | 0円~ | タブレット | |
![]() | 固定費0円・POSレジと決済システムを1台で完結したい | 0円 | 0円※無料 | タブレット・スマホ | |
![]() | 自社に合った機能を柔軟にカスタムしたい | 問い合わせ | 問い合わせ | タブレット | |
![]() | 無料でPOSレジ・予約・会員管理をまとめて使いたい | 無料アカウント登録 | フリー:0円 | タブレット | |
![]() | 低コストで業務一元化とセルフ対応したい | 0円~ | スタンダード:0円 | タブレット | |
![]() | 無料で簡単に売上管理をしたい | 0円 ※無料 | 0円 | タブレット・スマホ | |
![]() | 低コストで使いやすさと拡張性を両立したい | 0円 ※無料 | 0円~13,200円 | タブレット | |
NEC モバイルPOS | ![]() | メーカー直で契約したい | 問い合わせ | 問い合わせ | タブレット |
ユビレジ | ![]() | さまざま機能と組み合わせたい※オプション | 0円 ※無料 | フリー:0円 | タブレット |
USENレジ | ![]() | アフターサポートと最適機能がほしい | 0円 ※無料 | 9,980円~/1台 | タブレット |
居酒屋におすすめのPOSレジの比較ポイント
比較で最初に見るべき項目は、会計、注文、厨房、決済、売上管理がどこまで連携できるです。居酒屋は席ごとの注文数が多く、追加注文も頻繁に発生します。会計だけを処理するレジでは、ピークタイムの負担を十分に減らせません。
- テーブル管理と注文連携があるか
- キッチンプリンターやキッチン伝票に対応しているか
- キャッシュレス決済端末との連携で二度打ちを防げるか
- 売上分析で時間帯別、商品別の売上を確認できるか
- 電話や現地サポートを受けられるか
居酒屋に必要なレジ機能
居酒屋のレジに必要な機能は、単なる会計機能ではありません。席ごとの注文管理、厨房への伝達、複数人での会計、キャッシュレス決済、売上分析まで対応できるかが重要です。以下の機能を備えているレジを選ぶと、現場の負担を大きく減らせます。
| 機能 | 必要になる場面 | 確認すべきポイント |
| テーブル管理 | 席ごとの注文状況や会計状況を把握したい場面 | テーブルごとに注文履歴、会計ステータス、滞在状況を確認できるか |
| 注文連携 | 追加注文が多く、ホールと厨房の伝達を正確にしたい場面 | スタッフ入力、モバイルオーダー、セルフオーダーとPOSレジが連携するか |
| キッチンプリンター連携 | 料理とドリンクの提供漏れを防ぎたい場面 | 注文内容を厨房やドリンク場へ自動で出力できるか |
| 飲み放題とコース管理 | 宴会や飲み放題プランを扱う場面 | 時間管理、ラストオーダー、コース登録、追加注文に対応できるか |
| 会計分割 | 割り勘や個別会計が発生する場面 | 商品別分割、人数割り、複数決済手段の併用に対応できるか |
| キャッシュレス決済連携 | カード決済、電子マネー、QRコード決済を受け付ける場面 | 決済端末と金額連携でき、二度打ちを防げるか |
| 売上管理と分析 | 日々の売上や人気メニューを確認したい場面 | 時間帯別、商品別、スタッフ別、店舗別の売上を確認できるか |
特に居酒屋では、テーブル管理、注文連携、キッチンプリンター連携、会計分割の有無が現場の効率に直結します。個人店でも、席数や注文数が多い場合は基本的なPOSレジだけでは足りません。
居酒屋のレジ導入にかかる費用
居酒屋のレジ導入費用は、POSレジの月額料金だけで決まりません。初期費用、月額費用、決済手数料、周辺機器費用を分けて確認する必要があります。とくに決済手数料は、POSレジ本体ではなく、選ぶ決済端末や決済サービスによって決まります。
| 費用項目 | 費用の目安 | 確認すべき内容 |
| 初期費用 | 数万から数十万円程度 | タブレット、プリンター、キャッシュドロア、決済端末、初期設定費用の有無 |
| 月額費用 | 数千円から数万円程度 | 基本プラン、飲食店向けプラン、複数店舗管理、サポート費用 |
| 決済手数料 | 決済サービスごとに変動 | カード、電子マネー、QRコード決済の手数料率と入金サイクル |
| 周辺機器費用 | 数万円から数十万円程度 | レシートプリンター、キャッシュドロア、キッチンプリンター、注文用端末 |
初期費用
初期費用には、タブレット、レシートプリンター、キャッシュドロア、決済端末、キッチンプリンター、設置費用、初期設定費用などが含まれます。POSレジアプリが無料でも、店舗で使うには周辺機器が必要になるケースが多いです。
居酒屋では、レシートプリンターとキャッシュドロアだけでなく、厨房用のプリンターや注文用端末も検討対象になります。見積もりでは、レジ本体ではなく店舗オペレーション全体で必要な機器を確認してください。
月額費用
月額費用は、無料プランから数万円のプランまで幅があります。基本的な会計だけなら無料プランで対応できる場合もありますが、飲食店向けの注文連携、キッチン伝票、複数店舗管理、電話サポートを使う場合は有料プランになることが多いです。
比較では、月額0円かどうかより、必要な機能を使った場合の月額費用を見るべきです。無料プランのままでは、居酒屋に必要な機能が足りないことがあります。
決済手数料
決済手数料は、キャッシュレス決済を受け付けたときに発生する費用です。ここで重要なのは、決済手数料はPOSレジ本体の料金ではなく、選ぶ決済端末や決済サービスによって決まるという点です。
同じPOSレジを使っていても、Airペイ、Square、stera terminal、その他の決済代行サービスなど、組み合わせる決済サービスによって手数料率や入金サイクルが変わります。比較時は、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済の手数料を分けて確認しましょう。
周辺機器費用
周辺機器費用は、見落とされがちな費用です。居酒屋ではレジカウンターだけでなく、厨房、ドリンク場、客席で使う機器も必要になる場合があります。
| 周辺機器 | 役割 | 費用確認のポイント |
| レシートプリンター | 会計時にレシートや領収書を発行する | 据え置き型かモバイル型かで価格が変わる |
| キャッシュドロア | 現金を管理する | POSレジやプリンターとの接続方式を確認する |
| カスタマーディスプレイ | 会計金額を顧客に表示する | 任意だが会計確認の透明性を高められる |
| キッチンプリンター | 注文内容を厨房に出力する | 厨房とドリンク場で複数台必要になることがある |
| 注文用端末 | スタッフ入力やセルフ注文に使う | 台数が増えるほど月額費用や端末費用が増える |
| 決済端末 | キャッシュレス決済を処理する | 端末代、手数料率、入金サイクルを確認する |
居酒屋に合うレジ、POSレジの選び方
居酒屋のレジ選びでは、料金、機能、サポートを個別に見るだけでは不十分です。自店舗の席数、注文方式、スタッフ数、キャッシュレス対応、周辺機器まで合わせて判断する必要があります。
- 店舗規模で必要な機能を絞る
- 注文方式に合う連携機能を確認する
- 席数、客単価、回転数から会計機能を決める
- キャッシュレス決済との連携で二度打ちを防ぐ
- サポート体制を導入後まで確認する
- 周辺機器の追加費用まで含めて総額を見る
店舗規模に合わせて選ぶ
個人店、小規模店、多店舗では、必要なレジ機能が異なります。店舗規模に合わないレジを選ぶと、機能不足または過剰投資になります。
| 店舗規模 | 重視すべき機能 | 選定の基準 |
| 個人経営の居酒屋 | 基本会計、売上管理、キャッシュレス決済 | 初期費用と月額費用を抑え、操作が直感的なレジを選ぶ |
| 小規模の居酒屋 | テーブル管理、注文連携、キッチンプリンター連携 | ピークタイムの注文処理と会計効率を重視する |
| 複数店舗の居酒屋 | 複数店舗管理、権限管理、売上分析、本部管理 | 店舗別の売上とメニュー実績を一元管理できるレジを選ぶ |
注文方式に合わせて選ぶ
注文方式とPOSレジの連携が合っていないと、注文漏れや転記ミスが発生します。口頭注文中心なのか、スタッフ入力なのか、モバイルオーダーを使うのかで必要な機能は変わります。
| 注文方式 | 運用イメージ | 必要なレジ機能 |
| 口頭注文 | スタッフが注文を聞き、レジまたは端末に入力する | 基本会計、テーブル管理、注文履歴管理 |
| ハンディー | ホールスタッフが注文用端末で入力する | 注文連携、キッチン伝票、メニュー管理 |
| モバイルオーダー | 顧客がスマホで注文する | モバイル注文連携、テーブル紐付け、メニュー更新 |
| テーブルオーダー | 客席のタブレット端末から顧客が注文する | セルフ注文連携、テーブル管理、厨房出力 |
席数、客単価、回転数に合わせて選ぶ
席数が多い居酒屋、宴会利用が多い居酒屋、会計分割が多い居酒屋では、テーブル管理と個別会計の機能が重要です。客単価が高く、複数人での会計が多い店舗では、割り勘や一部商品の分割に対応できるかを確認しましょう。
回転数が高い店舗では、会計処理の速度が売上に直結します。レジ操作に時間がかかると、退店待ちと入店待ちが同時に発生します。会計速度を上げるには、決済端末との連携と会計分割機能が重要です。
キャッシュレス決済との連携で選ぶ
キャッシュレス決済を導入するなら、POSレジと決済端末が連携できるかを必ず確認してください。連携できない場合、レジに入力した金額を決済端末へ手入力する必要があります。これは二度打ちになり、金額ミスの原因になります。
また、決済手数料はPOSレジではなく、選ぶ決済端末や決済サービスで変わります。レジの月額費用と決済手数料は分けて比較することが重要です。
サポート体制で選ぶ
居酒屋のレジは、営業中に止まると会計、注文、厨房連携に影響します。そのため、導入後のサポート体制は軽視できません。電話サポート、チャットサポート、現地サポート、初期設定支援、操作説明の有無を確認しましょう。
ITに詳しいスタッフがいない店舗では、初期設定から運用開始まで支援を受けられるサービスを選ぶべきです。価格だけで選ぶと、導入後のトラブル対応で余計な負担が発生します。
周辺機器の追加費用まで確認して選ぶ
POSレジの料金表では、レジアプリの月額費用だけが目立つことがあります。しかし居酒屋では、レシートプリンター、キャッシュドロア、決済端末、キッチンプリンター、注文用端末が必要になるケースが多いです。
見積もりでは、初期費用、月額費用、端末費用、決済手数料、サポート費用をすべて含めた総額で比較してください。月額費用が安くても、周辺機器やオプションを追加すると高くなることがあります。
居酒屋のレジ導入で使える補助金、助成金
居酒屋がPOSレジを導入する場合、補助金や助成金を活用できる可能性があります。代表例として、2026年はデジタル化、AI導入補助金のインボイス枠で、インボイス制度に対応した会計、受発注、決済機能を持つソフトウェアや、それに関連するハードウェアが補助対象として扱われています。
ただし、ハードウェアだけの申請はできません。POSレジ、モバイルPOSレジ、券売機、タブレット、プリンターなどが対象になる場合でも、補助対象のソフトウェアと一緒に導入することが前提です。制度ごとに対象経費、申請条件、申請期限、交付決定前の契約可否が異なるため、契約前に必ず確認してください。
補助金を使う場合は、導入したいPOSレジが補助金の対象ツールとして登録されているか、申請サポートを受けられるかを先に確認しましょう。補助金は導入後に申請すればよい制度ではありません。多くの制度では、申請、採択、契約、導入の順番が重要になります。

























