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【最新】飲食店のスマホハンディおすすめ8選比較!料金・使い方・導入方法、選び方までを解説!

更新日:

近年、飲食店でスマートフォンをハンディターミナルとして使う「スマホハンディ」が急速に広がっています。これまでの高額な専用ハンディターミナルと比べて大幅にコストを下げながら、同じ機能を使えることから、個人店から大型チェーン店まで幅広いお店で使われるようになっています。

本記事では、スマホハンディの基本知識から、おすすめサービス3社の詳しい比較、選び方のコツ、使うメリット・デメリットまでを完全解説します。

飲食店でよく見るスマホハンディとは?従来端末と機能や価格の違い

スマホハンディとは、専用のアプリを入れたスマートフォンやタブレットをハンディターミナルとして使うシステムです。これまでの高額な専用端末に代わり、身近なスマートフォンで同じ機能を使えることで、飲食店の業務を効率良くすることを手軽に始められます。

スマホハンディとは?

スマホハンディは、普通のスマートフォン(iPhone、Android端末)やタブレット(iPad)に専用アプリを入れるだけで、注文受付システムとして使えるサービスです。

ホールスタッフがスマホで注文を入力すると、その情報がすぐにキッチンのプリンターやディスプレイに送られ、同時にPOSレジシステムとも連携します。これにより、注文受付から調理指示、会計処理までを一連の流れで自動化できます。

現在、飲食店のPOSレジ普及率は44%※1にとどまっており、デジタル化が進んでいない店舗が半数以上を占めています。つまり、スマホハンディを早期に導入することで、競合店よりも効率的な運営を実現し、顧客サービスの向上による差別化を図ることができます。

スマホハンディと従来端末の価格と機能の違い

これまでのハンディターミナル(東芝テックやカシオなどの専用端末)と比較すると、スマホハンディには多くの違いがあります。

特に費用の差ははっきりしており、個人店や小規模チェーンでは、スマホハンディが圧倒的に始めやすい選択肢となっています。例えば、3台のハンディターミナルを導入する場合、従来の専用端末では端末代だけで30万円~90万円かかるところ、スマホハンディなら手持ちのスマートフォンを活用すれば端末代0円で始められます。

項目これまでのハンディターミナルスマホハンディ
端末費用10~30万円/台3~10万円/台
※持っているスマホなら0円
初期費用50~200万円5万円~30万円
月額利用料月額1~3万円程度0円~1万5千円程度
価格面での違い

ハンディターミナル(東芝テックやカシオなどの専用端末)の専用端末は細かくカスタマイズ可能のため、大企業が大規模に導入する際には非常におすすめです。一方スマホハンディは不具合があれば随時アップデートされ、スマホアプリのように直感的に操作できます。

項目これまでの専用端末スマホハンディ
基本機能注文入力
キッチンへの自動送信
POSレジ連携
テーブル管理
防水・防塵機能
注文入力
キッチンへの自動送信
POSレジ連携
テーブル管理
防水・防塵機能
※スマホによる
メリットバッテリー持続時間
物理ボタン
カスタマイズが可能
直感的な操作
アップデート対応
価格が安い
機能面での違い

飲食店向け!スマホをハンディにできるサービス8選徹底比較

サービス名端末イメージ種類初期費用月額費用連携できるPOSレジスマホ
Squareハンディスマホアプリ型
専用端末
0円0円Square POSレジアプリiPhone(iOS)
Android
かんたん注文スマホアプリ型お問い合わせ0円~
※キャンペーン中
かんたんレジiPhone(iOS)
POS+ OESスマホアプリ型問い合わせ14,000円〜POS+(ポスタス)iPhone(iOS)
CASHIERスマホアプリ型お問い合わせ9,900円~
※POSレジも含む
CASHIERお問い合わせ
スクエアPOSレジスマホアプリ型
専用端末
0円0円Square POSレジアプリiPhone(iOS)
Android
スマレジ・ウェイタースマホアプリ型0円~0円~スマレジiPhone(iOS)
エアレジオーダースマホアプリ型0円~13,200円(税込)~AirレジiPhone(iOS)
ユビレジ ハンディスマホアプリ型問い合わせ8,400円〜ユビレジiPhone(iOS)
bHandyスマホアプリ型問い合わせ問い合わせblayniPhone(iOS)

Square ハンディ

注目Square ハンディの特徴
  • 初期登録費用、月額固定費・解約費・振込手数料などすべて0円
  • POS内蔵、持ち運びやすい端末でお会計から売り上げ推移の確認まで可能
  • バーコードスキャナー・カメラ内蔵 (会計、商品登録や在庫管理におすすめ)
  • すべての決済手法に対応可能(QRコード/電子マネー/クレジット/タッチ決済)
  • 開封後も30日以内返品OK・個人もおすすめ最短翌日入金&即日利用開始
初期費用

0円

端末費用(44,980円)のみ

※30日返品可能

月額費用

0円

手数料

決済手数料:2.5%~

振込手数料:0円

払い戻し手数料:0円

解約費用:0円

対応決済

ICカード・電子マネー

タッチ決済・クレジット

QRコード決済

特徴

バーコードスキャナー内蔵

ハンディ注文

屋外決済/移動販売

最短翌日入金

POSレジ/在庫管理

請求書発行/継続課金

かんたん注文 ハンディ

  • スマホ感覚で直感操作できるハンディアプリ
  • 全方位プッシュ通知でリアルタイム監視
  • 多言語対応で外国人スタッフも操作可能

かんたん注文は、注文操作が簡単でスマホ端末で迅速に顧客のニーズに対応でき、テーブルの食事状況を全面的に監視できるシステムです。基本的な店舗業務の流れは、①チェックイン(注文・食事する人数を入力後、チェックイン成功)→②注文(随時自由に注文可能)→③チェックアウト(会計完了後、自動で空席状態に更新)となっており、スタッフ端末で様々な設定ができる機能も備えています。スマートフォンをハンディ端末として活用することで、専用ハンディ端末の購入コストを抑えながら、効率的なオーダーエントリーシステムを実現できるサービスです。

POS+ OES

ポスタスのハンディオーダー「POS+ OES」| クラウドPOSシステム
  • スマホ・タブレットを低コストハンディ端末に活用
  • 初心者でも使いやすいシンプルな画面デザイン
  • 業界唯一の多言語・多通貨・多消費税表示機能

POS+ OESは、POS+ POSとセットで利用し、OESでとった注文はPOSに転送される仕組みになっています。主な機能として、お客様から頂いた注文を入力してキッチンにオーダー伝票を印刷する注文機能、配膳順序(後・先)の設定やメニュー商品の金額変更も可能です。また、注文確認では再注文や注文のキャンセル、配膳状況の更新やテーブル移動にも対応しており、POSと通信ができない場合は注文をメモとして保存するオフライン機能も搭載されています。トレーニングモードとしてスタンドアローンでの利用も可能で、担当者を選択してログインすると注文画面に進むことができ、導入前の操作確認にも便利です。

CASHIER POS ハンディオーダー

  • スマートフォン型ハンディで直感的なオーダー入力
  • 注文入力の使いやすさを徹底的に重視した設計
  • 業界最安水準の価格でクラウドPOSシステムを提供

CASHIER POSのハンディオーダーは、注文〜配膳〜会計までの業務をシンプルにするオーダーエントリーシステムです。ハンディ端末で座席情報を一目で把握でき、空席状況を確認できるため、お客様のご案内もスムーズに対応可能で、滞在時間や注文金額の確認はもちろん、テーブルの統合や移動などにも対応しています。また、大盛りや少な目などメニューオプションやトッピングなどの入力はリストから選択するだけで完了し、特殊な要望については注文メモとして厨房に伝えることも可能です。キッチンプリンターでの伝票印字により注文の通知を受取ることができ、配膳状況の管理機能を利用すれば提供漏れなどのミスを軽減できます。

Square POSレジ

5分でわかる飲食店向け「Square POSレジ」の使い方
  • スマホ・タブレットがそのままハンディ端末に変身
  • テーブルサイドで注文から決済まで完結
  • 月額固定費無料でオーダーエントリーシステムが利用可能

SquareのPOSレジアプリを使えば、従来の手書き伝票やハンディ端末を完全に置き換えることができます。スマートフォンやタブレットにアプリをダウンロードし、事前にメニューを登録しておけば、テーブルでお客様から注文を受ける際に画面をタッチするだけで注文内容を記録できます。注文データはリアルタイムでキッチンプリンターに送信され、注文伝票が自動発行されます。 また、QRコードを使ったセルフオーダー(テーブルオーダー)機能も搭載しており、お客様自身がスマホで注文・決済まで完了させることも可能です。Square決済端末と組み合わせれば、テーブルサイドでの決済処理やレシート印刷まで1台でこなせるため、従来のレジ業務を大幅に効率化できます。

スマレジ・ウェイター

オーダーエントリーシステム | クラウドPOSレジならスマレジ
  • iPhoneが高機能ハンディ端末に変身
  • 無料プランでもオーダーエントリーシステムを利用可能
  • スマレジPOSとの連携でリアルタイム売上分析

スマレジ・ウェイターでは、ホールスタッフがiPhoneのハンディ端末を使用してお客様から注文を受け付けます。テーブル単位での入店処理やオーダー受付、客層の入力(性別・年代等)も可能で、通常メニューとは別に飲み放題・食べ放題等のプランメニューも作成できます。注文情報はリアルタイムでキッチンプリンターに送信され、キッチンモニターを使用すればハンディ端末からの注文情報がモニターに表示され、チビ伝の紛失による調理漏れ防止や調理状況の一覧確認が可能です。また、有料プランではテーブルオーダー(iPad専用)やQRオーダーにも対応しており、お客様自身でのオーダーも受け付けることができます。

エアレジオーダー

カンタン「モバイルオーダー 店内版」の始め方 – Airレジ オーダー – FAQ –
  • 新人スタッフでも初日からミスなく操作可能
  • Airレジとの自動連携で会計業務を効率化
  • 充実したサポート体制で安心導入

エアレジオーダーハンディは、iPhoneを利用して紙の伝票では運用が大変だった注文・調理・配膳業務をサポートするオーダーエントリーシステムです。手書き伝票での間違いを防ぎ、ホールとキッチンの往復も最小限にできるほか、ラストオーダー予定時間をテーブルごとにカンタンに設定でき、残り時間が見えることで適切な時間にラストオーダーを取ることができます。また、モバイルオーダー店内版と組み合わせることで、お客様のスマホからの注文とスタッフによるハンディ注文の両方に対応可能です。

ユビレジ ハンディ

ユビレジ ハンディ | ユビレジ – カンタン操作で高性能iPad用POSレジアプリ
  • iPhoneを手軽にハンディ端末化
  • ユビレジとの完全連携で注文から会計まで一元管理
  • 高い自由度でメニュー画面をカスタマイズ可能

ユビレジ ハンディは、iPhoneをハンディ端末として利用し注文をとるシステムで、注文の管理、キッチン伝票の印刷、テーブルの空席管理、ユビレジとの連携機能による会計などの機能を利用して効率よくキッチン業務・ホール業務を行うことができます。画面をタップして注文内容を選択し、トッピングやセットメニューなども簡単に選択可能で、送信ボタンをタップするとキッチンプリンタから注文内容が印刷され、商品カテゴリーごとにプリンタの出し分けも可能です。また、メニューが品切れの場合には、簡単に品切れ表示の設定が可能で、全端末に反映されるので忙しくて伝達できない時にも役立ちます。ユビレジ QRオーダー&決済と組み合わせることで、お客様のスマートフォンで読み取り、オーダー画面から直接注文・決済をしていただくことも可能になります。

詳細はこちら:https://ubiregi.jp/functions/handy

bHandy

飲食店に特化したブレインのPOSレジ
  • iPhoneを直感的操作のハンディ端末に
  • ネットワーク障害に強いローカル通信対応
  • 全端末・クラウド同期で確実なデータ管理

bHandyは、blaynレジスター(ブレイン株式会社が提供するPOSレジスター)の導入が必要なアプリで、店舗内の複数のiPhone、iPod touchから簡単にオーダーを取ることができます。メニューはblaynレジスターで自由に設計でき、オーダーが入ったメニューをキッチンプリンターに印字でき、キッチンプリンターを併用することで、部門(フード/ドリンク)や場所(ホール/キッチン)別に印字出力することも可能です。また、客数、男女比率、空いているテーブル、テーブル毎のオーダー状況などを簡単に確認できる稼働状況の確認機能も搭載されており、タイマー機能、個別会計やクーポン登録など飲食店に必要な機能がすべて揃っています。

詳細はこちら:https://www.blayn.com/

スマホハンディの選び方|3つの比較ポイント

飲食店がスマホハンディを選ぶ際は、お店に合った最適なサービスを見つけることが重要です。失敗しない選び方として、以下の3つのポイントをチェックしましょう。

料金プランと初期費用が安いか

まず確認すべきは、お店の予算に合った料金設定かどうかです。

無料プランは月額0円で基本的な注文機能が使えるため、小規模店舗や試験導入には最適です。ただし、機能制限があることが多く、将来的に有料プランへのアップグレードが必要になる可能性があります。

有料プランは月額5,000円~15,000円程度が相場となり、高度な分析機能や複数店舗管理が可能になります。

月額料金だけでなく、初期費用も忘れずにチェックしましょう。

費用項目金額
端末費用0円(手持ちスマホ使用)~3万円(中古端末購入)
キッチンプリンター3~5万円
キッチンディスプレイ4,000円~(タブレット使用時)
その他周辺機器キッシュドロア、レシートプリンターなど
飲食店のスマホハンディの初期費用

手持ちのスマホを使えば、キッチンプリンター代だけで5万円程度から始められます。

既存システム(POSレジ・決済・予約管理)と連携ができるか

現在お店で使っているシステムとスムーズに連携できるかは、運用効率に大きく影響します。

POSレジシステムとの連携では、注文データが自動でPOSレジに反映されるか、リアルタイムで売上が確認できるかを確認しましょう。また、使用中のキャッシュレス決済端末と連携できるか、会計処理がスムーズにできるかをチェックします。予約管理では、ホットペッパーグルメなどの予約サイトと連携するか、予約情報と注文情報を一元管理できるかが重要です。

既存システムを変更する場合はデータ移行費用やスタッフ再教育が発生するため、同じ会社のサービスで揃えることでこれらの問題を避けられます。

店舗規模とスタッフ数にあっているか

お店の規模とスタッフ数に合わない機能過多なシステムを選ぶと、使いこなせずに無駄な費用がかかってしまいます。

小規模店舗(席数30席以下、スタッフ5名以下)では、シンプルで使いやすい操作画面と基本的な注文機能があれば十分です。中規模店舗(席数30~80席、スタッフ10~20名)では、複数のハンディ端末を同時使用でき、時間帯別の売上分析機能があると業務改善に役立ちます。大規模・多店舗展開では、複数店舗の一括管理機能とAPI連携で基幹システムとの連動が必須となります。

また、必要なハンディ端末数は、ピーク時間帯のテーブル数を1人のスタッフが担当するテーブル数で割り、予備1台を加えて計算するのがおすすめです。

スマホハンディの使い方は難しい?操作のイメージを紹介

スマホハンディの操作は、普段スマートフォンを使い慣れた現代のスタッフにとって直感的で分かりやすいものです。これまでの専用端末と比較して、操作を覚える時間を大幅に短くできます。

主なサービスの操作画面と使いやすさを実際に比較

スクエアPOSレジの操作画面

  • iPad使用時:大きな画面でメニューが見やすく配置
  • シンプルなデザインで迷いにくい構造
  • メニューカテゴリがはっきりと分かれている
  • タップ操作が中心で直感的

スマレジウェイターの操作画面

  • iPhone対応:片手でも操作しやすいサイズ
  • 豊富な機能がありながらシンプルな設計
  • 入店から注文まで流れるような操作性
  • カスタマイズ可能なメニューレイアウト

Airレジオーダーの操作画面

  • カテゴリごとの色分け表示
  • メニュー選択が分かりやすい大きなボタン
  • 注文履歴の確認が簡単
  • トッピングやバリエーション選択が直感的

実際に使っているお店では、新人スタッフでも1~2時間の簡単な研修で基本操作を覚えられることが報告されています。

新人スタッフでも簡単に使えるようにするポイント

操作研修では、まず来店から会計までの基本的な流れを覚え、よく注文される商品のメニュー配置を把握し、注文の修正方法などのトラブル対処法を身につけます。

導入時は画面キャプチャを使ったマニュアルを作成するか実際にやているところを見せながら、簡単な注文から段階的に慣れさせ、営業前の練習時間を確保することでスムーズに習得できます。

メニューを完全に覚えていない新人でも、画面に表示される内容を確認しながら注文を受けられるため、接客の品質を一定に保てます。

飲食店にスマホハンディを導入する3つのメリット

スマホハンディを使うことで、飲食店の業務を効率良くすることと売上アップを同時に実現できます。特に人手不足が深刻化する飲食業界では、これらのメリットは経営に直結する重要な要素です。

1. オーダーミスが減る

手書きの注文伝票では、様々な段階でミスが起こる可能性があります。スマホハンディを使うことで、これらのミスを大幅に減らせます。

手書きの注文伝票では、様々な段階でミスが起こる可能性があります。スマホハンディを使うことで、手書き文字の読み間違いや注文内容の記載ミスといった書き間違い、ホールスタッフからキッチンスタッフへの口頭伝達での聞き間違いなどの伝達ミス、紙の注文伝票を紛失してしまうリスク、汚れや折れで見えにくくなった伝票の判読ミスなどを大幅に減らせます。

2. 業務スピードアップで回転率が上がる

スマホハンディにより、注文受付から料理提供までの時間を大幅に短くできます。

スマホハンディにより、注文受付から料理提供までの時間を大幅に短くできます。注文のたびにキッチンに行く必要がなくなることで移動時間が削減され、注文がすぐにキッチンに伝わることで調理開始が早まり料理提供時間も短縮されます。また、手打ち入力不要で自動的にPOSレジに反映されるため会計時間も短くなり、テーブルサイドですぐに追加注文を受付できるため迅速な対応が可能になります。

3. スタッフの教育コストが減る

新人スタッフの教育期間短縮と、スキルに関係なく一定品質のサービス提供が可能になります。

新人スタッフの教育期間短縮と、スキルに関係なく一定品質のサービス提供が可能になります。画面にメニューが表示されるため暗記が不要になり、経験に関係なく同じ品質のサービスが提供できるため注文受付スキルが標準化されます。また、自動計算により金額間違いを防止でき、システムに沿った対応で品質のばらつきを軽減し接客品質の均一化も実現できます。

飲食店がスマホハンディ導入時に注意すべき2つのデメリット

スマホハンディを使うことには多くのメリットがありますが、事前に理解しておくべきデメリットや注意点もあります。

1. 初期導入コストと月額費用

スマホハンディを始めるには、端末費用や周辺機器、月額利用料などの費用が発生します。

費用項目金額
端末費用0円(手持ちスマホ使用)~3万円(中古端末購入)
キッチンプリンター3~5万円
キッチンディスプレイ4,000円~(タブレット使用時)
その他周辺機器キッシュドロア、レシートプリンターなど
システム利用料(月額)0円~15,000円(サービスにより異なる)
飲食店のスマホハンディ導入に必要な費用

2. メニュー登録と初期設定の手間

システムを始める時には、テーブルやすべてのメニューをアプリに登録する作業やその他の初期設定が必要です。

メニュー登録、テーブル設定、キッチンプリンターとの接続確認、スタッフ研修などが発生し、メニュー50品の場合は2~3時間、その他の設定で3~4時間程度の時間が必要になります。

自分でやる時間がない場合やミスを避けたい場合は、各社のサポートサービスを利用する、設定作業を専門業者に委託するなどがあります。サポートは無料・有料あるため、作業を避けたい場合は選定時にサポート内容も細かくチェックしましょう。

まとめ

スマホハンディは、これまでの高額な専用端末に代わる飲食店の業務効率化ツールとして、急速に普及が進んでいます。手持ちのスマートフォンを活用することで初期費用5万円程度から始められ、注文ミスの削減や業務スピードアップ、スタッフ教育の効率化を実現できます。

人手不足や業務効率化に課題を抱える飲食店にとって、スマホハンディは経営改善の強力なツールとなるでしょう。まずは無料プランから試して始めて、お店の状況に合わせて段階的に機能を拡張していくことをおすすめします。


参考文献

※1 飲食店ドットコム ジャーナル「飲食店のPOSレジ利用率は44%。主なメリットに「売上分析」と「業務効率化」」https://www.inshokuten.com/foodist/article/7128/

この記事の著者

白井 達之|POSレジ・システム開発者

白井 達之|POSレジ・システム開発者

POSシステム開発や導入の経験をもとに、POSシステムをはじめとする店舗向けのITツールに関する情報を、わかりやすく発信していきます! 分かりやすく実際の店舗運営に役立つ情報を提供して、読んだ皆様が自信を持ってITツールを選べるようにサポートします!

この記事の監修者

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

慶応義塾大学商学部卒業後、フロンティア・マネジメント株式会社で経営計画の策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社で事業企画、2022年にステップ・アラウンド株式会社にて店舗ビジネス向けメディア「OREND」を監修。

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