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ドロップシッピングとは?無在庫ネットショップの仕組みと始め方、注意点を徹底解説

在庫を持たずに開業できる物販ビジネスとして、ドロップシッピングが注目を集めています。資金リスクを抑え個人参入できる反面、低利益率や特商法の住所公開、厳しいモール規約など事前に把握すべき障壁も存在します。実務に潜むリスクから具体的な販売手順まで、無在庫ネットショップを軌道に乗せる必須知識をまとめました。

この記事でわかること
  • ドロップシッピングの仕組みと、通常のネットショップ(在庫を持つEC)との決定的な違い
  • 失敗を回避するための売れる商品リサーチ方法と具体的な始め方5ステップ
  • 特商法の住所公開リスクやモール規約をクリアする自社ECサイトの構築手順
目次
まず結論|ドロップシッピングとは「在庫を持たないネットショップ」の仕組み
ドロップシッピングの販売フロー
通常のネットショップ、アフィリエイトとの違い
ドロップシッピングの3つの種類
DSP型(国内仕入れサイト・海外アプリ連携など)
オリジナルグッズ販売型(オンデマンド印刷・POD)
直接契約型(メーカーや卸問屋と直接取引)
ドロップシッピングのメリット
在庫リスクを完全に抑えて始められる
商品の梱包・発送業務をすべて任せられる
テストマーケティングを小さく何度も試せる
ドロップシッピングのデメリットと注意点
競合が多く利益率が低くなる場合がある
品質や配送スピードを自社でコントロールできない
仕入れ先の在庫切れや納期遅延が売上に直結する
顧客からの問い合わせ・クレーム対応はショップ運営者に残る
個人・副業は特定商取引法による住所公開リスクに注意
Amazonや楽天などのモール販売は規約違反のリスクが高い
ドロップシッピングで売れる商品の見つけ方
SNSで需要の兆しをキャッチする
競合ショップのレビューから顧客の「不満」を探す
Googleトレンドで季節性と検索需要の波を把握する
ドロップシッピングの始め方5ステップ
STEP1:扱うジャンルを決めてDSP(仕入れ先)を選ぶ
STEP2:無在庫対応のネットショップを開設する
STEP3:商品の登録・販売ページを作成する
STEP4:SNS、SEO、WEB広告を活用して集客する
STEP5:受注後のサプライヤー連携と顧客対応を整える
ドロップシッピング対応の仕入れサイト(DSP)比較
定番DSPサービスの概要比較表
TopSeller
NETSEA(ネッシー)
無在庫対応のネットショップ作成サービス比較
STORES ネットショップ - 無料でかんたん開設!豊富な機能とデザイン
Squareオンラインビジネス - 月額・初期0円/ネットショップ/決済予約サイト/オンライン注文
カラーミーショップ - GMO提供/月額/初期0円/おしゃれなデザインで美容/食品に強い
BASE - 無料で簡単なネットショップ作成サービス
Shopify - 本格ECと越境販売を支えるEC基盤
まとめ:まずはノーリスクな一歩から始めてみよう
よくある質問
本当に自己資金0円で始めることは可能ですか?
特定商取引法(特商法)に基づく住所や電話番号の公開を避ける方法はありますか?
届いた商品が不良品だった場合や、お客様から返品を希望された場合はどう対応しますか?
利益率はどの程度を想定すべきですか?薄利多売になるというのは事実でしょうか。
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まず結論|ドロップシッピングとは「在庫を持たないネットショップ」の仕組み

ドロップシッピングとは、商品の仕入れや在庫管理を自分で行わず、注文が入った時点で仕入れ先が購入者へ直接商品を届ける仕組みです。インターネット上で「無在庫ネットショップ」を開くための、最もスタンダードな方法といえます。事前の資金が少なくても手軽に始められるため、個人や会社員の副業としても人気を集める一方、利益率のコントロールや顧客対応の責任について、あらかじめ仕組みを理解しておく必要があります。

ドロップシッピングの販売フロー

実際の商品の動きと、お金の流れは次の4つのステップで進みます。

  1. お客様がネットショップで商品を注文し、販売価格で代金を支払う
  2. ショップ運営者が仕入れ先(DSPなど)に注文データを送り、卸価格で決済する
  3. 仕入れ先が商品を梱包し、ショップの名前で購入者へ直接発送する
  4. 販売価格から卸価格を差し引いた差額が、ショップ運営者の手元に残る利益となる

この仕組みのおかげで、ショップ運営者は一度も商品の現物に触れることなく、サイトの運用や集客の作業だけに専念できます。

通常のネットショップ、アフィリエイトとの違い

ドロップシッピングを正しく理解するために、よく似た他のネットビジネスとの違いを見ておきましょう。ネットショップという形は同じでも、一般的な物販では、売れる前に商品を買い付けるためのまとまった資金と、売れ残るリスクがついて回ります。

なお、ニュースなどで話題になる「無在庫転売」は、仕入れ先と契約を結ばないまま、一般のECサイトから商品を買い回る行為を指します。プラットフォームの規約違反でショップが強制閉鎖になるリスクを抱えるため、全くの別物です。これに対してドロップシッピングは、仕入れ先と正規の提携関係を結んで販売するため、安心して運営を続けられます。また、商品の紹介リンクを貼るだけのアフィリエイトとは違い、販売者としての責任をショップ運営者自身が持つ点も大きな特徴です。

それぞれのビジネスの性質を以下の表にまとめました。

項目ドロップシッピング通常のネットショップアフィリエイト
在庫の有無なしありなし
初期費用ほとんど不要まとまった資金が必要不要
発送業務仕入れ先が代行ショップ運営者が対応なし(紹介のみ)
顧客対応の責任ショップ運営者が負うショップ運営者が負うなし
利益率の傾向低〜中程度高い案件によって異なる
運営の自由度価格や売り方を決められるすべてを自由に決定可能広告主のルールに縛られる

資金の負担やリスクの範囲が、手法ごとに大きく異なる点がわかります。それぞれの特徴を踏まえた上で、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

💡 ドロップシッピングを始めるなら、まずはここから 「初期費用を抑えて、まずは安全にネットショップを作ってみたい」という方には、国内トップクラスの低手数料で、自宅住所を隠して運営できる「STORES(ストアーズ)」の無料プランから体感してみるのがおすすめです。

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ドロップシッピングの3つの種類

ドロップシッピングと一口に言っても、商品の調達方法によっていくつかの形式に分かれます。個人の副業から本格的な事業展開まで、目的に応じて選ぶべきルートが異なります。ここでは、手軽にスタートできる順に3つの代表的な形式をまとめました。

DSP型(国内仕入れサイト・海外アプリ連携など)

もっともハードルが低く、多くのショップ運営者が選択しているのがDSP(ドロップシッピング・サービス・プロバイダ)を活用する形式です。DSPとは、多数のメーカーや卸業者が登録している仕入れ専用のプラットフォームを指します。

国内では「TopSeller(トップセラー)」などの専用サイトが知られており、登録するだけで数万点以上の既製品から好きなものを選んで自身のショップに並べられます。 さらに最近のトレンドとして、ECシステムであるShopify(ショッピファイ)に専用のアプリを導入し、海外の大規模仕入れサイトと直接データ連携させる手法が急速に普及しました。注文が入ると、海外のサプライヤーへの発注から発送依頼までをシステムが自動で完結する仕組みであり、最先端の無在庫販売モデルとして高い評価を得ています。

オリジナルグッズ販売型(オンデマンド印刷・POD)

既製品を仕入れるのではなく、自身でデザインした独自のアイテムを在庫なしで販売する形式です。オンデマンド印刷や、POD(プリント・オン・デマンド)とも呼ばれます。

ショップ運営者が行う作業は、Tシャツやスマホケース、マグカップなどの無地ベースに対して、イラストやロゴのデータをロゴ・サイトデザインツールでアレンジしてオリジナル商品として販売する方法です。受注が確定した段階で、連携している印刷工場がその都度プリントを行い、購入者へ直接発送する流れです。完全にオリジナルのブランド商品を作れるため、価格競争を回避でき、ファンビジネスやクリエイターの副業として非常に大きな強みを持ちます。

直接契約型(メーカーや卸問屋と直接取引)

プラットフォームを介さず、製造メーカーや地域の卸問屋とショップ運営者が個別に交渉し、ドロップシッピングの体制を組む形式です。

中間マージンが発生しないため、3つの形式の中で圧倒的に高い利益率を確保できる点が最大の魅力となります。ただし、実績のない個人が突然交渉を申し込んでも断られるケースが多く、一定以上の販売実績やビジネスとしての交渉力が求められます。まずは他の形式で売上実績を作り、ショップの認知度を高めてから挑戦する中上級者向けのステップです。

ドロップシッピングのメリット

ドロップシッピングをEC事業に取り入れることで、従来の物販ビジネスが抱えていた多くの足かせを外すことができます。初期費用の少なさや業務の効率化など、具体的なメリットを3つの視点から解説します。

在庫リスクを完全に抑えて始められる

通常のネットショップを立ち上げる場合、商品の仕入れ費用として数十万円から数百万円の資金が最初に必要となります。さらに、売れ残った不良在庫を保管するスペースの確保や、廃棄処分による損失のリスクも常に伴うものです。

ドロップシッピングでは、注文が確定してから仕入れを行うため、過剰在庫を抱える心配が一切ありません。資金が限られている個人や、初めてEC事業に挑戦するショップ運営者にとって、決定的なアドバンテージを与えます。

商品の梱包・発送業務をすべて任せられる

ネットショップの運営において、注文が増えるほど負担が重くなるのが商品のピッキング、梱包、そして配送の手配です。副業で運営している場合、日中の発送作業に時間を割くことが難しく、売上の拡大が物理的な限界を迎えるケースが多々あります。

このモデルであれば、配送業務のすべてを仕入れ先(サプライヤー)が代行します。ショップ運営者が行う実務はサイトの管理や注文データの転送、顧客対応に限られるため、時間や場所の制約を受けずに少人数での効率的な運営が可能です。

テストマーケティングを小さく何度も試せる

市場のトレンドや顧客のニーズは日々変化するため、どの商品がヒットするかを事前に予測するのは困難です。通常の物販であれば、仕入れた商品が売れなかった場合のダメージが大きいため、新しいジャンルへの進出に慎重にならざるを得ません。

しかし、在庫の概念がないドロップシッピングであれば、ショップへの掲載と取り下げが自由に行えます。売れ行きを見ながら取扱商品を気軽に入れ替えられるため、市場の反応を探るテストマーケティングを低リスクで繰り返すことが可能です。多品種少量の販売スタイルを構築する上でも、非常に適した仕組みとなります。

ドロップシッピングのデメリットと注意点

多くのメリットがあるドロップシッピングですが、事前の対策を怠ると大きな損失やトラブルに繋がる罠が潜んでいます。失敗を避けるために必ず押さえておくべきリスクと、その回避法を解説します。

競合が多く利益率が低くなる場合がある

誰でも手軽に始められる反面、同じ仕入れサイトを使うライバルが非常に多い点は大きなデメリットです。取り扱う商品や掲載画像が他のショップと完全に重複するため、最終的に深刻な価格競争に巻き込まれるケースが珍しくありません

また、仕入れ原価に中間マージンが上乗せされているため、通常の物販に比べて全体の利益率は低くなります。薄利多売のループに陥らないためには、独自のセット販売を企画したり、集客の工夫で差別化を図る対策が必須です。

品質や配送スピードを自社でコントロールできない

商品の現物をショップ運営者が手元で管理しないため、出荷前の検品を自分の目で行うことができません。万が一、仕入れ先が不良品を発送したり、梱包が雑だったりした場合でも、その実態をリアルタイムで把握するのは困難です。

配送スピードに関しても、すべてはサプライヤー側の対応に依存します。発送作業の遅れがショップ全体の評価低下に直結するため、信頼の置ける取引先を見極める目が必要です。

仕入れ先の在庫切れや納期遅延が売上に直結する

ショップの画面上では「在庫あり」と表示していても、仕入れ先の倉庫で突然欠品が発生することがあります。複数のプラットフォーム間で在庫データをリアルタイムに同期させていない場合、お客様から注文が入った後に「実は商品がない」という最悪の事態が起こります

欠品による注文キャンセルが何度も続くと、購入者からの信用を失うだけでなく、ネットショップの検索順位やアカウントの健全性にも悪影響を及ぼします。

顧客からの問い合わせ・クレーム対応はショップ運営者に残る

発送や梱包はサプライヤーが代行しますが、お客様から見れば購入先はあくまで当該のネットショップです。商品が届かない、あるいは届いたアイテムが壊れていたといったクレームや問い合わせの窓口は、すべてショップ運営者が引き受けなければなりません。

仕入れ先とお客様の間に挟まれる形になるため、事実関係の確認に時間がかかり、対応が後手に回るストレスが生じます。実務上の失敗を防ぐためにも、仕入れ先との迅速な連絡体制を事前に整えておくことが求められます。

個人・副業は特定商取引法による住所公開リスクに注意

個人や副業でネットショップを開設する際、最大の心理的障壁となるのが特定商取引法(特商法)に基づく表記です。法律上、ネットショップには運営者の氏名、住所、電話番号の開示が義務付けられています。

ドロップシッピングであっても販売者はショップ運営者自身であるため、自宅の住所をネット上に公開しなければならないリスクが生じます。 ただし、この問題はショップ作成サービスの選び方で回避可能です。最近のBASEやSTORESなどでは、プラットフォームが提供する一律の住所や連絡先を代わりに表示できる「非公開機能」が用意されています。個人のプライバシーを守りながら安全に運営するための強力な防衛策となります。

Amazonや楽天などのモール販売は規約違反のリスクが高い

集客力が強いAmazonや楽天市場といったECモールでドロップシッピングを試みるショップ運営者は後を絶ちません。しかし、主要な大手モールでは無在庫販売に対して非常に厳しい規制が敷かれています

例えばAmazonのドロップシッピングポリシーでは、「出荷元(納品書や外箱)に自分以外の名前(DSPやメーカー名)が記載されてはならない」と明確に規定されています。国内の一般的な仕入れサイトを利用した場合、このルールをクリアすることは不可能に近く、発覚した時点で一発でアカウントが停止します。 こうした閉鎖リスクを避ける意味でも、初心者はモールへの出店を避け、BASEやShopifyといった自社ECサイトを構築して運営するのが賢明な判断です

ドロップシッピングで売れる商品の見つけ方

在庫を持たないドロップシッピングでは、取扱商品の変更が容易である反面、事前のリサーチなしに闇雲に品揃えを増やしても売上には繋がりません。ライバルに差をつけ、確実に需要のあるアイテムを見つけ出すための具体的なリサーチ手順を解説します。

SNSで需要の兆しをキャッチする

現代の購買行動において、トレンドの発信源となるInstagramやTikTokのデータ活用は不可欠です。単にフォロワー数の多いアカウントを眺めるのではなく、特定のハッシュタグや投稿に対するコメント欄の熱量に注目します。

「どこで買えるの?」「こんなデザインが欲しい」といったユーザーの生の声が集まっているアイテムは、市場に需要があるものの供給が追いついていない典型的なサインです。こうした微かな需要の兆しをいち早く捉え、仕入れサイトで類似の商品を探し出してショップに並べるスピード感が、先行者利益の獲得を左右します。

競合ショップのレビューから顧客の「不満」を探す

すでに売れている競合ショップの存在は、そのジャンルに市場が存在する証明となります。リサーチの際は、大手ECモールやライバルサイトに掲載されているカスタマーレビュー、とりわけ星2〜3個の中評価や低評価の書き込みを徹底的に分析する手法が有効です。

「デザインは良いのにサイズ展開が少ない」「機能は満足だがカラーバリエーションが物足りない」といった不満の言葉には、次のヒット商品のヒントが隠されています。競合が満たしきれていない顧客の潜在的な欲求(ニーズ)を特定し、それを補完できる商品を仕入れることで、後発のショップ運営者であっても確実に顧客を奪うことが可能です。

Googleトレンドで季節性と検索需要の波を把握する

商品の需要には、1年を通じて激しく変動する季節性があります。どれほど魅力的な商品であっても、検索される絶対量が少ない時期に売り出していてはアクセスが伸びません。

無料の分析ツールであるGoogleトレンドを活用すれば、特定のキーワードが1年のうち「いつ」「どのくらい」検索されているかの推移がグラフの形で一目で分かります過去数年間のデータを振り返り、需要が急上昇するタイミングの1〜2ヶ月前からショップへの掲載や販促の仕込みを終わらせておく段取りが、無駄のない売上構築を実現します。

ドロップシッピングの始め方5ステップ

ネットショップを開設し、無在庫で利益を上げるための具体的なロードマップを示します。全体像を5つの段階に分解しました。

STEP1:扱うジャンルを決めてDSP(仕入れ先)を選ぶ

まずはリサーチ結果を基に、ショップの軸となる商品ジャンルを決定します。扱うジャンルが確定した後に、その商品を豊富に取り揃えているDSP(仕入れ先)を選定する流れです。各仕入れサイトの詳しい特徴や料金システムについては、後述の比較セクションで詳細にまとめています。

STEP2:無在庫対応のネットショップを開設する

ジャンルと仕入れ先が決まったら、実際に商品を販売する店舗の構築に移ります。ここでは、前述の特商法に基づく住所公開リスクを回避できるシステムを選ぶことが極めて重要です。BASEやSTORESといったプラットフォームは、個人の住所を非公開にする機能を標準で備えているため、安全な独立店舗を持てます。具体的なサービス別の機能差は、この後のツール比較の章で提示します。

STEP3:商品の登録・販売ページを作成する

ショップが開設できたら、仕入れサイトから提供される商品データや画像を自身のストアに登録します。ただし、仕入れ先の文章や写真をそのまま流用しただけでは、他のライバルショップに埋もれて売上に繋がりません。独自の視点で商品説明を書き換えたり、購入者がメリットを感じられる魅力的なキャッチコピーを配置したりする工夫を施します。

STEP4:SNS、SEO、WEB広告を活用して集客する

無在庫ネットショップの運営において、最大の壁となるのがアクセス数の獲得です。モール出店とは異なり、自社ECサイトは開店しただけでは誰も訪れません。InstagramやTikTokで商品の魅力を定期発信してファンを増やす地道な活動や、検索エンジンからの流入を狙うSEO対策、短期間でアクセスを集めるWEB広告の運用を組み合わせて、多角的に集客を図ります。

STEP5:受注後のサプライヤー連携と顧客対応を整える

ショップにお客様からの注文が入ったら、速やかに仕入れサイトへ発注データを送信して連携します。配送自体はサプライヤー側が処理しますが、発送完了の通知や、お客様からのお問い合わせに対する返信はショップ運営者が迅速に行わなければなりません。トラブル発生時の連絡手順を事前にマニュアル化しておくことで、慌てずに質の高い顧客対応を維持できます。

ドロップシッピング対応の仕入れサイト(DSP)比較

ショップの方向性が決まったら、次に決めるべきは「どこから商品を仕入れるか」という仕入れ先の選定です。取り扱うジャンルや利用するネットショップ作成サービスによって、相性の良いプラットフォームは異なります。国内のショップ運営者が固定費のリスクを抑え、安全にスタートできる定番の2社を厳選して比較表にまとめました。

定番DSPサービスの概要比較表

各仕入れサイトの料金システムや機能の差異を次の表に整理しました。

サービス名初期・月額費用主な取扱ジャンル商品数ショップ連携機能配送・返品対応
TopSellerプラン別月額制
(無料枠あり)
ファッション、
家電、
日用品、
食品など
約30万点以上BASE、MakeShop、
カラーミーショップ
など
仕入れ先が直送、
不良品のみ返品可
NETSEA入会金・月額無料アパレル、
雑貨、
美容グッズ、
家具など
約数百万点以上サービスにより
CSV 連携などに対応
サプライヤー毎に 異なる
(要交渉)

海外連携アプリ(DSersなど)に関する注意点 昨今の無在庫物販のトレンドとして、Shopifyと海外仕入れサイトを直結させる連携アプリ(DSersなど)が注目を集めています。しかし、これらの多くは管理画面やカスタマーサポートが日本語に対応していません。トラブル発生時の英語での交渉コストや運用の難易度を考慮すると、国内のショップ運営者が最初に選ぶ選択肢としては見送るのが賢明な判断です。まずは確実なサポートと品質が担保された国内専用サービスから着手する段取りを推奨します。

TopSeller

月商200万円を超える運用実績も。無在庫かつ初期費用なしで開始できる国内定番DSP

TopSeller

3つの強み

  • 家具から家電、日用品まで揃う約30万点以上の圧倒的な商品ラインナップ
  • 個人の副業から本格的な法人ECまで、契約数1000ストアを超える豊富な実績
  • 商品掲載数に応じた柔軟な料金プランにより、資金リスクを最小限に抑えた運用が可能

TopSellerは、国内最大級の規模を誇るネットショップ専門の商品仕入れサービスです。楽天市場やYahoo!ショッピングといった大型モールをはじめ、MakeShopやカラーミーショップなどの自社ECツールともシステム連携ができるため、日々の在庫更新や発注処理の手間を大幅に削減して運用できます。取扱商品が確定していない段階でも、まずは少数のアイテム登録から手軽にショップを動かす体制が整います。

項目詳細内容
初期費用0円
月額費用・おためしプラン(5点まで):0円
・300点セレクト:480円
・1,000点セレクト:980円
・3,000点セレクト:1,480円
・5,000点セレクト:2,480円
・10,000点セレクト:3,980円
・20,000点セレクト:4,980円
連携システム楽天市場、Yahoo!ショッピング、
MakeShop、カラーミーショップ、
独自CSV対応など

詳細はこちら:https://top-seller.jp/

NETSEA(ネッシー)

会員登録数トップクラス|月額無料で数百万点から仕入れられる国内最大級の卸モール

NETSEA(ネッシー)

3つの強み

  • 月額費用や入会金が一切かからず、固定費リスクゼロでショップを維持可能
  • アパレルから雑貨、美容グッズまで、あらゆるジャンルを網羅する圧倒的な取扱数
  • 1点からの無在庫発送に対応した優良サプライヤーを自ら開拓し、独自性を確保

NETSEAは、数多くのバイヤーと卸業者が取引を行う国内最大級のBtoB卸売りプラットフォームです。本来はまとまった数量を仕入れるためのサイトですが、市場のニーズ変化に伴い、購入者への直接配送(ドロップシッピング)を許可するサプライヤーが多数出店しています。固定費が一切発生しないシステムであるため、資金面の手元流動性を確保したいショップ運営者の最初のステップとして確固たる地位を築いています。

項目詳細内容
初期費用0円
月額費用0円
連携システム各サプライヤーの提供状況により、
CSVデータによる一括商品登録などに対応

詳細はこちら:https://www.netsea.jp/document/request      

無在庫対応のネットショップ作成サービス比較

ショップの土台となるECプラットフォームの選定は、ドロップシッピング事業の成否を分ける極めて重要な分岐点です。初期費用や月額コストの安さだけでなく、「特定商取引法(特商法)の住所非公開に対応しているか」「仕入れサイト(DSP)とのシステム連携がスムーズか」という2点に着目して選ぶ必要があります。主要5サービスの概要を一覧表に整理しました。

サービス名イメージ初期・月額費用無在庫運営における最大の特徴
STORES(ストアーズ)無料(0円)
(有料プランあり)
特商法の住所・電話番号の
非公開機能に対応
Square
オンラインビジネス
無無料(0円)
(有料プランあり)
オリジナルグッズ系DSPとの
自動連携
が可能
カラーミーショップ 無料(0円)
(有料プランあり)
TopSellerをはじめとする
国内DSPとの連携実績が豊富
BASE 無料(0円)
(有料プランあり)
住所非公開と国内主要DSP連携を
網羅した定番カート
Shopify月額有料制世界中の無在庫アプリと連携できる
圧倒的な拡張性

STORES ネットショップ

注目STORES ネットショップの特徴
  • 初期費用、月額費用、0円でネットショップを開設可能
  • 48種類の無料テンプレートを使い、物販、アパレル、食品、ハンドメイドなどの商品販売に対応
  • Instagram連携に対応し、音楽、動画、画像などのデジタルコンテンツ販売にも対応
  • 商品登録数は無制限で、定期販売、予約販売、クーポン、購入ボタン設置など30以上の機能を利用可能
  • SNSや購入ボタンを活用し、ネットショップ外からの販売導線も作成可能

STORES月額0円からショップを開設でき、スタンダードではネットショップ、POSレジ、キャッシュレス決済、予約などをまとめて使えるサービスです。実店舗とオンライン販売を同時に整える小売店、アパレル、食品販売、ハンドメイド販売におすすめです。

他社との違いはおしゃれなテンプレートが無料プランで全て使い放題、拡張機能で商品登録は無制限/シール機能/ランキング/動画・購入ボタン設置でオリジナルショップを初心者でも簡単に作れます。

初期費用

0円

月額費用

0円

販売手数料

0円 ※無料

決済手数料

5.5%~

Squareオンラインビジネス

注目Squareオンラインビジネスの特徴
  • 初期費用、月額費用、販売手数料0円でオンラインストアを作成可能
  • ネットショップ販売、テイクアウト注文、店頭受け取り、デリバリーに対応
  • クレジットカード、Apple Pay、Google Pay、Square Payでオンライン決済に対応
  • 通常入金の振込手数料0円で、売上金の受け取りコストを抑えられる
  • Square POSレジやキャッシュレス決済など、店舗運営に関わる関連サービスとも連携可能

Squareオンラインビジネスは、月額・初期費用・販売手数料無料でネットショップを作成できるサービスです。BASEは決済手数料3.6%〜、サービス利用料3%が別途で発生、STORESは決済手数料5.5%〜からですが、Squareの決済手数料は3.6%〜で安く利用ができ年間で5~20万円ほどお得になります

初期費用

0円

月額費用

0円

決済手数料

3.6%

💡 ショップ構築すら不要?Square「リンク決済」を活用したSNS直販テクニック

Squareを選ぶ最大の利点の一つが、大掛かりなECサイトを立ち上げずに商品を販売できる「Square リンク決済(メールリンク決済)」機能です。

Squareリンク決済の場合は初期・月額・販売手数料も無料最短翌日入金のため個人の方にもおすすめです。

会員・ネットショップを持っていなくても、DMや投稿写真にリンクを設置・送付するだけで支払いができるため0円で販売開始が可能です。

 Squareを利用すれば会員・Webサイトを持っていなくても、DMや投稿画像上で決済リンクを発行するだけで支払いができるため0円でSNS販売(Instagram・Twitter)販売開始が可能です。

メールリンク決済サービスに関する詳細はこちらの記事で紹介しています。

カラーミーショップ

注目カラーミーショップの特徴
  • おしゃれなデザインテンプレート・カスタム編集でアパレル/美容/食品におすすめ
  • 月額/初期/販売手数料0円で簡単ショップ開業
  • アプリ機能でECモール在庫連携・インスタ販売・スマホで受発注管理
  • 大手GMOグループが初心者も安心の電話開業サポート
  • 公式YouTube・自社メディアで売れるための実践的な運営・集客ノウハウを提供

カラーミーショップは東証一部上場企業のGMOペパボが提供している、月額・初期・販売手数料0円・おしゃれなデザインテンプレート・カスタム編集が魅力の無料ネットショップ開業サービスです。

2021年5月に月額0円プランをリリースしており、通常の無料ネットショップ作成ソフトではテンプレート編集は有料オプションの場合が多いですが、無料でテンプレートをカスタム編集・おしゃれなショップ作成でアパレル・美容・食品業界に人気です。

そのため初めてのショップ立ち上げから売上・集客強化まで成長に合わせて利用できるのが強みといえます。

大手ネット企業のGMOが運営していることもあり上記のノウハウコンテンツに加えて、電話サポート・メールサポートの体制も強く、開店準備も支援してくれるため初めての人でも利用におすすめです。

また「カラーミーショップch.」ではSNS運用・SEO対策など実践的な内容を紹介し、自社メディアの「よむよむカラーミー」では事例インタビュー・集客ノウハウ・セミナー情報も公開されており、作成して終わりではなく売れるショップに向けたコンテンツが数多く提供されています。

初期費用

0円

月額費用

0円

手数料

0円

決済手数料

3.4%~

無料トライアル

BASE

注目BASEの特徴
  • 無料でネットショップを開設できる
  • 簡単操作だから初心者でも作成できる
  • クレジットカード決済の導入

BASEは誰でも簡単にネットショップを開設することが可能です。初期費用と月額費用0円でネットショップを開設できるサービスです。開業初期のテスト販売、個人ブランド、ハンドメイド、食品、アパレルなどにおすすめです。売上が伸びた段階ではグロースプランで決済手数料を抑えられるため、小さく始めて規模を広げる運営に有効です。



初期費用

0円

月額費用

0円

決済手数料

3.6%+40円

※商品が売れたときに発生

※決済方法がAmazon Pay、PayPal

→決済手数料に1%が加算されます。

サービス利用料

3%

※商品が売れたときに発生

備考

Shopify

注目Shopifyの特徴
  • 越境ECと多通貨に対応
  • アプリで機能を拡張
  • SNSや広告連携に対応

Shopifyは、ネットショップの作成、商品管理、決済、配送、販促までまとめて管理できるECプラットフォームです。小規模なネットショップからブランドEC、越境ECまで利用できます。商品数や販路を増やし、ECサイトを継続的に運営する事業者におすすめです。

初期費用

0円~

月額費用

3,650円/月

※年払いの月額換算

月払いは4,850円/月

販売手数料

0円 ※無料

決済手数料

3.55%

内容

・商品登録数は無制限、追加スタッフなし

・在庫ロケーション10、無料SSLに対応

・Sidekick、ギフトカード、割引、カゴ落ち対応

・200種類以上のレポートと分析に対応

まとめ:まずはノーリスクな一歩から始めてみよう

ドロップシッピングは、仕入れの資金や発送の手間が一切かからないため、リスクを極限まで抑えてネットショップに挑戦できる魅力的な仕組みです。事業を軌道に乗せるコツは、自分が扱いたいジャンルに強い「仕入れサイト」と、管理がスムーズで個人情報を守れる「ECカート」を賢く組み合わせる点にあります。

あれこれ悩むよりも、まずは維持費のかからない無料プランを使って、実際の管理画面や商品の同期システムを体感してみるのが一番の近道です。国内で確固たる実績を持つ「TopSeller」や「NETSEA」で商品を見つけ、住所を非公開にできる「BASE」や「STORES」でショップを立ち上げる方法が、最も安全にスタートできる王道のルートとなります。

資金的なハードルがない分、勝負の分かれ目は「どれだけ早くお店を動かし、工夫を重ねられるか」です。まずは今日、無料の会員登録を済ませるスモールスタートから、自分だけのネットショップ運営を体験してみてください

よくある質問

本当に自己資金0円で始めることは可能ですか?

特定商取引法(特商法)に基づく住所や電話番号の公開を避ける方法はありますか?

届いた商品が不良品だった場合や、お客様から返品を希望された場合はどう対応しますか?

利益率はどの程度を想定すべきですか?薄利多売になるというのは事実でしょうか。

この記事の著者

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

OREND運営事務局|店舗DXの専門家集団

「OREND」は飲食店や小売業界・ネットショップに関する業界トレンドを図解・解説しながらツール紹介を行う専門メディアです。 キャッシュレス決済や予約管理システム・ネットショップ作成ソフトなど、店舗の効率化やECサイトの立ち上げに必要なツールの仕組みや機能・トレンド背景を解説します。

この記事の監修者

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

中島 崚|店舗DX・IT化の専門家

慶応義塾大学商学部卒業後、フロンティア・マネジメント株式会社で地方百貨店やメーカーなどの経営計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社でSaaS比較サイト「Boxil」の事業企画としてTツールや業務支援ツール&デバイスを紹介する「ええじゃない課Biz」にコメンテーターとしてレギュラー出演していた。2022年にステップ・アラウンド株式会社にて店舗ビジネス向けメディア「OREND」を監修しながら小売店・飲食店・サービス業全体の業務効率化を目指している。

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