【商品カテゴリ別】商品撮影代行6選！相場やメリット・デメリット、選び方を解説

ECサイトの商品撮影代行とは？

商品撮影代行とは、ECサイトの商品ページや自社HP、SNSなどに載せる商品写真を撮影してくれるサービスです。

ECサイトにおいて、写真は商品が売れるかどうかに直結する大切なものです。だからといって、自社で腕のいいカメラマンを雇ったり、フリーカメラマンを探したりするのは大変でしょう。

撮影代行に依頼することで、コストを抑えていい写真を、必要な分だけ撮ってもらえます。

ECサイトでは商品写真が超重要

ECサイトではユーザーが商品を直接手に取ったり、実物を見たりすることはできません。ユーザーは写真や動画から商品がイメージ通りであるか確かめ、購入を決めます。商品の写真と実物の差が大きすぎては、ユーザーはストアに対して不満や不信感を覚え、もう商品を買ってくれないかもしれません。

そのため、商品はできるだけありのままに撮るべきです。実際より悪く見えるような写真はもちろん、実際以上に魅力的に見える写真も避けた方がいいでしょう。

このような写真を撮るには撮影技術と、画像をECサイト向けに加工・編集する編集力が必要です。熟練のカメラマンと編集者のいる撮影代行業者に任せることで、ECサイト向けの写真をスムーズに制作できるでしょう。

ECサイトの商品撮影をする3つの方法

ECサイトの商品撮影をする方法は大きく3つに分けられます。それぞれの方法のメリット・デメリットを解説します。

自社撮影

自社で撮影用の機材とスタジオを用意して、商品を撮影する方法です。自社従業員が撮影にあたれば外部への依頼費用がかからないこと、スケジュールを合わせたり要望を伝えたりといったコミュニケーションコストがかからないことがメリットです。

デメリットには、プロに任せるよりも写真の質が低くなりやすいこと、自社従業員の業務負荷が増えほかの業務に割くリソースが少なくなることなどが挙げられます。

EC事業をスモールスタートする場合や、自社にカメラに詳しい人材がいる場合におすすめの方法です。

フリーカメラマン

フリーのカメラマンを探し、直接依頼する方法です。最近はクラウドソーシングも普及し、カメラマンを探しやすくなりました。依頼相手によっては撮影会社に任せるよりもコストを抑えられるでしょう。

ただ、カメラマンの実力は依頼してみるまでわかりません。撮影はできても編集には対応してくれない、こだわりが強すぎて自社の要望を反映してもらえないといったことも考えられます。

撮影会社

ECサイトの商品撮影は、やはり撮影会社に任せるのがおすすめです。

撮影会社は料金形態や依頼できる作業内容が明確で、撮影から編集までを丸ごと任せられます。ECサイトに強い撮影会社を選べば、より売れやすい商品写真を撮ってもらえます。組織として撮影代行をしているためリソースも十分で、大量の撮影や突発的な依頼にも対応してもらいやすいでしょう。

ただ、担当者からカメラマン・編集者へと自社の要望を伝えていくため、意思疎通がしづらい場合もあります。撮影会社ごとの得意ジャンルもあり、自社と相性のいい会社を見つけるのが大切です。

ECサイトで必要になる4つの撮影

ECサイトで必要になる撮影は4種類に大別できます。それぞれどんな写真が必要になるのか紹介します。

物撮り

物撮りは商品を単体で撮影することで、単品撮りとも呼ばれます。商品ページのメインとなる写真で、ECサイトで最も必要となる写真です。

商品の色やデザインが複数ある場合はパターンごとの写真を用意すること、商品についてよくわかるようにさまざまな角度から撮影することが大切です。

モデル撮影

モデル撮影は商品の利用シーンや着用イメージを、モデルを起用して撮影することです。その商品を使うとどのような生活が送れるのか、どんな商品と一緒に使うのかなど、利用シーンをイメージさせる写真を撮ることでユーザーの購買意欲を高められるでしょう。

素材感やサイズ感の重要なアパレルにおいては、特に重要な撮影です。

イメージ撮影

イメージ撮影は商品やブランドのイメージを伝えるための写真です。商品の特徴やイメージ、コンセプトなどを小物や背景を使って演出します。

たとえば同じデスクでも、オフィスデスクとゲーミングデスクではコンセプトもターゲットも異なります。オフィスデスクならオフィスで、ファイルやペンなどの小物と一緒に撮影するのがいいでしょう。ゲーミングデスクなら黒を基調とした部屋で、カラフルな間接照明やLEDテープライトと一緒に撮影するのが正解です。

商品を使ったときの雰囲気や気持ちをイメージできるような写真を撮ることで、ユーザーのワクワク感を高め、購買につなげられるでしょう。

動画撮影

商品によっては写真だけでなく、動画撮影もしておきたいです。着用イメージをより詳細に伝えたいアパレル商品や、ラジコンやトイドローンのような電動のおもちゃなどで、動画撮影は必要になるでしょう。

このような商品を扱っているなら、動画にも対応した撮影会社がおすすめです。

商品撮影代行の費用相場

商品撮影代行は「郵送撮影」「スタジオ撮影」「出張撮影」の3つに大別でき、それぞれ費用も異なります。

商品撮影代行を利用するメリット

商品撮影代行を利用することで、自社従業員の労力やかかるコストを抑えながら、質の高い商品写真を制作できます。撮影会社に商品撮影を依頼する3つのメリットを紹介します。

労力やコストを削減できる

商品撮影代行の1つ目のメリットは、「労力やコストを削減できる」ことです。

商品写真の撮影や編集にはそれなりのスキルが求められます。慣れていない人では撮影・編集ともに時間がかかるうえ、品質も見劣りするでしょう。スタジオや撮影現場への移動が必要になることもあります。

写真撮影ができる人材を採用するにしても、採用コストがかかります。従業員を雇用すると給料だけでなく保険料や福利厚生費も発生し、撮影業務がなくなったからといって辞めさせることもできません。商品撮影のような業務は必要なときとそうでないときの差が激しく、それを専門とする人材を自社で雇用しておくのは無駄が出やすいです。

必要なときに必要な分だけプロに依頼することで、商品撮影にかかる労力とコストを抑えられるでしょう。

自社の本業に集中しやすくなる

商品撮影代行の2つ目のメリットは、「自社の本業に集中しやすくなる」ことです。

商品撮影はEC事業における一工程に過ぎません。売上や顧客行動の分析、仕入れ、マーケティング施策の改善など、やるべきことは山積みです。これらの業務にあたるのは、やはり自社の方向性や商品について深く理解した自社従業員が適しています。

写真撮影のような専門性が高いものの自社従業員がやる必要のない業務を外注することで、自社の本業に集中しやすくなるでしょう。

ジャンルに合った高品質な写真が手に入る

商品撮影代行の3つ目のメリットは、「ジャンルに合った高品質な写真が手に入る」ことです。

撮影会社には食品やアパレルなど、それぞれ得意ジャンルがあります。自社の扱う商品の撮影を得意とする撮影会社に依頼することで、その商品の魅力を最大限に伝える写真が撮れるでしょう。

食料品の撮影を得意とする撮影会社には、必要に応じてフードコーディネーターが盛り付けやシズル感の演出をしてくれるところもあります。このような付帯サービスも踏まえて依頼先を選ぶのがいいでしょう。

商品撮影代行を利用するデメリット

商品撮影代行には、納品までに時間やコミュニケーションコストがかかるデメリットもあります。自社に合った会社を選ぶためにも、これらのデメリットについて理解しておきましょう。

依頼から納品までに時間がかかる

自社で商品撮影をするよりも撮影会社に依頼する方が、商品写真の完成までに時間がかかるでしょう。依頼内容や撮影のイメージを決め、それを正しく伝え、必要に応じて撮り直しも発生するためです。

郵送撮影なら商品を送らなければならず、スタジオ撮影や出張撮影でも立ち合いをする場合はスケジュール調整をしなければなりません。

余裕をもって依頼を出すこと、掲載までのスケジュール感を伝えてすり合わせをしておくことが大切です。

コミュニケーションコストがかかる

撮影会社やフリーカメラマンなどに商品撮影を依頼する場合、コミュニケーションコストがかかります。自社従業員なら商品やショップのコンセプトを熟知し、撮影イメージも感覚的につかんでくれるかもしれませんが、外部に同じことを求めるのは難しいでしょう。

商品の撮り直しが必要な場合はその依頼を出し、撮影イメージを改めて伝えなおさなければなりません。イメージのすり合わせややり取りに時間と労力がかかることを念頭に置き、それを踏まえたスケジュールを組みましょう。

商品撮影代行の選定ポイント

商品撮影代行の依頼先は次の5ポイントを軸に選びましょう。

• 費用
• 品質
• 撮影の種類
• 業務範囲
• 相性

費用

商品撮影代行を選ぶ1つ目のポイントは、「費用」です。サービスの内容や実力が近い会社なら、なるべく費用の低い会社を選びましょう。

ただ、費用だけで依頼先を決めるのはおすすめできません。実績と実力のある撮影会社に依頼しなければ、商品の魅力を伝えきれず売上も下がるでしょう。自社と相性の悪い会社に依頼してしまうとコミュニケーションコストが大きくなり、従業員がほかの業務に集中しづらくなります。

依頼先は実力や自社との相性で選ぶこと。費用は実力やサービス内容が同程度の会社があるときの判断材料の1つとして捉えておきましょう。

品質

商品撮影代行を選ぶ2つ目のポイントは、「品質」です。商品写真の品質は売れ行きを左右する大切な要素です。腕のいいカメラマン・編集者がいる会社を選びましょう。

写真の品質を左右するのは撮影や編集だけではありません。アパレルなら商品の見せ方やモデルの使い方、食品なら盛り付けなども重要です。

撮影の種類

商品撮影代行を選ぶ3つ目のポイントは、「撮影の種類」です。物撮り・モデル撮り・イメージ撮り・動画撮影など、自社にどの撮影が必要なのかを明らかにし、それに対応した会社を選びましょう。

業務範囲

商品撮影代行を選ぶ4つ目のポイントは、「業務範囲」です。商品の盛り付けや着用イメージの決定、撮り直しなど、どんな業務にはどの程度対応しているのかをチェックしておきましょう。

相性

商品撮影代行を選ぶ5つ目のポイントは、「相性」です。自社の扱う商品ジャンルに強いことはもちろん、担当者の人柄や相性も大切です。

自社と撮影会社の担当者同士の相性が悪いと、意思疎通に時間がかかってしまいます。特に商品撮影では撮影イメージを正しく伝えることが重要なので、話しやすさや相手方の理解力もチェックしておきたいです。

TORUN

• 利用者数No.1サービス（SEMrushを用いた調べ：2021年10月時点）
• シンプルな物撮りからこだわりのイメージカットまで幅広く対応
• 面倒な作業なく高品質な商品写真を納品

TORUNはEC・D2C事業者向けのオンライン物撮りサービスです。オンライン購入が当たり前の今、商品撮影や物撮りの品質は重要です。

クリック率や購入率を上げたい、世界観を表現したいと言った悩みに応えます。オンラインに特化することで、高品質、簡単発注、明朗価格を実現しました。

商品撮影・クリエイティブ制作が驚くほど楽になり、お客様は撮影イメージのヒアリングと納品のチェックだけで完結します。

TORUN

おまかせWeb商品撮影

• 各種部品や消耗品など対応のカテゴリも幅広い
• 費用がわかりやすい
• 24時間WEBから注文可能

おまかせWEB商品撮影は、商品撮影やモデル撮影を中心に、ECで利用する画像や映像、各種制作物を依頼できます。

目的に合わせてカテゴリや難易度、立ち合い出張などどんなシーンにも活用できるプランが用意されており魅力的です。

アパレルや雑貨、日用品や消耗品や工業製品など、幅広い商品カテゴリーの撮影にも対応しているため、新しくECを始める人は安心して利用できるでしょう。

おまかせWeb商品撮影

商品写真ドットコム

• 「きれい・安い・速い・簡単」の4拍子揃っている
• 仕上げの色調整まで実施
• 電話で簡単にお申込み

商品写真ドットコムは「商品写真」専門の物撮りスタジオです。プロのカメラマンが「美しく」さらに「格安」で物撮り代行を行います。

プロの証である（社）日本広告写真家協会（APA）会員によるプロのカメラマンが、経験と培った技術・センスで商品の売上UPに貢献してくれます。

撮影メニューも豊富で、自身のプランにあったものを電話で簡単に申し込むことが可能です。

商品写真ドットコム

食品に強い商品撮影代行2選

株式会社バックス

• 料理専門の撮影会社
• 全ての撮影にフードコーディネーターがいる
• プロの技が光るレシピ動画で購買を促進

株式会社バックスは料理専門の撮影会社です。CM用のシズル料理やレシピ動画、パッケージ撮影など、どんな料理の撮影でも魅力ある企画にします。

料理撮影では在籍のフードコーディネーターが、思わず食べたくなる、買いたくなる写真を追求します。

スタジオ使用料や食器も無料で使用でき、種類も豊富なのでオリジナルの魅力を伝えることができるでしょう。

株式会社バックス

オージーフーズ

• 食品撮影専門のスタジオを所有
• フードコーディネーターのノウハウで売れる写真に
• 食のプロとしてお客様の満足を追求

オージーフーズは「食」という文化を通じて世界中に幅広い貢献を行っており、「安心」と「高品質」の商品を目指しています。

プロのフードコーディネーターが会社にいるため、彼らならではの写真演出を提案・実演してもらえるでしょう。また食品を撮影し続けて、食品撮影専門のカメラマンもいます。

料理動画ではYouTube動画やシズル感動画、Instagram動画など幅広く活用できるため、媒体に応じて商品の魅了を伝えていくことができます。

オージーフーズ

アパレルに強い商品撮影代行2選

バーチャルイン

• 楽天GOLD SERVICE17回連続認定
• 豊富なプラン
• 無料お試しサービス

バーチャルインは、画像によるコミュニケーションを創る、画像ソリューションカンパニーです。

モデル撮影、商品撮影、イメージ撮影、メイン画像、詳細撮影において楽天GOLD SERVICEに認定されているため、安心して撮影をお任せできます。

撮影もデザイン制作も豊富なプランがあり、目的に合わせて選べます。

商品・モデル撮影から、画像加工・制作まで、無料お試しサービスを設けており、商品の品質やクオリティを確認できます。

バーチャルイン

boutique star

• 350ブランドのECサイトの制作・運用実績
• ECサイト制作・構築・運営トータルソリューション
• 予算・要望に応じたECサイト構築方法の提案

boutique starは、ファッション分野に特化したECサイト制作や運営代行を行う会社です。

無名の新ブランド立ち上げから老舗有名ブランドまで対応し、約350ブランドのECサイトの制作・運用実績があります。

ECサイトの制作・構築だけでなく、戦略企画プロモーション施策、ウェブ解析など、クリエイティブとマーケティング戦略をトータルで提供します。

自社の予算や要望に応じて、最適なECサイト構築方法の提案をします。無料相談も行っているため、気軽に利用できるでしょう。

boutique star

動画に強い商品撮影代行2選

トルデ

• 低価格＆ハイクオリティ
• どんな動画でも「まるっとおまかせ」
• 最短14営業日後に納品

トルデは、商品の魅力を最大限に引き出す動画制作サービスです。

人的・時間的コスト削減による低価格を実現し、テレビCM級のハイクオリティな映像を15万円〜制作できます。

簡単なヒアリングシートの記入と1回の打ち合わせのみで商品動画の制作の発注ができます。

年間でら200現場以上を担当するプロが、企画〜納品までワンストップで担当するため、大幅な時間短縮を実現し、最短14営業日で納品します。

トルデ

スタジオキャドル

• どんな撮影も可能
• 特殊技術への対応
• 日本有数合計200坪の自社撮影スタジオ

スタジオキャドルは、創業40年の広告・料理・モデル撮影など、写真と映像のプロ集団です。

プレゼン用の簡易的な撮影から、大規模な撮影まで、スピード感のあるディレクションと高いクオリティ、お手頃な価格で行います。

シズル演出や、鏡面反射合成などの複雑なレタッチなど、特殊技術にも対応しています。

2つの大型スタジオと機動性の高い小規模スタジオを構えています。大型スタジオでは、大規模な広告撮影や大量撮影もできます。

スタジオキャドル

商品撮影代行を活用し、ECサイトの売上アップを目指そう

商品撮影代行を活用することで、ECサイトの売上アップを目指しやすくなるでしょう。商品の魅力が伝わる写真は売れ行きを伸ばし、撮影を外部に任せることで自社従業員はコア業務に集中しやすくなるからです。

そのために重要なのが、自社に合った撮影会社を選ぶことです。自社の扱う商品ジャンルに強いことはもちろん、意思疎通のしやすさや付帯サービスの内容なども踏まえ、相性のいい会社を探しましょう。

意思疎通のしやすさや担当者との相性を見極めるには、撮影会社の公式HPを見るだけでは不十分です。問い合わせや打ち合わせを通して、相手方と実際に話してみることで相性の良し悪しも見えてくるでしょう。

本記事で紹介した9社の中に気になる会社があったら、まずは公式HPをチェックしてみましょう。公式HPを見てわからないことがあったら問い合わせをして、不明点や疑問点をなくしてから依頼するかどうかを決めてください。