ショールーミングとは|店舗の問題点と対策方法・EC連動による新たなストアモデル事例3選

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最終更新日:
2020/01/10

ショールーミングとは

ショールーミングとは商品を購入する際に、実店舗に足を運び価格や機能などを確かめ、その後ECサイトなどWebサイトで購入する消費者の行動を指します。

店舗で接客したが実際は別のサイトで購入するといった店舗事業者もいるのではないでしょうか。今回はショールーミングの問題点と対策方法を解説しながら、ECサイトと連動したら新たなストアモデルの事例を紹介していきます。

ショールーミングが起こる消費者行動の理由

消費者がショールーミングを行う行動原理や理由は、購入を検討している商品の機能や価格、口コミなどさまざまな情報を集めるためです。

そのため、ネットショップで購入することを目的としておらず、実際に店舗で商品の情報を確認し、購入するかを判断するために消費者は実店舗に行きます。

ウェブルーミング、オンライン検索後に店舗へ向かう顧客

ウェブルーミングはショールーミングとは真逆の行動で、インターネットで商品の情報収集を行い、実店舗で直接商品を購入する消費者行動です。

統計データでは 両者の比率はショールーミング43%、ウェブルーミング69%と実店舗で購入する消費者のほうが多いという結果もあります。

さまざまな端末が普及したことで、 消費者の情報取得量は大きく増え、またネット情報でも購入できる状態になっています。

しかし、豊富な情報に触れても実際の商品を触ってみたい、色合いを確かめたいといった実店舗ならではの体験も意思決定には重要な要素といえます。

そのため店舗で購入しない消費者をないがしろにするのではなく、オンラインも含めたWeb上でのトータル施策重要といえます。

ショールーミング問題は店舗の顧客体験、O2O施策と4つの対策方法

ではなぜショールーミングを行う消費者もいるのでしょうか。実店舗では商品を販売する場所でもあり、実際に自分の目で確認し接客を受けることができる貴重な店舗体験の機会でもあります。

オンラインで商品を購入するショールーミングという行動は、店舗で購入する必要がないと考えることが理由の1つでもあります。ここからはO2OオムニチャネルなどのWebとリアルをとおした対策方法を紹介していきます。

(1)店舗内での顧客への情報提供

ショールーミングの消費者行動は対策をしたとしても抑えることが、難しい場合もあるでしょう。

店舗から顧客へ情報提供の場として利用してもらうことも1つの考え方です。情報を提供することで、顧客が必要としている情報を与えられるため、店舗で購入を考えたりします。

ECサイトと店舗で価格を比較した際に店舗が高ければ、そちらで購入をする可能性もあります。そうなると販売機会を逃すことにもなるため、情報を提供することで中長期の店舗への誘導やオンラインでの購買につなげることも可能です。

(2)実店舗ならではの接客・店舗体験

ECサイトでは顧客が一方的に購入をしますが、実店舗ではスタッフが接客を対応して顧客が購入を検討します。

大手ネットショップ「Amazon」では発送サービスが迅速に行われており、交換や修理なども対応しています。一方で実店舗ならではの商品アドバイスや、コーディネートといった顧客体験は、Web上では難しいものです。

例えばアメリカNIKEの店舗では、実店舗のみで顧客に合わせたオリジナルのカラーコーディネートシューズを提供しています。実際に足を運ぶ必然性をもたせながら、店舗スタッフの提案による唯一の体験を提供しています。

(3)O2O展開によるオンライン・オフラインのリピート施策

またO2Oやオムニチャネル戦略を展開することで、実店舗に訪れた顧客だけではなくネットショップでの購買につなげる方法も有効な手段といえます。

店舗に来店したユーザーに対して、店舗アプリ会員管理システムポイントシステムなどで会員登録へ誘導し、クーポンやメルマガでの購買誘導も可能です。

また、会員化させることで定期的にメールやクーポンを配信することで、リピート施策として顧客単価を高めていくことにもつながります。

(4)オムニチャネル戦略によるEC連動のキャンペーン

オムニチャネルの考え方は、店舗やネットショップを分けて考えるのではなくそれぞれが購買につながる接点として捉える発想です。

例えば実店舗でのよくある事象としては、消費者が来店しても在庫がないこともあります。そうした際にECサイトから商品発想することで、サービス提供につながります。

また、逆のパターンでGoogleマイビジネスやSNSなどオンラインから店舗に誘導していくことで、相互に集客しあうことも重要です。

ECと店舗が連動したショールーミングストア事例3選

ここからは実際にショールーミングを行う消費者に対して、実際の店舗がどのように向きあっているかといった事例を紹介していきます。

ショールーミングストアとは

ショールーミングストアとは店舗の捉え方を顧客が商品選定や試着ができるように特化して、商品購入を店舗ではなくアプリやサイトでの購買誘導につなげる携帯の店舗を指します。

ショールーミングストアはでは商品の受け取りや決済をアプリなどのオンラインで行うため、スムーズな購買体験につなげることが可能です。

有名店舗やブランド店が実際に行っているショールーミングストア事例を見ていきましょう。

ZARA:QRコードを活用した通販連動の仕組み

ZARAではQRコードを活用した通販連動の仕組みを活用しています。実店舗では試着や接客など実店舗ならではの良さとECサイトの利便性を合わせたシステムです。ZARAのアプリを利用することで、商品の情報を確認できます。また事前に試着の予約ができるため、待ち時間がありません。試着できるようになればプッシュ通知が顧客に届くため、その間は自由に行動することが可能なサービスです。

詳細はこちら: https://netshop.impress.co.jp/node/5440

GU:専用アプリでアバターコーディネート

原宿にあるGUでは店舗内にデジタルサイネージが設置されており、顧客のアバターを作成して商品を代わりに試着できるサービスを展開しています。試着の手間を省けて、実際に店舗に行かずに何処からでもコーディネートさせることができます。

詳細はこちら: https://video-academy.jp/blog/industry-news/6969/

THIRD MAGAZINE:EC購入のフィッティングルームとして考える

THIRD MAGAZINEでは大人の女性にターゲットを絞っており、店舗では試着や上質な接客を受けることが可能で、購入はECサイトで行うことができます。顧客と信頼関係を築くことができるため、リピーターを増やすことが可能で業務もシンプルにできるため、高品質のサービスが提供できます。

詳細はこちら: https://lexus.jp/magazine/20181203/277/exp_third_magazine.html

EC・店舗の融合でアパレルのフィッティング課題を解決

アパレル業界ではフィッティングが課題ですが、EC・店舗の融合によって解決することが可能です。ECサイトの課題は商品の情報は確認できますが、サイズ感を実際に自分で試着するわけではないため、わからないことも多々あります。

ですが実店舗と融合することでサイズ感を解決することが可能です。また実店舗で目的としている商品を手に取り、質感やレビューなどを確認できて、商品の購入を検討もできます。

ショールーミングを行う顧客にも商品を購入してもらうことができれば、売上を伸ばすことも可能です。店舗の問題点を解決しEC・店舗の融合をしてみてはいかがでしょうか。

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