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低価格でできる3つのWeb集客と、それぞれのメリット・デメリット

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低価格でできるWeb集客1.コンテンツSEO

コンテンツSEOとは、自社ブログやオウンドメディアなどにコンテンツ(記事)をアップしGoogle Chromeなどの検索エンジンからの集客を狙う方法です。ほかの方法と比べて確度の高いユーザーを集めやすい反面、手間と時間がかかるデメリットもあります。

SEOは「Search Engine Optimization」の略で、日本語にすると「検索エンジン最適化」となります。自社サイトを検索エンジンに最適化させることで、検索結果での上位表示を狙います。

検索結果からWebページに訪れるユーザーには、ある程度明確なニーズがあるはずです。たとえば「モニター」と検索するユーザーは、モニターが欲しいユーザーでしょう。

このような確度の高いユーザーを集めやすい施策として、多くの企業・店舗がコンテンツSEOに取り組んでいます。

【メリット】自由度が高く、記事のブラッシュアップもしやすい

コンテンツSEOは自社サイトに記事をアップし続けていくWeb集客です。集客の媒体が自社メディアであるため、自由度が高く、記事の修正や更新もしやすいの特徴です。

例えば、SNSには、各SNSの制約やルールがあります。Twitterには基本的に140字の文字数制限が、Instagramには「画像なしの、テキストのみの投稿はできない」という縛りがあります。

自社メディアにはこのような縛りはありません。アップする記事のボリュームや内容はもちろん、画像や動画の埋め込み、Webサイト全体のデザインも自由です。

アップロードした記事は、後からいつでも編集できます。記事の表示順位や離脱率などを分析し、1本ずつブラッシュアップしていくことで、より高い成果を得られるでしょう。

【デメリット】それなりのスキルが求められ、時間と労力もかかる

コンテンツSEOのデメリットは、それなりのスキルが求められること、成果が出るまで時間と労力がかかることです。

コンテンツSEOは先述の通り、多くの企業や店舗が取り組むWeb集客です。そのためライバルも多いです。

SEOでは主にGoogleの検索エンジン「Google Chrome」への対策をすることになりますが、Googleはどのような記事を上位表示させているのか、アルゴリズムの詳細は明かしていません。

ただ、SEOに知見がある人の発信はSNSやブログで簡単に確認できます。Googleはアルゴリズムの詳細こそ明かしていないものの、「ユーザーの役に立つ記事を上位表示させたい」という方針は明かしており、これは一度もブレたことがありません。

SNSやWebサイトでSEOについて学ぶこと、とにかくユーザー目線で記事を作ることを意識すれば、未経験からでも少しずつ成果を高めていけるでしょう。

ただし、そのためには膨大な時間がかかります。SEOについて学ぶ時間、記事を書く時間、記事やWebサイト全体の分析をして改善する時間が必要です。

メディア立ち上げから、最低でも6ヵ月は大きな成果は出ないと考えておいた方がいいでしょう。

コンテンツSEOは確度の高い見込み客の獲得・育成におすすめ

検索エンジンからの集客を狙うコンテンツSEOは、確度の高い見込み客の獲得に向いています。内部リンクも自由に入れられるため、サイト内を回遊させながら、「なぜこの商品やサービスが必要なのか」を見込み客に理解させ育成していくこともできます。

実店舗やECサイトのWeb集客にコンテンツSEOを活用するなら、こちらの記事もぜひお読みください。自社サイト・ブログに人を集める方法、集客を売上につなげるコツについて解説しています。

低価格でできるWeb集客2.SNS運用

費用も労力もかけられないという場合におすすめのWeb集客として、SNS運用が挙げられます。企業や店舗、ブランドなどの公式アカウントを解説し、SNSで日々発信するWeb集客です。

コンテンツSEOと異なり、SNSへの投稿は簡単にできます。拡散力も高く、ユーザーとのコミュニケーションも取りやすいため、新規獲得から見込み客やロイヤルカスタマーの育成までさまざまな目的に活用できるでしょう。

【メリット】始めるハードルが低く継続しやすい

SNS運用のメリットは、何といっても始めやすく続けやすいことでしょう。

SNSの種類にもよりますが、公式アカウントの開設にかかる時間は30分もあれば十分です。SNSに慣れている人なら、5分ほどでアカウント開設ができるでしょう。

プロフィールの内容や画像はしっかり作り込む必要がありますが、これらは後からいくらでも更新できます。

何よりSNSでは一つひとつの投稿にかかる負担が少ないです。コンテンツSEOでは1記事3,000字ほどの記事を書いていきたいところですが、SNSなら1投稿あたり数十~数百字で十分です。

SNSは更新頻度が大切ですが、一つひとつの投稿のハードルは低く、無理なく続けられるでしょう。

【デメリット】SNSの種類が多く、コツコツ続けなければならない

SNSへの一つひとつの投稿にはあまり労力がかかりませんが、投稿はできれば毎日、定期的に続けなければなりません。更新頻度の低いアカウントはフォローされづらい・フォロー解除されやすいです。

また、SNSにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴も適した集客フェーズも異なります。本気でWeb集客をしている人の中には、2~3個のSNSで毎日投稿をするのは当たり前という人もいます。

各SNSの特徴を捉え戦略的に組み合わせること、複数のSNSで定期的に発信することが大切です。コンテンツSEOよりは続けやすいものの、長期戦覚悟で取り組まなければなりません。

Web集客をとりあえず始めたいなら、まずはSNS運用を

SNS運用は長期戦前提のWeb集客ですが、それはコンテンツSEOやYouTubeも同じです。これらのWeb集客と比べれば、SNS運用の方がずっとはじめやすく、続けやすいでしょう。

Web集客をとりあえず始めたいという方は、各SNSの特徴と適した集客フェーズだけ把握して、気になるSNSを1つはじめてみることをおすすめします。

SNSの種類特徴と適した集客フェーズ
Twitter圧倒的な拡散力が特徴。
認知拡大や他チャネルへの送客に適している。
Instagram画像や短い動画を使い、そのアカウントならではの世界観をつくれるのが特徴。
ユーザーとのコミュニケーションも取りやすく、見込み客の育成やファン化に強い。
LINE拡散力は低いが、ユーザー数の多さと
自社アカウントをトーク画面に表示できるメリットは大きい。
再来店の促進やリピーターの獲得に強い。
Web集客に強い3つのSNSと、それぞれの強み

SNSを使ったWeb集客や、各SNSの詳しい特徴と組み合わせ方については、こちらの記事で解説しています。

低価格でできるWeb集客3.MEO

MEOはSEOのマップ版のようなWeb集客です。GoogleMAPやGoogle Chrome上部などに、企業や店舗の「Googleビジネスプロフィール」を表示させます。

Googleビジネスプロフィールとは、企業や店舗の所在地・電話番号・営業時間などの基本情報や画像などの投稿、ユーザーからのレビューを表示するサービスです。Googleのアカウントがあれば、企業・店舗オーナーなら誰でも無料ではじめられます。

【メリット】はじめやすく効果が得やすい

MEOもSNS運用と同じく、はじめやすく続けやすいWeb集客です。Googleビジネスプロフィールの登録・設定さえ済めば、とりあえずはMEOをはじめられます。

確度の高い見込み客を集めやすく、効果が得やすいのもMEOの特徴です。たとえばGoogle ChromeやGoogleMAPで「新宿駅 居酒屋」と検索する人のほとんどは、新宿駅近辺で飲みたい人、居酒屋を予約したい人でしょう。

Googleビジネスプロフィールには、ユーザーが口コミ・レビューを投稿することもできます。客観的な評価であるレビューは他ユーザーからも信頼されやすく、いいレビューが増えれば集客効果はさらに高くなるでしょう。

なお、Googleビジネスプロフィールには画像を投稿できます。画像を使って店内の雰囲気やメニューの詳細を伝えていくことで、集客効果は高まるでしょう。

【デメリット】ネガティブなレビューが目立つことも

MEOではGoogleビジネスプロフィールの上位表示を狙うことになります。GoogleビジネスプロフィールはGoogleMAPはもちろん、Google Chromeでも目立つ位置に表示されるため、実店舗のWeb集客において強力な武器となるでしょう。

しかし、Googleビジネスプロフィールの口コミ機能が仇となることもあります。

Googleビジネスプロフィールについた口コミは、Googleに申請することで削除できますが、削除できるのはGoogleのポリシーに違反している口コミのみです。

誹謗中傷レベルの内容なら削除できるでしょうが、「評価が低い」「内容が不満」というだけでは削除できません。

勝手な決め付けや誤解でネガティブな口コミを付けられてしまうこともあるでしょう。サービスに満足していてお店を継続利用してくれるものの、口コミは付けてくれないという人もいます。

知名度の低いお店は口コミが付きづらく、「たまたまひとつだけ付いた口コミがとてもネガティブなもので、新規獲得の足かせになっている」ということも起こり得ます。

ネガティブな口コミが付かないようお客さま対応に細心の注意を払う、得意客に口コミ投稿をお願いしてみるなどの工夫が必要かもしれません。

実店舗のWeb集客はMEOからはじめよう

MEOで成果を出すにはそれなりの対策をしなければなりませんが、Googleビジネスプロフィールの登録にはあまり時間と労力はかかりません。

まずはGoogleビジネスプロフィールに登録し、投稿やレビュー集めの工夫などには、少しずつ取り組んでいくといいでしょう。

サービスの品質がよければ、特に工夫をしなくとも、お店を気にいってくれたお客さまが高評価を付けていってくれる可能性もあります。

Googleビジネスプロフィールの登録方法や使い方、活用メリットなどはこちらの記事で解説しています。

まずは費用をかけずにWeb集客をはじめ、行き詰ったらコンサルティングやWeb広告を

ここまで紹介してきたWeb集客は、どれも低価格で始められるものです。

SEO・SNS運用・MEOにはそれぞれコンサルティングサービスもあり、これらを活用すれば、高い効果が比較的早く得られるかもしれません。

しかし、これらのWeb集客はどれも自社で、自力で取り組めるものです。運営に行き詰ったり、ノウハウをもっと蓄積したいと感じたりしたときに、コンサルティングサービスを活用するといいでしょう。

コンテンツSEOやSNS運用を続け、コンテンツ(記事や投稿)が増えてきたら、Web広告を出してみるのもいいでしょう。

Web広告で自社メディアやSNSの公式アカウントを宣伝し、認知拡大とブックマーク・フォローを増やすのです。

Web集客は低価格ではじめ、少しずつ予算を増やしていくのがベター

先述の通り、本記事で紹介したWeb集客はどれも低価格ではじめられます。作業のための時間と人手は必要ですが、自社で運用する限り費用はかかりません。

ただ、コンテンツSEOではSEOに関する知識が求められ、記事の作成やメディアの分析にはかなりの時間と労力がかかります。SNSへの一つひとつの投稿はすぐにできても、これを毎日続けること、他SNSと戦略的に組み合わせることは大変です。

まずは低価格でできるWeb集客からはじめ、少しずつ予算を増やし、コンサルティングやWeb広告などを活用するのがおすすめです。

これらのWeb集客の詳細や組み合わせ方については、こちらの記事で詳しく解説しています。Web集客をはじめる前に一読し、戦略や方向性を考えるための参考にしてみてください。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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