小規模施設におすすめのホテルシステム12選
ホテルシステムにはさまざまな種類がありますが、中には小規模施設に特化したシステムもあります。このようなシステムは必要な機能が低価格でコンパクトにまとまっていることも多く、システムの運用比を抑えられるでしょう。
サービス名 | イメージ | 初期費用 | 月額費用 | 対応業態 | 保守体制 | カスタマイズ | 機能 | 連携サイトコントローラー |
ホテルマネージャーシリーズ | お問合せ | お問合せ | 宿泊 宴会 婚礼 レストラン | 24時間/365日 専用ダイヤル開設/ コールセンター ワンストップ対応 | 可能 | 宿泊施設管理システム 婚礼/宴会システム 会場レイアウト作成ツール レストラン会計システム 売掛金管理/買掛金管理 発注仕入/全館売上管理 清掃管理/忘れ物管理 | TLリンカーン/ねっぱん! TEMAIRAZU/らく通 | |
Staysee | 0円 | 980円〜 | 宿泊 | お問合せ | お問合せ | 予約管理/客室一覧 客室一覧/売上管理 領収書発行 | TLリンカーン/ねっぱん! TEMAIRAZU/らく通 宿研サイトコントローラー | |
innto | 0円 | 199円 /1ベッド | 宿泊 | 365日24時間 お問い合わせ受付 | お問合せ | 予約管理/スケジュール管理 客室管理/売上管理 簡易レジ/顧客情報管理 | TLリンカーン/ねっぱん! TEMAIRAZU |
ホテルマネージャーシリーズ – フルビジネス/フルカスタマイズ/フルサポート
- 「フルビジネス」宿泊施設様の全館の各部門すべての業務をカバー
- 「フルカスタマイズ」宿泊施設様ごとの細かなニーズに応えられる
- 「フルサポート」24時間365日いつでもお問い合わせできる万全の保守体制
- 現場業務の最適化と顧客満足度の向上を支援するオプション機能が充実
- 体験型ショールームでシステムを実際に操作可能
ホテルマネージャーシリーズは、施設規模や業態を問わずに導入できる豊富なラインナップがそろったホテルシステムです。
サービス提供40年の実績を持つ老舗PMSメーカーのユーコム社が、「フルビジネス」「フルカスタマイズ」「フルサポート」の3本柱を強みとして、すべて自社開発しています。
Goope
- おしゃれな無料テンプレートで最短1日で予約機能付きホームページが完成
- 美容室&サロン・レッスン教室の月謝管理におすすめのクレジット継続課金
- 直感的に簡単予約サイト作成・予約上限数は無制限
- 事前決済でテイクアウト&カレンダー予約・スタッフ紹介ページ・SNSも連携
グーペは東証一部上場企業のGMOペパボが提供の無料で37種類のテンプレートが利用できる予約フォーム・事前決済機能がついたホームページ作成ツールです。操作も直感的で最短1日で完成することができ、コンテンツの更新などもスマートフォンからできるため簡単に自社HPを持つことができます。
また全プラン共通で予約機能・37種のおしゃれなテンプレート・カート機能・スタッフ紹介ページ・SNS連携(LINE/Instagram/Twitter)など豊富な機能がついているため、完全無料ツールより汎用性が高い作成ツールです。
一般的なHP作成機能のついた予約システムでは予約数上限・注文手数料が発生しますが、注文手数料は0円・予約上限は無制限で提供されています。そのためネット予約受付をしたい美容/サロン・テイクアウトHP持ちたい飲食店などにおすすめです。
加えてクレジットカード決済機能では自動継続課金の設定もできるため、レッスン教室・会員制サロン・エステなどでも利用できます。
無料トライアル期間も設けられているため、ぜひ一度思い通りのサイトが作れるか試してみましょう。
初期費用 | 月額費用 | 手数料 | 予約上限数 | テンプレート | 無料トライアル |
無料 | エコノミー:1,100円 ライト:1,650円 スタンダード:3,850円 | 販売手数料:0円 決済手数料:2.9% | 無制限 | エコノミー:37 ライト:37 スタンダード:無制限 | 15日間 |
Staysee
- 3ステップで簡単登録
- 初期導入費用無料
- 200以上の施設が導入
Staysee(ステイシー)は、旅館からゲストハウス、民泊まで管理できる予約管理システムです。保守費用無料で低価格で利用開始できるのが大きなメリットです。温泉旅館やビジネスホテルのノウハウを取り込んで、ユーザーに使いやすいシステムを構築しています。
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
0円 | 980円〜 | 3ヶ月 |
accommod
- タブレット1台で完結
- サイトコントローラーと連携可能
- 多言語対応など海外顧客にも対応
accommod(アコモド)は、小規模宿泊施設用のクラウドの予約管理システムです。チェックイン・チェックアウトなどのフロント業務から顧客管理まですべてタブレット1台で行えます。また、多言語対応やクレジットの事前決済など海外顧客にも対応したサービスになっています。
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
0円 | 宿泊料金の1% | 1週間 |
innto
- 1ベッド単位で導入可能
- 直感的で使いやすい画面設計
- クラウド型でどこでも利用可能
inntoは1ベッド単位から始められる宿泊管理システムです。トレーニングなしでも使える直感的な画面設計で、2018年GOOD DESIGN AWARDも受賞しています。また、クラウド型サービスのためどこでも利用が可能です。
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
0円 | 1ベッド199円 | 30日間 |
FRONT SYSTEM スマート
- 操作が簡単
- 基本機能が充実
- ハードのレンタルも可能
FRONT SYSTEM スマートは新日本コンピューターシステムが提供している宿泊予約管理システムです。月額料金も5,600円殻と低価格で開始でき、また、小規模ホテル旅館向けにカスタマイズしているため、基本機能がそろっていながら、余計な機能がなく操作も簡単です。
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
20,000円 | 5600円〜 | 0円 |
宿シス
- ユーザーの9割以上が小中規模宿泊施設
- シンプル機能でコストを削減
- 顧客・企業共に使いやすいUI
宿シスは、客室30室未満の小中規模宿泊施設向け予約管理システムです。
宿泊予約に必要な機能に絞ることで操作性を高め低コストでの運用を実現します。予約画面のUIは、顧客視点でのデザインにこだわり訪問屋に分かりやすく伝えることで見込み客を逃しません。シンプル操作で知識のない担当者でも、顧客の声をすぐに反映できるよう、プランや画像の追加などが簡単にできる設計にしています。無料体験版導入前に使用感を確認することも可能です。
初期費用 | 月額料金(1年契約) | 主な機能 | |
宿シス | 11,000円 | 7,700円 | クレジットカード決済/スマートフォン機能/カレンダー機能 お客様予約画面での外税表示機能/チョイス機能/メルマガ配信システム 日帰り予約対応/空室お知らせサービス/Googleアナリティクス・リスティング広告対応 |
宿シス・FAX機能付き | 11,000円 | 8,250円 | クレジットカード決済/スマートフォン機能/カレンダー機能 お客様予約画面での外税表示機能/チョイス機能/メルマガ配信システム 日帰り予約対応/空室お知らせサービス/Googleアナリティクス・リスティング広告対応 |
民宿・ペンション予約システム
- 豊富なテンプレートから用途に合ってものを選べる
- 無料あり!選べる7つのプラン
- 予約台帳としての活用も
民宿・ペンション予約システムは、予約可能な部屋情報を的確に案内できる予約システムです。
豊富な予約フォームテンプレートから用途にあったものを選べます。プランは無料のフリープランから全ての機能が揃ったパッケージプランまで全7種類、低コストで宿泊予約の自動受付システムの運用が可能です。
担当者機能は、予約管理をするためのサブアカウントを作成、スタッフごとにアカウントを用意して全員で情報管理ができます。電話や口頭での受付情報を代行登録することもでき、スタッフ共有の予約台帳としても活用可能です。
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 | |
フリープラン | 要問い合わせ | 0円 | 予約フォーム作成可能数:10個まで/予約受付期間:7日後まで/時刻の最小単位:15分 イベント作成可能範囲:7日後まで/イベント作成可能数:3個まで/イベントタイムライン作成可能数:1個まで 予約履歴保管件数:直近100件まで/保管できるお客様情報:100人まで/会員(メンバー)システム など |
ベーシックプラン | 要問い合わせ | 1,500円 | フリープランの全ての機能/Googleカレンダー連携/メールマガジン配信/500件(月)など |
プロフェッショナルプラン | 要問い合わせ | 3,000円 | ベーシックプランの全ての機能 |
プレミアムプラン | 要問い合わせ | 10,000円 | プロフェッショナルプランの全ての機能/多言語(5言語)/ファイル提出機能(Googleドライブ連携) 広告表示なし |
ベーシックパッケージ | 要問い合わせ | 3,000円 | 全てのベーシックプランの機能 |
プレミアムパッケージ | 要問い合わせ | 5,000円 | 全てのプロフェッショナルプランの機能 |
プレミアムパッケージ | 要問い合わせ | 15,000円 | 全てのプレミアムプランの機能 |
minpakuIN
- IT導入補助金で実質6ヶ月間無料(0円)・決済機能で現地支払い
- 電子署名でオンライン契約締結・宿泊予約サイトと自動連携
- パスポート情報取得で条例クリア・リモートロックで鍵の受け渡し不要
minpakuIN(民泊イン)は 日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語に対応した、民泊・ホテル向けのオンライン受付システムです。
特区民泊・民泊新法・旅館業の無人営業にも対応しており、パスポート情報・宿泊台帳・本人確認も1つで完結します。
またオンラインでの電子契約も可能で宿泊者のサインも遠隔締結、部屋割機能・24時間ビデオチャットで本人確認もトータルで支援をしてくれます。
今なら期間限定で実質6ヶ月間無料(0円)で利用が可能なため、今後の旅行客が増える時期に備えてぜひ無料導入を実施しておきましょう。
初期費用 | 月額費用 | 無料トライアル |
一棟プラン:10万円 戸建・一室のみ:10万円 ドミトリー:10万円 | 一棟プラン:5,000円~ 戸建・一室のみ:5,000円~ ドミトリー:5,000円~ | 実質6ヶ月無料 |
宿OH!
- 簡単操作
- 各種税金なども一括対応
- ペンタブレット、パスポート連携なども可能
宿OH!は民宿・ペンション向けの予約管理システムです。必要最低限の機能で高機能予約管理システムと同等のデータ管理が可能です。また、宿泊税や入湯税などにも簡単対応できます。その他ペンタブレットとの連携やパスポートリーダーとの連携も可能です。
初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
お問い合わせ | お問い合わせ | お問い合わせ |
小規模宿泊施設向けシステム
- 小規模宿泊施設特化型
- 宿泊業界専門のノウハウ
- 運用中の困りごともしっかりサポート
小規模宿泊施設向けシステムは、小規模(50室数以下)宿泊施設に特化したクラウド型宿泊管理システムで、宿泊業界専門の企業が開発しています。ホテルだけでなく、旅館やペンションなど小規模宿泊施設に必要な機能を集約させ、操作性にもこだわった設計です。
自社WEB予約システムと宿泊管理システムが一体化しており、簡単な設定で予約機能を自社ホームページに追加できます。サイトコントローラーで宿泊管理システムに自動連携が可能です。日本語のほか、英語・中国語・韓国語の4か国語に対応しています。
設定から稼働後も、24時間365日の無料サポートで安心して運用を実現します。
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 | |
プランA | 0円 | 宿泊賞金の1%(最低料金3.000円) | フロント機能/会計機能/予約管理機能 各種帳票類/食事集計表/食事集計表 リピーター検索機能/宿泊者カード機能 など |
プランB | 0円 | 25,000円 | フロント機能/会計機能/予約管理機能 各種帳票類/食事集計表/食事集計表 リピーター検索機能/宿泊者カード機能 など |
HMS Light
- 簡単さにこだわった仕様
- 豊富な機能でもリーズナブル
- 最適なオペレーション方法を提案してくれる
HMS Lightは、ホテル業務に徹底的に合わせた操作性で業務率を向上させる小規模施設向けのホテルマネジメントシステムです。
約1時間で基本操作が取得できたり、予約からチェックアウトまでを一画面で操作できたり「簡単さ」に特化したシンプル設計です。サイトコントローラー連携で予約登録業務と管理の負担を軽減します。予約管理、フロント業務、顧客管理など豊富な機能を備えています。
オペレーションに合わせたカスタマイズや外部連携で、宿泊施設ごとの理想のオペレーションを実現できるでしょう。導入後も宿泊業務に精通したエンジニアがサポートを行うので安心して運用できます。
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | 予約管理/フロント業務/帳票出力 顧客管理/施設管理 など |
小規模ホテルこそ直接予約を増やすべき4つの理由
小規模ホテルこそ自社Webサイトを作り込み、直接予約を増やすための取り組みをすべきです。小規模ホテルにとって直接予約が大切である、4つの理由を紹介します。
直接予約は手数料がかからない
小規模ホテルこそ直接予約を増やすべき1つ目の理由は、「直接予約は手数料がかからない」ことです。
OTAは集客力がありますが、OTAからの予約には手数料がかかります。当然、手数料の分、自社の利益は減ってしまいます。
これは大規模ホテルも小規模ホテルも変わりませんが、大規模なホテル、大企業が運営するチェーンのホテルは資金力が高いです。
資金力の面で不利な小規模ホテルこそ、直接予約を増やし、少しでも利益率を高めたいものです。
小規模ホテルはOTAの掲載順位を上げづらい?
小規模ホテルこそ直接予約を増やすべき2つ目の理由は、「小規模ホテルはOTAの掲載順位を上げづらい?」です。
じゃらんや楽天トラベルなどのOTAにはそれぞれアルゴリズム(掲載順位などを決めるための仕組み)があり、これは明かされていません。
しかし、一般的には「在庫数」「過去実績」「口コミの点数」「情報や画像の量」などが重要だといわれています。
これらの要素は部屋数もリソースも多い大規模ホテルの方が充実させやすいでしょう。小規模ホテルが上位に掲載されていることもありますが、それには時間と手間をかけて、順位改善の試行錯誤をしていかなければなりません。
OTAの検索順位を上げるための工夫も大切ですが、大規模ホテルに対して不利であると考え、自社Webサイトからの予約を増やすための工夫もすべきでしょう。
自社サイトの方が自由度が高く、ホテルの魅力を伝えやすい
小規模ホテルこそ直接予約を増やすべき3つ目の理由は、「自社サイトの方が自由度が高く、ホテルの魅力を伝えやすい」ことです。
OTAにはそれぞれフォーマットやルールがあり、プランやホテルの詳細ページの構成も決まっています。OTAではホテルの魅力すべてを伝えるのは難しいでしょう。
しかし、自社サイトなら自由に作り込めます。自社サイトを作り込むことで、Google Chromeなどのブラウザでの掲載順位も上がるでしょう。
自社サイトの作り込みには時間も手間もかかります。どうせやるなら、自社サイトからの直接予約が増えるような仕組みを取り入れるべきでしょう。
直接予約を好むお客さまもいる
小規模ホテルこそ直接予約を増やすべき4つ目の理由は、「直接予約を好むお客さまもいる」ことです。
お客さまの中には自社サイトからの直接予約を好む人もいます。直接予約には特典がついていたりお得だったりすることが多いと思っている人もいれば、ホテルが好きで、手数料のかからない直接予約をすることでホテルを応援しようと考えてくれる人もいるでしょう。
このようなお客さまにアプローチできるよう、自社サイトを作り込むこと、システムを活用し予約しやすい仕組みづくりをすることが大切です。
小規模ホテルが直接予約を増やすための5つの戦略
ホテルの規模にかかわらず、直接予約が多いに越したことはありません。しかし、資金力やリソースの面でハンデがある小規模ホテルだからこそ、直接予約の重要性がより高いともいえます。
では、リソースが限られた小規模ホテルが直接予約を増やすためにはどうすればいいのか、5つの戦略を提案します。
ホテルの公式サイトを作り込む
小規模ホテルが直接予約を増やすための1つ目の戦略は、「ホテルの公式サイトを作り込む」ことです。
先述の通り、OTAにはそれぞれ決まったフォーマットやルールがあるため、ページを作り込むにしても限界があります。
OTAを見て「このホテルが気になる」と感じた人が、ホテルの名前で検索をかけ、自社サイトを見に来てくれることもあるでしょう。
まずはホテルの公式サイトを作り込み、そのホテルがどんなホテルなのか、どんな魅力があるのかを余すことなく伝えましょう。
公式サイトをレスポンシブデザイン対応に
小規模ホテルが直接予約を増やすための4つ目の戦略は、「公式サイトをレスポンシブデザイン対応にする」ことです。
レスポンシブデザインとは、どんな端末でも見やすいように、端末に応じてWebページの表示を変えることです。レスポンシブデザイン対応のWebページはPCとスマホ・タブレットで表示のされ方が異なります。
最近はスマホからホテルの公式サイトを見たり予約したりする人が多いです。しかし、「PCの大きな画面でホテルを探したい」「出張のために会社のPCからホテルを探す」といった人たちもいます。
「スマホ・タブレットで見やすければいい」ということはありません。スマホ・タブレットでも、PCでも、見やすく予約しやすい公式サイトを作りましょう。
公式サイトに予約システムを組み込む
小規模ホテルが直接予約を増やすための3つ目の戦略は、「公式サイトに予約システムを組み込む」ことです。
記事冒頭で紹介したような宿泊予約システムを活用することで、お客さまにとって使いやすい予約画面を、ホテルの公式サイトに簡単に組み込めます。もちろん、プログラミングのスキルや知識はいりません。
システムを活用すれば予約カレンダーをサイトに埋め込んだり、空室状況を自動で、リアルタイムにカレンダーに反映したりもできます。
サイトコントローラーとシステムを連携させることで、OTAと直接予約の両方を自動反映させることも可能です。これにより、ダブルブッキングやオーバーブッキングを防いだり、フロント・予約業務を効率化したりできるでしょう。
電話予約がしやすくなるよう工夫する
小規模ホテルが直接予約を増やすための4つ目の戦略は、「電話予約がしやすくなるよう工夫する」ことです。
公式サイトに予約カレンダーを埋め込み、24時間365日、Webから予約できるようにすることは大切です。
しかし、電話予約をおざなりにしてはいけません。予約を入れる前に確認したいことがある人、Webやスマホの操作が得意でない人など、電話予約を好む人もいます。
電話番号をわかりやすい場所に大きく表示する、「お気軽にお電話ください」などの文言を添えて電話しやすい雰囲気をつくるなど、電話予約がしやすくなるような工夫をしましょう。
直接予約ならではのメリットをつくり、アピールする
小規模ホテルが直接予約を増やすための5つ目の戦略は、「直接予約ならではのメリットをつくり、アピールする」ことです。
直接予約に特典をつけたり、限定プランを作ったり、直接予約ならではのメリットを打ち出しましょう。
直接予約のメリットをお客さまに知ってもらうための工夫も大切です。公式サイトのわかりやすい場所に特定や限定プランについて掲示したり、SNSで定期的に発信したり、アピールのための取り組みにも力を入れましょう。
宿泊予約システムの主な機能
宿泊予約システムの主な機能は次の通りです。
機能 | 概要 |
予約の受付・管理 | Webから予約を受け付けたり、入った予約を管理したりする機能 |
顧客管理 | 宿泊者・宿泊予約者の情報を自動登録できる機能 |
プランの作成・管理 | 宿泊プランの作成・管理はもちろん、 シーズンに応じた料金設定や会員割引などに対応できるシステムも。 |
予約カレンダー | ホテルの公式サイトに予約カレンダーを埋め込む機能。 空室状況はカレンダーに、リアルタイムで反映される。 |
オンライン決済・事前決済 | 予約画面で事前決済ができる機能。 クレジットだけでなく、電子マネーに対応したシステムも。 |
サイトコントローラー連携 | OTAからの予約を管理するサイトコントローラーと連携する機能。 連携により、直接予約とOTAからの予約を一元管理できる。 |
会員機能 | 予約画面で会員登録を促したり、会員情報を管理したりできる機能。 会員専用プランや会員ポイントなどを管理できるシステムも。 |
宿泊予約システムを導入するメリット
宿泊予約システムを導入することで、ホテルの公式サイトから24時間365日、自動で予約が受け付けられるようになります。Webから入った予約はシステムに自動で登録され、空室状況にリアルタイムに反映されます。
それにより、次のようなメリットが享受できるでしょう。
- 機会損失・予約の取り逃しの防止
- 直接予約の促進・増加
- 予約・フロント業務の効率化
- 人的ミス・ダブルブッキングの防止
- 顧客管理機能を活用したマーケティング強化 など
宿泊予約システムの選び方
小規模ホテルにこそ、直接予約の増加につながる宿泊予約システムは必要です。
しかし、宿泊予約システムなら何でもいいわけではありません。自社の状況に合ったシステムを選ぶことで、直接予約の増加だけでなく、コスト削減や業務効率化などのメリットを最大化できるでしょう。
宿泊予約システムを選ぶ4つのポイントを紹介します。
既存のシステムや予約サイトとの連携
宿泊予約システムを選ぶ1つ目のポイントは、「既存のシステムや予約サイトとの連携」です。
OTAを利用している場合や、これから利用使用と考えている場合、使いたいOTAに対応したサイトコントローラーが必要です。宿泊予約システムも、導入するサイトコントローラーに対応したものでなければなりません。
サイトコントローラーとシステムが連携できないと、直接予約とOTAからの予約の管理が煩雑になってしまいます。
画面の見やすさ・使いやすさ
宿泊予約システムを選ぶ2つ目のポイントは、「画面の見やすさ・使いやすさ」です。
従業員やお客さまにとって、画面が見やすく使いやすいシステムを選びましょう。従業員にとって使いづらいシステムだと、業務効率化の効果は小さくなります。予約画面がお客さまにとって見づらい・使いづらいと、予約完了率が下がってしまいます。
予約増につながる機能
宿泊予約システムを選ぶ3つ目のポイントは、「予約増につながる機能」です。
顧客管理や予約カレンダー、オンラインの事前決済、会員機能などが揃ったシステムを選びましょう。
顧客管理がしやすいシステムを導入することで、お客さま一人ひとりに合った提案やメルマガ配信がしやすくなります。事前決済は特にインバウンド需要やキャッシュレス決済を主に使う層を獲得するうえで重要です。
セキュリティ対策
宿泊予約システムを選ぶ4つ目のポイントは、「セキュリティ対策」です。
システムではお客さまの個人情報やクレジットカード情報を扱います。情報漏えいが起これば、信用失墜や損害賠償などにつながりかねません。
小規模ホテルこそ直接予約に力を入れよう!ホテルシステムを活用し、予約管理とマーケティングの促進を
資金力やリソースの面でハンデがある小規模ホテルだからこそ、直接予約を増やすための取り組みに力を入れたいです。直接予約はOTAからの予約と違って手数料がかかりません。直接予約増加のための取り組みは、ホテルのファンを増やすことにもつながります。
ただ、それには自社に合ったシステムを選ばなければなりません。自社にとって必要な機能を揃えた、コンパクトなシステムを選ぶことで、コストも抑えられるでしょう。
本記事で紹介したシステムの中に気になるものがあったら、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。公式サイトを見てわからないことがあったら問い合わせをして、不明点や疑問点をなくしてから導入するかどうかを決めてください。
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