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Instagram広告の種類や運用方法、費用感をまとめて解説!ほかのSNSと比べたInstagramの強みは?

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マーケティングにおけるInstagramの特徴

出典:令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書|総務省情報通信政策研究所

Instagramの利用率は全世代で48.5%で、日本では2人に1人が使っている人気のSNSです。

若年層だけではなく、経済的に余裕が出てくる30~40代の利用率も50%以上と、商品やサービスの広告を出して大きなリターンが期待できます。

Instagramに広告を出すメリット

Instagramはおしゃれなだけじゃありません。

他のSNSよりも広告を出しやすい、広告を出した結果を得られやすいメリットがそろっています。

ターゲティングの精度が高い

Instagramは、Facebookを運営するMeta社のサービスです。

莫大なユーザーデータとノウハウを持つFacebookと同じように、高精度のターゲティングができるのがメリットです。

【ターゲティング可能な項目】

  • 年齢
  • 性別
  • 職種
  • 言語
  • 交際ステータス
  • ユーザーの関心や関心
  • いいねユーザー

若年層の女性にアプローチしやすい

女性の利用者のうち、10代が72.3%、20代が78.6%と高い割合のため、広告を出してアプローチをしやすいでしょう。

トレンドやおしゃれに敏感な女性がターゲットの企業やお店であれば、Instagramで広告を出すことで大きな利益につながりやすくなります。

目的に応じた広告運用がしやすい

Instagramの広告を出すときには「プロフィールへのアクセスを増やす」「ウェブサイトへのアクセスを増やす」などを決めることができます。

ターゲットにしているユーザーの性別や年齢、アクセスしてほしいサイトのURLを設定するなど、「何のために広告を出すのか」をはっきりさせて、目的に応じた広告を出せるようになります。

Instagram広告を出稿する手順

Instagramで広告を出す方法は2種類あります。

Instagramのアプリから直接出す方法と、Facebook広告マネージャを使う方法です。今回は、Instagramから直接広告を出す方法をご紹介します。

操作を始める前に、ビジネスアカウントに切り替えておきましょう。

①Instagramのプロフィール画面を開く

②「広告ツール」を選択する

広告ツールが見当たらない場合は、プロフィール画面にあるアイコンの直下にある「プロフェッショナルダッシュボード」をタップすると画面中央に出てきます。

③「投稿を選択」から、広告に使いたい投稿を選択しましょう。

事前に広告を作って投稿しておく、ユーザーからの反応が良かった投稿を広告にするなど決めておきましょう。

④目標を選択する

「プロフィールへのアクセスを増やす」「ウェブサイトへのアクセスを増やす」「問い合わせを増やす」から選びましょう。

⑤オーディエンスを設定する

広告を届けたいユーザーの設定では、自動で選んでもらうか自分で設定(カスタム)することができます。

カスタムオーディエンスでは、地域、興味・関心、年齢と性別を絞ることができ、届けたい相手にターゲットを絞ることが可能です。

⑥予算と掲載期間を設定する

1日あたりの予算と、広告の掲載期間を「停止するまで掲載」と日数(最大30日)で決められます。

1日あたりの最低予算は142円です。

⑦最後に広告を確認して投稿する

広告プレビューを確認して、支払い方法を追加した後に「投稿を宣伝」をタップして完了です。

Instagramの広告配信面と、それぞれに適した広告とは?

広告配信面とは、広告を掲載できる場所のことです。

配信面はフィード、ストーリーズ、発見タブ、リールの4種類で、投稿自体を広告にできるというわけです。掲載場所によって見える印象が変わるため、適切な配信面を選びましょう。

また、広告の種類もさまざまで、配信面に適した広告も紹介していきます。

フィード

Instagramのフィードとは、アプリを開いて一番最初に表示されるタイムラインで、フォローしているアカウントの投稿を上下スクロールで次々とみることができる場所です。

一般の投稿と馴染みが良く広告だからと警戒されにくい反面、見逃されやすいのがデメリットです。動画広告やコレクション広告でアイキャッチを狙った広告にすると良いでしょう。

ストーリーズ

ストーリーズでは、ユーザーが投稿するストーリーに混ざって広告が表示されます。

動画広告でありフルスクリーンのため、没入感がありブランドや商品の世界観に没入させることができるのが魅力です。

アンケートスタンプ広告と相性がよく、興味を持ったユーザーにスタンプを押すというアクションを起こしてもらうことで商品やサービスの紹介や購入ページに移動させることができます。

発見タブ

発見タブとは、「虫眼鏡」アイコンをタップして表示されるさまざまなユーザーの投稿一覧のことです。

ただ、投稿一覧に紛れて広告が表示されるのではなく、投稿の中からタップして選んだ投稿をスクロールしていると広告が表示されます。

掲載形式としてはフィードと同じため、動画広告やコレクション広告がおすすめです。

リール

リールとリールの間に広告が表示されるため、動画広告のみ配信できます。

リールをタップすれば全画面で表示されるため、ブランドや商品の世界観に没入させやすい広告です。

ショート動画タイプのリール広告は、最初の3秒で興味を惹けるかがポイントで広告を見てもらう工夫が必要です。

7種類のInstagram広告

Instagramの広告にはさまざまな種類があり、ここでは代表的な7種類の広告を紹介していきます。

どの広告が自分の会社やお店に最適か、イメージしながら読み進めてみてください。

画像広告

画像1枚+テキストでアプローチできる広告です。

画像広告は一般の投稿と馴染みやすく、広告っぽさが少ないため警戒心を抱かせることなく、自然に情報を伝えられます。

動画広告

映像と音を活用した動画広告は、視覚と聴覚に訴えることができるためユーザーの興味を惹きやすい広告です。テキストで動画の簡単な説明もできます。

さまざまな角度から情報を盛り込むことができるため、認知拡大に最適です。

カルーセル広告

カルーセル広告は、ストーリーズ・フィードに掲載できる、横スワイプで次々と広告を表示させるタイプです。

複数の写真や動画を使用できるため、複数の商品・サービスの紹介や、画像・動画でより詳細にアピールしたいときにおすすめです。

コレクション広告

メインの大きな画像または動画と、複数の写真を一画面に表示できる広告です。

商品やサービスの発見・検討・購入までスムーズに進められます。

ショッピング広告

フィードと発見タブに掲載できる広告で、ユーザーが商品タグ(カバンマーク)が付いた投稿をタップすると、そのままオンラインショップに移動して商品を購入できる機能です。

購買意欲を下げないまま購入につなげることができます。

ブランドコンテンツ広告

インフルエンサーの投稿に、企業の広告を付けて配信できる広告方法です。

フォロワーの多い影響力のあるインフルエンサーが発信するため、認知が一気に高まったり、「好きなインフルエンサーがおすすめしてるから買いたい」と購買につながったりしやすい広告です。

アンケートスタンプ広告

ストーリーズに、ユーザーへのアンケートを投げかけることができる広告です。

ユーザーニーズをつかめるうえ、ユーザー自身もアクションを起こすため印象に残りやすいというメリットがあります。

Instagram広告の課金形式と費用感

Instagram広告には4種類の課金形式があり、費用目安は以下のとおりです。

課金形式費用目安おすすめの使用場面
CPC50~100円/1クリック商品購入を促したいとき
CPV4~8円/1再生興味が高いユーザーにアピールしたいとき
CPM0.5~1円/1表示認知拡大したいとき
CPI100~200/1インストールアプリをインストールしてもらいたいとき
Instagram広告の課金形式と費用感

それぞれ確認していきましょう。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)は、広告が1回クリックされるごとに広告費がかかる課金形式です。CPCとは、「Cost Per Click」の略です。

広告をクリックしてもらえても、その先で商品やサービスの購入がされなければコストがかかる一方なので購入まで後押しできるかがポイントとなるでしょう。

動画再生課金(CPV)

動画再生課金(CPV)は、動画が1回視聴されるごとに広告費がかかる課金形式です。CPVとは「Cost Per View」の略です。

InstagramではCPVで費用が発生するのが、10秒以上視聴された場合だといわれています。広告内容に興味を持っているユーザーに、効率的に広告コストをかけられます。

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM)とは、広告表示が1,000回表示されるごとに広告費がかかる課金形式です。

CPMとは「Cost Per Mille(コスト・パー・ミル)」の略で、以下のような計算方法です。

CPM=広告を掲載するのに必要なコスト÷広告費の表示回数×1,000

インプレッション課金は、ユーザーが興味があるないかに関わらず、広告が表示されるだけで費用がかかるため非効率に感じるかもしれません。

しかし、広告のクリック数が0回でも1000回でもかかる費用は同じなため、クリック率を上げられると、広告コストは安くなります。

アプリインストール課金(CPI)

アプリインストール課金(CPI)とは、広告からアプリが1回インストールされるごとに広告費がかかる課金形式です。

無駄なコストをおさえられるメリットがあります。

Instagram広告はターゲットと目的を決めて出稿しよう

「広告を出すのって難しそう」と思ってしまったり、ターゲティングがうまくできなかったら「広告費用がもったいない」と考えたりして、なかなか広告をだす一歩が踏み出せないかもしれません。

しかし、Instagramではターゲットや、目的を決めを広告を出す前にサポートしてくれるため安心して広告を出せるSNSです。

顧客ターゲットが若年層の女性であれば、なおさらInstagramで広告を出さない手はありません。

まずは1つ、広告をだしてみることから始めてみましょう。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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