RFIDタグとは|仕組みと種類・ICタグやバーコードの違い・メーカー比較一覧14選・活用事例

この記事のURLとタイトルをコピーする
最終更新日:
2020/05/30

RFIDタグとは

RFIDタグとは電磁波装置を介してタグ情報を読み取りできる、近距離無線の技術を用いたい電子タグです。

今回は無人レジなど店舗のデジタル化の場面で活用されているRFIDについて、バーコードの違い仕組みについて解説。またタグメーカーについても紹介していきます。

RFIDタグの仕組み

RFID (radio frequency identification)とは、近距離無線通信を用いた自動認識技術です。

RFIDの仕組みには情報を埋め込んだ「RFIDタグ」または「ICタグ」、タグの情報を読み込んだり書き込む「リーダーライタ」、情報を管理するための「データ処理PC」が必要です。

RFIDタグはバッテリー内蔵があるかの違いで、アクティブ型とパッシブ型があります。近年は価格が抑えられることや小型化ができることがありパッシブ型が主流となってきています。

パッシブ型のRFIDタグのは、リーダライタから発生される電波にRFIDタグが受信します。RFIDタグは電波から電流を発せさせ、情報を電波で返信しリーダーライタがその情報を受信します。リーダライタが受信した情報はデータ処理タグに受信をしてデータ処理PCで管理します。

RFIDタグとバーコードリーダーの違いを比較

情報管理技術として従来普及しているのがバーコードです。ここではバーコードと比較することでRFIDの特徴をご紹介いたします。

RFIDタグバーコード
通信距離長い短い
取得情報量大きい小さい
複数同時読み込み可能不可能
汚れ強い弱い
耐久性強い弱い
コスト・費用高い安い

コンビニなどでも見たことがある方も多いかと思いますが、手元などの短距離でしか読み取れず、また商品一つずつしか対応できません。また汚れると読み込ません。しかし、商品やパッケージに印刷するだけで運用できるため、運用コストが低く大きく普及しています。

それに対してRFIDは中長距離でも読み込めたり、複数の商品を同時に読み込めるという特徴があります。

印刷するだけで利用できるバーコードと比較するとタグ自体の費用は高いですが、現在技術の発展により価格は安価になりさらに普及すると考えられています。

RFIDタグの3つの特徴・メリット

  • 複数タグを一括で読み取り
  • 離れた距離でも読み取りが可能
  • 汚れ・かご内など遮断されても読み取れる

RFIDタグの特徴は複数タグが一括で読み取ることができる点です。ご紹介したようにバーコードは商品一つずつしか読み取れませんでした。しかし、RFIDは中長距離でも読み取りが可能なため、複数の商品を同時に読み取りができます。

また離れた距離でも読み取れることです。中長距離で読み込めるため倉庫内などで商品が積んだままでも読み取りが可能です。

加えて遮断に強いのも特徴で箱の中に入っていたり、カゴの中に入っていても読み取りが可能です。買い物かごの中に入ったまま商品を読み取るなど無人レジなどに活用できます。また、バーコードとは違い汚れなどの影響も受けません。

このように柔軟に読み取りができるため、作業効率を大幅に上げることができます。

RFIDタグの種類・リーダータイプ

RFIDは電波のやりとりで情報を通信する仕組みのため、RFIDタグやリーダーライタにはさまざまな形状があります。ここで代表的な形状をご紹介します。

RFIDタグの5つの種類

  • カード型
  • コイン型
  • シール型
  • リストバンド型
  • スティック型

RFIDタグは商品に貼り付ける型のシール型・コイン型や人の動きを管理するためのリストバンド型・Suicaや楽天Edyなどではカード型RFIDが活用されています。このように、利用シーンにあわせて多様な種類があります。

RFIDリーダーの3つのタイプ

  • ゲート型タイプ
  • 据え置き型タイプ
  • 手持ち型タイプ

読み取るリーダーにも複数の種類があります。例えば、ゲートを通過するだけでRFIDタグを読み込むゲート型やベルトコンベア内に設置し製造工程の中で読み込む据え置き型、手に持ちながら狙ったエリアだけを読み込む手持ち型などがあります。

RFIDタグメーカー・製品一覧比較14選

それでは具体的なRFIDタグメーカーをご紹介します。

寺岡精工株式会社

  • スマートレジなどの開発も行うトータルソリューションメーカー
  • 高い信頼性を誇るHF帯タグ
  • ISO8000-3(ISO15693通信プロトコル)に準拠

寺岡精工は、無人レジなど流通・製造に新たソリューションを提供する企業です。RFIDタグだけでなく、無人レジなども開発しておりスマート化に向けたトータルソリューションを提供しています。

詳細はこちら:https://www.teraokaseiko.com/jp/products/PRD00227/specification/

東芝テック株式会社

  • タグ・リーダー・ソフトウェアなどトータルソリューションで提案
  • 金属対応・高密度対応などさまざまな種類のタグを提供
  • 365日24時間体制のサポート体制

東芝テックはRFIDタグ・リーダー・ソフトウェアをワンストップで提供できるソリューションメーカーです。通常のタグだけでなく、金属対応タグや書類などに活用できる高密度対応タグなども提供しています。また、導入サポートを365日24時間体制で対応。

詳細はこちら:http://www.toshibatec.co.jp/products/search/index.php?term1=&term2=13&term3=&page=1

株式会社フェニックス

  • 自動認識技術を長年培ってきた経験
  • 自社開発のRFIDプリンター
  • 製造から店舗までさまざまな業種に対応

株式会社フェニックスは、長年培ってきた自動認識技術でRFIDソリューションを提供する企業です。自社開発RFIDプリンターでさまざまなニーズに答えます。

詳細はこちら:http://www.phoenix-group.co.jp/index.php

Zebra Technologies

  • 1969年設立の歴史が長いメーカー
  • RFIDハンディリーダーではグローバルの最大手
  • 材質・アンテナ・サイズなど柔軟に選べる

Zebra Technologiesは、ハンディリーダーやRFIDプリンタなども提供する企業です。1969年設立で歴史が長く、グローバルに広いネットワークを携えています。材質、アンテナ、サイズを柔軟に選択、すでに導入済みのRFIDシステムにも対応可能なRFIDタグを24時間以内の発送を実現しています。

詳細はこちら:https://www.zebra.com/jp/ja/products/rfid.html

富士通フロンテック株式会社

  • さまざまな現場に適用することのできる豊富なRFIDソリューションを提案
  • 書類読み込みのためのタグや金属対応タグなどを提供
  • 洗濯にも対応する耐水性のあるリネンタグを提供

富士通フロンテックは、制服管理や位置管理・製造などさまざまなシーンに適用するRFIDソリューションを提供。洗濯にも耐えられる耐水性タグなども提供しています。

詳細はこちら:https://www.fujitsu.com/jp/group/frontech/solutions/business-technology/intelligent-society/rfid/solutions/

サトーグループ – RFIDシステム

  • 金属や液体などの影響も受けづらい技術
  • 混載・積載などにも対応
  • プリンター・リーダーなどRFIDソリューションを提供

サトーグループは独自のRFID技術を活用し、一般的にRFIDが弱いと言われている金属や液体などの影響を受けずに、スピード読み取りができるシステムを提供しています。

またタグだけでなくプリンター、リーダーなど幅広い機器を提供しています。

詳細はこちら:http://www.sato.co.jp/products/rfid/

株式会社デンソーウェーブ

  • さまざまな種類のリーダーライターを提供
  • RFIDハンディリーダーは国内最大手で圧倒的なシェア
  • 有名ブランドのアパレルショップなどに導入した実績を多く持つメーカーです。

株式会社デンソーウェーブは、ハンディーライターの国内最大手の企業です。独自のアンテナ技術により、高速での読み取りを可能にしています。また、ポケット型リーダーやテーブル型リーダーなどさまざまなリーダーを提供しています。

詳細はこちら:https://www.denso-wave.com/ja/adcd/product/rfid/index.html

IDEC AUTO-ID SOLUTIONS株式会社

  • バーコードリーダーの専門メーカー「ウェルキャット」と合併
  • ウェラブルリーダーなどでさまざまなシーンに対応
  • Android搭載のハンディリーダーも提供

IDEC AUTO-ID SOLUTIONS株式会社は、バーコードリーダーの専門メーカーのウェルキャットと合併しました。バーコードリーダーとしての長年の知見を活用し、ハンズフリーのウェラブルリーダーやAndorid搭載のハンディリーダーを提供。

詳細はこちら:https://www.welcat.co.jp/

株式会社エイピーリファイン

  • バーコードや二次元リーダーの専門メーカー
  • RFIDリーダーも提供

株式会社エイピーリファインはバーコードや二次元リーダーの専門メーカーです。バーコードリーダーの知見を活用し、RFIDリーダーも提供しています。

詳細はこちら:http://www.ap-refine.co.jp/

日本インフォメーションシステムズ

  • 使用環境や用途にあわせて選べるラインアップを提供
  • 小型タグ100枚1700円からと低価格を実現
  • 100回の選択にも耐えられるランドリータグを提供

日本インフォメーションシステムズはRFIDソリューションを提供しています。使用環境や用途に合わせて選べるラインアップを取りそろえています。また、小型タグは100枚1700円と低価格を実現。

詳細はこちら:http://www.jis-rfid.co.jp/service.php

シーレックス株式会社

  • ラベル印刷加工のノウハウ
  • 耐水性があるパウチタグや液体商品に貼れるインデックスタグ

シーレックスはラベル印刷加工メーカーです。ラベル印刷で培った粘着技術を活用し、耐水性があるパウチタグや金属体や液体商品に貼れるインデックスタグなど特殊なタグを提供しています。

詳細はこちら:https://www.sealex.com/production/ictag/

株式会社セルクロス

  • 厚さ約5mmのシート型のアンテナを活用する@CELLRFID
  • 既存の棚を低単価でスマートシェルフとして活用
  • 薬品管理や書類管理に活用

セルクロス社が提供する@CELLRFIDは独自の2次元通信技術で、帝人のRecopickなど暑さ5mmのシート型アンテナを提供しています。アンテナが薄いため、既存の棚におくだけで低単価でスマートシェルフとして活用できます。薬品管理や書類管理に活用可能です。

詳細はこちら:http://www.cellcross.co.jp/

ターク・ジャパン株式会社

  • ドイツ大手のオートメーション機器製造メーカー
  • リーダーやタグなど要件に合わせて組み合わせられる製品を提供

ターク・ジャパン株式会社はドイツ大手のオートメーション機器製造メーカーの子会社です。オートメーションの知見を活用し、リーダーやタグなど幅広い製品で用途に合わせて最適な組み合わせを提案します。

詳細はこちら:https://www.turck.jp/ja/

株式会社キーエンス

  • 高性能と使いやすさを両立
  • 水・油のかかる現場でも安心

キーエンスが提供する高機能RFIDシステムは、高性能と使いやすさを両立したRFIDシステムです。また、水・油などがかかる耐環境型のRFIDタグを提供しています。

詳細はこちら:https://www.keyence.co.jp/

店舗・レジが無人になる?RFIDタグの活用場面・事例

最後に実際にRFIDがどのように活用されるのかの事例をご紹介します。経済産業省は2017年4月に「コンビニ電子タグ宣言」を発表し、2025年までには年間1000億個の商品にRFIDタグを貼り付け、管理することを目標にしています。

RFIDがを活用することで、人手不足の解消や食品ロスの削減などが期待されています。それでは下記で具体的な事例をご紹介します。

ウォークスルー決済によるPOSレジ・会計の効率化

ウォークスルー決済とは、レジでの商品登録や金銭の授受が必要とせずに商品をカゴに入れて、通り過ぎるだけで決済ができるシステムです。

ウォークスルー決済の仕組みは、商品に貼り付けられたRFIDシステムを読み込み、最後にリーダーにQRコードなどをかざすことで決済ができるシステムです。

RFIDを活用することで、現在増えているセルフレジ以上に自動化したレジが可能になります。

在庫管理・消費期限管理によるフードロス対策

RFIDには消費期限などさまざまな情報を入力するが可能です。従来は、商品一つ一つを手でとって確認しなければ行けないため、在庫管理に大きく手間がかかっていました。

RFIDを活用することにより、一括で消費期限が近い商品がどれくらい残っているのかが把握できスムーズに更新ができます。

また、スマートシェルフと組み合わせることで、消費期限が近い商品の価格を自動で値下げするなども検討されています。

待ち時間を大きく短縮したユニクロのRFID導入事例

引用 – @yuka_tsurugi(Twitterアカウント投稿)

ユニクロの無人レジを体験された方もいらっしゃるかもしれませんが、ここでも活用されているのがRFIDタグです。

ユニクロは全面的にRFIDを活用することにより、物流の効率化から、店舗での自動レジに活用して待ち時間を大きく短縮しています。RFIDを導入することにより、サプライチェーンの効率化だけでなく、顧客体験の改善にも利用できます。

この記事にはタグがありません。