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パーソナルジムのフランチャイズ6選!開業費用や収益モデル、本部の選び方を比較

最終更新日:

パーソナルジムのフランチャイズは、ブランドによって開業費用やロイヤリティ、支援内容が大きく異なります。初期費用が安い本部を選んでも、毎月の支払いが重ければ利益は残りません。

加盟先を決める際は、開業時の総投資額、毎月の総コスト、本部の集客力、契約終了時の条件を確認してください。加盟金だけを比べても、事業として成立するかは判断できません。

本記事では、公式サイトで加盟条件を確認できるパーソナルジムのフランチャイズを比較します。必要な費用や収益モデル、本部を選ぶポイント、契約前の確認事項、代表的な失敗原因まで解説します。

パーソナルジムのフランチャイズおすすめ比較

公式の加盟募集ページから条件を確認できるブランドを比較しました。

ブランド開業資金の公開情報加盟金ロイヤリティ店舗モデル研修集客支援
ELEMENT加盟金220万円+機材費180万円〜。
物件取得費、内装工事費、研修費などは別途
220万円売上の10%月額制パーソナルジム。
既存店舗へのサービス導入型もあり
開業前研修ありSEO、ホームページ制作、Google広告、開業時の企画など
WITH公開項目の合計で310万〜400万円。
内装費、広告費、運転資金などは別途
150万円売上の10%月額定額制と回数券の併用最大2名まで50万円広告支援、店舗と機材の選定、月1回の面談など
LUAANA加盟金を含めて300万〜500万円98万円売上の7%。
別途システム料月額3.5万円
月額制のパーソナルジム、ピラティス、整体採用、育成、店舗運営マニュアルを提供本部による全体集客、SNS発信、エリア広告など
Zilch約170万円〜通常100万円。
先着5社限定で50万円
月額5万円+売上の10%月額会費制。
パーソナルジムと整体を組み合わせた小規模店舗
トレーナー育成カリキュラムあり市場調査、広告、SEO、SNSなど
eviGym500万〜1,000万円前後200万円、税別売上の25%、税別会員制のパーソナルジム。
複数店舗を利用可能
出店準備時に研修を実施広告運用代行、商圏分析、広報戦略、運営委託など
BEYOND1,500万円〜。
同じ公式ページの標準モデルでは約2,500万円〜
要問い合わせ要問い合わせ高単価型のパーソナルジムスタッフ育成支援あり商圏調査、集客、店舗運営、店舗設計、機材手配など
公開されている金額には、物件取得費、内装工事費、運転資金などが含まれていない場合があります。開業資金は加盟金だけでなく、開業後に売上が安定するまでの総額で比較してください。

ELEMENT

ELEMENTは、定額制で利用できるパーソナルジムです。通常の新規出店だけでなく、既存のジム、ヨガスタジオ、整骨院などにトレーニングサービスを導入する契約も用意されています。

通常加盟のロイヤリティは売上の10%です。既存店舗への導入型では、月額12万円の固定方式を採用しています。

本部はWebマーケティングを強みとしており、SEO、ホームページ制作、Google広告、開業時のキャンペーンまで支援します。

項目内容
加盟金220万円
開業資金約900万〜1,400万円の試算例
ロイヤリティ通常加盟は売上の10%
開業期間契約後、約2〜4カ月
主な支援立地、資金調達、研修、内装、Web集客

開業資金は比較的高額ですが、集客を本部と連携して進める体制を重視する場合は有力な候補です。オーナーがトレーナー業務を担当せず、採用したトレーナーに現場を任せる運営も認められています。

ELEMENTのFC募集公式サイト

WITH

WITHは、月額定額制と回数券を組み合わせた料金モデルを採用しています。継続課金による安定した売上に加え、回数券によるまとまった売上も確保する設計です。

加盟金は150万円、ロイヤリティは売上の10%です。公式サイトでは、物件取得費30万〜100万円、機材と備品費80万〜100万円、最大2名までの研修費50万円が公開されています。

ただし、内装費、広告費、運転資金は別途見積もる必要があります。

項目内容
加盟金150万円
公開費用の合計310万〜400万円以上
ロイヤリティ売上の10%
研修費最大2名まで50万円
主な支援広告、物件、機材選定、月次面談

初期投資を抑え、小規模な店舗から始める場合に検討できます。公式サイトでは未経験者でも最短1カ月での開業例を掲げていますが、実際の期間は物件取得や内装工事の進行によって変わります。

WITHのFC募集公式サイト

LUAANA

LUAANAは、パーソナルトレーニング、ピラティス、整体、栄養サポートを月額料金で提供するフランチャイズです。8畳以上のワンルームから出店でき、店舗を近接させるドミナント戦略を採用しています。

開業費は加盟金を含めて300万〜500万円です。加盟金は98万円、ロイヤリティは売上の7%で、別途月額3.5万円のシステム料が発生します。公式サイトでは、経営経験やトレーナー経験がなくても加盟できると案内しています。

項目内容
加盟金98万円
開業資金300万〜500万円
ロイヤリティ売上の7%
システム料月額3.5万円
主な支援採用、育成、運営、集客、店舗運営マニュアル

LUAANAのFC募集公式サイト

Zilch

Zilchは、トレーニングに整体の要素を組み合わせたパーソナルジムです。マンションの一室など、比較的小規模な物件を使った開業モデルを掲げています。

公式サイトでは、開業資金を約170万円からとしています。内訳は、物件取得費40万〜200万円、内装と備品30万〜600万円、トレーニングツール50万〜80万円です。

加盟金50万円は先着条件によるキャンペーン価格のため、申し込み時点で適用状況を確認してください。

項目内容
加盟金通常100万円、先着条件で50万円
開業資金約170万円から
ロイヤリティ月額5万円と売上の10%
店舗規模小規模物件にも対応
主な支援物件、採用、内装、機材、スタッフ育成

ロイヤリティは、固定額と売上歩合を組み合わせた方式です。売上が少ない開業直後でも固定額は発生します。損益分岐点を計算する際は、月額5万円を必ず含めてください。

ZilchのFC募集公式サイト

eviGym

eviGymは、駅から近い立地を基本としています。複数店舗を利用できる仕組みや、予約データを活用した運営も特徴です。

加盟金は200万円、ロイヤリティは売上の25%で、いずれも税別です。ロイヤリティだけを見ると、比較した5ブランドの中では高い水準です。

一方で、本部による広告運用、人件費の一部負担、運営代行まで含まれています。

項目内容
加盟金200万円、税別
開業資金要問い合わせ
ロイヤリティ売上の25%、税別
出店準備設計、施工、宣伝に約3カ月
主な支援広告、商圏分析、研修、運営代行

ロイヤリティ率だけで候補から外してはいけません。加盟店が負担する広告費や人件費をどこまで減らせるかを確認してください。これらの負担が減るなら、歩合率が高くても利益が残る可能性があります。

eviGymのFC募集公式サイト

BEYOND

BEYONDは、全国180店舗以上を展開するパーソナルジムです。公式サイトによると、加盟企業は40社以上で、オーナーは全員がパーソナルジムのフランチャイズ未経験から参入しています。

本部の支援には、商圏調査、スタッフ育成、集客、店舗運営、ノウハウ共有、店舗設計、機材手配が含まれます。物件選定から内装、機材手配まで支援し、最短3カ月での開業例も掲載されています。

項目内容
開業資金要問い合わせ。公式ページ内に1,500万円〜と約2,500万円〜の記載あり
加盟金要問い合わせ
ロイヤリティ要問い合わせ
店舗数全国180店舗以上
開業期間最短3カ月
主な支援商圏調査、スタッフ育成、集客、店舗運営、店舗設計、機材手配

BEYONDのFC募集公式サイト

パーソナルジムのフランチャイズ開業に必要な費用

パーソナルジムの開業費用は、加盟金だけでは決まりません。物件の契約、内装工事、トレーニング機器、広告、採用、運転資金まで含めて計算してください。

ELEMENTが公開している都心部の新規出店例では、総額約900万〜1,400万円です。一方、小規模物件を前提とするブランドでは、200万〜400万円前後から始められる例もあります。

同じパーソナルジムでも、店舗面積とサービス内容によって必要資金は大きく変わります。

費用項目公開情報から見た目安支払時期金額を左右する条件
加盟金50万〜220万円契約時ブランド、契約プラン
物件取得費30万〜300万円程度賃貸契約時家賃、保証金、立地
内装工事費30万〜400万円以上開業前物件の状態、床補強、防音
機材と備品50万〜180万円以上開業前マシン数、購入、リース
広告と運転資金数十万〜数百万円開業前後採用人数、広告量、固定費

金額は、各社が公開している事例を整理したものです。一般的な価格を保証するものではありません。特に物件取得費と内装工事費は、地域や物件の状態によって大きく変動します。

加盟金と保証金

加盟金は、ブランド名、運営ノウハウ、研修、開業支援などを利用するために支払う費用です。契約終了後も原則として返還されません。

保証金は、未払いのロイヤリティや損害賠償などを担保するために預ける金銭です。契約終了後は、未払い債務などを精算した残額が返還されるのが一般的です。返還時期と控除条件は契約書で確認してください。

本部によっては、加盟申込金、研修費、システム導入費が加盟金とは別に設定されています。費用の名称ではなく、契約までに支払う総額と返還条件を確認することが重要です。

物件取得費と内装工事費

物件取得時には、敷金、礼金、保証金、仲介手数料、前家賃などが必要です。ELEMENTの公開事例では、物件取得費を150万〜250万円、内装工事費を150万〜350万円としています。

一般的な費用解説では、物件取得費100万〜300万円、内装工事費100万〜400万円が示されています。

パーソナルジムでは、重いマシンを置くための床補強や防音工事が必要になる場合があります。シャワー設備を設けるなら、給排水工事も加わります。

物件を契約する前に、本部と施工会社による現地調査を実施してください。契約後に出店できないと判明しても、敷金や仲介手数料が戻らない可能性があります。

トレーニング機器と備品の購入費

機材費は、ダンベルやベンチを中心とした簡易構成か、大型マシンを複数設置するかで変わります。ELEMENTではマシン機材費を180万円から、Zilchではトレーニングツール代を50万〜80万円としています。(ELEMENT公式サイト)

購入価格だけでなく、搬入費、組立費、床の補強費、修理費も確認してください。リースを利用すれば初期負担を減らせますが、契約期間中の総支払額は購入より高くなる場合があります。

予約システム、顧客管理システム、決済端末、タブレットなども必要です。本部指定のシステムがある場合は、初期設定費と月額利用料を分けて確認します。

広告宣伝費と採用費

開業前の集客には、Web広告、チラシ、看板、ホームページ、体験キャンペーンなどの費用がかかります。ELEMENTの開業例では、初期広告費を20万〜50万円としています。(ELEMENT公式サイト)

本部が集客支援を掲げていても、広告費そのものを負担するとは限りません。本部が広告運用だけを担当し、媒体費は加盟店が支払う契約もあります。

採用支援も同様です。求人原稿の作成支援と、人材紹介会社へ支払う手数料は分けて考える必要があります。集客支援や採用支援という言葉だけで判断せず、費用負担と作業範囲を確認してください。

開業後に必要な運転資金

運転資金は、売上が計画を下回っても店舗を維持するための現金です。家賃、人件費、広告費、水道光熱費、システム料、ロイヤリティ、借入返済を含めて計算します。

ELEMENTの費用解説では、開業後3〜6カ月分の固定費を確保する考え方が示されています。実際には、広告の反応や採用状況によって売上の立ち上がりが遅れる場合があります。

そのため、売上がゼロでも6カ月運営できる資金を基準にしてください。(ELEMENT公式サイト)

月額費用試算例
家賃25万円
人件費70万円
広告費20万円
ロイヤリティとシステム料25万円
その他の経費20万円
6カ月分の必要額960万円

上記は、固定費が月160万円となる場合の試算です。借入金の元金返済と利息、税金、予備費は別に加えてください。

パーソナルジムのフランチャイズの収益モデル

パーソナルジムの売上は、会員数、客単価、契約継続期間、予約枠の稼働率で決まります。売上が増えても、広告費や人件費が膨らめば利益は残りません。

以下は、月額制の小規模店舗を想定した収支シミュレーションです。

項目月額
売上210万円
人件費70万円
家賃25万円
広告費25万円
ロイヤリティ21万円
水道光熱費、システム料、消耗品など25万円
営業利益44万円

この例では、売上210万円に対して営業利益は44万円です。初期投資が900万円なら、単純計算による回収期間は約20.5カ月となります。

ただし、税金、借入利息、設備更新、オーナー報酬を考慮すると、実際の回収期間はさらに長くなります。

収益モデルは、次の式で確認してください。

月間売上=会員数×月間客単価

営業利益=月間売上−人件費−家賃−広告費−ロイヤリティ−その他経費

売上歩合型のロイヤリティは、開業直後の売上が少ない時期には支払額も下がります。一方、売上が伸びるほど本部への支払いも増えます。

固定型は、売上が増えても支払額が変わりません。ただし、売上が少ない開業直後には負担が重くなります。

本部が提示する収益モデルは、売上を保証するものではありません。日本フランチャイズチェーン協会も、収支予測は参考情報であり、加盟店自身が妥当性を検証する必要があると説明しています。(日本フランチャイズチェーン協会)

パーソナルジムのフランチャイズ本部を選ぶポイント

フランチャイズ本部は、加盟金の安さではなく、自社だけでは補えない支援を受けられるかで選んでください。

判断項目確認する内容本部への質問
集客広告運用の実績と費用負担既存店の顧客獲得単価はいくらか
物件商圏分析と出店審査出店不可と判断する基準は何か
研修開業前後の教育内容追加研修はいくらか
採用求人と定着の支援範囲採用実績と離職率を開示できるか
商圏近隣出店の制限独占的な営業地域が保証されるか
実績既存店の売上と閉店状況平均値ではなく分布を開示できるか

集客支援の内容と実績を確認する

集客支援の範囲は、本部によって異なります。ホームページを用意するだけの本部もあれば、広告運用、SEO、キャンペーン設計、問い合わせ対応まで担当する本部もあります。

支援項目の数だけでは判断できません。既存店の問い合わせ数、体験予約率、入会率、顧客獲得単価を確認してください。

広告費を増やせば、問い合わせ数は増えます。しかし、契約率が低ければ赤字です。広告費と獲得会員数を店舗別に確認できない本部は避けてください。

物件選定と商圏分析の支援を確認する

パーソナルジムは、駅からの距離だけで成否が決まる事業ではありません。商圏人口、所得、年齢層、競合数、競合料金、家賃をまとめて判断する必要があります。

本部には、既存店の実績をもとに、出店候補地の売上を算出してもらいます。予測売上だけでなく、どの店舗の実績を根拠にしたのかまで確認してください。

商圏分析を実施せず、加盟希望者が見つけた物件をそのまま承認する本部は危険です。物件を契約する前に、書面による出店承認を取得します。

研修と開業後の運営支援を確認する

研修では、トレーニング指導だけでなく、体験カウンセリング、契約手続き、予約管理、クレーム対応、数値管理まで学ぶ必要があります。

開業後の支援については、担当者との面談頻度、店舗訪問の回数、相談方法を確認してください。本部担当者が多くの店舗を受け持っている場合、十分な支援を受けられない可能性があります。

研修期間の長さではなく、習得度をどのように判定するかが重要です。試験や現場評価がなく、受講するだけで終了する研修では、サービス品質を維持できません。

採用と人材育成の支援を確認する

オーナーが現場に立たない場合、トレーナーの採用と定着が経営の中心になります。採用できなければ予約枠を増やせず、売上も伸びません。

求人媒体の選定、原稿作成、面接、研修、評価制度まで、本部が担当する範囲を確認してください。人材紹介を利用する場合は、採用手数料を誰が負担するのかも明確にします。

売上を特定のトレーナーに依存すると、退職時に顧客も失います。顧客情報と指導記録を店舗で共有し、担当者が変わってもサービスを継続できる体制が必要です。

商圏保護と出店ルールを確認する

フランチャイズ契約に独占的なテリトリー権がなければ、近隣に同じブランドの直営店や加盟店が出店する可能性があります。

日本フランチャイズチェーン協会も、テリトリーに関する規定は将来の経営計画に大きく影響すると説明しています。(日本フランチャイズチェーン協会)

契約前に、保護される範囲、近隣出店の基準、移転時の扱いを確認してください。「一定の距離を考慮する」といった曖昧な表現では不十分です。

駅、住所、半径、郵便番号など、営業地域を客観的に特定できる記載を求めてください。

既存店の実績と収益情報を確認する

本部が提示するモデル店舗の売上だけでは、事業性を判断できません。好調な店舗だけを抜き出している可能性があるためです。

確認するべき情報は、全店舗の平均売上、中央値、赤字店舗数、閉店数、黒字化までの期間です。直営店と加盟店の実績も分けて確認します。

既存の加盟オーナーには、本部担当者を介さずに話を聞いてください。売上だけでなく、集客支援の実態、追加費用、担当者の対応、契約更新の判断まで確認すると、本部資料との違いが見えてきます。

パーソナルジムのフランチャイズ加盟前に確認する契約条件

加盟前には、費用、契約期間、営業地域、指定業者、契約終了後の義務を必ず確認してください。契約後に条件を変更することは困難です。

パーソナルジムはサービス業のため、中小小売商業振興法による法定開示書面の交付対象にならない場合があります。ただし、日本フランチャイズチェーン協会は、サービス業の本部にも同等の情報開示を強く推奨しています。

法定開示書面が用意されていない場合は、契約書や別資料で同じ項目を確認してください。

契約前に確認する項目は、次の5つです。

  • 加盟金、保証金、ロイヤリティ、広告費、システム料の金額と返還条件
  • 契約期間、自動更新、途中解約、違約金、原状回復の条件
  • 営業地域の保護範囲と近隣への直営店、加盟店の出店ルール
  • 指定業者、指定機材、指定システムの利用義務と追加費用
  • 契約終了後の競業避止義務、守秘義務、顧客情報の取り扱い

加盟金は原則として返還されず、加盟店側から途中解約する場合は、違約金が設定されるのが一般的です。競業避止義務や守秘義務も、契約終了後まで一定期間続く場合があります。

契約書にはその場で署名せず、必ず持ち帰って確認してください。弁護士やフランチャイズ契約に詳しい専門家へ相談し、口頭で受けた説明と契約書の内容に違いがないか精査します。

パーソナルジムのフランチャイズ開業までの流れ

フランチャイズ開業では、問い合わせから契約までを急いではいけません。複数の本部を同じ条件で比較し、資金計画と収支計画を検証してから契約してください。

  1. 資料請求と本部の比較加盟金、ロイヤリティ、総投資額、支援内容、契約期間を同じ表にまとめ、3社以上を比較します。
  2. 説明会、店舗見学、加盟店への聞き取り本部担当者の説明だけで判断せず、直営店と加盟店を見学します。既存オーナーにも、収益や支援の実態を確認してください。
  3. 商圏調査と事業計画の作成候補地の人口、競合、家賃を調査します。売上が計画の70%でも資金が尽きない収支計画を作成してください。融資を利用する場合は、この段階で金融機関へ相談します。
  4. 契約、物件取得、採用、研修契約書を専門家と確認した後に加盟契約を結びます。物件契約、内装工事、機材導入、採用、研修は並行して進めます。
  5. 開業前集客と店舗オープン開業日から広告を始めるのでは遅すぎます。内装工事中から体験予約を受け付け、開業時点で一定数の会員を確保してください。

日本フランチャイズチェーン協会は、契約書を持ち帰り、最低でも1週間は検討するよう案内しています。本部が契約を急がせる場合は、その時点で候補から外してください。(日本フランチャイズチェーン協会)

パーソナルジムのフランチャイズで失敗する原因と対策

パーソナルジムのフランチャイズで失敗する原因は、本部選びだけではありません。甘い売上計画、高すぎる固定費、資金不足、人材への依存が重なると、経営は急速に悪化します。

失敗原因発生する問題加盟前の対策開業後の対策
会員不足売上が損益分岐点に届かない商圏と競合を調査する広告別の契約率を管理する
固定費過多売上が増えても利益が残らない家賃と人員を抑える営業時間と人員を調整する
運転資金不足売上確立前に現金が尽きる6カ月分以上を確保する資金繰りを毎週確認する
採用と定着の失敗予約枠とサービス品質が低下する採用計画と待遇を決める教育と評価制度を整える
本部との認識差想定した支援を受けられない支援範囲を書面化する面談記録と改善期限を残す
契約確認不足解約や撤退で高額負担が生じる専門家が契約書を確認する更新期限前に継続を判断する

想定した会員数を獲得できない

会員数が計画に届かない主な原因は、商圏との不一致、競合調査の不足、広告への過度な依存です。

本部の知名度があっても、店舗周辺に対象顧客がいなければ集客できません。人口だけでなく、世帯所得、勤務者数、住宅構成、競合店舗の料金まで確認してください。

広告管理では、問い合わせ数だけを見ても意味がありません。媒体ごとの体験予約数、来店数、契約数を記録し、契約1件にかかった費用を把握します。

家賃と固定費が売上に対して高い

高額な駅前物件を借りても、その家賃を回収できるだけの会員数を確保できるとは限りません。

パーソナルジムは予約制です。通行量の多さが売上へ直接つながる業態ではありません。駅から少し離れていても、対象顧客が通える範囲であれば成立します。

家賃、人件費、システム料、固定ロイヤリティは、売上がなくても発生します。損益分岐点を下げるには、開業時の固定費を小さくすることが基本です。

運転資金が不足する

開業資金を内装や機材で使い切ると、広告費や人件費を払えません。売上の入金が始まっても、先に支払った広告費や人件費を回収するまでには時間がかかります。

初期投資と運転資金は分けて管理してください。内装費が予算を超えても、運転資金には手を付けないことが原則です。

売上が計画の70%にとどまり、開業が1カ月遅れ、追加工事が発生しても資金が残るか確認します。

トレーナーの採用と定着に失敗する

トレーナーを採用できなければ、予約枠を増やせません。採用後すぐに退職すれば、求人費と研修費が繰り返し発生します。

報酬だけでなく、勤務時間、担当会員数、評価基準、昇給条件を明確にしてください。業務委託で採用する場合も、契約内容と実際の働き方が一致しているか確認する必要があります。

顧客との関係を一人のトレーナーだけに集中させてはいけません。顧客情報と指導記録を店舗全体で共有し、担当者が変わってもサービスを継続できる体制を整えます。

本部の支援内容が想定と異なる

「集客支援あり」と説明されても、実際にはテンプレートを渡されるだけの場合があります。採用支援や運営支援も同様です。

契約前に、誰が、何を、何回、どこまで担当するのかを書面にしてください。広告運用を本部が担当する場合は、広告アカウントとデータを加盟店が確認できる状態にします。

支援内容が契約書に記載されていなければ、口頭で約束されても履行を求めることは困難です。

契約条件を十分に確認していない

契約期間中に経営が悪化しても、自由に撤退できるとは限りません。途中解約の違約金、残存期間分のロイヤリティ、原状回復費が発生する場合があります。

契約終了後に、同じ地域でパーソナルジムを経営できない競業避止義務が設定されている場合もあります。期間、地域、対象事業を確認してください。

フランチャイズ契約は、本部と加盟店が対等な独立事業者として締結する契約です。本部が経営結果を保証するわけではなく、最終的な事業リスクは加盟店が負います。

パーソナルジムのフランチャイズは、加盟金の安さだけで選んではいけません。総投資額、毎月の総コスト、集客と採用の実績、商圏保護、解約条件を同じ表で比較してください。

候補を2〜3社まで絞ったら、本部資料だけでなく、既存加盟店の実績も確認します。そのうえで、売上が計画を下回っても継続できる事業計画を作成してください。契約書を専門家と精査してから加盟を決めることが重要です。

この記事の著者

OREND FC運営事務局

OREND FC運営事務局

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