脱毛サロンを開業する方法の一つが、フランチャイズへの加盟です。
脱毛サロンFCには、スタッフが施術する有人型と、利用者自身が機器を操作するセルフ・無人型があります。本部によって必要な開業資金やロイヤリティ、店舗運営方法が大きく異なるため、加盟金だけで比較するのは適切ではありません。
脱毛サロンフランチャイズを選ぶ際は、総開業資金・毎月の本部支払額・脱毛機の費用・集客支援・店舗運営方式・法令対応まで比較することが重要です。
脱毛サロンフランチャイズおすすめ6選を比較
| FC名 | Dione | MELLOW WAX | i-Skin | どこでもMUSEE | KENAX | VIO脱毛専科サロンNICOL |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 全国100店舗超。売上歩合ロイヤリティなしの美肌脱毛 | ワックス脱毛×光脱毛。1名・ベッド1台から始められる | 24時間完全無人。ワンルームで始められるサブスク型セルフ脱毛 | ミュゼのブランド・脱毛機・集客基盤を100万円~で導入できる | メンズひげ脱毛に特化。ロイヤリティなしで本部が管理業務まで支援 | 3分・都度払いのVIO専門店。加盟金・保証金0円プランも |
| タグ | ||||||
| 最低資金 | - | - | - | - | - | - |
| 詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
| 資料 | 公式ページを見る | 公式ページを見る | 公式ページを見る | 公式ページを見る | 公式ページを見る | 公式ページを見る |
MELLOW WAX
ワックス脱毛×光脱毛。1名・ベッド1台から始められる

おすすめポイント
ブラジリアンワックスと光脱毛を組み合わせ、1名・ベッド1台から開業できます。自宅開業にも対応し、集客・採用・研修まで本部が支援しています。
| 開業費 | 0万円〜 |
| 募集エリア | 全国 |
| 対象 | 個人向け・法人向け |
小規模から始められる点と、脱毛以外の美容メニューまで広げられる点が魅力です。事業計画、物件、採用、研修、広告まで開業前後を一貫して支援しています。
どこでもMUSEE
ミュゼのブランド・脱毛機・集客基盤を100万円~で導入できる

おすすめポイント
ミュゼのブランド力、専用脱毛機、研修、集客支援をパッケージで利用できます。既存サロンへの併設にも対応し、自社メニューの売上にはロイヤリティがかかりません。
| 開業費 | 0万円〜 |
| 募集エリア | 全国 |
| 対象 | 個人向け・法人向け |
460万人の会員基盤を活用した集客支援が大きな魅力です。ミュゼ会員の施術報酬、都度払い脱毛、自社メニューという複数の収益源を組み合わせられます。
VIO脱毛専科サロンNICOL
3分・都度払いのVIO専門店。加盟金・保証金0円プランも

おすすめポイント
VIOに専門特化し、照射時間3分・都度払いという明確な商品設計が特徴です。シルバープランでは加盟金・保証金0円で、本部が電話対応なども支援しています。
| 開業費 | 0万円〜 |
| 募集エリア | 全国 |
| 対象 | 個人向け・法人向け |
専門店として差別化しやすく、施術時間が短いため店舗の生産性を高められます。予約・電話対応などの煩雑な業務を本部が担い、スタッフは施術と接客に集中できます。
脱毛サロンフランチャイズの開業費用・ロイヤリティ
脱毛サロンFCの開業費用は、店舗形態や脱毛機の導入方法によって大きく異なります。
Dioneは推奨脱毛機を購入する場合の初期導入費用が318万円~で、物件取得費や内装費などは別途必要です。i-Skinは、6カ月分のランニングコストまで含めたスタンダードプランの目安を350万~390万円としています。
MELLOW WAXはプランによって加盟金が150万~300万円で、研修費や脱毛機、物件などを含めても総開業費500万円以下で開業できるプランがあります。どこでもMUSEEはブランドパートナーを100万円~で募集しています。
開業時には主に、以下の費用を確認します。
- 加盟金・保証金
- 脱毛機の購入・レンタル費
- 物件取得費
- 内装・設備費
- 予約・決済システム費
- HP・広告費
- 研修費
- 開業後の運転資金
開業後の費用も、ロイヤリティの割合だけで判断できません。
Dioneは売上歩合ロイヤリティがなく、月7万~10万円のDione使用料が発生します。MELLOW WAXは商標使用料が月5万~7万円で、別途HP・アプリ管理費が月2万円です。
加盟前には、開業までに必要な総投資額と、ロイヤリティ・システム費・広告費など毎月発生する費用を分けて確認することが重要です。
脱毛サロンフランチャイズは儲かる?
フランチャイズへの加盟だけで利益が保証されるわけではありません。
脱毛サロンの利益は、客数、客単価、再来店数などから生まれる売上から、家賃、人件費、広告費、脱毛機関連費、商材費、ロイヤリティなどを差し引いて決まります。
今回の紹介したFC本部でも収益構造は大きく異なります。
Dione、MELLOW WAX、KENAX、NICOL、どこでもMUSEEはスタッフが施術する有人型が基本です。スタッフによる接客や施術品質を強みにできる一方、人件費や採用費を考慮する必要があります。
一方、i-Skinは24時間営業の完全無人セルフ脱毛です。顧客自身が脱毛機を操作するため常駐スタッフを必要とせず、月額会員による継続課金を中心とした収益モデルを採用しています。
ただし、無人店舗でも家賃、広告費、清掃、設備管理、脱毛機の保守などの費用は発生します。
また、専門性による差別化も重要です。MELLOW WAXはワックス脱毛と光脱毛を組み合わせ、KENAXはメンズ脱毛、NICOLはVIO脱毛に特化しています。どこでもMUSEEはミュゼブランドと既存会員基盤を活用できる点が特徴です。
そのため、「無人だから利益が出る」「有名ブランドだから集客できる」と判断するのではなく、想定客数、客単価、再来店数、人件費、家賃、広告費をもとに損益分岐点を確認する必要があります。
脱毛サロンフランチャイズのメリット・デメリット
脱毛サロンFCのメリットは、脱毛機の選定、店舗運営、集客、研修など、本部が構築した仕組みを活用できることです。
Dioneでは開業前後の研修やSV支援、ハイジでは専属担当による開業・運営支援、ONESELFでは顧客対応やシステム管理まで含む支援を案内しています。
未経験から参入する場合、本部にどこまで任せられるかを事前に把握できる点は比較材料になります。
一方、加盟金やロイヤリティなどが発生するほか、ブランド、使用機器、料金体系、広告、営業エリアなどに契約上の制限が設けられる場合があります。
また、脱毛サロンでは施術内容そのものについて法令上の制約があります。
そのため、本部選びでは収益モデルだけでなく、使用する脱毛機・施術方法・顧客への説明・安全管理について本部が適切な運営基準を設けているかまで確認する必要があります。
脱毛サロンフランチャイズの選び方
脱毛サロンFCを比較するときは、次の項目を同じ条件で確認します。
総開業資金/月額固定費/ロイヤリティ/脱毛機の費用・保守/集客支援/顧客対応/出店エリア/契約期間・解約条件
特に無人型の場合は、通常の店舗運営条件に加えて、
- 入退室管理
- 決済システム
- 防犯設備
- 顧客からの問い合わせ窓口
- 機器トラブルへの対応
- 店内清掃・衛生管理
の役割分担を確認してください。
また、本部が公開する売上や利益のシミュレーションは、特定の前提条件に基づく数値です。
収支は本部資料の数値をそのまま採用せず、自分が出店する物件の家賃・広告費・想定客数を使って再計算することが重要です。
脱毛サロンを開業するときに確認したい法令
エステ脱毛と医療脱毛は区別する
脱毛サロンを運営するうえで特に重要なのが、エステ脱毛と医療行為の区別です。
厚生労働省は、医師免許を持たない者が業として医療脱毛などの医行為を行えば、医師法第17条に違反すると明示しています。
具体的には、機器が医療用かどうかにかかわらず、レーザー光線などの強力なエネルギーを毛根部分へ照射して毛乳頭等を破壊する行為は、医師以外が行えば問題となります。
したがってFCを選ぶ際は、「脱毛効果が高い」といった訴求だけではなく、本部が採用する機器・施術方式が法令上どのように整理され、安全管理がどのように行われているかを確認する必要があります。
顧客との長期契約には特定商取引法が関係する
消費者庁の特定商取引法ガイドでは、脱毛はエステティックに含まれると整理されています。
エステティックについて、契約期間が1か月を超え、契約金額が5万円を超える場合は「特定継続的役務」の規制対象です。条件を満たす場合、書面交付、クーリング・オフ、中途解約などへの対応が必要になります。
FC加盟前には、本部が顧客との契約書、解約手続き、返金処理などについてどこまで運用ルールを整備しているかも確認しましょう。
脱毛サロンフランチャイズに関するよくある質問
脱毛サロンフランチャイズの開業資金はいくら必要ですか?
ブランドによって大きく異なります。
今回確認した中では、Dioneは推奨脱毛機を購入する場合の初期導入費用が318万円~で、物件取得費や内装費などが別途必要です。i-Skinは公式FC資料で350万~390万円、MELLOW WAXはプランによって総開業費500万円以下のモデルを案内しています。
どこでもMUSEEは100万円~でブランドパートナーを募集していますが、店舗規模や地域によって総額は変わります。
KENAXは具体的な契約費用を公開しておらず、NICOLはシルバープランで加盟金・保証金0円ですが、店舗取得費や設備費などを含めた総額は個別確認が必要です。
各社で開業資金に含まれる項目が異なるため、表示されている最低金額ではなく、営業開始までに必要な総額で判断することが重要です。
無人の脱毛サロンフランチャイズはありますか?
あります。
i-Skinが24時間365日の完全無人セルフ脱毛サロンです。
予約システムとスマートロックを利用し、顧客自身が脱毛機を操作します。本部がカスタマー対応やWeb広告運用も支援しており、オーナーは清掃や簡単な店舗管理を中心に運営できます。
Dione、MELLOW WAX、どこでもMUSEE、KENAX、NICOLは基本的にスタッフが施術する店舗モデルです。
無人型は人件費を抑えられる一方、集客、清掃、設備管理、脱毛機の保守などは必要です。有人・無人という区分だけではなく、毎月の固定費とオーナーが担当する業務範囲まで確認してください。
脱毛サロンで医療脱毛はできますか?
医師免許を持たない者が業として医療脱毛を行うことはできません。
厚生労働省は、無資格者による医療脱毛等の医行為は医師法第17条に違反するとしています。
加盟予定FCが使用する機器や施術方式について、契約前に本部へ確認してください。
脱毛サロンの契約にはクーリング・オフがありますか?
一定条件を満たす顧客とのエステ契約にはクーリング・オフ制度があります。
特定商取引法上の特定継続的役務に該当する場合、法定書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフが可能です。また、期間経過後も一定の中途解約ルールがあります。
なお、これは顧客とサロンとのサービス契約に関する制度であり、FC本部と加盟店との事業者間契約とは別に考える必要があります。
脱毛サロンフランチャイズは運営方式・総費用・法令対応まで比較しよう
脱毛サロンフランチャイズには、有人型から完全無人のセルフ型まで複数の事業モデルがあります。
そのため、単純に「開業費用が安いFC」を選ぶのではなく、自分が施術型サロンを経営したいのか、無人店舗として運営したいのかを最初に決めることが重要です。
そのうえで、総開業資金、毎月の本部支払額、脱毛機関連費、集客・顧客対応の支援範囲、契約条件を比較します。
さらに脱毛は法令との関係が重要な業態です。使用する機器や施術方式、顧客との契約管理まで含めて本部のコンプライアンス体制を確認したうえで、加盟先を判断しましょう。






