Shopifyでは標準機能でも在庫を管理できますが、実店舗や複数EC・モール、複数倉庫まで運用が広がると、外部の在庫管理システムが必要になります。Shopifyと連携できる在庫管理システム12選を、実店舗連携、複数EC・モール連携、倉庫・出荷業務、複数倉庫・物流の運用形態ごとに整理し、料金や機能、連携範囲まで比較します。
- Shopify標準の在庫管理で足りるケースと外部システムが必要なケース
- 実店舗・複数EC・倉庫など運用形態ごとの在庫管理システムの選び方
- Shopify向け在庫管理システム12選の料金・機能・連携範囲の違い
Shopify向け在庫管理システムとは?標準機能で足りる?
Shopifyには在庫管理機能が標準搭載されているため、すべての事業者が外部システムを導入する必要はありません。商品数や販売拠点が限られ、Shopify内で受注から出荷まで管理できているなら標準機能で十分です。一方、実店舗や複数EC・モールとの在庫連携、倉庫作業の効率化、複数倉庫をまたぐ物流管理まで必要なら、外部の在庫管理システムを利用するのが基本です。
Shopify標準機能で管理できること
Shopifyでは商品やバリエーションごとの在庫数を追跡し、管理画面から数量を調整できます。在庫の変更履歴も記録されるため、いつ、どのように在庫数が変わったか確認できます。
さらに、倉庫や小売店などをロケーションとして登録し、拠点ごとに在庫を分けて管理することも可能です。ロケーションごとの在庫追跡や注文のフルフィルメントにも対応しており、Shopify POSを利用する場合は店舗販売に応じて該当店舗の在庫数も更新されます。
| Shopify標準機能で対応できること | 主な内容 |
| 在庫追跡 | 商品・バリエーションごとの在庫数を管理 |
| 在庫調整 | 管理画面から在庫数量を変更 |
| 在庫履歴 | 在庫数の変更履歴を確認 |
| ロケーション管理 | 店舗・倉庫など拠点別に在庫を管理 |
| 在庫転送・フルフィルメント | ロケーション間の在庫移動や注文処理を管理 |
Shopify単独で販売し、店舗・倉庫を含めた運用もShopify内で完結している場合は、まず標準機能を利用するのが合理的です。外部システムを追加すると費用だけでなく、商品データや在庫情報を二重に管理する負担も増えるためです。
外部の在庫管理システムが必要なケース
外部システムを検討する基準は、Shopifyだけではなく、別の販売チャネルや倉庫まで在庫情報を共有する必要があるかです。Shopify自体も外部システムから在庫情報を同期する運用に対応しています。
特に、Shopify以外にも在庫を持つ場所や販売チャネルが増えた段階が、外部システムを検討するタイミングです。次章では、実店舗、複数EC・モール、倉庫・出荷業務、複数倉庫・物流の4つの運用形態に分けて、どの在庫管理システムを選ぶべきか整理します。
| 運用形態 | 外部システムを導入する主な理由 |
| Shopify+実店舗 | ECと店舗の在庫を連携し、POSや複数店舗を含めて在庫・販売情報を一元管理する |
| Shopify+複数EC・モール | Amazonや楽天市場など各販売チャネルの在庫を同期し、売り越しや在庫差異を防ぐ |
| Shopifyの倉庫・出荷業務 | 入荷、棚卸、ピッキング、検品、出荷を管理し、SKU数や出荷件数の増加に対応する |
| Shopify+複数倉庫・物流 | 複数倉庫や外部倉庫の在庫、ロケーション、入出荷まで一元管理する |
**Shopify以外にも在庫を管理する場所や業務が増えた段階が、外部システムを検討するタイミングです。**次章では、Shopify+実店舗、Shopify+複数EC・モール、Shopifyの倉庫・出荷業務、Shopify+複数倉庫・物流の4つの運用形態に分けて、どの在庫管理システムを選ぶべきか整理します。


