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ECサイトのLINE連携で集客を効率化・メリットと成功事例

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ECサイトのLINE連携とは?

ECサイトを運営していれば、いかに顧客をサイトに集客するかが課題ではないでしょうか。ECサイトへの流入を増やし新規顧客を増やしたり、継続的に訪れてくれるロイヤルカスタマーをつくったりする施策として「LINE連携」は欠かせません。

では、ECサイトとLINEを連携させるとはどういった状態をさすのでしょうか。

ECサイトで商品を購入する際、ほとんどの場合、顧客は登録登録をすることになります。

会員登録されたユーザーには、ECサイトのシステム上で一意となるIDが振られます。

LINE連携は、ECサイトの顧客IDとLINEのユーザーの紐付けをすることをいい、紐づけをすることで、ECサイトの行動履歴や購入履歴などの傾向から、LINE公式アカウントで顧客に送る情報の出し分けをすることが可能になります。

LINE連携は実質、ECサイトとの”ID連携”ということができるでしょう。

そのほか、LINE連携することで、LINE Payを決済方法として使えるようになるなど、ECサイト側だけでなく、顧客にとってもメリットが多い施策です。

LINEとECサイトを連携させるメリット

LINEの公式アカウントを作成し、ECサイトとLINEを連携させると、友だち登録済みの顧客に対し、新商品の告知やクーポン配布などのお得情報、LINE友だち限定イベントの告知、アンケート調査など、様々な情報を直接送ることができます。

LINE連携をするメリットについて、さらに詳しく解説します。

ECサイトへの導線をたくさん設置できる

LINE公式アカウントを作成すると、顧客とのトークに自社のECサイトのリンクを送ったり、LINEのトーク画面の下部に固定できるリッチメニューに、人気商品が見れるリンクを置いたりと、ECサイトへの導線をたくさん設置することができます。導線がたくさんあることで、流入数の増加が見込めるでしょう。

また、顧客はLINEを通じて商品を検索し、ECサイトで購入することができ、購入商品を実店舗で受け取ることも可能です。これにより、顧客は自分の好みに合わせた最適な購買方法を選択できます。LINE連携は、オムニチャネル戦略の一部としての役割も果たします。

長期的な顧客関係を築くことができる

また、LINEは、アクティブユーザーが多く、丸1日開かないユーザーがいない、というくらいリテンション率の高いツールです。LINEを通じてセール情報や新商品のお知らせを継続的に送ることで、顧客とのコミュニケーションを強化し、売上を増やすことができます。また、LINEとECサイトの連携は、顧客の愛着や忠誠を向上させる助けとなります。LINEを通じて定期的なコンテンツ提供や特別なセール情報を提供し、顧客に感謝の意を示すことで、長期的な顧客関係を築くことができます。

データを元にターゲットを絞ってアプローチできる

LINE公式アカウントを作成すると、メッセージの配信数や開封率、クリック数、インプレッション数などの数値分析を行うことができます。

ECサイトでの購入履歴や行動パターンから、顧客の購買傾向や好みを把握し、個別にカスタマイズされた提案や商品を提示することができるため、効率的なマーケティングが実施できます。

また、ECサイトがLINEを通じて自分好みの商品をわかって提案してくれることで、顧客側も好意を持ちやすくなります。

LINEとECサイト連携の成功事例

では、実際にECサイトを運営している企業は、どのようにLINE連携を活用し、売上アップを実現しているのでしょうか。ここからは、LINEとECサイト連携の成功例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

医療従事者向けECサイトの例

医療従事者向けECサイトでは、LINE公式アカウントとECサイトのIDを連携することで、ユーザーの属性に合わせてさまざまなセグメント設定を行い、個別にメッセージを送るようにしたことで、LINE経由の売上がメルマガ経由の売上を追い越し、ターゲットリーチも約7割に達するという成果を出しました。

顧客セグメントにあわせたメッセージ配信の例として、毎週月曜日に配信する医療関連の求人情報は、募集対象となる地域や年代に絞ってメッセージを配信したり、ECサイトやカタログ通販を含めたユーザーの購入履歴から「購入金額、購入回数」において上位の顧客層をセグメントしてメッセージを送ったり、ユーザーの誕生月にバースデークーポンを送ったりすることで、売上アップを実現しました。

参考:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/case-study/ec/

インテリアECサイトの例

沖縄にあるインテリアショップは、家具や生活雑貨を中心とした商品を販売していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来客が伸び悩み、ECサイトを2020年4月にオープンしました。

特にLINE公式アカウントでの動画配信で、オリジナル商品の売り上げを3倍にアップさせることに成功しました。リッチビデオメッセージを頻繁に活用することで、静止画では伝わらない商品の良さを伝えたことにより、オリジナルマットレスは、配信前と比較して1カ月あたりの商品売上本数が3倍に伸長したといいます。

参考:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/case-study/ec/

LINE連携できるECサイトプラットフォームを選ぼう

この記事では、ECサイトとLINEを連携させるメリットや成功事例について解説しました。

集客や売上に貢献するLINE連携ですが、連携をするにはECサイトのシステムとLINEをつなぐ仕組みが必要です。

日本でもよく利用されている、ShopifyやBASE、FutureShopなどのECプラットフォームは、自社EC会員のIDとLINEのアカウントを連携する機能が搭載されています。

IDを連携した顧客全員に対して、自社ECの購買履歴や会員情報をもとに、LINE側でセグメント設定をし、顧客にあったメッセージ配信をすることができます。

ECプラットフォームを使用せず、オリジナルでECサイトを制作した場合、LINE連携の機能も自作することになり、時間とお金のコストがかかってしまいます。

ECプラットフォームであれば、最初からLINE連携の機能が搭載されているため、構築する必要がなく、楽にLINE連携を開始できます。

これからECサイトを作りたい、と考えている方は、ECサイトのプラットフォームの比較・検討をしてみてください。

ECパッケージおすすめ比較16選|シェア・費用・オープンソースの違い・ECサイトの構築手法・ソフトを解説

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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