ECパッケージ比較12選|構築システムの種類・シェア・費用・オープンソースとASP比較

最終更新日:
2019/11/17

ECパッケージとは

ECパッケージとはネットショップや通販サイトの構築に必要な、決済機能や商品・在庫機能を有した中小規模向けのECサイト構築ソフトです。店舗や自社に合わせたカスタマイズが可能で、オリジナルのサイト構築ができるのが特徴です。

今回はECサイト構築の方法やASPカートシステムと比較しながら、ECパッケージメリットや費用、選定のポイントを紹介していきます。

構築手法別のメリットやデメリットに関する詳細はこちらの記事でも紹介しています。

ECサイト構築の5つの手法・費用比較

構築手法ビジネス規模初期構築費用相場月額費用相場
ECモール個人〜1億前後無料〜5万程度無料〜5万程度
ASP個人〜1億前後〜10万程度〜10万程度
オープンソース1億〜5億前後10〜30万程度10万前後〜
ECパッケージ・クラウドEC1億〜30億前後100万〜10〜30万前後
フルスクラッチ30億〜数千万〜数十万〜

上図は構築手法別の主な費用の比較です。ECモールやネットショップ作成ソフトの場合は、小規模企業や個人事業主が利用することが多く、ASPカートは機能によっては中小規模でも利用されます。

今回紹介していくECパッケージ・オープンソースソフトの場合は、機能性が高く、カスタマイズもある程度自由にできるため、中小規模向けの構築ソフトといえます。

フルスクラッチの場合は、完全オリジナルのサイト構築となり、自社システムの連携や機能開発も行うため価格は高くなります。

ECサイト構築の手法別の メリット・特徴を比較

さきほどの紹介でも触れたとおり、利用する構築手法はビジネス規模によって変わり機能性も異なります。

ECパッケージ・オープンソースソフトの特徴としては、基本的な機能やカスタマイズは可能なためある程度の初期・月額費用が発生してくることです。

ショップをスモールに立ち上げて売上も徐々に見え、オリジナルのサイトデザインやポイント管理、リピーター獲得、レコメンド施策による顧客単価引き上げを検討している場合におすすめです。

ECパッケージの3つのメリット

  • ECサイト構築に必要な機能が充実
  • カスタマイズ性が高く自社に合わせた利用
  • セキュリティの担保

ECパッケージではサイト運営で必要な基本機能は備わっており、1からサイトを作成する手間や、作成にかかる費用を省くことが可能です。

加えて業界や店舗毎で必要となる機能も成長に合わせて拡張することができるため、自社エンジニアがいなくても機能追加が可能です。

またECパッケージの提供会社は開発内容などは開示することはなく、セキュリティ面が強いのが特徴です。

ECパッケージの3つの選び方

ECパッケージにもシステムの違いがあるため、運営方針によって選び方も検討が必要です。ここからは選定ポイントについて紹介していきます。

(1)初期構築費用・ランニングコスト

ECパッケージを選定する際に必要な費用や月額コストは確認しましょう。また初期構築費用に問題がなかったとしても、稼働している間は月額費用が毎月かかります。

月額の場合は固定費用となるため、売上や成長率も見越して問題ないかどうかはしっかりと判断しましょう。

(2)自社の規模にあったカスタマイズが可能か

運営を始めた時には必要がなかった機能も、成長に合わせて必要な場合もあるでしょう。他のツールと連携すれば補完出来る場合もありますが、データベースが別になる・追加で費用が発生するため中長期での利用検討がポイントです。

(3)事業変化・成長スピードに合わせた管理方法

またECサイトは構築することがゴールではなく、中長期的な事業拡大やシステムのメンテナンスも必要となります。上述の内容と重なる部分もありますが、変化の早い業界の場合は、1つの打ち手だけでは対応が難しい場合もあるでしょう。

2年〜3年後の状態も検討しながら、必要な機能や集客施策などはイメージするようにしましょう。

おすすめECパッケージ価格比較7選【比較表】

ここからは、おすすめECパッケージの価格を比較紹介していきます。

ECパッケージ価格
ecbeingお問い合わせ
ebisumart(エビスマート)300万~数千万
Orange EC1,000万~
コマース21(C21)お問い合わせ
SI Web Shoppingお問い合わせ
COMPANY-ECお問い合わせ
HIT-MALL280万~

下記ではさらに詳しく特徴について紹介をさせて頂きますので是非ご覧ください。

ecbeing

●特徴

  • ECサイトツールで1番有名
  • カスタマイズ性が高い
  • 追加で機能を拡張できる

ecbeingはECサイトツールでも知名度が高く、1,200サイト以上で導入されています。拡張機能が多く、ニーズに合わせて追加で拡張することも可能です。また、24時間サポートでセキュリティも万全なのが特徴です。

詳細はこちら:https://www.ecbeing.net/

ebisumart(エビスマート)

●特徴

  • クラウド型パッケージなのでシステムが常に最新
  • 短期間に集中アクセスが起きてもサーバーダウンしない
  • システム費用がかからない

ebisumart(エビスマート)の特徴はクラウド型である点です。パッケージ型の場合システムのメンテナンスをしなければいけませんが、そういったこともなく、メンテナンス費用もかかりません。システムも常に最新なので、安心して利用できるのが特徴です。

詳細はこちら:https://www.ebisumart.com/

Orange EC

●特徴

  • ECとPOSでデータ連携が可能
  • ソースコードが開示されているため、サイト保守内製化が可能
  • オムニチャネル対応

Orange ECはPOSシステムとデータ連携が可能です。またOrange ECのECパッケージはソースコードが開示されています。そのため、サイト保守内製化が可能で、問題が発生した場合でも、技術があれば自社で修正を行うことができます。

またOrange ECはECサイトを多国語で表示することが可能で、管理画面も多国語に対応しています。インバウンド向けサイトの場合は便利な機能です。

詳細はこちら:https://ec-orange.jp/

コマース21(C21)

●特徴

  • 複数店舗の構築を1つのプラットフォームで可能
  • 自動的に受注業務が行われ、作業効率をあげる
  • 複数店舗のモールを一括管理できる

コマース21(C21)は長期的にサポートを行い、顧客に合わせたECサイトを構築することが可能です。システム提供の経験も豊富でカスタマイズ性が高く、機能も充実しています。企業によって必要となる機能も追加しやすいのが特徴です。

詳細はこちら:https://www.commerce21.co.jp/

SI Web Shopping

●特徴

  • カスタマイズ性が高いECパッケージ
  • AWS標準対応
  • 豊富なオプションとテンプレート

SI Web Shoppingは20年以上日本のECビジネスを支え続けており、信頼性が高いソフトウェアです。今までに1,100サイト以上の実績を元に開発されたECパッケージで、安定性があります。またSI Web Shoppingはカスタマイズ性が高いシステムなので、柔軟に企業の要望に対応することが可能です。

詳細はこちら:https://products.sint.co.jp/siws

COMPANY-EC

●特徴

  • 分析・プロモーションに強い
  • 機能性・デザイン性が高くオリジナル性の強いECサイトを作成可能
  • ECシステム・分析プロモーションなどを一括管理が可能

COMPANY-ECの特徴は、分析・プロモーション、顧客情報など基盤となるシステムなどを一括管理することができます。また、セキュリティ性も高く、電話・メールでのお問い合わせに対応しており、受注・配送管理も全て一括で確認することが可能です。

詳細はこちら:https://www.worksap.co.jp/products/lineup/ec/

HIT-MALL

●特徴

  • 理想のECシステムを構築が可能
  • 多彩なEC機能を標準搭載
  • カスタマイズ性が高く自由

HIT-MALLはECサイトに必要な機能を標準搭載しており、企業毎にカスタマイズも自由自在です。また、クラウド型でECサイトを立ち上げることも可能で、売上が増えてからECパッケージに移行することが可能です。

詳細はこちら:https://www.hit-mall.jp/

ライセンス無料のオープンソースECパッケージ比較5選

EC-CUBE

●特徴

  • 初期費用無料
  • カスタマイズ性が高く理想のECサイトを実現可能
  • ECパートナーが国内最大級

EC-CUBEは小規模から大規模のネットショップに向いており、カスタマイズ性が高く理想のECサイトを実現することが可能です。

また機能性も充実しており、初期費用が無料なため、費用をおさえることが可能です。さらに国内最大級のECパートナーネットワークがあるので、顧客のニーズに合わせることが可能です。

詳細はこちら:https://www.ec-cube.net/

os Commerce

●特徴

  • 最小限のコストでECサイトを実現可能
  • 高機能でカスタマイズ性が高い
  • ソースコードが公開されている

os Commerceはネットショップの運営に必要なセットアップを短期間で終わらせることが可能で、初期費用も最小限でおさえることができるのが特徴です。また高機能でカスタマイズ性が高いので、オリジナルのECサイトを実現できます。

詳細はこちら:http://www.bitscope.co.jp/tep/

Zen Cart

●特徴

  • 高機能でカスタマイズ性に長けている
  • 拡張性が高く、稼働実績が多数ある
  • 商品が多くてもサイトが重くならない

Zen Cartの特徴は高機能でカスタマイズ性に長けているので、オリジナルのECサイトを実現することができます。また拡張性が高く、日本でも多数導入されており豊富な稼働実績があります。さらにスマートフォンにも対応しており、商品数が多くてもサイトが重くなりません。

詳細はこちら:http://zen-cart.jp/install_zen.html

Live Commerce

●特徴

  • 世界的なシェアが大きく高い評価を受けている
  • 多国語、多通貨に対応
  • 機能性が豊富

Live Commerceは世界的に評価を受けているオープンソースで、多国語、多通貨に対応をしています。機能性は豊富なので、海外へ販売を行う企業におすすめです。またサポートも充実で、経営者目線のアドバイスを受けることも可能です。

詳細はこちら:http://www.live-commerce.com/

magento(マジェント)

●特徴

  • 柔軟性・実用性を備えている
  • 無制限に商品登録が可能
  • 海外ユーザーのユーザビリティー体験に基づいている

magento(マジェント)は多国語、多通貨での決済が可能です。また国内外に対応した配送が可能なため、海外に向けた販売を行う企業に向いています。さらに、機能拡張が容易に行うことが可能で、世界的に利用されているため、実績を基にECパッケージが作成されています。

詳細はこちら:https://magento.com/

失敗しないECパッケージベンダー選定の5つのポイント

オープンソースやECパッケージに付いて紹介してきましたが、最後にベンダーやシステム選定のポイントを紹介します。

(1)自社と近しい開発・機能要件の事例があるか

選定時には事例があるかを確認しましょう。中規模以上のECサイトの場合、独自の機能要件があり、内容によっては別途で開発費が発生することもあります。

また、近しい業界の理解があれば機能や要件定義の際にもスムーズにすすめていくことが可能です。

(2)操作性や管理画面のデモチェック

ECパッケージを選ぶ際に見積りは当然大切ですが、それ以外にも操作性も重要です。商品登録から受発注処理までの一連の流れや操作性・機能などは見積りとセットで実施しましょう。

(3)理想のサイトデザイン・UIが実現できるか

オリジナル性のあるデザインを実現したい担当も多いかと思います。デザイン性が豊富とはいえ、実際に実現が可能であるかを確認しなければいけません。またデザインを変更できるヶ所なども確認しましょう。

ECサイトの商品ページなどは変更ができたとしても、ショッピングカートや決済画面のデザインは変更できないこともあるかもしれません。オリジナリティーが出せる部分はチェックしましょう。

(4)リニューアルなど中長期視点で必要な機能を満たすか

ECサイトを作成した際には必要がなかった機能があったとしても、顧客や商品のニーズによって、必要となる機能も出てくることがあります。

そういった機能が出てきた場合に、必要な機能を満たすことが可能であるかを確認してください。また、数年経った際にセキュリティや最新のトレンドに対応できているか、リニューアルはどれぐらいの頻度で行っているかをECパッケージベンダーに問い合わせしてみるのもポイントです。

(5)要件を満たす開発力・技術力を持ったベンダーであるか

ECパッケージベンダーによっては、求める開発実績があるかどうかも重要判断ポイントです。

開発力によっては、カスタマイズに制限が出てくることもあります。プレゼンテーションがとても上手な企業でも、ベンダーがそうではない場合は、運用を開始した直後にトラブルになる可能性があります。そのため、ベンダーに開発力・技術力を持っているかを必ず確認するようにしてください。

規模に応じた中長期的なシステム選定を実施しよう

今回はECパッケージについて紹介してきましたが、規模に応じたECパッケージを選定する必要があります。

また中長期的なシステムを選定しなければ、さらに費用が増えてしまう可能性もあるため、事前に長い目線で検討を行いましょう。

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