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LINE広告の種類や始め方を解説!初心者にもわかりやすいガイド

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LINE広告のメリット

国内で月間9,500万人(2023年3月末時点)が利用しているコミュニケーションアプリのLINE。LINEは10代から60代まで幅広く利用され、他のInstagramやTwitterなどのSNSに比べてよりボリュームの大きな配信数が期待できます。

広告の配信面の種類としては、LINEのトーク一覧上部(トークリスト)、LINE NEWS、LINE VOOM(旧タイムライン)、LINEマンガなどがあります。家族や友だちとやりとりする際や、LINEが提供するさまざまなサービス画面の一部を借りて広告配信することで、新しいユーザーとのタッチポイントを作ります。

性別や年齢などの属性でターゲティングが可能

LINEは性別や年齢という一般的な属性以外にも、地域セグメントで47都道府県だけでなく市区町村別にも配信可能です。エリアを指定できるので、小規模なビジネスでも近隣に住むLINEユーザーに対して配信すれば費用対効果を高め、効率的に情報配信できるのです。

少額から広告が配信できる

LINE広告というと大企業向けのイメージがあるかもしれませんが、実際は少額の予算でも配信可能です。LINEアカウントを開設すれば、初期費用なども必要なく1日1,000円からでも配信可能です。

オンラインで申請から広告掲載の設定ができ、支払いもクレジットカード決済で行えるので忙しい方でも始めやすいでしょう。

LINE広告の始め方

LINE広告の始め方

LINE広告の特徴やメリットを確認したところで、実際に広告の始め方について開設します。

LINE Business IDを発行し広告アカウントを作成する

LINE広告を始めるには、一般ユーザーとは違うビジネス向けの「LINE Business ID」のアカウントを発行しなければなりません。メールアドレスからPCにてLINE Business IDを作成して、パスワードの設定も行いログインします。ログイン後、広告アカウントとグループアカウントを作成します。

請求先情報を登録する

LINE Business IDと広告アカウントが作成できたら、請求先情報を登録します。事業者の情報や担当の連絡先、広告費を支払うクレジットカードの登録などが必要です。決済はクレジットカードのみです。

メディア登録・LINE Tagの設置

どのような広告を配信するのか、クリエイティブの入稿を行います。クリエイティブはLINEが定める規定に沿ったもので、自社商品やサービスの魅力が伝わる画像やテキストを用意しましょう。

また広告から自社のWebページなどに遷移する場合、LINE広告からのアクセスがどれくらいあったのかを分析するため、LINE Tagも設定します。

配信設定

配信する「キャンペーン」「広告グループ」「広告」の3階層を作成していきます。「キャンペーン」では目的がWebサイトへのアクセスなのか、コンバージョンなのか、LINEの友達追加なのかなど、目的によって区分を選ぶことができます。

「広告グループ」では配信先となるターゲットや入札手法、単価を設定します。「広告」では広告の画像やテキスト、遷移させたいランディングページのURLを設定します。

キャンペーン名、広告グループ名、広告名をつけてそれぞれ整理して設定することで、目的に応じて効果測定を行いながら配信設定が行いやすくなります。

注意点として、LINEのトーク一覧上部(トークリスト)、LINE NEWS、LINE VOOM(旧タイムライン)、LINEマンガなど特定の配信面の指定はできません。

審査完了・配信開始

配信設定を行ったからといってすぐに開始できるわけではありません。LINE社による審査が必要となり、審査完了までは10営業日ほど想定されます。審査が完了して、管理画面上のステータスを「利用可能」に変更すると広告配信が開始されます。

LINE独自の配信機能をフル活用できる

圧倒的なユーザー数を誇るLINEだからこそ、ユーザーの属性データを最大限に広告配信に活用できます。配信機能の種類や活用方法についても紹介します。

オーディエンス配信

「オーディエンス配信」の機能では、LINE社の持つデータを利用して、対象ユーザーを指定して広告を配信できます。初回購入した顧客のスマホの端末識別IDがあれば、そのデータを使って再度購入を促す広告を配信できます。自社のサービスを利用したことがある顧客をピンポイントで再来させ、リピーターを獲得するのに役立ちます。

オーディエンスセグメント配信

「オーディエンスセグメント配信」の機能では、LINE社が持つユーザーの属性や興味を推測し、それに合ったセグメントを設定して広告配信することで効果的な広告配信ができる機能です。

セグメントの設置例として、性別や年齢、地域(都道府県・市区町村)、興味関心(ファッション・ゲーム・美容コスメなど18種類のカテゴリ)、配偶者や子どもの有無、携帯キャリア、テレビ視聴の頻度まで設定できます。

この機能により、自社商品やサービスを利用したことがない顧客にも費用対効果の高いアプローチが可能になります。「自店の近くに住んでいる人にだけ配信したい」というニーズにぴったりの機能です。

類似配信

「類似配信」の機能では、特定のユーザー情報に類似したユーザーをLINE内で探し出し、対象を広げて広告配信できる機能です。類似度は1%から15%まで選択でき、類似度が高くなればオーディエンスの数は減り、類似度を下げると数が増える仕組みです。

友だち追加

「友だち追加」の機能では、広告をクリックするのではなく実際に自社のLINE公式アカウントに友だち追加された際に費用が発生する仕組みです。最低入札金額は手動入札の場合50円、自動入札の場合は75円となります。

一度友だちに登録してもらえば中長期的に自社の情報を配信できるので、定期的にキャンペーンを行う予定があるビジネスオーナーには効果的な施策でしょう。せっかく登録してもらっても通知がノイズになるとブロックされてしまう恐れもあるため、クーポンなどのユーザーにとって利益となる情報についても定期的に設定し、登録時に訴求すると良いでしょう。

それぞれの機能は単体で利用することもありますが、「オーディエンスセグメント配信+オーディエンス配信」や「類似配信+オーディエンス配信」などかけあわせて効果を最大化する方法もあります。

LINE広告は初心者でも始められる

LINE広告は広告代理店に委託して運用してもらう方法もありますが、代理店は広告予算の何割かの手数料が別途かかってしまいます。大規模な予算やキャンペーンがある場合は、代理店に任せることで代理店が持つLINE広告のノウハウや勝ちパターンを活用できるため利用価値はあるでしょう。

「そこまで大きな予算はないけれど新しい顧客を獲得したい」と考えているビジネスオーナーの方は、初心者でも臆することなくぜひ自社でのLINE広告の運用をおすすめします。

自社で行うことで代理店への手数料を節約し、自社でも運用ノウハウを貯めていくことができるでしょう。

LINE広告の特徴を知って効果的な集客を

この記事ではLINE広告の種類や始め方、機能について紹介してきましたが、広告運用が初心者という方でも少額から始めやすいのがLINE広告のメリットです。

LINEは日本国内で最も利用されているコミュニケーションツールであり、スマホの普及により若年層から高齢層まで幅広いユーザーに自社の商品やサービスを知ってもらうきっかけを作ることができます。

小規模ビジネスオーナーでも始めやすく、細かいユーザー属性まで想定して配信できるため、少しずつ効果を見ながら効果的な配信パターンを探っていくことができるでしょう。

LINE広告の特徴やメリットを知り、効果的な集客施策につなげてくださいね。

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著者
OREND編集部
OREND編集部
「OREND」は飲食店や小売業界・ネットショップに関する業界トレンドを図解・解説しながらツール紹介を行う専門メディアです。 キャッシュレス決済や予約管理システム・ネットショップ作成ソフトなど、店舗の効率化やECサイトの立ち上げに必要なツールの仕組みや機能・トレンド背景を解説します。
この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社で、事業企画として業務を担う。兼務でグループ会社のマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月にステップ・アラウンド株式会社を設立し、飲食店や小売業を中心とした店舗ビジネスのIT化やDXの推進に注力。現在は、店舗ビジネスの効率化や収益向上に役立つ情報を発信するメディア「OREND」を監修し、実務経験に基づいた具体的で分かりやすいコンテンツ作りに取り組む。
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