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LINEリッチメニューとは?活用方法やメリット、タップされるメニューの作り方

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LINEリッチメニューとは?

LINEリッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に設置できるメニューのことです。LINE公式アカウントに登録するだけで使えるようになる機能で、LINEからの集客やリピーター獲得などの強化につながるでしょう。

リッチメッセージとの違い

リッチメニューと混同されやすいLINEの機能に「LINEリッチメッセージ」があります。リッチメッセージは画像とテキストをひとつのメッセージにまとめて配信する機能です。

リッチメッセージは通常のメッセージよりも視認性が高く、お得情報やキャンペーンなどのお知らせに適しています。

リッチメニューはトークルームに常に表示できること、ボタンごとにさまざまなアクションを振り分けられることから、来店や問い合わせの促進に効果的です。

LINEリッチメニューでできること

LINEリッチメニューには最大6つのボタンを設置し、各ボタンには「ショップカードやクーポンの表示」「外部サイトへの誘導」「予約受付」などの役割を振り分けられます。

LINEリッチメニューで何ができるのか、どのような活用方法をすればいいのか、3つのアイデアを紹介します。

クーポンやショップカードへの誘導

実店舗に特におすすめの活用方法が「クーポンやショップカードへの誘導」です。リッチメニューにクーポンやショップカードなどの画面へのリンクを入れることで、お客さまはLINE公式アカウントのトーク画面を開き、これらの画面にすぐに遷移できるようになります。

LINE公式アカウントでポイントカードを発行すれば、「ポイントカードの管理が面倒くさい」というお客さまにカード作成を促せるでしょう。

しかし、ポイントカードをどう開けばいいのかわからなければ、結局使ってもらえず再来店の促進効果は低くなります。クーポンも同様です。

トーク画面に常設されたリッチメニューからこれらを開けるようにすることで、お客さまの管理負担は軽くなるでしょう。

外部サイトへのリンク設置

ECサイトや企業アカウントなどにおすすめなのが「外部サイトへのリンク設置」です。リッチメニューに外部サイトへ遷移するボタンを設置できます。

遷移先には自社HPやブランドサイト、ECサイト、Q&Aや問い合わせページなど、好きなURLを指定できます。これらのWebサイトは自社で自由にカスタマイズできるため、集客やキャンペーンの宣伝、採用などさまざまな目的に活用できるでしょう。

予約の受付

クリニックやサロン、居酒屋をはじめとする予約ありきの飲食店などにおすすめなのが「予約の受付」をリッチメニューに設置することです。

リッチメニューに「予約ボタン」を設置する活用方法ですが、予約方法は自由に設定できます。外部の予約フォームやグルメサイトへのリンクを入れるほか、リンク設定で「tel:電話番号」と入力することで、ボタンタップで電話をかけられるようにもできます。

LINEリッチメニューを活用するメリット

リッチメニューをうまく活用することで、LINE公式アカウントの費用対効果を大きく高められるでしょう。その理由を、LINEリッチメニューの3つのメリットと併せて解説します。

追加料金なしで使える

LINEリッチメニューの1つ目のメリットは、「追加料金なしで使える」ことです。

リッチメニューはLINE公式アカウントに登録するだけで使えます。公式アカウントの料金プランは1ヵ月のメッセージ配信数で決まっており、リッチメニューは追加料金なしで使えます。

なお、LINE公式アカウントの料金プランは次の通りです。小規模店舗なら、無料でリッチメニューを使うこともできるでしょう。

コミュニケーションプランライトプランスタンダードプラン
月額料金無料5,000円15,000円
メッセージ通数/月200通5,000通30,000円
追加メッセージ料金追加不可追加不可~3円/通
(配信数により変動)
LINE公式アカウントの料金プラン

視覚的でタップされやすい

LINEリッチメニューの2つ目のメリットは、「視覚的でクリックされやすい」ことです。

リッチメニューはLINE公式アカウントのトーク画面下部に常設されます。通常のトークのように、リッチメニューが新しいメッセージにより流れていくことはありません。

トーク画面を開いた瞬間に目に入ること、ボタンのデザインや分割形式を自由に設定できることから、視認性が高くタップされやすいです。

ユーザーをスムーズに誘導できる

LINEリッチメニューの3つ目のメリットは、「ユーザーをスムーズに誘導できる」ことです。

リッチメニューには1~6個のボタンを設置できます。先述の通り、各ボタンのデザインは自由に設定でき、「クーポン・ショップカードの表示」「外部サイトへのリンク」など役割も自由に振り分けられます。

ボタンの役割を自由に決められること、視認性が高くタップされやすいことから、ユーザーをスムーズに誘導できるでしょう。

効果的なLINEリッチメニューを作るコツ

LINEは他SNSと比べ、リピーター獲得に適したSNSです。リッチメニューを活用し、ポイントカードやクーポンの利用を促進したり、予約や問い合わせをしやすくしたりすることで、集客効果はさらに高くなるでしょう。

これらの効果はリッチメニューの作り方に少しこだわるだけで、大きく向上します。リッチメニューの基本的な作成・設定方法と、効果を高めるコツを紹介します。

リッチメニューの作成・設定方法

リッチメニューの作成・管理は、LINE公式アカウントの管理画面から行えます。リッチメニューの管理画面は、ホーム画面左側にあるメニューから「トークルーム管理>リッチメニュー」を選ぶことで表示できます。

リッチメニューの作成時、まずはテンプレートを選びましょう。テンプレートを選んだら、各ボタンに画像を入れていきます。

画像にはLINEが用意したアイコンを使うこともできますが、自社で作成した画像を入れることもできます。

ボタンを作成できたらプレビューで確認し、次の各種設定を行いましょう。

  • リッチメニューのタイトル
  • 表示期間
  • 表示/非表示
  • ボタンごとのアクション(外部サイトのリンクやポイントカードの表示など)

表示・非表示の切り替え

リッチメニューをトーク画面にあらかじめ表示しておくか、最初は非表示で、画面下部の「メニュー」ボタンから表示できるようにするかを選べます。

あらかじめ表示しておく設定の方がユーザーに気づいてもらいやすいですが、リッチメニューが表示されている分画面が小さくなり、トーク履歴の表示が少なくなってしまいます。

表示期間の設定

リッチメニューごとに表示期間を設定できます。セールやキャンペーンなど、期間限定の訴求を入れる場合は、表示期間を設定しておくことでリッチメニューを自動更新できます。

セールやキャンペーンの期間終了後に通常のリッチメニューに戻すよう設定しておけば、更新を忘れ、お客さまに終了済みのセール情報を表示してしまうリスクもなくなるでしょう。

テンプレートの分割を選ぶ

リッチメニューには1~6個のボタンを設置できます。ボタンの分割形式はテンプレートで決まっており、特定のボタンをほかのボタンよりも大きく表示することもできます。

セールやキャンペーンなどのお知らせページへのボタンを大きく表示させ、目立たせることで、訴求の効果は高くなるでしょう。

CTAを意識してボタンを作る

リッチメニューのボタンはCTAを意識して作りましょう。CTAは「Call To Action」の略で、日本語にすると「行動喚起」となります。ここでは「リッチメニューのボタンを押してもらうために、ボタンに入れるテキストやデザインにこだわること」と考えておきましょう。

CTAを意識してタップされやすいボタンを作ることで、リッチメニューを使った訴求の効果は高くなります。訴求効果の高いリッチメニューを作るコツは、次から詳しく解説します。

タップされるLINEリッチメニューを作るには?

リッチメニューで大切なのは「いかにタップされるか」です。どんなに凝ったデザインのボタンでも、タップされなければ意味がありません。

タップされるリッチメニューを作るコツを4つ紹介します。

ボタンごとの役割を視覚的に伝える

タップされるリッチメニューを作る1つ目のコツは、「ボタンごとの役割を視覚的に伝える」ことです。

リッチメニューには1~6個のボタンを設置できますが、それぞれ何のためのボタンなのか、アイコンや画像を使ってわかりやすく伝えましょう。

たとえば電話予約のボタンには受話器のアイコンを入れる、Q&A・問い合わせページへ遷移させるボタンには「?」マークを入れるなどの工夫ができます。

ボタン内のテキストは短く端的に

タップされるリッチメニューを作る2つ目のコツは、「ボタン内のテキストは端的にまとめる」ことです。

「予約」「お問い合わせ」など、ボタンに入れる画像には、そのボタンが何のためのボタンなのかを表すテキストを入れましょう。

テキストが長すぎたり小さすぎたりすると読みづらく、タップされにくくなります。適切なフォントと端的な内容を心がけましょう。

ツールを使ってデザインを作ろう

タップされるリッチメニューを作る3つ目のコツは、「ツールを使ってデザインを作る」ことです。

リッチメニューの各ボタンに入れる画像はLINE公式アカウント内で作ることもできますが、自社で用意した画像を使うこともできます。ツールを使い、魅力的で見やすい画像を作ることで、よりタップされやすいボタンを作れるでしょう。

画像デザインには「Canva」がおすすめです。デザインのスキルや知識がなくても使えるツールで、ブラウザから、直感的な操作で画像を作れます。無料でも基本機能はすべて使えますが、有料プランに登録すると、背景の切り取りや有料素材などが使えるようになります。

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ツールを使ってリッチメニューのセグメンテーションをしよう

タップされるリッチメニューを作る4つ目のコツは、「ツールを使ってリッチメニューのセグメンテーションをする」ことです。

LINEのリッチメニューは一度に1つしか表示できません。期間ごとに表示させるリッチメニューを変えることはできますが、ユーザーごとに異なるリッチメニューを表示することはできません。

そこでおすすめなのが「Liny」です。Linyにはセグメントリッチメニューという機能があり、ユーザーを属性などでセグメンテーションし、それぞれ異なるリッチメニューを表示できます。

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「タップしやすさ」にこだわり、LINEリッチメニューを作ってみよう

LINEリッチメニューでは、とにかく「タップしやすさ」が大切です。リッチメニューの各ボタンが何のためのボタンなのかわかりやすく表示すること、目を惹くデザインのボタンを作ることで、タップ率が高くなるでしょう。

なお、LINEは既存客の囲い込みやリピーターの獲得に強いSNSです。拡散力は高くないため、TwitterやInstagramなどの他SNSと併用することで、より高い効果が得られるようになるでしょう。

SNSを併用するうえで大切なのは、各SNSの強みや特徴を理解し、戦略的に組み合わせることです。各SNSの特徴や適した集客フェーズ、組み合わせ方はこちらの記事で解説しています。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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