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Instagramのリール(短尺動画)の作り方、フィードや他の動画系SNSとの違い

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Instagramのリール(短尺動画)の作り方、フィードや他の動画系SNSとの違いのアイキャッチ画像
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Instagramのリールとは?

リールとはInstagramの「動画」機能の1つで、以下のような特徴があります。

  • スマホ全画面の縦動画(9:16の比率)
  • 15秒から最長90秒のショート動画を作成・投稿ができる
  • テキストを入れたり、エフェクトを付けたりなどの編集もできる
  • 発見タブで表示されるため、多くのユーザーに見つけてもらいやすい
  • 投稿したリールは削除しない限り消えない

また、リールはフォロワー以外のユーザーに表示されやすい投稿でもあり、リールがきっかけでアカウントを知ってもらうチャンスにもなります。Twitterと比べて拡散力の低いInstagramですが、リールは認知拡大にも向くでしょう。

ショート動画のリールは、スクロールすると次々に動画が再生されるため、いかに興味を惹くことができるかがポイントです。

何より動画は分かりやすく楽しんでもらいながら情報を提供できるため、サービスや商品・お店の情報を発信するのに最適な機能といえるでしょう。

Instagramのリールの作り方・投稿手順

料理や美容関係、商品販売でも動画で紹介すると、動きや音でより魅力が伝わりやすくなります。

リールの作り方は最初は少し難しいかもしれません。しかし、シンプルな操作で分かりやすいため、まずは1つ作ってみることから始めましょう。

リール作成画面を開く

プロフィール画面右上にある「+」マークをタップして、「リール」を選択しましょう。

音源を選ぶ

画面左上の「♬(音符)」マークをタップすると、音源を選択できます。

使いたい音楽が決まっているときは、検索ボックスに曲名を入れて検索してみましょう。

音源が決まったら、使いたいところだけを選択することができます。

動画を撮影する

画面下部にある、「白い丸」ボタンをタップすると撮影が開始されます。終了したいときはもう一度タップしましょう。

長押しをして撮影、指を離すと撮影終了という操作でも撮影できるので、使いやすい方で撮影してください。

白い丸ボタンの左右にある「エフェクトアイコン」をタップすると、エフェクトが付いた動画撮影ができます。

動画を編集する

撮影ができて「次へ」のボタンをタップすると、左下に「動画を編集」というボタンが出てくるためタップしましょう。

不要な部分だけを削除したり、テキストやスタンプを入れたりして編集をすることができます。その他にも以下のような編集ができるため、リールに慣れてきたらいろいろな機能を使ってみましょう。

  • 90秒の間で、複数カットの動画撮影をする
  • スピードを変える
  • 「Reorder」で動画の並びを変える
  • 「トランジション」で動画のつなぎを加工する

キャプションを設定する

編集が完了したら、キャプションを入れましょう。

キャプションとは簡単な動画の説明のことで、そのための文章を入れることができます。

たとえば美容液の動画であれば、テクスチャーや使い心地を簡単に説明してあげることで、さらにイメージが湧きやすくなるでしょう。

フィード投稿と同じように、ハッシュタグ(#)や、メンション(@+ユーザーネーム)を追加することができるため、認知を広げたい場合は付けることをおすすめします。

また、「カバー写真」を変更することができるため、興味を惹けるようなインパクトのあるカバー写真の設定をしましょう。

投稿する

カバー画像の設定までできたら、「次へ」>「シェア」をタップしてリール投稿の完了です。

Instagramのリールが表示される場所

リールが表示されるのは、以下の3箇所です。

  • フィード(ホーム画面)
  • 発見タブ
  • リールタブ

フィードとは、Instagramを開いたときに最初に出てくるホーム画面のことを指します。フィードには、フォローしていなくてもユーザーが興味がありそうなリールがランダムに表示されるようになっています。

発見タブは、画面下部にある「虫眼鏡」マークをタップすると表示される画面です。閲覧履歴に関連した投稿が一覧で表示されます。

画面下部中央にある「カチンコマーク(動画の再生ボタンのようなマークが入ったアイコン)」をタップがリールタブです。リール投稿だけが表示され、スワイプすると次々に動画を閲覧することができます。

Instagramのリールとほかの投稿の違い

Instagramには、リールのほかに「フィード」「ストーリーズ」という代表的な投稿機能があります。

それぞれに特徴があるため、違いをおさえながら確認していきましょう。

フィードの違い、リールならではのメリット

フィード投稿は最大画像10枚とキャプション(文章)で構成されています。情報を多く盛り込めるものの、流し見されやすく、投稿が埋もれたりよく見てもらえなかったりすることも多いです。

リール投稿は最初の3秒で興味を惹き付けることができれば最後まで見られることが多く、タップで再生すると全画面で表示され没入感があるのがメリットです。

ストーリーズとの違い、リールならではのメリット

ストーリーズは、基本的にフォロワーにのみ向けられる動画でフォロワー外には表示されません。また、最長60秒で動画を作成でき、24時間で自然に消える仕様になっています。

リールは最長90秒で動画を作成でき、削除しない限りプロフィールの投稿一覧に表示され続けます。リールはフォロワー以外にもランダムで表示されるため、認知を広げられるメリットがあります。

Instagramのリールに動画を投稿するメリット

YouTubeやTikTokなど、ほかのSNSにもショート動画があります。

「ショート動画であれば、Instagramじゃなくてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、Instagramだからこそのメリットがあるのでそれぞれチェックしていきましょう。

YouTubeと比べたリールのメリット

YouTubeのショート動画はエフェクト機能はあるものの編集機能が付いていません(BGMやテロップは付けられます)。事前に編集しておく必要があり、動画投稿のハードルが高いといえます。

一方で、Instagramのリールは編集機能が備わっているため、撮影・編集・投稿が手軽でスピーディに行えるのがメリットです。

また、YouTubeもSNSではありますが、動画プラットフォームとして使っている人が多いです。コミュニティの場として使われやすいのはやはりInstagramでしょう。ユーザーとのコミュニケーションやUGCの生成なども、YouTubeショートよりもInstagramのリールの方が起こりやすいといえます。

TikTokと比べたリールのメリット

TikTokは拡散力が高いため、多くのユーザーに認知されやすいというメリットがありますが、10~20代の若いユーザー層がメインです。商品やサービスなどの情報を届けられたとしても、売上に繋がりにくいかもしれません。

Instagramのユーザー層は10~30代の女性が中心のため、女性をターゲットにしたお店や商品の認知を高めたり、売上につなげやすいメリットがあるといえるでしょう。

Instagram公式による、リールに盛り込むべき要素とは?

Instagram公式のアカウントではリールの内容について、盛り込むべき要素・避けるべき要素をそれぞれ明記した投稿がされています。

参考:https://www.instagram.com/p/CLFMSunBRX1/

推奨されている要素を盛り込んだ、素敵な投稿ができるように確認していきましょう。

リールに推奨される要素

リールには、以下のような要素が盛り込まれると良いとされています。

  • 面白くて楽しい動画:人が喜ぶ、注目する、笑いや驚きがある
  • どんなユーザーでも参加しやすい、トレンドのきっかけになる
  • クリエイティブツールが使われている(テキスト・フィルター・エフェクトなど)
  • スマートフォンに最適な縦動画である
  • BGMが付いている
  • 新しい体験が伝わる:新しい挑戦や、自分らしさの表現

つまり、「音楽やエフェクトがついていて、見ているだけで楽しい、新たな挑戦のきっかけになるような縦向きの動画」ということです。

リールで避けるべき要素

反対に、避けたほうが良い要素もあります。

  • ほやけていて、画質の荒い動画
  • 他のアプリから転載された動画(ロゴや透かしが入っている)
  • 動画の周囲に枠線が入っている動画
  • テキストで埋められている動画

これらの動画はおすすめ表示されにくくなってしまうため、注意しながら動画作成をしたり投稿をしたりするようにしましょう。

Instagramのリールを伸ばすコツ

リールを「投稿するだけ」では、多くの動画に埋もれてしまうかもしれません。

リールを伸ばし、多くの人に見てもらうためにはいくつかのポイントがあります。

より魅力的なリールを作れるようにポイントをおさえていきましょう。

最初の3秒で興味付けを

ユーザーは、最初の3秒で動画を見るか瞬時に判断しています。

美容室であれば「大優勝すぎた!夏の定番〇〇カラー」、飲食店であれば「最強のコスパ!?〇〇食べ放題の定食屋」など、最初の3秒で先に伝えるのがポイントです。

それがインパクトとなり、動画を見てもらいやすくなるでしょう。

動画のテンポはなるべく速く

再生回数が多い動画は、テンポを早くして「もう一回見たいな」という気持ちを引き出すような工夫がされています。

最初の3秒で興味付けをして、「興味はあるけど少しわかりにくかったから、もう一回よく見てみよう」と何度か繰り返してみるうちに再生回数が増えるという仕組みです。

また、だらだらと長い動画よりも、短くてサクッと視聴できる動画のほうがユーザーが飽きずに最後まで見てくれるという要因もあります。

人気の音楽(BGM)をつける

流行っているBGMを使うと、それがきっかけで見てもらえる確率が高まります。

Instagramのリールで人気の音楽をチェックして動画を作ると良いでしょう。

字幕をつけ、ミュートでも内容がわかるように

ユーザーの中には音声をつけずにリールを見る人もいるため、動画の内容が音声なしでも分かるように字幕をつけることで、再生してくれる可能性が高まります。

また、ビジネスやスクール系の動画だと内容が難しくなりがちなため、字幕を付けて分かりやすくしてあげることも大切です。

Instagramのアカウントを伸ばすためのリール活用術

リールで投稿するだけではもったいない。

リールを「フィードやストーリーズにシェアをする」という方法で、見てもらえる可能性を高めましょう。

また、それぞれに合った使い分けをすることも重要なポイントです。

リールはフィードやストーリーズとシェアする

普段リールを見ないユーザーも、フィードやストーリーズにシェアしてあると動画を見やすくなります。リールを見るきっかけをつくってあげることが大切だということです。

フィードにシェアする場合はカバー画像をつけると、どんな内容のリールか分かりやすくなり、再生されやすくなります。

リールは認知拡大、フィードはファン化と使い分ける

リールはフォロワー以外にも表示されるため、Instagramでは拡散力が高い機能だといわれています。

多くのユーザーに見てもらえることでフォロワーを増やしやすくなったり、潜在顧客に届きやすくなったりするでしょう。

フィードは最大10枚の画像と、キャプション(文章)をあわせて投稿できます。画像とテキストをじっくり見られるフィードには商品やサービス・お店の魅力を十分に盛り込み、フォロワーがブランドをもっと好きになるような投稿を意識しましょう。

Instagramの認知拡大にはリールが有効!各種投稿を使い分け、アカウントを育てていこう

Instagramにはリール・フィード・ストーリーと3種類の投稿ができ、その中でも「リール」は認知拡大のために有効な投稿方法です。

Instagramには、Twitterの「リツイート」のようにユーザーが情報を拡散する機能はありません。

しかし、Instagramのアルゴリズムで「このユーザーは、このリールが好きそうだ」と判断されたものが表示されやすくなっているといわれています。

会社やお店のアカウントを運用する場合は、リールで認知を高めてフォローを促し、フィードでファン化を狙いましょう。ストーリーズでフォロワーとの交流ができると、サービスの利用や商品の購入に繋がる可能性が高まるはずです。

それぞれの投稿の特徴を理解して使い分け、アカウントを大切に育てていきましょう。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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