eラーニングとは|特徴・歴史・普及の背景
eラーニングとは従来の紙ベースではなく、スマートフォンやタブレット、パソコンを使用する学習形態です。現在では学生向けだけではなく、企業の研修・教育の場面でも活用されています。
eラーニング導入をすると、管理側と受講側の双方にメリットがあります。管理側は教材を配信するだけで済み、受講側は自分の好きな場所から参加できるためです。
今回はeラーニングの導入を考えている事業者へ向けて、eラーニングの歴史や普及率、仕組みを始め、管理側・受講側双方のメリットと、システムの選び方を紹介します。
eラーニングの歴史
現在普及しているeラーニングの原型は、1950年代にアメリカで登場したCAIとされています。CAIはコンピューター支援教育を意味し、多人数を対象としつつ個別教育を目指したシステムです。
その後、1990年代に大きな変化が起こります。1995年にWindows 95が発売され、一般家庭にもパソコンが普及するようになったのです。これを機に、パソコンに搭載されたCD-ROMドライブを使ったコンピューター学習が広く浸透します。
2000年代になると、インターネットのブロードバンド化が加速。IT化を目指した日本政府が「e-Japan構想」を掲げ、2001年にはeラーニングの普及促進を目指す「日本イーラーニングコンソシム」が設立されました。これまではCD-ROMを使った学習だったものが、インターネットの普及とIT化の促進により、Web上で行うeラーニングへとシフトしていきます。
そして、2000年代後半にはタブレットやスマートフォンが世に浸透しました。それにより、「いつでもどこでも学習できる」モバイルラーニングが主流に。パソコンがなくてもeラーニングを利用できるため、企業の研修やマニュアルの共有など、学校の勉強以外の場でも広く活用されるようになりました。
現在のeラーニングは、AIを利用できるまでに成長しています。ビッグデータの収集による学習データの分析や教材の自動作成、顔認証システムなど、今後ますますの発展が期待されています。
eラーニングの普及率と必要な理由
JMAMが国内企業360社を対象に行った「eラーニングに関する実施状況調査」では、80%に該当する288社が「eラーニングを実施している」と回答しています。
また、同調査ではeラーニングの導入理由に関する設問もあります。もっとも回答が多かったのは、半数を占めた「多数の社員の同時教育が可能である(67.4%)」でした。
そのほかに着目したいのは「遠隔地でも同一の教育が可能(29.9%)」と、「集合教育の実施が困難(28.8%)」です。これらはパソコンではなく、タブレットやスマートフォンを使用したeラーニングを活用するために導入したものと考えられるでしょう。
総務省による「民間企業におけるテレワークの実施状況」を見てみると、新型コロナウイルスの感染拡大によって、在宅勤務・リモートワークを実施する企業が増えています。eラーニングは離れた場所でも受講できるため、導入するとリモートでも教育しやすくなるでしょう。
eラーニングシステムとは│仕組み・主な機能
eラーニングシステムとは、eラーニングを管理するために必要なシステムです。教材の配信や受講者の進捗状況の確認、学習管理など、eラーニングの進行に必要な多くの機能を搭載しています。eラーニングシステムの仕組みと主な機能を見ていきましょう。
eラーニングシステムの仕組み
eラーニングシステムは「LMS(学習管理システム)」と「教材コンテンツ」の2つによって構成されています。
<LMS>
LMSは「learning management system」の略で、eラーニングの配信に欠かせない基幹システムです。学習管理システムという名の通り、受講者の学習の管理に役立ちます。具体的には教材の保管と配信、テストの結果や進捗状況の管理など、eラーニングを使った勉強に関する部分をまとめて管理できます。
<教材コンテンツ>
eラーニングでは複数の教材やテストを使用します。従来の学習では教科書を使用しますが、eラーニングではデータ化した資料や動画、アニメーションなどを用います。これらの教材はLMSに保存されており、受講者の年代や勉強内容などに応じて最適なものを使用できます。
eラーニングシステムの主な機能
eラーニングシステムに搭載されている機能は、受講者管理、講座管理、コミュニティ管理の3つに大別されます。
<受講者管理>
受講者の進捗状況を確認し、遅れが生じている人へメッセージを配信できます。個人のスキルや保有資格を把握したり、フィードバックを送信したりと、受講者の管理に役立つ機能です。
<講座管理>
講座や研修の登録、修了証の発行など、講座にかかわる内容を管理する機能です。受講者へのアンケート作成・配布、講座や研修の受付・出席管理など、手作業では時間がかかる部分の作業効率を向上できます。
<コミュニティ管理>
eラーニングは受講者のポータルサイトとしても活躍します。日記やチャット、掲示板など、受講者同士の交流の場があることで仲間意識が生まれたり、良い刺激になったりと、学習にプラスの働きかけをします。
【管理側】eラーニングの4つのメリット
eラーニングには管理側と受講側の双方にメリットがあります。管理側が得られる主なメリットは、「リアルタイムの把握」「手間の削減」「研修の参加人数・質」「コストの削減」の4つです。それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 受講者の状況をリアルタイムに把握できる
eラーニングには学習履歴があり、受講者一人ひとりの状況をリアルタイムに確認できます。確認できる主な内容は次の通りです。
- 教材を使ったタイミング
- 使用した教材の種類
- テストの点数
- 学習の進捗状況
- 学習の所要時間 など
受講者の状況を把握することで、その人に合った教材や受講コースを教えられます。また、これらの学習履歴はLMSからパソコンに保存でき、各項目を集計することで全体の進捗状況や平均点数などを導き出せます。
2. 人材育成にかかる手間を省略できる
従来の講座や研修では紙のテキスト、またはマニュアルの配布が必要です。その点、eラーニングシステムでは教材が受講者のパソコンやスマートフォンに配信されるため、教材を配布する必要がありません。
また、eラーニングシステムに保存されている教材はいつでも修正が可能です。紙ベース
では修正の度に印刷が必要ですが、eラーニングシステムであればオンラインで修正・配布ができるため、手間もコストも削減できます。
そのほか、eラーニングシステムは受講者がパソコンやスマートフォンを使うことで、離れた場所から受講できる点も魅力です。従来の集合研修では同じ場所に社員を集める必要があるため、参加者のスケジュール調整や資料の作成など、多大な労力がかかります。
その点、eラーニングであれば集合研修であっても、LMSによって受講者の管理や学習履歴の把握を自動で行えます。各々が好きなタイミング・場所で受講できるため、管理側がスケジュールを調整する手間もかかりません。
3. 参加人数に制限がなく、均一した研修を提供できる
通常の講義や研修は部屋に入りきる人数で行うため、参加人数に制限があります。また、多人数に対して同時に話すため、人によっては内容についてこられないこともあるでしょう。
eラーニングは受講者のパソコン・スマートフォンに教材が配信される仕組みであり、参加人数に制限がありません。100人でも1,000人でも同じ質の研修を提供できるため、受講者の満足度やスキルアップに期待ができます。
4. 研修/教育にかかるコストを削減できる
集合研修や教育を行う場合、会場費や講師への依頼費用、テキストの印刷費用などが発生します。何度も開催すると、その都度コストがかさんでいくことが考えられます。
一方、eラーニングなら教材の作成費用のみで済みます。一度作成すると何度もくり返し使用できるため、トータルコストを比較すると大幅な差が出るでしょう。
【受講側】eラーニングの3つのメリット
eラーニングを利用する受講者の主なメリットは、「モチベーションの向上」「学習のペース」「質の統一」の3つです。受講側のメリットを知ると、eラーニングシステムの必要性をより強く感じるかもしれません。
1. モチベーションが高まりやすい
従来の研修・講義は、決められた時間・場所で受講する必要があります。対してeラーニングなら、受講者は自身のスマホ・タブレットを使って好きなタイミング・場所から参加できます。気分が乗ったときに受講できるため、学習への意欲が高まりやすいでしょう。
また、eラーニングシステムのポータルサイトも受講者のモチベーション向上に役立ちます。日記や掲示板、チャットなどでコミュニケーションを取ることで、学習中の孤独感が解消されやすくなります。
2. 自分のペースで進められる
集合研修や講義では、講師が一定のペースで話を進めます。理解度は一人ひとり異なるため、人によっては内容を理解できないまま講義が終了してしまうことも少なくありません。受講者の性格によっては、講師に質問できないことも考えられるでしょう。
その点、eラーニングなら同じ内容を何度もくり返し学習できます。自分のペースで復習することによって理解度が深まったり、学習へのモチベーションが上がったりと、プラスの効果に期待ができます。
3. 講師による差がない
集合研修・講義は講師による話を直接聞ける点がメリットですが、用意される教材や話の質にバラつきがあるのも事実です。思ったような話が聞けない、教材がわかりづらいといった不満を受講者が抱くこともあるでしょう。
それに対し、eラーニングは配信された教材を使用するため学習の質が統一されます。
eラーニングシステムを選ぶ際のチェック項目
ITの進化にともなって、さまざまなeラーニングシステムが登場しています。導入しようと思っても、数が多すぎてどれを選べばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。eラーニングシステムを選ぶ指標として、「サーバーの種類」「教材の内容」「費用」について紹介します。
サーバーの種類
eラーニングシステムには「オンプレミス型」と「クラウド型」の2種類があります。
<オンプレミス型>
オンプレミス型のeラーニングシステムは、自社のサーバー内にシステムを構築するタイプです。外部からアクセスできない分、セキュリティ面では優れていますが、サーバーの構築費用が発生するため初期費用が高額になりやすい傾向にあります。
<クラウド型>
クラウド型のeラーニングシステムはインターネットを介して利用します。自社サーバーの構築が不要な分、初期費用を抑えられるのがメリットです。しかし、クラウド型はインターネット回線があればアクセスできるため、セキュリティ面ではオンプレミス型に劣ります。
これまではパソコンを使ったeラーニングシステムが主流だったため、オンプレミス型のeラーニングシステムが多く利用されてきました。
しかし、現在ではスマートフォン・タブレットによるモバイルラーニングが普及したことで、インターネット回線があればどこからでもアクセスできるクラウド型が主流となっています。
教材の内容
eラーニングは「教材の質=学習の質」といえるほど教材が重要です。eラーニングシステムで使う教材を用意する方法は次の3通りです。
- 既製の教材を購入する
- 教材の制作を外部業者に依頼する
- 教材を自社で作成する
世間一般的なものや業界全体に通じる内容であれば、既製の教材で十分かもしれません。対して、企業独自のマニュアルを作りたい、オリジナルな動画やアニメーションなどを活用したい場合は、外部業者への依頼か自社で制作する方法が適しています。
外部業者へ依頼する場合は高クオリティなものを期待できますが、その分のコストがかかります。自社内で作成する場合は、教材作成ツールを利用するとクオリティの高い教材を作りやすいでしょう。
費用
eラーニングシステムの導入は初期費用や月額費用が発生します。初期費用はクラウド型だと無料の場合も多いですが、数万円から高いと数百万円かかることも。
月額費用は教材のライセンス料と、ユーザーの人数によって変動する月額従量課金の合計金額が使用料金となります。料金設定はeラーニングシステムによって異なるため、気になるサービスを見つけたら問い合わせてみましょう。
eラーニングのおすすめ7選(自社教材が作りやすい)
eラーニンググシステムの中でも、自社教材をアップロードしたり、作ったりするのに適したサービスを7つ紹介します。マニュアルや研修資料がすでにそろっている企業、自社の業務に特化した教材を使いたい企業におすすめです。
LearnO
【特徴】
- 機能と費用で選べる3つのプラン
- 独自のeラーニングシステムを開発できる
- 1ヵ月の無料登録あり
【おすすめの企業】
- コストを抑えてスモールスタートしたい企業
- 自社に特化したeラーニングシステムを作りこみたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
格安プラン・標準プラン:0円 開発プラン:500万~2,000万円程度(目安) | 格安プラン:65~98円/1ユーザー 標準プラン:116~198円/1ユーザー 開発プラン:要問い合わせ | ・動画教材(格安プラン無し) ・スライド教材 ・受講グループの管理 ・受講者へのメール配信 ・CSVでの一括管理 ・英語切りかえ など |
SpeedLMS
【特徴】
- シングルサインオンやIP制限、クライアント認証など、高いセキュリティ
- 動画やライブ配信対応で、状況に応じた学習形態を取れる
- 最大2ヵ月無料のフリープランあり
【おすすめの企業】
- 規模が大きく、セキュリティも重視したい企業
- ライブ配信やアンケートなどによる、インタラクティブな教育がしたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
フリープラン・スタンダードプラン:0円 Proプラン:300,000円~ | フリープラン:0円(最大2ヵ月) スタンダードプラン:10,000円~ Proプラン:30,000円~ | ・動画教材 ・テスト配信、合否判定 ・アンケート配信 ・API連携 ・ライブ配信 など |
LearningWare
【特徴】
- 教材販売やオンラインサロンなどにも強いeラーニングシステム
- 必要な機能を選べるため、無駄なコストを抑えられる
- 3社以上の要望がある機能を実装する、ユーザー目線のベンダー
【おすすめの企業】
- スクールやセミナー事業をはじめたい企業
- 必要な機能を都度足していきたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
200,000円~ | ユーザー数プラン:20,000円~ 同時アクセス数プラン:98,000円~ ※システム利用料。eラーニング動画配信や集中度機能など、利用機能による追加料金あり | ・ユーザー、連絡、研修などの管理 ・PowerPointからの教材作成 ・動画、ライブ配信 ・集中度計測 ・ストレスチェック など |
ひかりクラウド スマートスタディ
【特徴】
- メッセージ機能やレポートを使ったインタラクティブな学習が可能
- 従量課金制で無駄な費用がかからない
- 2週間の無料トライアルあり
【おすすめの企業】
- 受講者一人ひとりとコミュニケーションを取りながら、密な教育を提供したい企業
- 余計な費用をかけたくない企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
5,500円 ※ライブ配信を利用する場合、+5,500円 | 基本利用料:198円/ID ライブ配信利用料:220円/時間 コンテンツ言語変換利用料:11円/ページ(1言語あたり) | ・専用ビュワーでの教材配信 ・動画教材 ・ライブ配信 ・ドリルの作成、配信 ・レポート ・受講者とのメッセージ機能 など |
Teachme Biz
【特徴】
- 業務手順の共有に最適
- 画像や動画を使ったわかりやすい教材
- タブレット端末で簡単にマニュアル作成
【おすすめの企業】
- eラーニングを活用したわかりやすいマニュアルを作りたい企業
- 業務品質の向上、均一化を目指す企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | スタータープラン:50,000円 ベーシックプラン:100,000円 エンタープライズプラン:300,000円 | ・画像、動画の取り込みと編集 ・PC画面、動画キャプチャ ・スライドショー表示 ・共同編集 ・業務手順のステップ表示 など |
soeasy buddy
【特徴】
- 従業員同士で教え合う文化をつくる、動画マニュアル共有システム
- 学習効果を高める専用SNSやダッシュボードつき
- 各業界に特化したシステムを提供
【おすすめの企業】
- 業務品質や従業員エンゲージメントを高めたい企業
- 小さなクリニックや店舗、施設
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 39,000円~ | ・動画マニュアルの作成、シェア ・情報体系管理 ・専用SNSでの情報共有 ・閲覧、学習状況の可視化 など |
eden LMS
【特徴】
- 知識不要、シンプルな操作で教材の作成・配信ができる
- AIによるナレーション・字幕追加に対応
- 使わない月は休止プラン(1,500円)でデータを保存
【おすすめの企業】
- 従業員にとって使いやすいシステムを探している企業
- eラーニングシステムの利用が不定期になりそうな企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | 同時アクセス数プラン:36,000円~ ユーザーID数課金プラン:98円/ユーザー~ | ・コンテンツの作成 ・閲覧履歴の確認と分析 ・研修履歴やスキルレベルの管理 ・教育ワークフローの構築 ・API連携 ・各種メッセンジャーでの通知 など |
eラーニングのおすすめ9選(他社教材メイン)
学習コンテンツが豊富で、導入後するに教育を始められるeラーニングシステムを9つ紹介します。自社で教材を作る余裕のない企業、従業員に幅広い知識をつけてほしい企業におすすめです。
Schoo
【特徴】
- 19カテゴリ、7,000以上の動画による授業
- 授業中はコメントで質問やコミュニケーションが取れる
- 無料のオープン会員でも、一部授業を受けられる
【おすすめの企業】
- 従業員のスキルや考え方を、根本的に鍛えたい企業
- まずは無料で使ってみたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | オープン会員:0円 プレミアムプラン:980~1,080円 | ・さまざまなジャンルの動画授業を公開 ・動画授業のアーカイブ閲覧 ・授業へのコメント など |
playse.
【特徴】
- 5,000以上のコンテンツを配信
- 学習効果を高めるトレーニングマップやレポート
- 無料トライアルあり
【おすすめの企業】
- 自社で教材を作る余裕のない企業
- 自社教材も作りたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 19,800円~ | ・5,000以上の教材を見放題 ・自社教材のアップロード ・テスト、アンケート作成 ・トレーニングマップ ・学習状況レポート など |
AirCourse
【特徴】
- 作成済みの動画研修コンテンツが見放題(コンテンツプラス)
- 自社教材の作成、独自の学習コースの設定も可能
- 30日間の無料プランあり
【おすすめの企業】
- 動画で学べるeラーニングシステムを探している企業
- 自社教材の作成や学習コースの設定など、独自の研修カリキュラムを作りたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | フリー:0円(30日間) ベーシック:120円/ライセンス~ コンテンツプラス:200円/ライセンス~ | ・自社教材の作成 ・動画研修 ・学習コースの設定 ・研修の終了条件やスキップの許可などを設定 など |
Smart Boarding
【特徴】
- 各領域に精通した講師によるオンラインレッスン
- トレーニングやディスカッションなど、インタラクティブな学習ができる
- 14日間、全機能が使えるトライアルあり
【おすすめの企業】
- 実践的な研修で、従業員の地力を高めたい企業
- まずは無料で使ってみてから本格導入を決めたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
10万円 | スタンダード:29,400円(30ID込み) サポートプラス:32,400円(30ID込み) | ・オンラインレッスン ・実践型トレーニング ・オンライン講座 ・オンラインディスカッション など |
グロービス学び放題 法人向けサービス
【特徴】
- 思考・コミュニケーションやマーケティング、経営戦略など、14のカテゴリでコンテンツ配信
- 学んでほしいコースの設定、受講促進など、自律的に学べる仕掛けが充実
- 無料トライアルあり
【おすすめの企業】
- 多角的なコンテンツにより、従業員の地力を高めたい企業
- ポジションごとに、体系的に従業員を育てたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | 6ヵ月プラン:10,890円/ID 12ヵ月プラン:19,602円/ID 36ヵ月プラン:52,800円/ID | ・コンテンツ閲覧 ・コース設定 ・受講状況の確認 ・受講促進 など |
CodeCamp
【特徴】
- エンジニアに特化したオンライン研修サービス
- テーマや技術要素に合わせた豊富な研修コース
- 1名からでも利用可能
【おすすめの企業】
- IT・プログラミング系の企業
- 従業員の技術力を高めたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | ・新入社員研修 ・内定者研修 ・フロントエンド研修 ・アプリ研修 ・デザイン研修 など |
flier 法人版
【特徴】
- 毎日1冊、10分で読める本の要約を配信
- 音声で聞くこともでき、通勤中の耳学にも最適
- 福利厚生の一環としてもおすすめ
【おすすめの企業】
- 顧客との話題づくりに課題を抱えている企業
- 従業員の考える力を伸ばしたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | 要問い合わせ | ・1冊10分で本の要約が読める ・音声で聞くことも可能 ・利用状況の管理 など |
グロースX
【特徴】
- 1コンテンツ約5分、スキマ時間で学習を進められる
- マーケティングや営業、DXなど、各領域に特化したeラーニングシステム
- 学習とテストをくり返すカリキュラムで、チームの成長を促す
【おすすめの企業】
- 手軽でインタラクティブな学習システムで、従業員の学びを継続させたい企業
- 自社の領域に特化したeラーニングシステムを探している企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | ・コンテンツ配信 ・考え方や理解度を確認するアンケート、クイズ ・カリキュラム ・進捗管理 など |
Seculio
【特徴】
- 情報セキュリティに特化したeラーニングシステム
- 2,100社のセキュリティコンサルを勤めた専門家が監修
- 14日間、全機能が使える無料トライアルあり
【おすすめの企業】
- 従業員のセキュリティ意識を高めたい企業
- 自社のセキュリティを可視化し、改善したい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
100,000円 | カスタマイズプラン:500円/ユーザー~ ベーシックプラン:6,000円 エントリープラン:4,000円 ※ベーシック・エントリープランは40ユーザー以下の場合 | ・セキュリティに関するeラーニング ・セキュリティアウェアネス ・標準型攻撃メール訓練 ・社内アンケート ・セキュリティ可視化機能 など |
ナレッジマネジメントシステムのおすすめ4選
すでにマニュアルがそろっている企業、一人ひとりの従業員のスキルや知識を前者で共有したい企業には、ナレッジマネジメントシステムもおすすめです。従業員教育に適した、使いやすいナレッジマネジメントシステムを4つ紹介します。
flouu
【特徴】
- ドキュメントを見ながらコミュニケーションが取れるチャット付き
- ナレッジからチャット内容まで、欲しい情報を横断的に検索できる
- OCRによりPDFファイルのテキストを読み込み、検索できる
【おすすめの企業】
- PDFのマニュアルが多く、検索できずに使いこなせていない企業
- 従業員同士一人ひとりの知識やスキルを言語化し、共有したい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | 基本料金(2023年3月1日まで):550円/ユーザー 基本料金(2023年3月1日から):660円/ユーザー セキュリティオプション:550円/ユーザー OCRオプション:220円/ユーザー | ・ドキュメントの共同編集、共有 ・編集履歴の管理 ・ファイル添付 ・ゲスト共有 ・ドキュメント単位のチャット ・全文検索 など |
Scrapbox
【特徴】
- 個人や非営利なら無料で利用できる
- 単語のリンクを通じて、ナレッジが自動で整理される
- シンプルな構造で、誰でも手軽にアウトプットできる
【おすすめの企業】
- 従業員の持つ知識をナレッジ化したい企業
- 時間や労力をかけずに、少しずつナレッジを蓄積したい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | PERSONAL / EDUCATION:0円 BUSINESS:1,100円 ENTERPRISE:要問い合わせ | ・同時編集 ・ページ間リンク ・画像や動画、地図の添付 ・Slack連携 など |
i-ask
【特徴】
- FAQを簡単に作成・管理できる
- 公開FAQにも社内FAQにも対応可
- FAQとテンプレートの登録数で料金が決定
【おすすめの企業】
- FAQページを作りたい企業
- ページ数に応じた料金プランで、無駄な費用を抑えたい企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
要問い合わせ | 要問い合わせ | ・FAQの作成 ・FAQの評価、分析 ・複数テンプレート ・モバイル対応 など |
NotePM
【特徴】
- シンプルで高機能なエディタで、見やすいマニュアルを作成できる
- 各種チャットツールとの連携、APIに対応
- 見るだけのユーザーは無料(ユーザー数の3倍まで)
【おすすめの企業】
- とにかく見やすくわかりやすいナレッジマネジメントシステムを探している企業
- ナレッジを登録するユーザーが限られている企業
初期費用 | 月額料金 | 主な機能 |
0円 | 4,800円~(ユーザー数に応じて変動) | ・マニュアル作成 ・PDFを含むファイルの全文検索 ・動画共有 ・変更履歴の管理 ・レポート ・アクセス制限 など |
eラーニングシステムの導入で社員の教育を効率化
塾や予備校での自主学習、企業の研修・教育など、eラーニングは幅広い分野で活用されています。従来の紙ベースと違い、電子化されたマニュアルや動画、アニメーションなどを教材にできるので、管理側は人材育成にかかる手間を省け、受講側は自分のペースで学習ができます。
また、スマートフォン・タブレットを使うことで、離れた場所にいる人が参加できるのもeラーニングシステムの大きな強みです。研修や教育の効率化を目指し、eラーニングシステムを導入してはいかがでしょうか。
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