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店舗の開店準備チェックリスト|やるべきことをカテゴリ別に紹介

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店舗を開業するには、物件選びや許可・手続き、仕入れ先選定、スタッフの採用・教育、マニュアル作り、店舗のコンセプトづくりなど、さまざまな準備が必要です。本記事では、これらの準備をスムーズに進めるためのチェックリストと、各工程のポイントを紹介します。

店舗の開店準備チェックリスト

店舗を開くには次のような準備が必要です。

【法律・権利関係】

  • 商標登録と登録済みかどうかの確認
  • 業種ごとに必要な資格・届出

【開業費用関係】

  • 事業計画書の作成
  • 自己資金の確保
  • 資金調達

【店舗関係】

  • 路面店かテナントか考える
  • 出店候補地のチェック
  • 物件探し
  • 内装設計・内装工事

【設備・商品関係】

  • 設備の購入と設置場所の決定
  • メニュー作り・商品選定
  • 仕入先選定

【人材関係】

  • スタッフの雇用に必要な手続きの確認
  • スタッフの採用・教育
  • マニュアル作り

【集客・販促関係】

  • 店舗のコンセプトづくり
  • オンラインの集客方法の確認
  • オフラインの集客方法の確認

具体的にどんな準備が必要なのか、具体的に紹介していきます。

法律・権利関係のチェックリスト

法律・権利関係では次のような準備や手続きが必要です。

  • 商標登録と登録済みかどうかの確認
  • 業種ごとに必要な資格・届出

商標登録と登録済みかどうかの確認

店舗を開業する際には、店名の商標登録と、その商標が登録済みかどうかの確認を行うことをおすすめします。商標登録とは、自社の商品やサービスを特定するために使用する文字や図形などを、法律によって独占的に使用できる権利を取得することです。

商標登録により、他社が同じまたは類似の店名を使用していても、商標権の侵害として差し止めや損害賠償請求ができます。店名をブランドとして確立し、顧客からの信頼を得やすくなるでしょう。

店名が登録済みかどうかは、特許庁のWebサイトから「商標検索」を行うことで確認できます。

商標を検索してみましょう | 経済産業省 特許庁

必要な資格・届出

店舗を開業するために必要な資格・届出は、以下の通りです。

【資格】

  • 食品衛生責任者
  • 防火管理者
  • 調理師免許(調理を主とする飲食店の場合)

【届出】

  • 飲食店営業許可
  • 防火対象設備使用開始届
  • 火を使用する設備などの設置届
  • 深夜酒類提供飲食店営業開始届
  • 個人事業の開業・廃業等届出書
  • 所得税の青色申告承認申請書
  • 労働基準監督署への届出
  • 公共職業安定所への届出
  • 社会保険事務所への届出(法人の場合)

これらの資格・届出は、店舗の業種や規模によって必要なものが異なります。詳しくはこちらの記事で解説しています。

https://wp-franchise.orend.jp/mag/b0045

開業費用関係のチェックリスト

開業費用関係では次のような準備が必要です。

  • 事業計画書の作成
  • 自己資金の確保
  • 資金調達

事業計画書の作成

事業計画書とは、店舗の経営方針や将来の展望をまとめた書類です。店舗の目標や戦略、必要な資金や人員を明確にできるメリットがあります。きちんとした事業計画書があれば、金融機関からの融資も受けやすくなるでしょう。

事業計画書には、以下の内容を盛り込みます。

  • 開業の動機
  • 事業内容
  • ターゲット顧客
  • 競合分析
  • 販売戦略
  • マーケティング戦略
  • 財務計画

事業計画書は、店舗の経営を成功させるための指針となる重要な書類です。しっかりと作成して、店舗の成功に役立てましょう。

自己資金の確保

店舗を開業するためには、物件取得費や設備投資費、運転資金など、多額の資金が必要です。融資を受けるとしても、自己資金が多い方が審査に通りやすくなります。

自己資金を多く確保するためには、以下の方法が考えられます。

  • 貯蓄を増やす
  • 副業やアルバイトをして収入を増やす
  • 親や親戚などから借り入れる

貯蓄を増やすには、毎月の収入を抑え、支出を減らすことが重要です。副業やアルバイトをして収入を増やす場合は、自分のスキルや経験を活かせる仕事を見つけるとよいでしょう。親や親戚などから借り入れる場合は、返済計画をしっかりと立ててから借りるようにしましょう。

資金調達

店舗を開業するためには、物件取得費や設備投資費、運転資金など、多額の資金が必要です。その資金を自己資金で賄うことが難しい場合は、金融機関からの融資や、クラウドファンディング、補助金・助成金などの資金調達方法を検討しましょう。

金融機関からの融資は、店舗開業に最も一般的な資金調達方法です。日本政策金融公庫や信用金庫、銀行などから融資を受けることができます。融資を受けるためには、事業計画書の作成や、経営者の属性や信用情報の審査などが必要です。

クラウドファンディングは、インターネットを介して不特定多数の個人から資金を集める方法です。店舗開業のための資金調達にも活用できます。クラウドファンディングで資金を集めるためには、プロジェクトの魅力や実現可能性をアピールすることが重要です。

補助金・助成金は、国や地方自治体から事業者に交付されるお金です。店舗開業にかかる費用の一部を補助してくれる場合があります。補助金・助成金の種類はさまざまですので、自分の事業に適したものを探しましょう。

資金調達の方法は、それぞれのメリットやデメリットがあります。自分に合った方法を選んで、店舗開業に必要な資金を調達しましょう。

それぞれの方法について詳しく知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。

店舗関係のチェックリスト

店舗関係では次のような準備が必要です

  • 路面店かテナントか考える
  • 出店候補地のチェック
  • 物件探し
  • 内装設計・内装工事

路面店かテナントか

店舗を開業する際には、路面店とテナントのどちらで出店するかを決める必要があります。路面店とテナントには、それぞれメリットとデメリットがあります。

【路面店のメリット】

  • 通りに面した立地のため、集客力が高い
  • 自由度が高く、店舗のデザインやレイアウトを自由に決められる

【路面店のデメリット】

  • 家賃が高額になりやすい
  • 看板や外装などの費用がかかる

【テナントのメリット】

  • 家賃が比較的安価に抑えられる
  • 看板や外装などの費用が不要
  • テナントビルには、共用設備やサービスが充実している

【テナントのデメリット】

  • 通りに面していない場合、集客力が低い
  • 店舗のデザインやレイアウトに制限がある

路面店とテナントのどちらを選ぶかは、店舗の業種や規模、経営者の考え方などによって異なります。

集客力を求める業種や、独自の店舗デザインやレイアウトを追求する業種の場合は、路面店が有利です。

家賃を抑えて資金を有効活用したい場合や、テナントビルの共用設備やサービスを活用したい場合は、テナントの方が有利です。

出店候補地のチェック

出店候補地を決める際には、以下の点に注意しましょう。

【人口構成】

出店候補地の人口構成を調べることで、ターゲット顧客のニーズを把握することができます。人口構成を調べるには、国勢調査や統計局のデータを参考にするとよいでしょう。

人口構成を調べる際には、夜間人口と日中人口も調べたほうがいいでしょう。夜間人口は、その地域に住んでいる人口です。日中人口は、その地域に働いたり遊びに行ったりしている人口です。

【周辺環境】

出店候補地の周辺環境を調べることで、競合状況や集客力を把握することができます。周辺環境を調べるには、Googleマップやストリートビューなどを活用すると便利です。

周辺環境を調べる際には、以下の点に注意しましょう。

  • 競合店の有無
  • 交通アクセス
  • 駐車場の有無
  • 商業施設や公共施設の有無
  • 通りに面しているか
  • 駅やバス停から近いか
  • 視認性が高いか

出店候補地を決める際には、これらの点を総合的に判断して、ターゲット顧客に最適な場所を選ぶことが重要です。

飲食店の立地選びについては、こちらの記事で解説しています。どんな業態にどんな立地が適しているのか詳しく紹介しています。

物件探し

物件探しでは、内装工事を依頼する予定の業者と一緒に物件を見学するのがおすすめです。

内装工事を依頼する予定の業者と一緒に物件の見学を行うことで、物件の構造や設備などの情報を、専門的な視点で確認できます。内装工事の費用や工期をより正確に、早い段階で把握することもできます。

内装設計・内装工事

内装設計とは、店舗のレイアウトやデザインを決める作業です。内装工事とは、内装設計に基づいて、店舗の内部を仕上げる作業です。

内装設計は、店舗の業種やターゲット顧客、コンセプトなどを考慮して行います。また、安全性や衛生面にも配慮する必要があります。内装工事では、内装設計で決めた内容を、実際に施工していきます。

飲食店の場合、設備設計もこの時点で済ませます。設備設計とは、厨房やトイレなどの設備を配置する作業です。設備設計では、店舗の業態やメニューなどを考慮して、適切な設備を配置する必要があります。

内装設計と内装工事は、店舗の印象を大きく左右する重要な作業です。そのため、十分な時間をかけて、慎重に進めることが大切です。

設備・商品関係のチェックリスト

設備・商品関係では次のような準備が必要です。

  • 設備の購入と設置場所の決定
  • メニュー作り・商品選定
  • 仕入先選定

設備の購入

設備の購入は、店舗の業種や規模、メニューなどによって異なります。

飲食店の場合、厨房設備や調理器具、食器類などの購入が必要です。また、トイレや冷蔵庫などの衛生設備、空調設備や換気設備などの安全設備も必要です。

小売店の場合、陳列棚やレジ、照明などの購入が必要です。また、防犯設備や防火設備などの安全設備も必要です。

サービス業の場合、接客用備品や事務用品などの購入が必要です。また、セキュリティ設備などの安全設備も必要です。

メニュー作り・商品選定

ニュー作り・商品選定は、店舗の成功を左右する重要なポイントです。メニュー作り・商品選定では、以下の点に注意しましょう。

  • ターゲット顧客のニーズを把握する
  • 競合店のメニューや商品を調査する
  • 店舗の強みやコンセプトを反映する
  • 原価率や利益率を計算する

ターゲット顧客を明確にすれば、顧客のニーズに合ったメニューや商品を作成できます。競合店のメニューを調査すれば、自店のメニューや商品との差別化を図れるでしょう。

原価率の計算は利益率を高めるために重要で、ここが不十分だと赤字や経営難にもつながりかねません。

仕入先選定

仕入先の選定は商品やサービスを安定して提供し続けるためにも、売上や利益率を高めるためにも重要です。次のポイントを意識して、信頼できる仕入先を選びましょう。

【品質】

店舗のメニューや商品の品質は、仕入先の品質によって大きく左右されます。そのため、複数の仕入先からサンプルを取り寄せて、実際に試食や検品を行うことが大切です。また、店舗のメニューや商品に合った品質を追求することも重要です。

【価格】

仕入れ価格は、店舗の利益率に直結する重要な要素です。そのため、複数の仕入先から見積もりを取り寄せて、価格を比較することが大切です。また、店舗の利益率を維持できる価格を検討することも重要です。

【納期】

店舗の営業に支障がないよう、納期が確保されているかを確認することが大切です。また、納期が遅れそうな場合は、代替品や在庫確保などの対策を検討することも重要です。

【対応】

仕入先の対応が丁寧で、迅速に対応してくれるかどうかを確認することが大切です。また、トラブルが発生した場合に迅速に対応してくれるかどうかを確認することも重要です。

【提案力】

ここでいう提案力とは、仕入先が店舗のニーズに合った商品やサービスを提案してくれるかどうかのことです。食材の旬やSNSでのトレンドを意識した商品を提案してもらえれば、お客さまにより良い顧客体験を提供できるでしょう。提案力の高い仕入先は、店舗の経営をサポートしてくれる重要なパートナーといえます。

人材関係のチェックリスト

人材関係では次のような準備が必要です。

  • スタッフの雇用に必要な手続きの確認
  • スタッフの採用・教育
  • マニュアル作り

スタッフの雇用に必要な手続き

スタッフを雇用する際に必要な手続きと、手続きをする場所は以下のとおりです。

【雇用契約の締結】

雇用契約書を作成し、本人と署名捺印する

【雇用保険・労働保険の加入】

ハローワークで手続きをする

【社会保険の加入】

年金事務所で手続きをする

なお、従業員が5人以上いる場合は、労働基準監督署への届け出も必要です。

スタッフの採用・教育

店舗を開業する際には、スタッフの採用・教育が欠かせません。採用の方法には次のようなものがあります。

  • 求人広告を出す
  • 人材紹介会社に依頼する
  • 知人や友人に紹介してもらう

採用では、店舗のニーズに合った人材を採用することが重要です。そのため、求人広告や人材紹介会社を利用する際には、店舗の特徴や求める人材像を明確にしておきましょう。また、知人や友人に紹介してもらうのも、効果的な採用方法です。

スタッフの教育では、スタッフが店舗で働くために必要な知識やスキルを身につけてもらうことが重要です。そのため、基本的なマナーや接客の指導はもちろん、店舗のメニューや商品の知識、安全衛生に関する指導などをしっかりと行いましょう。

マニュアル作り

マニュアルは、スタッフが店舗で働くために必要な知識やスキルを身につけるために役立ちます。また、スタッフの業務を標準化することで、品質の向上や業務効率化にもつながります。マニュアルには以下のようなものがあります。

  • 店舗の運営に関する基本的なルールや手順をまとめた「基本マニュアル」
  • 具体的な業務に関する手順や注意事項をまとめた「業務マニュアル」
  • スタッフの教育に必要な知識やスキルをまとめた「教育マニュアル」

紙のマニュアルとデジタルマニュアル、どちらを用意するかも考えましょう。紙のマニュアルは、わかりやすく作成すれば、スタッフにとって理解しやすいメリットがあります。また、手元に置いてすぐに確認できるので、急なトラブルが発生した際にも対応しやすいでしょう。

ITツールを活用したデジタルマニュアルは、紙のマニュアルに比べて、以下のメリットがあります。

  • 内容の更新や修正が容易
  • 複数の端末で閲覧可能
  • 検索やブックマークで必要な情報をすぐに見つけられる

ITツールを活用することで、動画や音声などのコンテンツを活用することもできます。特に飲食業や接客に力を入れる場合、よりわかりやすく、効果的なマニュアルを作成できるでしょう。

集客・販促関係のチェックリスト

集客・販促関係では次のような準備が必要です。

  • 店舗のコンセプトづくり
  • オンラインの集客方法の確認
  • オフラインの集客方法の確認

店舗のコンセプトづくり

店舗のコンセプトづくりは、店舗開業に向けて最も重要な準備のひとつです。コンセプトを決めることで、店舗の方向性が明確になり、ターゲット顧客を明確にでき、店舗のデザインや内装、メニューなどの方向性を決めやすくなります。

コンセプトづくりでは、まず自らの経験や価値観、想いをもとに、店舗の目指す姿を具体的にイメージしましょう。どのような顧客に利用してもらいたいのか、自店舗の強みや特徴は何なのか、競合店とは何が違うのかを検討しながら、店舗の方向性を明確にしていきます。

ターゲット顧客を明確にすることも重要です。ターゲット顧客を明確にすることで、マーケティングや営業戦略を立てやすくなります。ターゲット顧客の年齢層、性別、職業、趣味嗜好などを具体的にイメージして、その顧客に響くコンセプトを検討しましょう。

競合店との差別化を図ることも大切です。競合店との差別化を図ることで、自店舗ならではの魅力を打ち出すことができます。自店舗の強みや特徴を活かして、競合店とは異なるコンセプトを検討しましょう。

例えば、カフェを開業する場合、以下のようなコンセプトが考えられます。

  • 都会の喧騒を忘れて、ゆったりとくつろげるカフェ
  • こだわりのコーヒーとスイーツで、特別な時間を提供するカフェ
  • 地域に根ざした、地元の食材を使ったカフェ

このように、自らの想いや強み、ターゲット顧客を踏まえて、自店舗ならではのコンセプトを決めることが大切です。

オンラインの集客方法一覧

スマホやインターネットの普及により、さまざまな集客施策が登場しました。次のようなオンライン集客は、オンラインビジネスだけでなく実店舗にもかかせないものです。

  • 公式HP・ブログ
  • メルマガ
  • SNS運用
  • Googleビジネスプロフィール
  • Web広告の出稿

オフラインの集客方法一覧

次のようなオフラインの集客も欠かせません。

  • 店頭の看板・のぼり
  • チラシ・ポスティング
  • 路面広告・看板
  • ポイントカード

看板やポスティングなどの媒体は店舗周辺の住民やビジネスパーソンなど、来店確度の高い見込み客に効率よくアプローチできます。ポイントカードは再来店の促進に有効です。

これらの集客方法について詳しく知りたい方はこちらの記事もぜひお読みください。もちろん、飲食店以外の業態でも役立ちます。

チェックリストを活用し、開店準備をスムーズに進めよう

店舗を開業する際には、さまざまな準備が必要です。物件選び、許可・手続き、仕入れ先選定、スタッフの採用・教育、マニュアル作り、店舗のコンセプトづくりなど、その内容は多岐にわたります。

これらの準備をスムーズに進めるためには、チェックリストを活用するのがおすすめです。チェックリストを活用することで、漏れやミスを防ぐことができ、効率的に準備を進めることができます。

チェックリストを作成する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 準備すべき項目を漏れなく洗い出す
  • 項目ごとに優先順位を決める
  • 各項目の詳細を具体的に記載する

また、チェックリストは一度作成したら終わりではなく、必要に応じて修正や追加をしていくことが大切です。

チェックリストを活用して、店舗開業に向けた準備をしっかりと進めていきましょう。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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