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【ケース別】おすすめのファクタリング18選!選び方・適したケース・よくある質問まとめ

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おすすめのファクタリング会社を適したケース別に紹介します。「個人事業主におすすめ」「即日で資金調達が必要なときにおすすめ」などの観点からファクタリング会社を紹介するので、自社に合ったサービスを探してみましょう。

【鉄板】最初におすすめしたい、ファクタリングの大手3社を紹介

まずはファクタリングの大手3社を紹介します。この3社はファクタリング会社の中でも老舗で知名度も高く、安心して利用できるでしょう。

1.ビートレーディング

ビートレーディング
  • 2社間・3社間・注文書ファクタリングに対応
  • ファクタリング業界の老舗企業
  • 融通が利き利用しやすい

ビートレーディングはファクタリング業界の老舗企業として有名です。2社間・3社間の両方に対応し、注文書ファクタリングの提供もいち早く始めました。

最低3万円の買い取り実績があり、小額でも利用しやすいでしょう。「はじめてで利用できるか不安」「金額が低くて他社に断られた」といったケースでも、担当者が親身になって相談にのってくれるため安心です。

初めてファクタリングを利用する人におすすめのサービスです。

手数料買い取り可能額対応サービス
2社間:4~12%
3社間:2~9%
※目安
買い取り可能額の制限なし。
最安:3万円の買取実績あり
最高:7億円の買取実績あり
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:〇

ビートレーディングの料金・主な機能

ビートレーディング 公式サイト

2.PayToday

PayToday
  • AIによるスピーディな審査・入金
  • 手数料は上限9.5%で安心
  • 小規模事業者も利用しやすい

PayTodayは手数料の低さ、スピーディな審査・入金が特徴のサービスです。手数料率は1~9.5%と明記されています。この9.5%は目安ではなく上限なので、これ以上の手数料がかかることはありません。

AIを活用した審査も特徴で、提出した情報・書類をもとに買取可否を判定。最短15分、長くても24時間以内には審査結果がわかります。即日振込に力を入れるサービスで、最短30分での入金を行っています。

ベンチャー企業やスタートアップ、中小企業、個人事業主などの小規模事業者による利用が多く、誰でも気軽に申し込みができるのも魅力です。

手数料買い取り可能額対応サービス
2社間:1~9.5%下限:10万円
上限:なし
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:×
注文書ファクタリング:×
PayTodayの料金・主な機能

PayToday公式サイト

3.QuQuMo

QuQuMo
  • 必要書類は2つだけ
  • 買取可能額の制限なし
  • 最短10分で申し込み可能

QuQuMoは手軽に申し込みができるファクタリングです。必要書類は通帳と請求書の2点のみ、申し込みにかかる時間は10分ほどと、初めてでも利用しやすいでしょう。

買取可能額の制限がなく、小額から利用できるため、個人事業主やフリーランスにもおすすめできます。

手数料買い取り可能額対応サービス
1%~下限:要問い合わせ

上限:なし
個人事業主の利用:可

2社間:〇

3社間:×

注文書ファクタリング:要問い合わせ
QuQuMoの料金・主な機能

QuQuMo公式サイト

【即日での資金調達におすすめ】のファクタリング3選

ファクタリングは申し込みから入金までがスピーディです。その中でも特に入金スピードが早い3社、即日入金に対応している3社を紹介します。

1.BestFactor

BestFactor
  • セキュリティー対策は業界最高水準
  • 担保や保証人が不要でもサービスが利用可能
  • 平均買取率は92.2%

BestFactorは個人・法人を問わず利用できる、売掛金の買取サービスです。平均買取率は92.2%を誇っており、請求書を送信後、最短24時間以内で入金されます。これにより最短即日で資金を作ることが可能です。

選ばれる特徴の1つとして、売掛金の確認ができれば、担保や保証人無しで利用できます。また売掛金が回収困難になった場合でも、保証を求めない償還請求権なしの完全買い取りなので安心です。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:2%
上限:要問い合わせ
下限:30万円
上限:1億円
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:要問い合わせ
BestFactorの料金・主な機能

BestFactor公式サイト

2.うりかけ堂

うりかけ堂
  • 売掛金対応率は業界屈指の98%
  • 幅広い売掛金にも対応可能
  • 売掛金があれば即日資金にできる

うりかけ堂は最短2時間で資金繰りに困っている悩みを解決できるファクタリングサービスです。手数料は業界最安の2%~、売掛金対応率は98%を誇っています。

うりかけ堂のファクタリングの特徴は、オンライン契約にて最短2時間で資金調達ができる点です。今すぐに資金を準備したい、即日対応してほしいという方にはおすすめです。また個人事業主から大手企業まで、幅広く対応しているのでお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:2%
上限:要問い合わせ
下限:30万円
上限:1億円
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:要問い合わせ
うりかけ堂の料金・主な機能

うりかけ堂公式サイト

3.えんナビ

えんナビ
  • 24時間365日対応
  • 売掛債権金額は50万~5000万円
  • ノンリコース契約

えんナビは24時間365日対応可能なファクタリングサービスです。個人事業主から法人まで幅広く対応しており、売掛債権金額は50万~5000万円と少額からでも買取を行っています。

償還請求権無しのノンリコース契約であるため、万が一の場合でも安心です。また2社間、3社間のファクタリングに対応していたり、リピート率が高くお客様の満足度は93%以上を獲得していたりする点も特徴です。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:要問い合わせ
上限:要問い合わせ
下限:50万円
上限:5000万円
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:要問い合わせ
えんナビの料金・主な機能

えんナビ公式サイト

【手数料を抑えたい人におすすめ】のファクタリング3選

ファクタリングの手数料は2社間で8~18%、3社間で2~9%が相場といわれています。ここで紹介する3社は2社間ファクタリングでも、手数料の上限が9%もしくは10%と低めです。

ちなみに、ファクタリング大手3社として紹介した「PayToday」も手数料が低く、上限9.5%です。手数料を抑えたい場合は、ここで紹介する3社かPayTodayがおすすめです。

1.OLTA

OLTA
  • 提携銀行数No.1
  • オンラインで完結するので面談不要
  • 掛かる費用は手数料2~9%のみ

OLTAのクラウドファクタリングは、最短即日で資金調達が可能な、ファクタリングサービスです。2021年6月期の日本マーケティングリサーチ機構調べでは、中小企業経営者・個人事業主が選びオンライン型ファクタリングサービスでNo.1に選ばれています。

OLTAクラウドファクタリングは、必要書類提出後、最短1営業日以内に見積もりの結果を回答します。またAI審査やオンライン完結を採用しているので、費用は手数料の2~9%のみと低価格です。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:2%
上限:9%
下限:要問い合わせ
上限:要問い合わせ
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:×
注文書ファクタリング:要問い合わせ
OLTAの料金・主な機能

OLTA公式サイト

2.買速

買速

・スピード特化
・お振込みまで最短30分
・独自の柔軟審査で通過率93%

買速はスピードに特化した、ファクタリングサービスです。請求書を即日に簡単申込できるシステムを導入しており、申し込みから最短30分でお振込みできます。またファクタリング手数料は2%、資金繰りの改善率は85%以上を誇っているのも特徴です。

また買速は独自の柔軟審査を設けており、赤字決算・税金滞納でもご利用が可能です。他のファクタリング会社で一度断られてしまったという方は、買速にご相談してみてはいかがでしょうか。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:2%
上限:要問い合わせ
下限:10万円
上限:無し
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:要問い合わせ
買速の料金・主な機能

買速公式サイト

3.labol

labol
  • 最短60分で審査完了
  • フリーランスに強いファクタリング
  • 申し込みはWebで完結

labolはフリーランス・個人事業主向けの報酬を即日先払いする請求書買取サービスです。最短60分でお振込みが可能で、銀行の営業時間に左右されることなく24時間365日対応しています。

またフリーランス・個人事業主として独立直後でも業種・職種問わず買取の対象を幅広く設けています。

最低1万円からと必要な金額のみ資金調達が可能で、手数相は一律で買い取り額の10%のみです。振込手数長など他の費用が一切かからないの点もおすすめです。

手数料買い取り可能額対応サービス
一律:10%下限:1万円

上限:要問い合わせ
個人事業主の利用:可

2社間:〇

3社間:要問い合わせ

注文書ファクタリング:要問い合わせ
labolの料金・主な機能

labol公式サイト

【個人事業主におすすめ】のファクタリング3選

最近は個人事業主OKのファクタリングが増えてきました。中には「個人事業主特化」「フリーランス専用」のようなサービスもあります。個人事業主・フリーランスに特におすすめできる3社を紹介します。

1.買速

labol
  • 最短60分で審査完了
  • フリーランスに強いファクタリング
  • 申し込みはWebで完結

labolはフリーランス・個人事業主向けの報酬を即日先払いする請求書買取サービスです。最短60分でお振込みが可能で、銀行の営業時間に左右されることなく24時間365日対応しています。

またフリーランス・個人事業主として独立直後でも業種・職種問わず買取の対象を幅広く設けています。

最低1万円からと必要な金額のみ資金調達が可能で、手数相は一律で買い取り額の10%のみです。振込手数長など他の費用が一切かからないの点もおすすめです。

手数料買い取り可能額対応サービス
一律:10%下限:1万円

上限:要問い合わせ
個人事業主の利用:可

2社間:〇

3社間:要問い合わせ

注文書ファクタリング:要問い合わせ
labolの料金・主な機能

labol公式サイト

2.GMOフリーランスファクタリング

GMOフリーランスファクタリング
  • 面倒な会員登録は不要
  • 手数料は一律9.5%
  • 個人、法人問わず利用可能

GMOフリーランスファクタリングはフリーランスに特化したファクタリングのサービスです。特徴は、会員登録不要ですぐに利用可能、最短30分で審査が完了、手数料は一律9.5%などが挙げられます。オンラインで申込や必要書類の提出ができるので、面談等が不要な点もおすすめです。

また中小企業が多いファクタリング業界で、GMOフリーランスファクタリングの運営会社であるGMOクリエイターズネットワークは、東証プライム上場・GMOペポバの連結企業でもあるため、安心して利用できるでしょう。

手数料買い取り可能額対応サービス
一律:9.5%下限:1万円
上限:無し
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:要問い合わせ
注文書ファクタリング:要問い合わせ
GMOフリーランスファクタリング

GMOフリーランスファクタリング公式サイト

3.FREENANCE

FREENANCE
  • 最安1万円からのファクタリングが可能
  • 最大10%の割安な手数料
  • フリーランス向けの充実したサービス

FREENANCEはフリーランス向けにさまざまなサービスを提供しています。その中の「フリーナンス即日払い」では、最安1万円からのファクタリングが可能。手数料は最大10%とファクタリングの中でも低い部類です。

フリーランス向けの保険やバーチャルオフィス(オフィス用の住所貸し)など、さまざまなサービスを提供しているのも特徴です。

プランは3つありますが、即日払いサービスは無料プランでも利用できるので、あらかじめ登録しておくといいでしょう。

手数料買い取り可能額対応サービス
3~10%下限:1万円
上限:要問い合わせ
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:×
注文書ファクタリング:×
FREENANCEの料金・主な機能

FREENANCE公式サイト

【法人におすすめ】のファクタリング3選

法人にとって、ファクタリングのメリットはすぐに資金調達できることだけではありません。「与信管理の負担軽減」「回収不能へのリスクヘッジ」などのメリットもあります。

ここでは法人に特におすすめできるファクタリング会社、法人特化のサービスを3つ紹介します。

1.GMO BtoB早払い

GMO BtoB早払い

【特徴】

  • 100万~1億円の大きな資金調達に対応
  • 買取限度額内でのくり返し利用に対応
  • 注文書ファクタリング対応で、受注後すぐに資金調達できる

【おすすめの企業】

  • 金額の大きなファクタリングを考えている企業
  • 入金まで長期の案件が多く、資金不足に陥っている企業
2社間ファクタリング手数料振込までの期間個人事業主
1%~最短2営業日×
GMO BtoB早払い-詳細

GMO BtoB早払い 公式サイト

2.日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構
  • 総支援額は113億円
  • 累計取引社数は4,800社
  • 幅広い業種に対応可能

日本中小企業金融サポート機構は融資をはじめ、即日に資金化が可能なファクタリングや資金調達のご提案を行うサービスです。サポート内容としては、金融機関のご紹介、ファクタリングサービス、M&Aなどがあります。

2社間のファクタリングにも対応しているので、売掛先の了承がなくとも、資金調達が可能です。最短30分で審査の結果が届くの、急な資金調達で悩んでいる方や困っている方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:要問い合わせ
上限:要問い合わせ
下限:要問い合わせ
上限:無し
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:要問い合わせ
日本中小企業金融サポート機構の料金・主な機能

日本中小企業金融サポート機構公式サイト

3.1click後払い

1click後払い
  • 審査不要
  • カード払いのためポイントがたまる
  • 安心安全のセキュリティ

1click後払いとは、東証グロース上場企業によるカード決済を利用して法人同士の支払いを最大60日延長させるサービスです。請求書情報や振込先情報を登録しカード決済することで、利用者の名義で1click後払いから請求元に振込がされます。
面倒な審査や手続き等は一切ないこともポイントです。

取引先の請求書をカードで支払いたい方や、銀行融資やファクタリングよりも比較的簡単に資金繰りを改善したい方へおすすめです。

手数料対応サービス
一律:3.8%
(最低5000円)
請求書カード払いサービス
1click後払いの料金・主な機能

1click後払い公式サイト

【注文書ファクタリング】のおすすめ3選

注文書ファクタリングは、受注した案件を現金化できるサービスです。案件を受注し、自社から売掛先に送付する注文書を使い、「将来発生する売掛金」をファクタリング会社に売却できます。

注文書ファクタリングはシステム開発会社やフリーのエンジニア、建設業など、案件の受注から納品・請求までが長い業界・業種におすすめです。

なお、大手ファクタリング会社として紹介した「ビートレーディング」も注文書ファクタリングを提供しています。

1.BESTPAY

BESTPAY

・仕事着手前の資金化が可能
・発注者の承諾が不要
・ノンリコースのため安心

BESTPAYは、注文書・受注書受領時点から利用可能で、納品前より格段に早い段階での資金化を可能にする注文書ファクタリングサービスです。「ヒアリング・書類の提出・ご契約後お振込み」の3STEPで、注文書の買取後は最短翌日から3営業日以内に入金されます。

サービス利用前に買取手数料のシミュ―レーションが可能であることや、万が一買取った債権が回収不能になった場合に補償を求められることがないことから、安心してご利用いただけます。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:5%
上限:要問い合わせ
下限:100万円
上限:3億円程度
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:〇
BESTPAYの料金・主な機能

BESTPAY公式サイト

2.トップ・マネジメント

・買取対象は、見積書・受注書・発注書 のいずれか1点
・全国どこからでもオンライン手続きで最短即日入金OK
・売掛先への利用通知がない安心の2社間取引

トップマネジメントは、見積書・受注書・発注書のいずれか1点のみでファクタリングが実行できる金融サービスです。契約はトップ・マネジメントと利用者の2社間で行われるため、外部に知られることなく資金を調達することが可能です。

また専用口座を売掛金の振込先へ変更した場合には、利用手数料を通常よりも減額させることが可能です。

24時間オンラインでの申し込み・相談を受け付けているため、日中は忙しくて手が回らないという方にもおすすめです。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:1.8%
上限:12.5%
下限:30万円
上限:3億円
個人事業主の利用:不可
2社間:〇
3社間:〇
注文書ファクタリング:×
トップ・マネジメントの料金・主な機能

トップ・マネジメント公式サイト

3.けんせつくん

けんせつくん

・最短2時間でお振込み
・完全オンライン手続き
・受注時の注文書でも可能

けんせつくんは、建築業界の多くの方が抱えている資金繰りに関する不安を解消する、建設業界専門のファクタリングサービスです。
発注時の注文書または入金待ちの請求書をけんせつくんが買い取り、最短2時間で資金化する事が可能です。

建設業界ならではの事情も考慮されるため、他のサービスで審査に落ちてしまった場合にもけんせつくんであればファクタリングが可能になるかもしれません。

顧客満足度が94%を記録していることや、メールまたはLINEからもお申込みができることもポイントです。

手数料買い取り可能額対応サービス
下限:5%
上限:要問い合わせ
下限:要問い合わせ
上限:要問い合わせ
個人事業主の利用:可
2社間:〇
3社間:要問い合わせ
注文書ファクタリング:〇
けんせつくんの料金・主な機能

けんせつくん公式サイト

ファクタリングの仕組み

ファクタリングは売掛債権を譲渡(売却)し、現金化するサービスです。本来の支払期日よりも売掛債権を現金化できるため、つなぎ資金の調達に適しています。

ファクタリングでは売却した売掛債権の本来の支払期日がきたら、ファクタリング会社に「売却した額+手数料」を支払わなければなりません。「ファクタリング会社から入金してもらった額に手数料を加えて返す」という流れは、融資の返済に似ています。

しかし、ファクタリングは債権の譲渡であり融資ではありません。そのため、融資と異なり分割払いはできませんが、バランスシート上の負債が増えないというメリットもあります。

なお、ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があります。2社間ファクタリングは自社とファクタリング会社の2社で、3社間ファクタリングはここに売掛先(取引先)を加えた3社で結ぶ契約です。

メリットデメリット
2社間ファクタリング・取引先にファクタリング利用が知られない
・取引先からの承諾が不要で、
申し込みから入金までがスピーディ
・3社間に比べて手数料が割高
(8~18%が相場)
3社間ファクタリング・2社間に比べて手数料が割安
(2~9%が相場)
・2社間よりも審査をクリアしやすい
・取引先にファクタリング利用が知られる
・取引先からの承諾が必要で、
2社間よりも時間がかかる
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリング会社の選ぶ7つのポイント

ファクタリング会社を選ぶときは、手数料に目が向きがちです。手数料が低いに越したことはありませんが、「入金までのスピード」「安心して利用できるか」など、確認すべきことはあります。

自社にとって使いやすいファクタリング会社を選ぶ7つのポイントを紹介します。

ポイント1.手数料(特に上限)

ファクタリング会社を選ぶ1つ目のポイントは「手数料」です。特に手数料の上限をチェックしましょう。

ファクタリング会社の公式HPには、たいてい「1~9.5%」「2%~」のように、手数料率が書かれています。HP上部には「2%~」のように下限しか書かれていなくても、ページ下部やよくある質問などをチェックすれば、手数料の上限を見つけられるはずです。

また、この手数料率は目安なのか、下限・上限なのかも確認しましょう。たとえばPayTodayの手数料は「下限1%、上限9.5%」で、この範囲を超えることはありません。一方、ビートレーディングのよくある質問ページには「2社間ファクタリングの手数料は4~12%ほど」と書かれていますが、これは目安であり、実際の手数料が12%を超えることもあります。

ポイント2.買い取り可能額

ファクタリング会社を選ぶ2つ目のポイントは「買い取り可能額」です。

手数料と同じように、ファクタリング会社の公式HPには「3万~7億円」「10万円~上限なし」のように、買い取り可能額が書かれています。調達したい金額と買い取り可能額を照らし合わせ、申し込み先を選びましょう。

なお、ファクタリングでは複数の売掛債権を合算して売却することもできます。たとえば4万円の売掛債権が3つあれば、これらを合算し12万円にすることで、「10万円から買い取り可能」のサービスに売却できます。

ポイント3.必要書類

ファクタリング会社を選ぶ3つ目のポイントは「必要書類」です。

申し込み時の必要書類は各社異なります。必要書類が少ない会社、すぐに用意できる書類で申し込みができる会社を選ぶとスムーズです。

なお、次のような書類・資料はどのファクタリング会社でも最低限必要になるでしょう。これらをあらかじめ用意しておくと、その後の申し込みや手続きがスムーズになるはずです。

書類・資料提出タイミング備考・具体例
請求書毎回取引期間が長く支払い遅れがない、
法人が売掛先の請求書が審査に通りやすい。
通帳毎回売却しようとする債権の売掛先からの、
直近3ヵ月分の入金が記載された通帳が好ましい。
取引のエビデンス毎回取引が本当に行われていることを証明するために必要。
ビジネスチャットやメールのやり取りを
スクリーンショットするなどして用意する。
本人確認書類初回代表者の顔写真付きの本人確認書類。
運転免許証が使いやすく、
次点でマイナンバーカードがおすすめ。
各種証明書
(個人事業主では不要になるケースも多い)
初回・売掛先との基本契約書
・納税証明書
・印鑑証明書
・直近の決算資料(法人)
・登記簿謄本(法人)
・直近の確定申告書(個人事業主)
・開業届(個人事業主) など
ファクタリングの必要書類

ポイント4.審査・入金スピード

ファクタリング会社を選ぶ4つ目のポイントは「審査・入金スピード」です。

ファクタリング最大の特徴といえば、やはり入金が早いことでしょう。入金スピードはどの会社を選んでも、あまり変わらないかもしれません。

ただ、「とにかくすぐに資金を用意しなければならない」「どうしても即日入金してほしい」というケースもあるでしょう。そんなときは、「即日での資金調達におすすめのファクタリング3選」で紹介した3社と、「PayToday」を検討してみてください。この4社は審査・入金スピードが特に早く、急いでいるときにおすすめです。

担当者に即日入金してほしいことを相談してみたり、いつまでに入金してほしいのか伝えたりするのもいいでしょう。

ポイント5.償還請求権

ファクタリング会社を選ぶ5つ目のポイントは「償還請求権」です。償還請求権なし(ノンリコース)のサービスを選びましょう。

ファクタリングにおける償還請求権とは、買い取った債権が回収不能になった場合、売主に買い戻しを請求する権利のことです。償還請求権ありの契約を結んでしまうと、売掛先の倒産などにより売掛金が回収できなくなった場合、それを自社で補填しなければなりません。

なお、ファクタリングは基本的に償還請求権なしです。債権を譲渡するということは、それを回収する責任や回収不能のリスクなども、自社からファクタリング会社に移動することになるからです。

償還請求権ありのサービスは、ファクタリングを装ったヤミ金の可能性が高く、避けた方がいいでしょう。

ポイント6.債権譲渡登記

ファクタリング会社を選ぶ6つ目のポイントは「債権譲渡登記」です。基本的には債権譲渡登記なしのサービスを選びましょう。

債権譲渡登記とは、自社からファクタリング会社に売掛債権を譲渡したことを、法務局に登録・記録することです。この登記は法人番号と同じように、誰でも自由に閲覧できます。

債権譲渡登記は調べなければわからないため、これが原因で取引先にファクタリング利用が知られることはまずないでしょう。ただ、金融機関から融資を受ける際の審査で、債権譲渡登記が調べられる可能性があります。

また、債権譲渡登記をするには手数料と司法書士報酬が必要です。これらの費用はファクタリングの利用者負担となるため、その分手数料が高くなります。

融資の審査への悪影響を考えても、手数料を抑えるためにも、債権譲渡登記なしのサービスがおすすめです。

ポイント7.運営会社の信用度・評判

ファクタリング会社を選ぶ7つ目のポイントは「運営会社の信用度・評判」です。

口コミサイトやSNSなどで、サービスやその運営会社の評判を調べましょう。「手数料はどのくらいかかるのか」「実際の入金スピードはどうなのか」といったことが、口コミから見えてくることもあります。

なお、ファクタリング会社の中には「ファクタリングを装ったヤミ金業者」「利用者に不利な契約を結ばせようとする悪質サービス」も存在します。このような会社は取り締まりにより少なくなってきていますが、調べてもほとんど情報が出てこないサービスは利用しない方がいいかもしれません。

ファクタリングがおすすめの3つのケース

ファクタリングはとにかくすぐに現金が必要なときにおすすめできるサービスです。ファクタリングでの資金調達がおすすめできる具体的なケースを3つ紹介します。

急につなぎ資金が必要になった

申し込みから入金までが早いファクタリングは、急につなぎ資金が必要になったときにおすすめです。債権の譲渡であるファクタリングではバランスシート上の負債は増えないため、「融資の審査を控えているので負債を増やしたくない」「しかし、つなぎ資金は必要だ」というケースにもおすすめできます。

黒字倒産のリスクがある

黒字倒産のリスクがあるときもファクタリングはおすすめです。「売上の大部分が売掛金で、入金まで時間がかかる」「しかし資金が足りず倒産しそうだ」というときは、ファクタリングで売掛金を早めに現金化することで、黒字倒産を回避できるでしょう。

受注から請求までが長い(注文書ファクタリング)

受注から請求までが長いIT業界や建設業界などには、注文書ファクタリングがおすすめです。注文書ファクタリングなら案件の受注時点で現金化ができます。「大型案件の依頼がきたが、納品・請求までに時間がかかり、その間に資金が足りなくなりそうだ」というときは、注文書ファクタリングを検討してみましょう。

自社の規模や状況により、おすすめのファクタリングは異なる

ファクタリングは申し込みから入金までが早く、自社の信用度に自信がなくても利用しやすいです。そんなファクタリングはつなぎ資金の調達や黒字倒産の回避、融資の審査に落ちてしまった個人事業主などにおすすめできます。

ファクタリングでの資金調達を考えるなら、まずは自社の規模や状況を踏まえ、申し込み候補をピックアップしましょう。そのうえで複数社から見積もりを取り、手数料が低いサービス、信頼できる会社に依頼するのです。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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