店頭POPの役割・種類|効果的な販促POP作りの5つのポイント・おしゃれなデザイン事例

最終更新日:
2019/10/19

店頭・販促POPとは

店頭・販促POP広告とは「Point of purchase advertising(購買時点広告)」の略で、店舗や小売業界の店頭販促で利用されます。

宣伝広告と同じ扱いにされがちな販促POPですが、実は宣伝広告よりも直接的な訴求をするのが店頭における販促POPの立ち位置です。

店外をとおる見込み顧客に対しても、目立つデザインで商品の魅力を伝えていくのがPOPならではの効果です。

サイズや場所によって変わるPOPの効果・役割

POPは設置する場所やサイズによって効果や役割は変わります。店頭でPOPを提示する場合には、商品やお店自体の魅力を伝える役割を果たすため、顧客に入店の意思を固めさせるのが目的です。

ショッピングモールやデパートの中で店舗を構える場合には、入り口付近にPOPを設置する事が大切です。あまりにも離れた場所へ設置してしまうと「どこに行けばあるんだろう?」と顧客を困惑させてしまいます。

距離が遠く独立した場所にある店舗の場合は、道案内付きのPOPは効果的ですが、他の店舗が密集している場所では離れた場所での設置はNGです。

店頭・販促POPの種類

店頭における販促POPの種類には、さまざまなアイテムがあり場所や設置方法によって効果が変わってきます。

POPの種類は、店舗のジャンルによっても使われるアイテムが変わってきます。ここでは店舗経営で使われるPOPを種類別に解説していきます。

のぼり旗

コンビニの店頭などでよく見かける「のぼり旗」は、顧客と同じ目線でアプローチできる効果的なPOPです。

サイズの大きなものになると、車の運転中でも良く見えるので「ちょっと立ち寄ってみようかな」という心理にもなります。

駐車場スペースに使われることも多く、飲食店などではメニューに迷っている顧客が決める手立てにもなるのが「のぼり旗」です。

タペストリー

タペストリーは壁に吊す形で設置されている販促POPで、飲食店の飲み物や名物料理などをアピールしているケースが多く見られます。

タペストリー自体の素材によっても印象が大きく変わるので、お店の雰囲気に応じた素材選びが重要です。

吸着ポスター

吸着ポスターは、店舗のガラスに貼り付ける販促ツールで外の人にアピールする為のPOPです。

吸着ポスターの中には、裏側に貼り付けるのではなく表側に貼り付けるアイテムもあります。中のガラスから外へ向かってポスターの表を貼り付けることで、雨風に影響されず顧客を店内へ足を運ばせる効果が期待できます。

黒板・ブラックボード

黒板やブラックボードは、手書きで味のある販促POPとして人気があり、雑貨店や美容室・カフェなど女性に人気の店舗で使われることが多いです。

黒板にチョークでメニューを書くため、暖かさや親しみやすさが出るので自然と入店しやすい雰囲気まで作り出すことが可能です。

雑貨店であれば、こうした販促POPを入り口に置いた上で入り口を開放し、よりお店に入りやすい雰囲気を作っています。

バナースタンド

バナースタンドは、店頭や店内に限らずさまざまば場面で活躍している販促POPです。タペストリーのような壁に吊るしたPOPに比べて主張が強く、より顧客の目をひきつけるツールなので購買意欲をかき立てるのには協力な助っ人です。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージとは、音と動画で商品の良さを短時間で伝える販促ツールで、近年の販促ツールとしては新たな定番アイテムとして注目されています。

注目度の高い商品の最新情報をリアルタイムで伝えることで、顧客が新商品を手に取るきっかけを与えるツールです。

デジタルサイネージの詳細については、こちらの記事で紹介しています。

心を掴む店頭POPの5つのポイント

目的を決める

最初の基本は目的を決めることから始めます。目的とは「何を売りたいか?」「どのようにして売りたいか?」などの根本的な部分を指します。

販売強化を行う商品や訴求の目的が決まっていれば、魅力を届けることはできません。

訴求したい内容を絞り込む

何を売りたいかが決まれば、その商品の訴求ポイントを絞り込む作業に入ります。

訴求ポイントは、自分が顧客の立場に立った時に「何を伝えれば購買意欲が増すのか?」「どのような言葉で心が動くのか?」と言う視点で考えましょう。

どんな商品でも必ず訴求ポイントがあるはずなので、自分が顧客になったと仮定して熟考する事が大切です。

写真やイラストで効果的にメッセージを伝える

購買意欲を上げるためには、写真やイラストで効果的にメッセージを伝えることが大切です。

商品を写真などを活用しイメージしやすい背景を写真にしたり、分かりやすいイラストを混ぜて考えるのも良いでしょう。

POPのイラストは、多くの色を使いすぎない点もポイントです。どうしてもカラフルな方が良いと思って、多くの色を使い過ぎてしまいがちですが、色を少なくする方が顧客の注意をひきやすくなり印象に残ります。

写真やイラストを使う場合には、できるだけシンプルにして引き算の感覚でPOPデザインを決めるようにしましょう。

伝わりやすい言葉で刺さるキャッチコピーにする

すでに認知されている商品ではない場合、キャッチコピー1つで大きく印象も変わります。

キャッチコピーは誰でも分かる伝わりやすい言葉である必要があるので、語呂の良さやリズム感も重要です。商品のイメージを持たせるような言葉をPOPに組み込みましょう。

作成は手書きで作る

POP作成は基本的に手書きで作る方が、顧客からの親しみやすさ観点から効果的です。手書きだと細かなニュアンスや、商品をイメージした色合いを表現することが可能で何より通常フォントでは出せないふらっとさがあります。

温かみが出やすい手書きPOPは、色んな店舗で顧客の購入意欲をかき立てるきっかけです。

参考になるPOP広告・事例

世の中には非常に参考になるPOP広告が、色んな店舗で使われています。車販売店やスーパー・コンビニ、不動産の分譲地など、全てが顧客に対する訴求ポイントをついて販売促進になるよう働きかけているものばかりです。

POP広告を使った実例を紹介をみていきましょう。

一般社団法人日本POPサミット協会 – 「バッチリPOP作品集」

こちらのサイトで紹介されているPOP作品集では、ブラックボードで表現した作品がピックアップされています。ブラックボードは、色的に暗い印象を持つかもしれませんが色合いのバランスを考えることで、顧客からのイメージを付けやすい販促POPを作ることが可能です。

ブラックボードには基本的に白を基調としたフォントを使い、黄色や緑などのビビットな色をポイントで使うことで全体のバランスが良くなります。

詳細はこちら:https://www.jpopsa.info/popバーチャルスクール/バッチリpop作品集/

【画像】三省堂書店 – 手書きPOPがおもしろい!

三省堂書店におかれている手書きPOPが面白いとの事でSNS上でも話題になっています。色の種類をできるだけ少なくしているので、非常に目につきやすいのが印象的ですよね。

キャラクターと文字のバランスも良いので、文字を自然に読んでしまう効果もあります。漫画の内容を独自のキャッピコピーで宣伝しているので、見事な販促POPです。

詳細はこちら:https://matome.naver.jp/odai/2133430030556152301

道の駅 – 1枚で売上倍増のPOP事例

道の駅のPOPで1つ面白い事例があります。「トチナ茶」と言う商品を道の駅で販売するにあたり、マジックで手書きしたPOPによって売上が倍増しました。POPの冒頭には赤い字で「においますか?」と書かれています。この「トチナ茶」は、何とも言えないいい香りを出す薬草で、売り場の前を通るだけで匂いが分かるぐらいなんですが、それだけだと顧客は気に留めません。

POPの冒頭には赤い字で「においますか?」と書かれています。この「トチナ茶」は、何とも言えないいい香りを出す薬草で、売り場の前を通るだけで匂いが分かるぐらいなんですが、それだけだと顧客は気に留めません。

でもPOPに「においますか?」と書かれていると、何か自分の感じた事を見透かされた気分になり「トチナ茶」について気になり始めます。このように嗅覚だけで販売促進には繋がり辛いですが、直感的なPOPを使うことで一気に購買意欲へ繋がるのも手書きPOPのメリットです。

詳細はこちら:https://hansokuclub.com/archives/12403

店頭・販促POPの作成は目的とターゲットを明確に

店頭の販促POPを作成する場合、目的やターゲットを忘れて自己満足なデザインになる傾向が強いです。

技術を磨く為に色んなデザインに挑戦することも大切ですが、販促POPは顧客をひきつける為のツールなのでデザイン的な技術よりは視点を変えることができるか?が重要です。

顧客の視点で店頭に来たとき「どんなPOPがあればこの商品が気になるのか?」を明確にして、掘り下げながら考える事で良いアイデアやデザインが出てきます。POP作成を経験した事がない方は、これを気に一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

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