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フランチャイズの有名企業を業種別に紹介!人気の業種や成功するための本部選びも解説

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フランチャイズの有名企業・有名店の実例

フランチャイズ展開している企業は多岐にわたります。ここでは、業種別に代表的な有名企業・有名店を紹介します。

【小売店】各種コンビニエンスストア

コンビニエンスストアは、手軽に生活に必要な商品を購入できることから、多くの人々に利用されています。フランチャイズ展開している有名企業としては、セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどがあります。これらの企業は、店舗運営のノウハウや商品開発力に強みを持ち、安定した経営基盤を築いてきました。何より、全国に展開する大手チェーンとして圧倒的な認知度を誇り、顧客に安心感を与えています。

最近は「コンビニなんてどこも同じ」という客層が減り、「このコンビニが好き」と、ブランドで利用するお店を選ぶ人が増えてきました。そのため、運営会社の側でもブランディングが強く意識されるようになり、大手チェーン同士で差別化が図られています。

【カフェ】コメダ珈琲

コメダ珈琲はゆったりとした空間でくつろぎながら、コーヒーやスイーツなどの軽い飲食はもちろん、しっかりとした食事も楽しめる喫茶店です。ボリュームのあるメニューやふかふかの客席、明るい内装など独自のスタイルを追求し、顧客満足度の高い運営をしています。

フランチャイズオーナーが稼げる仕組み、リスクを抑える仕組みを積極的に構築していることでも有名です。たとえばコメダ珈琲のロイヤリティは店舗規模に応じた固定額制で、売上が上がってもロイヤリティは変わりません。「オーナーが頑張った分は、オーナーにきちんと還元したい」という、運営会社の理念がよく表れた仕組みです。

【ラーメン】らあめん花月嵐

飲食店のなかでも独立・開業を目指す人に人気なのがラーメン屋です。国民食と言っても過言ではないラーメンは需要が高く、山形県や新潟県などのラーメン店が多い県では、「ラーメン街」とも呼べる通りがいくつもあります。

ラーメン屋はフランチャイズのなかでも自由度が高く、サポートが充実した業種です。たとえばらあめん花月嵐ではいきなりオーナーになり出店するのではなく、正社員として働きながらスキルアップしていけます。ラーメン業界は未経験者の参入も盛んでライバルも多く、激しい競争のなかでも事業を継続できるようにと考えられた仕組みです。

ほかにも数百種類のレシピから自由にメニューを作れるチェーン、好きな屋号(看板)を掲げて営業できるチェーンなど、特徴的なフランチャイズが多い業界です。

【弁当】ほっかほっか亭

弁当で有名なフランチャイズといえば、やはりほっかほっか亭でしょう。弁当・中食ビジネスでいち早くフランチャイズシステムを導入したチェーンで、中食という言葉が生まれる前から業界を牽引してきました。

テイクアウトだけでなくデリバリーにも対応していること、営業中の直営店をレンタルして加盟できることなど、時流を捉えたシステムで売上と加盟店数を伸ばし続けています。

【フィットネス】エニタイムフィットネス

近年の健康意識の高まりや、身体を鍛えることによるメリットが研究により明らかになったことなどにより、フィットネスへの注目度が急激に高まっています。今やトレーニングはスポーツマンやボディビルダーだけのものではなく、ビジネスパーソンから主婦(夫)まで、一般の生活者にも浸透しました。

エニタイムフィットネスは「一般の生活者にとって本当に価値あるフィットネスジムとは何だろう?」という考えを軸に、24時間365日いつでも気軽に利用できるジムを提供しています。無理なく続けられる価格とトレーニングの内容、それでいて効果をしっかり実感できることが強みで、全世界で5,000以上の店舗が運営されています。

【学習塾】明光義塾

明光義塾は個別指導に特化した学習塾です。一人ひとりの理解度に合わせた指導で、学習効果の向上を目指しています。また、独自の教材やカリキュラムを開発しており、質の高い教育を提供しています。

進学塾のイメージが強いチェーンですが、小中学生向けのカリキュラムや教材も充実しています。小中学生向けの補習塾、高校生向けの受験対策の両面でターゲット層を広げられる、小中学生のうちから通っていた生徒から受験対策の高額コースの申し込みを狙える、戦略的な事業展開です。

【ハウスクリーニング】おそうじ本舗

おそうじ本舗はハウスクリーニング業界のパイオニアとして、高い技術力とサービス品質で知られ、全国に展開しています。独自の清掃方法や研修制度を導入しており、顧客満足度の高いサービスを提供しているチェーンです。

おそうじ本舗に限らず、ハウスクリーニング業界では無店舗・一人で開業できることが多いです。店舗を構える必要がなく、未経験でも研修を受けて短期間で独立できることから、スモールスタートしたい人や副業から始めたい人に人気です。

【買取】買取大吉

買取大吉は、貴金属やアクセサリー、切手などの買取ビジネスを行うフランチャイズです。

加盟店は買取販売ではなく、買取のみを専門とし、加盟店が利用客から買い取った商品は本部がそのまま買い上げてくれます。在庫を抱えるリスクも広い店舗も必要なく、コストと失敗のリスクを抑えて買取ビジネスをはじめられます。

オーナーにとっての安心感が高く、急成長したチェーンです。圧倒的なオーナーサポートが強みで、数千万円、数億円単位の売上実績を持つ店舗も複数あります。

フランチャイズの人気業種ランキング

近年、独立開業を目指す人々にとって、フランチャイズは魅力的な選択肢の一つとなっています。しかし、いざフランチャイズで開業しようと考えても、どの業種を選ぶべきか迷ってしまう人も多いでしょう。

社会情勢を踏まえたニーズや加盟・開業のしやすさなどを軸にしたランキング形式で、フランチャイズのおすすめ業種を紹介します。

7位.結婚相談所

晩婚化や未婚率の上昇により、近年需要が拡大しているのが結婚相談所です。結婚相談所は、人々の幸せな人生をサポートする仕事であり、社会貢献度の高い業種といえます。また、比較的少ない初期費用で開業できるため、副業として始める人も増えています。

しかし、結婚相談所では人とのコミュニケーション能力やカウンセリングスキルが求められるため、誰でも成功できるというわけではありません。

6位.介護

高齢化社会の進展により、今後も需要が拡大していくことが予想されるのが介護です。2025年には、団塊世代がすべて75歳以上となり、介護市場はさらに拡大していく見込みです。

介護は、人々の生活を支える重要な仕事であり、社会貢献度の高い業種といえます。また、国家資格が必要となるため、専門的な知識やスキルを身につけることができます。

しかし、介護は、体力的な負担が大きい仕事であるため、体力に自信がない人は注意が必要です。

5位.学習塾

教育への関心の高まりから、安定した需要が見込めるのが学習塾です。少子高齢化により子どもの数は減っているものの、教育への関心が高い世帯は増えているため、「教育サービスのターゲット」も「教育市場の規模」も拡大しているのです。

学習塾は、子どもたちの学習意欲を高め、学力向上をサポートする仕事であり、社会貢献度の高い業種といえます。また、教員免許がなくても開業できるため、幅広い層から人気を集めています。

しかし、学習塾は、競争が激しい業種であり、経営ノウハウや指導力が必要となります。

4位.便利屋・ハウスクリーニング

近年、共働き世帯の増加や高齢化社会の進展により、需要が拡大しているのが、便利屋やハウスクリーニングです。

便利屋は、掃除や買い物代行、家具の組み立てなど、日常生活におけるさまざまな困り事を解決するサービスを提供します。ハウスクリーニングは、家庭やオフィスなどの清掃を行うサービスです。

これらの業種は、特別なスキルや資格がなくても開業できるため、副業として始める人も増えています。また、初期費用が比較的少ないため、小資本で始められるというメリットもあります。

しかし、便利屋やハウスクリーニングは、競争が激しい業種です。顧客満足度の高いサービスを提供するためには、丁寧な仕事とコミュニケーション能力が求められます。

3位.小売店

小売店は、生活に密着した業種であり、安定した需要が見込めることから、人気を集めています。

小売店には、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ドラッグストア、衣料品店など、さまざまな業態があります。近年は、インターネット通販の普及により、ECサイトと連動した店舗運営も注目されています。

小売店は、比較的少ない初期費用で開業できる業態もあり、副業として始める人も増えています。また、自分の興味や経験に合わせた開業ができるというメリットもあります。

しかし、小売店は、競争が激しい業種です。顧客満足度の高いサービスを提供するためには、商品知識や接客スキルが必要となります。

2位.コンビニエンスストア

コンビニエンスストアは、24時間365日営業という利便性から、多くの人々に利用されています。近年は、高齢化社会に対応した健康志向の商品やサービスも増えています。

コンビニエンスストアは、フランチャイズ展開が盛んな業種であり、本部からのサポートが充実しています。また、安定した収益が見込めるため、投資目的で加盟する人も増えています。

しかし、コンビニエンスストアは、競争が激しい業種です。顧客満足度の高いサービスを提供するためには、店舗運営のノウハウや商品管理能力が必要となります。

1位.飲食業

飲食業は、人々の生活に不可欠な業種であり、安定した需要が見込めることから、常に人気の高い業種です。

飲食業には、レストラン、カフェ、ラーメン店、居酒屋など、さまざまな業態があります。近年は、健康志向や個性的なニーズに対応した店舗も増えています。

飲食業は、業態を選べば比較的少ない初期費用で開業できる業態です。特にキッチンカーは集客力の高いイベント会場、土日祝日のみ出店することもでき、副業として始める人も増えています。

しかし、飲食業は競争が激しい業種です。顧客満足度の高いサービスを提供するためには、料理の技術や接客スキル、経営ノウハウが必要となります。

有名企業のフランチャイズに加盟するメリット

フランチャイズ展開している企業は多くの場合、知名度や実績のある企業が本部となります。有名企業のフランチャイズに加盟するとどのようなメリットが得られるのかを紹介します。

ブランド力が高く集客しやすい

有名企業のフランチャイズに加盟する最大のメリットは、すでに確立されたブランド力(ブランドイメージ)がある状態で、経営を始められることです。知名度や認知度が高いブランドであれば、看板を見ただけでも商品やサービスがイメージしてもらえます。

特に、飲食店やコンビニエンスストアなどの業種においては、ブランドイメージが顧客の購買行動に大きな影響を与える場合があります。有名企業のブランド力を活用することで、新規顧客を獲得しやすくなり、集客効果を高めることができます。

また、有名企業のブランドは、顧客に対して安心感を与えます。顧客は、有名な企業であれば、品質やサービスに一定の信頼を置くことができるため、安心して利用できます。

資金力と規模を活かした仕入れができる

フランチャイズ本部による一括仕入れ

有名企業は、資金力と規模を活かして、有利な条件で商品やサービスを仕入れることができます。そのため、加盟店は、高品質な商品やサービスを顧客に提供できます。

また、有名企業は、独自に商品開発を行うこともあります。そのため、加盟店は、他店では手に入らないオリジナル商品を販売できます。

さらに、有名企業は、大量発注によるコスト削減や、物流網の効率化など、さまざまな方法で仕入コストを削減できます。そのため、加盟店は、競争力のある価格で商品やサービスを提供できます。

稼げる仕組みが確立されている

有名企業は、長年の経験とノウハウに基づいて、稼げる仕組みを確立しています。そのため、加盟店は、効率的な店舗運営を行うことができます。

マニュアルや研修によるノウハウとコンサルティングの提供、販促活動や広告宣伝のサポート、独自の顧客管理システムなど、大手だからこその仕組みがあるのです。これらの仕組みを活用することで、加盟店は、短期間で売上を立ち上げ、利益を上げることができます。

有名企業のフランチャイズに加盟するデメリット

有名企業のフランチャイズに加盟するデメリットは、風評被害のリスクと、自由度の低さです。加盟前にどのようなルールがあるのか、本部からのサポート体制はどのようなものなのかをしっかりと確認しておくことが重要です。

他店による風評被害のリスクが高い

有名企業のフランチャイズは、ブランドイメージが確立されている一方で、他の加盟店の影響を受けやすいというデメリットがあります。

例えば、他の加盟店が食品衛生法違反を起こした場合、ブランド全体に風評被害が及ぶ可能性があります。また、他の加盟店が顧客に対して不適切な対応をした場合、ブランドイメージが損なわれる可能性もあります。

有名企業のフランチャイズは加盟店が多い分、他の加盟店の影響を受けやすいというリスクがあります。加盟前に、ブランドイメージを守るための対策がしっかりと講じられているかどうかを確認することが重要です。

自由度の低いチェーンが多い

有名企業のフランチャイズは、本部からの指導やルールが厳しい場合があります。そのため、加盟店は、自由に経営を行うことができない可能性があります。

例えば、商品やサービスの価格やメニュー、営業時間、店舗のレイアウトなど、さまざまな事項について本部からの指示に従う必要があります。また、本部が定めた研修に参加する義務があったり、定期的に本部からの監査を受けたりする場合もあります。特に、近年はSNSの発達により、情報が拡散しやすくなっています。そのため、風評被害の影響が大きくなる可能性があります。

有名企業のフランチャイズには高いブランド力がありますが、だからこそ、ブランドイメージを守るために自由度が低いという側面もあります。自分の思い通りに経営を行いたい人には、向いていない可能性があります。

フランチャイズで成功するための本部の選び方

フランチャイズで成功するための本部の選び方

フランチャイズで成功するためには、加盟する本部の選定が最も重要と言っても過言ではありません。成功に導く本部の選び方のポイントを、具体的な方法と共に詳しく解説します。

なるべく多くのチェーンの情報を集める

まずは、興味のある業種や地域で展開しているフランチャイズチェーンをリストアップしましょう。インターネットや資料請求、展示会などで情報を集め、比較検討します。フランチャイズ比較サイトを活用し、業種や特徴などの条件を指定して検索するのもいいでしょう。

本部の理念やビジョン、方向性を確認する

加盟する前に、本部の理念やビジョン、事業に対する方向性を必ず確認しましょう。本部の理念やビジョンと自身の考えが一致していない場合、将来的に経営方針の違いによる対立が生じる可能性があります。本部の公式サイトや資料で理念やビジョンを確認する、説明会や相談会に参加して本部の経営者や担当者に直接質問するなど、本部の考え方について理解を深めましょう。

実際にお店やサービスを利用してみる

実際に店舗を訪れ、商品やサービスを体験してみましょう。顧客目線で品質やサービス内容を評価し、自分が本当にこの事業で成功できるかどうかを判断する必要があります。本部の理念やビジョンを知ったうえで、顧客として利用してみることで、より深く本部のことを理解できることもあります。

説明会や相談会に積極的に参加する

説明会や相談会に参加することで、本部から直接情報を聞き、疑問点を解消できます。加盟後のサポート体制や研修内容、トラブル発生時の対応など、不安なことは何でも質問しましょう。積極的に質問・相談することで、本部の誠意や信頼性を判断することもできます。

有名企業ならいいわけじゃない!フランチャイズで成功するには本部との相性が大切

フランチャイズ加盟を検討する際、多くの人が知名度の高い有名企業を選ぶ傾向があります。確かに、ブランド力や認知度という点では大きなメリットがあります。しかし、フランチャイズで成功するためには、知名度よりも本部の理念やビジョン、方向性と自身の価値観が一致しているかどうかが重要です。

本部の理念やビジョン、方向性と自分の価値観が一致していない場合、事業運営においてさまざまな問題が発生する可能性があります。

フランチャイズは、本部と加盟店が協力して事業を運営していくものです。そのため、本部の理念やビジョン、方向性と自分の価値観が一致しているかどうかは、成功の鍵といえるでしょう。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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