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ポスティングで反響率を高めるコツ|新聞折込の違い効果比較・ 成功の6つのステップ

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ポスティングとは

ポスティングとは、宣伝用のビラやチラシを各家庭や事業所に直接投函する手法です。

個人に向けて直接広告を届けられるので、ネットが発達した現代でも現役で使われている宣伝方法ですね。

本記事ではポスティングで高い効果を得る方法や、新聞折り込みとの違いについて解説していきます。

ポスティング代行会社の比較まとめはこちら。

ポスティングと新聞折込の違い

 ポスティング新聞折込
ターゲット幅が広く若年層も対象高齢者や主婦層
コスト配布エリアによって変動変動が少ない
配布エリア町丁目単位で細かく指定可能新聞配達のエリア単位
視認性ポスト投函のため高い折込まれるため低い
自由度高いチラシ以外のサンプル配布可能低いチラシのみの配布

上記の表のように、新聞折り込みは新聞の購読層にかなり縛られてしまうのに対し、ポスティングではより幅広い対象へ宣伝することが出来ます。

また、新聞折り込みでは何枚ものチラシが同時に折り込まれるため、一枚当たりの視認性は低く自由度も高くありません。

若年層を含めた広い層にアピールしたいなら、ポスティングの方が有用といえるかもしれませんね。

ポスティングの3つのメリット・2つのデメリット

メリット(1)エリアターゲティング・高い認知率

ポスティングが他の広告と違うのは、配布エリアを限定することで明確なターゲティングが狙えることです。更に、DMの開封率は7割を超えており、認知率も他の広告に比べて高い数値であるといえるでしょう。

メリット(2)自由度が高い 

また、新聞折り込みやDM送付と違い、ポスティングでは配布する広告内容を自由に考えることが出来ます。水道修理屋のマグネットなどが分かりやすい例ですが、配布物や内容によってターゲットの目を引く効果を期待することが出来ます。

メリット(3)継続アプローチによるブランディング

特定の地域や家庭を対象とするポスティングでは、ターゲット層に継続してアプローチを掛けることが出来ます。

結果、企業や商材への認知が高まり、ブランディングの効果も期待できるでしょう。

デメリット(1)天候に左右される

ポスティングを行う際、どうしても影響してしまうのは天候です。

雨天や雪などの日は作業効率も落ちてしまうので、それに従って効果も薄れてしまいます。

デメリット(2)リアルタイム性は薄い

ポスティングした広告が読まれ、ターゲットが行動に出るまでにはタイムラグがあります。

店舗やネット上での直接的な広告と違い、即効性はやや薄めといえるかもしれません。

ポスティングで効果を高める6つのステップ

では実際にポスティングを行う際、どのような事に注意すれば効果を高めることができるでしょうか?6つのステップ+抑える大前提にについて解説していきます。

前提:消費者行動のプロセスを理解する(AIDMA)

まず必要になってくるのは、消費者がどのようにして行動を起こすか、を理解することです。

  • Attention(注意)
  • Interest(関心)
  • Desire(欲求)
  • Memory(記憶)
  • Action(行動)

一般的に消費者は、このAIDMAの順に従って消費行動を行っていきます。

この中で、Attention(注意)を「認知段階」、Interest(関心)Desire(欲求)Memory(記憶)を「感情段階」、Action(行動) を行動段階と区別していきます。

ポスティング広告においても、この3つの段階をきちんと意識して行動していくことが必要不可欠といえるでしょう。

(1)目的の明確化

AIDMAを頭に入れたら、いよいよ広告作成の作業を行っていきます。

まず初めに行うべきことは、目的の明確化。つまり、そのポスティング広告において「どのような効果を出したいのか?」を設定することです。

「来店してもらいたいのか、商材を購入してもらいたいのか」など出来るだけ細かく、ハッキリとした目的を練り上げてください。

(2)地域特性・属性データの把握

次に、ポスティングを行う候補地域において、地域の特性やデータを把握することが必要です。

その地域には、どのような世帯が住んでいるのか?平均的な収入はどの程度か?

街並みを観るだけでも把握出来る事は多いので、可能なら実際にその地域を歩き、見回って観る事も重要と言えるでしょう。

また、店舗ビジネスの場合は半径1kmなど近隣エリアを中心に配布していくと効果的です。

(3)ターゲティングとセグメンテーション

地域の情報を手に入れたら、次はその情報を元に、見込み顧客のニーズや性質を細かく分類していきます。

ファミリー層向けの商材や、単身者向け、予想される収入での価格帯の想定などを元に、その地域で得られる市場を細分化した後、それに合わせ広告でのターゲットを定めます。

(4)ターゲットニーズを深堀りデザイン・コピーに落とす  

ターゲットニーズが想定出来たら、今度はそれを深く掘り下げ、広告のデザインやキャッチコピーに落とし込んでいきます。

具体的に言えば、その客層に対し最も「役に立ちそうだ」と思わせる情報は何かを考えていくと良いかもしれません。

そして同時に、その情報をどうすれば分かりやすく伝える事が出来るか、を考えデザインしていくことも重要です。

(5)効果測定できる仕組み作り

いよいよ広告内容が決定したとして、まだポスティングを行うには尚早です。

実際に広告を投函する前に、「その広告によってどの程度の効果があったか?」を測定できる仕組みを作っていきましょう。

「割引券を付け回収率を計算する」、「アナリティクスを活用し、公式HPへのアクセス数変化を調べる」などがその方法です。

この仕組みが上手く作られていないと、ポスティングを行っても効果があったか無かったのかを、正しく知ることができないのため予め計測可能な状態をつくりましょう。

(6)継続実施と効果検証によるPDCA

効果を測定可能にし、ポスティングを行いました。

ですがこういった広告は、一度だけでは限られた効果しか発揮しません。

ポスティングを行った結果の効果を検証し、「顧客のニーズに沿った広告が打てたか」をしっかりと検討する必要があります。

そしてその検討結果に沿って次の広告を作り、継続してポスティングを行う。このPDCAサイクルによって、更に広告効果の上昇を期待することが出来ます。

ポスティングの反響率・効果検証の4つの手法

前項でも軽く触れましたが、反響効果を分析するには具体的にどのような方法が考えられるでしょう?いくつかの例をもとに紹介します。

キャンペーン特典の付与

分かりやすい例としては上述でも紹介した「割引クーポンなどの特典を利用する」という手法です。

ポスティング広告を何部配布し、その内何割の広告の特典が利用されたかを把握するのです。

「広告数×使用率=その広告による反響率」ということになり、この集客率が低ければ低いほど、広告は効果を発揮できなかったことになります。

その場合、広告数を増やすよりもまず、内容を再検討する必要があるでしょう。

専用番号・フリーダイヤルの設置(オフライン)

広告内に、それ専用の問い合わせ番号を設置するというのも計測手法の1つです。

通常の問い合わせ窓口とは別口で用意することによって、ここでも上記と同じ計算式によってその広告による反響率を図ることが出来ます。

QRコードを活用したWeb・SNS・アプリへの誘導(オンライン)

QRコードを活用しWebサイトやSNS・アプリへ誘導するという広告もあります。

その場合は、そのコードからどの程度のアクセス数が記録されたかを調べることで、広告による反響率を測ることが可能です。

Webやアプリなどを絡めた集客を実施する際は、ぜひ活用しましょう。

反響率を踏まえたA/Bテストの実施

A/Bテストとは、特定期間に2パターンのページ・広告等を用意することで、どちらがより高い効果を発揮するかを検証するものです。

ポスティング広告がどの程度の反響率を得たかを確認が出来たら、次はこのテストを行い、より高い反響率を得られる広告内容を探っていくといいかもしれません。

ポスティング配布の手法・種類

ポスティング配布には主に2つの方法があります。

それぞれのポイントを説明していきましょう。

セルフポスティング

自分(従業員)で実際に地域を回り、ポスティングを行う手法です。

委託料などはかかりませんが、自社スタッフで歩き回って作業を行う必要があり、相応の体力も必要となります。

ですが、実際に地域を見て回ることが可能で、それによって環境情報を得られるメリットもあります。

業者委託

専門の業者に頼む、という手段もあります。

当然お金はかかりますが、従業員をポスティング作業に割く必要が無くなるため、有効な手段と言えるでしょう。

ただし地域を自分の目で見て回ることは出来ないため、地域データを見落としてしまう場合もあります。

どちらの手法も一長一短なので、マーケティングの段階によって使い分けるといいかもしれません。

ポスティングもマーケティングの基礎理解が重要

単純な労働作業と思われがちなポスティングですが、ここまで説明した通り、その活用にはマーケティングに関する基礎知識が重要となってきます。

今回ご紹介した7つのステップなどを足掛かりに、きちんと対策を練りながら実行していく必要があるということですね。

マーケティングは釣りと同様

「マーケティングは難しい」と思われてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、マーケティングは実際の所、釣りと似た性質を持つ作業なのです。

  • ターゲティング → どんな魚を釣りに行くのか?
  • 目的の明確化 → 何のために魚を釣るのか?(趣味か、仕事か、食材かなど)
  • 商材内容の最適化 → どのようなエサを用いるのか?
  • 地域データの把握 → 狙うべき魚はどこにいるのか?
  • 広告 → 撒き餌などで魚を集めてみよう
  • 販売 → いよいよ釣り糸を垂らしてみよう
  • 効果検証 → 場所や仕掛けが正しかったか、もう一度考えてみよう

釣りと同様、マーケティングはしっかりと考えれば成果を上げられるもの。

求める釣果を得られるようになるまで、繰り返し努力してみましょう。

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この記事の監修
中島 崚
中島 崚
慶応義塾大学商学部卒業。新卒でフロンティア・マネジメント株式会社に入社し、メーカーの中期経営計画や百貨店の再生計画策定に従事。その後、スマートキャンプ株式会社に入社し、事業企画として業務を担う。また、兼務でグループ会社であるマネーフォワードベンチャーパートナーズ株式会社に出向し、アントレプレナーファンド「HIRAC FUND」でキャピタリスト業務に携わる。2022年7月よりこれまで副業で経営していたステップ・アラウンド株式会社を独立させる。
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